オフロードバイクは250ccがおすすめ!
オフロードバイクに乗ってみたいと検討をしているのでしたら、250ccの排気量をおすすめします。オフロードバイクの排気量は幅が広く、どのクラスを選択すればよいか迷うはずです。
なぜ250ccを強くおすすめするのか、色々な観点から紹介をしていきます。オフロードバイクはメーカーによっても色々な性能と特徴がありますので、それぞれの良さを把握しながら、自分だけの一台を選んでいきましょう。
オフロードバイクとは?
オフロードバイクとはどのようなバイクをいうのか紹介していきます。ひと言でバイクといっても様々な特徴があります。道を歩いているときや、車を運転しているときでも沢山のバイクを見掛けます。オフロードバイクは他のバイクと比べてどのような点に違いがあるのでしょうか。
オフロードバイクとオンロードの特徴
オンロードバイクは、アスファルト舗装された道路を走行することがメインで設計されています。アスファルト舗装された道路とは、一般道などの公道や高速道路、レースや競技をおこなうサーキット場などを指します。長距離走行での乗り心地重視や、パワーウェイトレシオを追求した車種が特徴です。
オフロードバイクは舗装がされていない道、また道とは程遠い悪路が走行できる設計になっています。舗装されていない道とは、山道や林道、砂利道や泥道などを指します。様々な悪条件を走破できるよう、安定性や小回りを重視した車種が多いのが特徴です。
どんな道でも走行可能!
オフロードバイクは悪路でも力強く前へ走ることができます。整備が行き届いていない山道においても走行ができる設計になっているからです。斜面を駆け上がったり下ったり、またはジャンプ走行などオンロードバイクではあまり想定していない走りが可能です。
オフロードバイクはストロークが長いため、ショックアブソーバーが上下に動く幅が大きくなっています。悪路の衝撃をしっかり吸収できるようにするためです。
タイヤ自体も前後で大きさが異なっています。ギャップ走破性を高め、走行の安定を維持させるためです。オンロードバイクはどんな道でも走れるように小回りが利く設計になっています。
フェンダーの隙間
オフロードバイクのフェンダーはタイヤとの隙間が広いのが特徴です。悪路を走行するオフロードバイクはタイヤとフェンダーの間に泥が溜まりやすいからです。フェンダーは泥はね防止や跳ね返った異物がエンジンを傷つけたり、ホイールへの巻き込みを防ぐ役割も担っています。
カスタマイズも可能なため、樹脂製からアルミ製に変更したりなど見た目のこだわりにも対応ができます。アルミやクロームメッキでも錆びる場合があるので、メンテナンスはしっかりおこなってください。ジェル状の錆取りやクロームメッキクリーナーで磨き上げるのがよいでしょう。
フェンダーの選び方
オフロードバイクのフェンダーを選ぶ際は長さに気を付けましょう。短いものを選んでしまうと、泥はね効果が弱まる場合があります。異物の跳ね返りで車体損傷や、自分自身へのダメージの危険性もあるので気を付けましょう。
フェンダーの材質ですが、車体重量を考慮する場合はアルミかカーボン素材がおすすめです。見た目重視であればシャープな質感のステンレス製もスタイリッシュでかっこいいです。
オフロードバイク250ccのおすすめポイント
オフロードバイクは250ccがおすすです。オフロードバイクは50ccから1000cc以上と排気量の幅があります。その中でも250ccを強くおすすめするのには理由があります。オフロードバイクの250ccをおすすめする理由を、各項目ごとに説明をしていきます。
特徴①車体が軽い
250ccのオフロードバイクをおすすめする理由その①は、車体の軽さです。250ccの重量は約100kgから140kg前後なのが特徴です。車体が軽いと初心者でも扱いやすいのでおすすめする理由になります。もし転倒したとしても250ccなら起き上がらせることが出来るからです。
特徴②価格が安い
250ccのオフロードバイクをおすすめする理由その②は、価格の安さです。新車でも20万円台から選択できるのが特徴です。高くても100万円前後で手に入れることができます。
中古車の台数も多いのが250ccの特徴です。手始めに安い中古車で購入し、乗り回して慣れた後にじっくり新車で楽しむのもよいでしょう。
特徴③性能が良い
250ccのオフロードバイクをおすすめする理由その③は、走行性能の良さです。オフロードバイクの250ccは低速度が得意なエンジン設計になっています。そのため悪路だけではなく街乗りでも気軽に乗ることが出来ます。250ccは小回り性能も高いので、狭い道への進入も容易になります。
