初めてのハンドメイドに人気!簡単な巾着の作り方を紹介
巾着は日本に古くからある袋の一種で、コロンとした形が可愛いと好評です。小物やおやつをまとめておく際に便利なので、現在でも重宝されています。
巾着の作り方は簡単で、初めてのハンドメイドで作る袋物としておすすめです。またお子さんが幼稚園や保育園に上がる際、小物入れにもなるので人気があります。
今回は巾着の簡単な作り方、更に布の選び方や裏地付きで作る場合などのアレンジ方法を紹介します。おしゃれで可愛い巾着を作る際は作り方やアレンジ方法を参考にしてみて下さい。
巾着を作る際に準備するもの
巾着は非常に簡単な作り方でありながら、蓋を閉める紐が持ち手になっていたりとよく考えられています。幼稚園児の使うコップ袋から浴衣バッグまでと、作り方のみならず使い方も多彩です。
入園や入学時はもちろん、進級に合わせて新調すればより長く使えます。また好きなサイズで作れるので、ハンドメイドでの作り方としても絶好のアイテムです。縫い方や作り方さえ守れば初心者でも簡単にできるでしょう。
巾着は基本となる作り方を知っていれば、生活の様々な場面で活躍します。ここでは巾着作りに必要な材料や道具を紹介するので、実際に作る際はこれらの道具を準備してから挑んでみて下さい。
必要な材料・道具
まずは巾着作りに必要な材料や道具を紹介します。巾着の材料として針や糸、ハサミやミシンが挙げられますが、留める時に必要な待ち針や紐通しなどもあれば、作り方が簡単になるのでおすすめです。
他の材料には綿ブロードや綿ロープなど、薄手でギャザーがキレイに寄りやすいものがおすすめです。人気のバッグ型に仕立てる場合は接着芯も加えると便利です。
道具の方はミシンだと早く仕上がりますが、小さい巾着作りなら手縫いでもあまり時間はかかりません。待ち針やメジャー、定規やチャコペンなどもあると更に捗ります。作り方はアイロンをかけながら巾着を縫っていくと、上手に仕上がるので試してみて下さい。
布の選び方
手縫いやミシンで縫う以上、巾着作りにはコットン生地がおすすめです。縫いやすさはもちろん肌触りも良く、手軽に洗濯できるのも嬉しい点です。
このようにしっかりとした厚手の生地で作った方が型崩れせず、長持ちするようになります。他にも100均で購入したタグを縫い付けるなど、可愛らしいアレンジを加えてもいいでしょう。
普通の巾着はもちろん、裏地やマチ付きでも作り方は大差ありませんが、布によって用途の向き不向きがあります。カジュアル系に人気のデニム地や濃い色の布地は色落ちが心配なので、巾着としては向いていません。
基本の簡単な巾着(裏地なし)の作り方
ここでは小さくて使いやすい基本的な巾着(裏地なし)の作り方を紹介します。この作り方を覚えておくと大きいサイズにも応用できるので、ハンドメイドはここから始るといいでしょう。
幼稚園や小学校で誰もが使ったであろう巾着は、ポーチの代わりから幼稚園児のコップ入れまで、ちょっとしたものを入れるのに便利なアイテムです。巾着なら使う場面が意外と多く、いくつあっても困りません。
片紐タイプや両紐タイプなど、種類豊富なのも巾着の特徴です。お裁縫の基本となる技術が詰まっているので、ハンドメイドの第一歩として巾着の作り方を覚えておきましょう。
作り方手順
作り方はまず中に入れたいものを参考に、巾着のサイズを決定します。ハンドメイド初心者は20×15cmの布2枚を用意し、15×13cmにカットしましょう。そこから布のサイズを適宜調整していきます。
両脇と底になる部分をジグザグに縫いながら、布の端を処理します。更に縫い代を割っていき、アイロンや定規などを使って下さい。次は上から1cm折り曲げ、縫い代と合わせて紐通し口を作ります。
両脇を待ち針で固定すると縫いやすくなります。紐通し口から紐を通し、端同士を一結びして抜けないようにすれば巾着の完成です。入れたいものがちゃんと入るか確認してみましょう。
作り方のポイント
初心者向けの作り方ポイントとして、巾着はなるべく大きめに作る方が好ましいです。小さいサイズが作り方の基本とはいえ、あまり小さく作ると紐を通す時に少々面倒になるかもしれません。
巾着の作り方は布を縦半分に裁断してから半分に折り返すので、柄に天地がある場合は中心で結ぶ必要があります。
