いらない布の使い道・アイデアを紹介!
ハンドメイドや手芸などで余った生地はどうしていますか。行き場のない生地を捨ててしまってはいないでしょうか。実は、余ってしまった生地は少量であっても、様々な作品に活用することができるのです。いらない布の使い道をどのように変身させればよいか、色々なアイデアを紹介していきます。
いらない布やハギレは捨てがち
ハンドメイドや手芸で目的の作品を作った後、残されるのは断裁されたいらない布やハギレたちです。大きさも形も全く違うため、いらない布やハギレは捨てがちになります。
捨てるのはすぐできますが、今一歩のところで踏みとどまっていただきましょう。一見するといらない布やハギレはいわば日陰の存在です。しかし、使い方によっては日の目を見るに相応しい、とても重要なアイテムに成りえる存在なのです。
アレンジ次第で雑貨に変身
いらない布やハギレは、アイデア次第でおしゃれで素敵な小物へと変身することができます。元々捨てるはずだったものを、アイデアとアレンジによって新しい作品が生まれていきます。自分で吟味して選んだ布を、全て無駄なく使用することができたら嬉しくなります。
もし最初からいらない布やハギレがない場合は、手芸専門店などで破格の安さで販売されています。インターネット上においても、いらない布やハギレだけを扱ったショップもありますので上手く活用してみてください。
自分で作ったハンドメイドや手芸作品の際にでたものは、透明のプラスチックケースなどにストックしておくことをオススメします。加えて、暖色系と寒色系を分けておけば中身が確認できるため、探す手間も省くことができます。
節約にもつながる!
いらない布やハギレは節約にもつながります。例えば、お子さんの夏休み工作で何かを提出しなければならない時に利用できるので、新しい布を購入しなくてもよいからです。
学校や町内会などの行事でバザーをおこなう場合もあります。一人何点提出というノルマを設けているときも、いらない布やハギレは重宝することでしょう。ハンドメイド作品をいらない布やハギレで作ることができれば節約につながるからです。
更に、布の柄は様々なので用途は同じでも柄が異なれば別作品になります。1個作ることができれば別な布を使用するだけです。いらない布やハギレの節約だけではなく、あれこれ考える時間も節約できます。製作工程も同じなので簡単に作ることができます。
捨ててしまうはずだったいらない布やハギレが、新しい作品に生まれ変わり人の手に渡っていく。手に取ってくれた人が喜んでくれたら制作意欲も一段と湧いてくることでしょう。
いらない布・ハギレの使い道【簡単・初心者編】
いらない布やハギレをアレンジして作る、おしゃれで簡単な雑貨を紹介していきます。今回はハンドメイドや手芸の初心者でも簡単に作ることができるアレンジとなります。いらない布やハギレの使い道で困っていた場合の有効活用にお役立てください。
①ハギレクリップ
いらない布やハギレで簡単アレンジできるのが、ハギレクリップになります。プラスチックや木製のクリップに貼り付けるだけで、簡単おしゃれなクリップに生まれ変わります。
作り方はクリップに両面テープ、木製であればボンドかセメダインでハギレを張り合わせるだけです。コツとして両面テープとハギレは、貼り付けてから切ると綺麗な出来栄えになります。
裏面に磁石を付ければ、メモを冷蔵庫などに貼っておけるおしゃれで可愛いマグネットとしても使用できます。ハギレクリップは初心者でも簡単につくることができるアレンジ作品です。
②おしゃれ布マスク
次に紹介するのは、おしゃれ布マスクになります。こちらも初心者でも簡単に作ることができる、いらない布やハギレを使ったアレンジ作品です。
厚手の布ですと若干息苦しさを感じるかもしれないので、口に当たる部分にガーゼ生地を使用し、その周りを綿生地で作ると、息苦しさも緩和され丈夫なマスクを作ることができます。
布マスク作り方
綿の布生地を縦12センチ横21センチにカットします。ガーゼの布生地は縦20センチ横13センチにカットしてください。次に耳にかけるゴムは縦30センチを2本用意します。
綿の布生地を上下に1.5センチ折りアイロンをかけます。ガーゼの布生地は縦8.5センチになるよう折り同じくアイロンをかけます。重なる部分は3センチにしてください。重ねたら上下を縫い合わせます。
布生地の左右を内側に織り込み縦に縫い合わせ、隙間にゴムを通せば完成になります。縦9センチ横13センチになるおしゃれマスクのできあがりです。
③布マグネット
次は布マグネットになります。布マグネットは汎用性がとても高く、しかも簡単に作ることができ、アレンジ次第でおしゃれな布マグネットができあがります。
お子さんが学校から持ってきた行事予定であったり、市町村からの回覧物などを冷蔵庫に付けることができます。マグネットだけなら無機質になりますが、おしゃれにアレンジした布マグネットであれば見栄えもよくなります。