オフロードバイク250ccの人気車種【ヤマハ編】
オフロードバイク250ccの人気車種ヤマハ偏をお届けします。ヤマハ発動機の前身であった日本楽器から分離独立した会社です。歴史は古く1955年から二輪の製造をおこなっている老舗メーカーです。ヤマハの250ccで特に人気の車種と特徴を紹介していきます。
①SEROW250
ヤマハのオフロードバイク250ccで人気なのが、SEROW250です。20年以上も愛され続けているシリーズになります。特徴は低速トルクを重視したエンジン特性です。
山道でもエンストしない強いエンジンです。足つきも非常によいため、山の奥の方まで走り続けられるのがSEROW250の魅力であり特徴になっています。
②WR250R
ヤマハのオフロードバイク250ccで人気のひとつが、WR250Rです。全日本エンデューロ選手権で鈴木健二選手が優勝した時の車種がWR250Rです。国内最高峰のレースでも活躍できるほどのハイスペックマシンになります。シート高が895mmあり高めで高回転型ユニットが特徴です。
残念ながら排ガス規制の改正により2017年で生産終了となっている機種ですが、中古であれば数多く出回っています。排ガス規制の適用時期より前に生産された車種であれば、中古車は従来通り乗ることができます。
③DT230 LANZA
ヤマハのオフロードバイク250ccで人気のひとつが、DT230LANZAになります。この車種の大きな特徴は燃費の良さにあります。2ストローク車の燃費はリッター12キロ程度ですが、DT230LANZAは平均で27キロも走ります。
足つきもよくデジタルメーター搭載なのも特徴の一つです。40psなのでダッシュ力があり、コーナリングもスムーズなのが魅力です。
オフロードバイク250ccの人気車種【ホンダ編】
オフロードバイク250ccの人気車種ホンダ偏をお届けします。ホンダの本格的なオフロードバイクは1969年にデビューしたSL90という車種です。特にアメリカ本土で人気があり、その後日本国内でも販売が開始された歴史があります。
ホンダの250ccオフロードバイクはどのような車種が人気なのでしょうか。車種別に特徴などを紹介していきます。
①CRF250L
ホンダのオフロードバイク250ccで人気のひとつが、CRF250Lになります。万能な走行性能が特徴で初心者にもおすすめできます。ツーリングにはもってこいの車種で、舗装路面や林道どちらでも走りやすい車種になります。
走行性能が高いということは、長時間乗っていても疲労が蓄積されにくく、ライダーへの負担が軽減されるのも魅力です。
②CRF250RALLY
ホンダのオフロードバイク250ccで人気なのが、CRF250RALLYです。CRF250Lをベースにラリーレイドを前面に出した車種になります。
特徴としてはタンクの増量です。通常でも燃費はいいのですが、2.4リッター増えて一度の満タン給油で走行距離は300キロを超える性能です。ツーリングに役立つアンダーカウルが標準装備されているのも嬉しい魅力です。
③CRM250AR
ホンダのオフロードバイク250ccで人気のひとつが、CRM250ARになります。1997年に登場したCRM250Rのフルモデルチェンジ車種になります。排ガス規制に合わせた開発がされており、燃費も向上しています。
その後の更なる規制によって数年という短い販売期間となってしまいましたが、低速時からの力強いトルクが魅力で人気車種となっています。シートの乗り心地や足つきもよいので、初心者にもおすすめできます。
④XR250
ホンダのオフロードバイク250ccで人気のひとつが、XR250になります。1995年にデビューした車種で、オフロードバイクのスタンダードと呼ばれています。
オフロードバイクを乗り始めの初心者から、オフロードバイクをずっと愛し続けているベテランまで幅広い人気を誇っています。メンテナンスのし易さから、バイク整備のいろはを覚える車種としてもおすすめできます。
オフロードバイク250ccの人気車種【カワサキ編】
オフロードバイク250ccの人気車種カワサキ偏を紹介していきます。カワサキのオフロードバイクの登場は1963年が最初となります。
B8Mという車種でデビューを飾り、赤タンクのカワサキという強い印象を与えました。当時パワー優先の開発が多かった中で、カワサキは操縦性も重要視したデザインで製造をおこなっていたメーカーです。
①KLX250
カワサキのオフロードバイク250ccで人気なのが、KLX250になります。1998年に登場した車種になります。特徴としては低速ギアでもしっかり引っ張っていける走行性能です。