また使う布の色柄や紐にもこだわると、素敵なデザインとして仕上がりやすいです。紐が長すぎる場合はカットして調整すると、通す時も楽にできるようになります。
基本の簡単なマチ付き巾着(裏地なし)の作り方
次はマチ付き巾着(裏地なし)の作り方を紹介します。マチがある分平置きにした時のサイズは小さくなりますが、その分幅が大きくなるのでコップ袋やお弁当袋などにおすすめです。
こちらも片紐や両紐など複数のタイプがあり、多種多様な使い方が期待できます。ほつれないように両脇から手縫いやジグザグミシンでしっかり固定しましょう。
ハンドメイドの方が丁度いいサイズになりやすく、中厚の布地で作ればしっかりとした巾着に仕上がります。マチ付きは端を三角に折って作るタイプで、たたんだ状態でも立体的な見た目になるのが特徴です。
作り方手順
基本的な作り方はマチなしとほぼ同じですが、待ち針など必要な道具が多少増えます。縫い代込みで余裕のあるサイズの布を用意し、ほつれないように両脇にジグザグミシンをかけて下さい。
生地を中表に合わせてから底側を折り、縫い代をアイロンで割ります。袋の脇に作った紐通し口に沿って縫い、4ヶ所全て縫ったら通しやすくなるようにたたみ直しましょう。
紐通し口を縫ったら上端を始末し、更に袋の入口を縫います。そこから紐を通し、端を2本揃って縛れば完成です。ハンドメイドに自信のある人は生地の組み合わせも試してみて下さい。
裏地付き巾着の作り方
続いては裏地付き巾着の作り方を紹介します。必要な材料は増えるものの、裏地なしよりしっかりとした作り方になる事や、表地との違いを比較する事ができるのが特徴です。
作り方によっては、使うシーンに合わせて好きなサイズにアレンジする事もできます。巾着としての汎用性はそのままに、より頑丈な作り方にした巾着と言えるでしょう。
巾着の入口をフリルにするなど、可愛らしくおしゃれなアレンジも楽しめます。薄手の生地で作る場合は裏布を付けた方が、しなやかな形に仕上がるのでおすすめです。
作り方手順
まずはチャコペンで型紙通りに書き写し、縫い代を1cm空けて表地と裏地を縫い合わせます。両面を縫い合わせたらアイロンで割り、半分ずつ見えるように広げて下さい。
切り替え部分を合わせつつ、紐通し口と返し口(計5か所)を開けて縫い合わせます。縫い上がったら角を切り落とし、アイロンで折って返し口からひっくり返しましょう。
裏地を中に入れてから紐通し口の上を1周縫い、紐を通して完成です。ハンドメイドの際は紐通し口が細めなので、太い紐にも合わせて太目に作って下さい。
作り方のポイント
裏地付きの巾着は紐通し口に尺を持たせており、入口がフリルのように見える事から可愛いと評判です。裏地付きなのでキレイに仕上がりやすく、端切れでも作る事ができます。
作業は巾着2つ分となりますが、多少手が込んでいる方がハンドメイドとしての良さが出やすくなるというものです。簡単ながら布合わせ次第では可愛く作れるのも魅力的です。
裏地付きの巾着は仕上がりが非常にキレイであり、裏地使いすれば配色も楽しめます。型紙もいらないのでハンドメイド初心者にとっては、手縫いやミシンの練習台としても使えるでしょう。
巾着のかわいい&おしゃれアレンジ
巾着はそのまま使ってもいいですが、より可愛いおしゃれなアレンジを施すのもおすすめです。どれも絶妙なサイズ感であり、作り方が簡単なので人気があります。
アレンジ巾着の作り方は多く、おにぎり巾着や巾着バッグなど種類豊富です。使い勝手も抜群な事から、アレンジ巾着も根強い人気があります。
ハンドメイドであれば同じ形でサイズ違いの巾着も作れるので、1種類の布でたくさん作れる分お得です。腕に自信のある人は挑戦してみましょう。
おにぎり巾着
入口の紐を締めるとおにぎりの形になる可愛い巾着です。材料は白と黒の生地、細い紐となります。黒い生地の両端を1cmずつ折り、ミシンをかけた後に白い生地を上から被せましょう。
もう一度縫ってから白い生地を中表に合わせて、上を5cm空けて左右と下を縫います。上を3つ折りにして紐を通す部分を縫い、表に返して紐を通したら完成です。
作り方のポイントは生地の質感です。海苔の部分は黒い生地、米の部分は綿や麻にするとよりおにぎりらしい見た目になります。触り心地も抜群なので、きっと何度でも使いたくなります。