オンオフどちらの路面においても吸い付いてくれるサスペンション性能も魅力です。車体がスリムでハンドルも広めになっています。燃費はリッター約35キロも走るのでコスパもよいのでおすすめできる一台です。
②ヴェルシスX250
カワサキのオフロードバイク250ccで人気のひとつが、ヴェルシスX250になります。250ccには見えない大柄な印象を与えるのがヴェルシスX250です。クラッチも軽いのでギア操作も問題ありません。
速度が100キロを超えても振動にゆとりがあります。燃費はリッター約30キロの航続距離を誇ります。タンクが17リットルあり、嬉しい燃費残量計も搭載しているのでツーリングでは安心仕様です。
③Dトラッカー
カワサキのオフロードバイク250ccで人気のひとつが、Dトラッカーになります。サスペンションのストロークが長く、衝撃をしっかり吸収してくれます。高回転まで回る性能のよいエンジンで、サーキット場でも十分対応できます。
ブレーキ性能も申し分なく効きも抜群です。燃費はリッター30キロ程度になります。タンク量量が7リッター台のため、ツーリングでは200キロを走行する前には給油するようにしましょう。
④スーパーシェルパ
カワサキのオフロードバイク250ccで人気のひとつが、スーパーシェルパになります。スーパーシェルパは1997年から2007年まで発売した車種になります。KLX250の水冷エンジンを空冷にしたオフロードバイクです。
車体が100キロ程度で250ccのオフロードバイクの中でも力強い走りができます。シートも低めに設定されているので足つきが良く、悪路でも街乗りでも対応できる車種になります。
オフロードバイク250ccの人気車種【スズキ編】
オフロードバイク250ccの人気車種スズキ偏を紹介していきます。スズキがバイク部門の製造を始めたのが1952年になります。スズキのバイクはデザイン性が幅広いため、個性に合わせた車種選びができるのも魅力です。若年層から壮年層まで皆に愛されるバイクが多く存在しています。
①ジェベル250XC
スズキのオフロードバイク250ccで人気なのが、ジェベル250XCになります。特徴の一つがビックタンクで長く走れることです。タンク容量が17リットルもあるので、航続距離500キロ超えが可能です。
ロングツーリングにも適しており、車体も軽いのでワインディングロードでも軽快な走りができます。セルとキック式どちらも併用できるので、バッテリー上がりにも対応可能です。
②V-Strom250
スズキのオフロードバイク250ccで人気のひとつが、V-Strom250になります。250ccらしからぬ大きな車体が魅力の一つです。足つきがよいので非常に安定もしています。大きめのスクリーンが付いているので防風対策となり、走行風による上半身への影響も低減されます。
ウィンカーのステーがゴム製になっているので、可動域が広くなり使い勝手がよいです。タンクも17リットルの大容量なので、ロングツーリングに最適な一台となります。
オフロードバイク250ccの人気車種【おすすめ編】
オフロードバイク250ccの人気機種おすすめ偏を紹介していきます。250ccのバイクには日本メーカーではない車種も数多くあります。全世界すべてのライダーがおすすめする人気車種はどのようなものがあるでしょうか。
①FE250
オフロードバイク250ccのおすすめ人気機種は、FE250になります。FE250はハスクバーナというメーカーが製造しています。元はスウェーデンの企業でしたが、現在はオーストリアのピエラインダストリー社が担っています。
低トルク時が特に扱いやすく、パワーもしっかり出せるのが魅力です。足回りがしっかりしているので、多少のギャップに突っ込んでも安定しているため、リカバリーする際にも十分対応できます。
②RMX250S
オフロードバイク250ccのおすすめ人気機種のひとつが、RMX250Sになります。メーカーはスズキで、RMシリーズに回転質量とキャブレターの変更を施しています。
RMX250Sはエンジン性能とサスペンション特性を重視したストリートモデルです。林道なども悪路はもちろん、オフロードレースでも十分戦えるポテンシャルを持ち合わせています。
③KTM 250EXC
オフロードバイク250ccのおすすめ人気機種のひとつが、KTM250EXCになります。KTMはオーストリアに本拠地を置くオフロードバイクの有名メーカーです。モトクロス世界選手権やダカールラリーにおいても好成績を収めてきた実績があります。