丸いミニ巾着
ミニサイズで可愛いのが巾着の特徴ですが、より可愛らしいものにしたいなら丸いミニ巾着もおすすめです。わずかな端切れからでも作れるので、たくさん作ってプレゼントする事もできます。
普通の巾着とは違い四角くカットするのではなく、丸みを帯びた布で違った雰囲気を持たせるのが作り方のポイントです。柔らかい布で作ればしなやかなアクセサリー入れにもなります。
作り方は直線と比べて縫うのがやや難しいものの、丸い巾着は縫う長さが短いなので作りやすい部類です。パワーストーン入れなど、色々な小物入れとして是非使ってみましょう。
巾着バッグ
いらなくなった服のリメイクとして人気なのが巾着バッグです。好きな布を使っても良く、デザインが丸く仕上がるので中を覗かれても恥ずかしがる事はありません。
作り方はまず外面パーツの2枚を重ね、内布パーツを縫い合わせます。外布パーツを3つ折りしてからアイロンをかけ、口の部分を待ち針で止めて紐を通せば完成です。紐の長さはお好みで調整して下さい。
肩から下げられる長さの持ち手を別に作り、接着芯を貼ると硬さと丈夫さが出るのでおすすめです。縫う箇所が多いものの基本的に直線縫いだけで作るので、ハンドメイド初心者もこの作り方で挑戦してみて下さい。
ペーパーナプキンでラッピング用巾着
急に会う機会の多い友達やお子さん向けに、ペーパーナプキンによるラッピング用巾着はいかがでしょうか?パーティー前夜で急なラッピングが必要になった場合、気持ちを込めてプレゼントしたい時などにおすすめです。
作り方はまずペパナプを裏返し、四隅に1cmずつ内側に向けて折ります。そこを針で縫いながら紐通し口を作って下さい。表面に裏返して紐を通せばラッピング用巾着の完成です。
ペパナプだと何枚か重なっているので、貼るより縫った方が全体がしっかり重なって巾着としての仕上がりも良くなるでしょう。更にタグなどを付けるともっと可愛らしくなります。
巾着の更なるアレンジ方法を紹介!
巾着のアレンジ方法はこれだけではありません。動物の絵柄を施した可愛らしいアレンジも好評で、人気を集めています。巾着は作り方の基本さえ覚えれば、多彩なアレンジができるアイテムとされています。
ここでは手縫いやミシンであっという間にできる、巾着の動物風アレンジやその作り方を2つ紹介しましょう。シンプルで頑丈な構造なので、作り方次第で長く愛用できるかもしれません。
キレイな布である必要はなく、端切れ布を組み合わせて作れるのも魅力的です。巾着作り以外でも布が余ってしまった場合は、アレンジ巾着の材料として使ってみて下さい。
クマの形をした可愛らしいアレンジ巾着
クマの形をしたアレンジ巾着です。当然ながらハンドメイドであり、店頭では売っていないのでご注意下さい。手のひらサイズの巾着で、アメやチョコといったお菓子をしまうのに丁度いいでしょう。
必要な材料は表布や手芸綿など普通の巾着とあまり変わらず、作り方もそれ程難しくありません。ハンドメイドに慣れた人であれば簡単な作り方であり、バレンタインや母の日といった記念日へのプレゼントにピッタリです。
牛柄のアレンジ巾着
牛の絵柄が描かれたアレンジ巾着です。紐が極めて細いものの作りはしっかりしており、使いやすいと人気があります。シンプルで生活感のあるアイテムとしても評されているようです。
作り方は簡単で、マチ付きの巾着を作った後に牛の絵をプリントするだけです。牛柄のアレンジ巾着は型紙を作ってからチャコペンで線を引き、丁寧に作れば上手に仕上がります。
基本の簡単な巾着の作り方から挑戦してみよう!
巾着は小物をひとまとめにするのに便利で、作り方も簡単な人気アイテムです。使い道もコップ袋から浴衣バッグまでと多彩で、コロンとした形が可愛らしい事から人気があります。
裏地なしからマチ付き、裏地付きなど種類豊富なのも巾着の特徴です。作り方は手縫いとミシン両方に対応しており、ハンドメイドに慣れてきたらアレンジも試してみましょう。
使う布の色柄や紐など他のアイテムにもこだわると、よりおしゃれな仕上がりとなります。巾着は作り方次第で形も質感も変わってくる奥深いアイテムです。巾着の作り方をマスターし、日頃の生活で役立てて下さい。