エンジンは水冷2ストローク単気筒で、セルとキック両方で始動可能です。分離給油式なので手間がなくツーリングにも適しています。
④BETA RR2T
オフロードバイク250ccのおすすめ人気機種のひとつが、BETARR2Tとなります。イタリアのメーカーで1948年よりオートバイ製造を開始しました。エンデューロタイプではBETARR2Tが代表車種になります。
滑りやすい路面において低速で進入しても、しっかり吸い付いてくれる仕様になっています。初心者でも扱いやすいエンジン特性とバランスの良い操作性が特徴です。
オフロードバイクに乗るときの注意点
オフロードバイクを乗る時の注意点を紹介していきます。オフロードバイクを乗りこなすための準備や技術にはどのようなものがあるのでしょうか。何事も基本が重要ですので、しっかりと身に付け安全面を最優先してオフロードバイクを楽しみましょう。
必ず安全運転
基本中の基本の安全運転です。これはオフロードバイクに限ったことではないですが、スピードの出し過ぎなどには気を付けてください。
天候や温度によって大きく左右されるのが路面状況です。様々なものが散乱している場合があります。例に挙げると小石や空き缶、枯れ木や金属片などです。オーバースピードでこれらの障害に乗り上げると転倒する可能性があります。
街中では歩行者も大勢おります。スピードが増したオフロードバイクは破壊力を持ちます。タイヤも大きく太いので歩行者には十分気を付けた走行を行いましょう。
交通ルール厳守
交通ルール厳守です。これも当たり前のことですが非常に重要です。道路交通法など法律で定めた交通ルールをすべて守った上で、オフロードバイクを楽しみましょう。
安全対策をおこなうのは運転者の義務になります。慣れてくるとルーズになりやすくなります。バイクは身体を守る術が多くありません。オーバースピードだとコーナーを曲がり切れず、ガードレールや塀に衝突する可能性もあります。歩行者にも十分気を付けて走行しなかればなりません。
オフロードにおいても悪路を走る際、道の先を予測し路面状況も的確に対応する必要があります。砂利道や林道でも交通ルールは必ず厳守であることを忘れてはいけません。
メンテナンスも要チェック
オフロードバイクのメンテナンスについて紹介をしていきます。どのようなバイクでもメンテナンスは欠かせません。50ccであっても250ccであっても排気量は関係ありません。しっかりメンテナンスをおこなうと長く乗ることができ、愛車と共に多くの時間を過ごすことができます。
クラッチフルードオイル
オフロードバイクのメンテナンスでクラッチフルード交換があります。クラッチフルードはエンジンオイルほど交換頻度は高くはありませんが、交換し忘れて乗り続けるとパーツの劣化を引き起こし、走行低下につながってしまいます。
ギアチェンジの動作の安定は走行性能と快適性に関わっています。クラッチフルードは5万キロ走行後か、最後に交換してから5年経過後が交換の目安になります。
新品は無色か黄色味ですが、劣化してくると赤茶色やこげ茶色へと変化してきます。色味の変化で交換時期を確認することもできますので、注意深く確認してください。
プライマリーオイル交換
プライマリーオイルとは、プライマリーチェーンの潤滑油に使用されるオイルです。プライマリーチェーンはミッションに力を伝える重要な役割を担っています。
プライマリーオイルの交換頻度は3000キロから5000キロを走行した後や、3ヶ月に1回を目安におこなうと良いでしょう。走行しなくてもオイルの劣化は進みますので、走行距離が短くてもオイル交換が必要になります。
オイル交換をおこなうときは、車体を必ず水平にしてください。車体が傾いていると規定量かどうか判断ができないためです。プライマリーオイル交換の際、2回に1回はフィルター交換も一緒にしましょう。不純物をしっかりろ過することによりオイルの寿命も延びるからです。
オフロードバイク250ccは魅力的な車種がいっぱい!
オフロードバイクの250ccは車種が多いため、市場に出回っている台数も多いです。そのため自分が欲しい一台に巡り合う可能性が高くなります。
オフロードバイクは道なき道を駆け抜けることが可能です。街乗りでも十分乗ることができるので通勤で使用している方も大勢おります。
日本メーカーのみならず海外メーカーも250ccのオフロードバイクを製造しています。排ガス規制にしっかり順守した車種も数多くあり、性能も格段とアップしています。これからも安全運転で交通ルールもしっかり守り、オフロードバイクのツーリングを楽しみましょう。