作り方はとても簡単です。マグネットをいらない布やハギレで包み込み、手芸用のボンドかセメダインで接着するだけです。接着する部分だけ布を厚めにすると染み出しません。
いらない布・ハギレの使い道【おしゃれにアレンジ・中級者編】
いらない布やハギレで作る雑貨の中級編になります。初級編よりは作り方の工程が増えますが、よりおしゃれにアレンジできる雑貨になります。部屋にアクセントを与えておしゃれにできたり、普段使いのものにアレンジを加えおしゃれにできるものを紹介していきます。
①手作り簡単リース
いらない布やハギレが溜まってしまい、使い道に迷ったらリースを作ってみてはいかがでしょうか。リースとは花や葉っぱで作られた装飾用の輪になります。
歴史は古く古代ローマ時代から作られていた装飾品です。部屋の壁やドアに飾られることが多いですが、テーブルにそのまま飾ったり、アレンジによっては頭に付けてもおしゃれになります。
作り方は輪になればよいので、布の色の組み合わせてアレンジするだけです。布同士はボンドかセメダインで接着してください。様々な花の形と色を参考にして作るとおしゃれで可愛いリースができあがります。
②ブックカバー
使い道に困ったハギレがあったら、ブックカバーを作ってみてはどうでしょうか。手始めにサイズが統一されている文庫本カバーから始めてみるのもオススメです。
自分で作ったブックカバーで、好きな作家さんの本を読むことも楽しみになります。ブックカバーがあると大切な本に傷が付きにくく色あせも防ぐことができます。慣れてきたら背表紙に本のタイトルと作家名を刺しゅうをして、本棚に並べてみたはどうでしょうか。
③ガーランド
いらない布やハギレの使い道で困ったら、ガーランドを作ってみてはどうでしょうか。ガーランドの歴史は古く、古代エジプトの壁画にも描かれています。ギリシャやローマにも伝わり、お祝い事で贈られる装飾品となりました。
現代では部屋を彩る装飾としても人気です。アイデア次第で色々なアレンジも可能になっているので、子供部屋を布のガーランドでおしゃれに仕上げることもできます。
ひし形にカットした布に紐を通して、ボンドを付けて三角形に折ります。布に色合いを織り交ぜながら何枚も横に並べていけば完成です。
三角形にこだわることもないので、リボン型やハート形など、自分の好きな形にできるのが布ガーランドの魅力です。
いらない布・ハギレの使い道【雑貨を手作り・上級者編】
いらない布やハギレで作る雑貨の上級編になります。上級編はある程度ハンドメイドや手芸の経験を積んだ方が作れるレベルになります。ミシンを使ったファスナーの縫い付けなども必要になるので、手作り雑貨に慣れてきたら挑戦してみましょう。
①おしゃれなノートカバー
いらない布やハギレを使用した雑貨上級編は、おしゃれなノートカバーになります。大学や会社などで使用するノートに、自分で作ったノートカバーを付けてみてはいかがでしょうか。
ノートのデザインはそのままだと無機質です。いつも使用するノートなので、可愛くデザインしたカバーを付ければ、いつも苦痛に感じている講義や会議が楽しくなるかもしれません。
ノートカバーの作り方
自分の気に入ったハギレの柄を2枚選びます。表地と裏地で使用しますので同じ柄でも、別柄でも自由に選んでください。サイズはA4やA5などのノートサイズより大きく裁断してください。A4サイズなら縦35センチ横20センチの大きさのハギレを用意しましょう。
表布と裏布の2枚を背中合わせにしたらミシンで縫い合わせます。その際、縦にレースやチロリアンテープなどをあしらうと可愛いノートカバーに仕上がります。3辺を縫い合わせたら裏返しにして、残りの1辺を縫い合わせたら完成です。
②ペンケース
次に紹介するのは、いらない布やハギレで作るペンケースになります。ペンケースに使う布は、角にペン先などが当たってしまうため厚めのものを選択してください。
鉛筆をメインにするのか、シャーペンを入れるのかで布サイズも変わってきます。ハンドメイドのペンケースのよいところは、自分に合ったサイズに作ることができることです。
ペンケースの作り方
中に入れるペンサイズより1センチほど長い布を用意します。ペンケース全体の大きさもお好みで設定して、同じサイズの布を2枚裁断します。2枚の布の間にファスナーを縫い付け、つなぎ目を中表にしてからバイアステープで端縫いをします。
布を表にして角をしっかり出してあげれば完成になります。ペンケースの端にテープやレースなどで輪を作ると、指先で摘まんだり引っ掛けることができます。
③ハギレ小銭入れ
いらない布やハギレで小銭入れを作ってみてはどうでしょうか。小銭は量が多くなると重さを伴うので、布は厚めのものを選んでください。
ハギレの小銭入れもアレンジが効く雑貨です。和風の布を使用し和を前面にだすのもよいですし、飾り用のレースやリボンも付けて可愛いく仕上げることもできます。
ハギレ小銭入れの作り方
用意するのは表裏地用のハギレ各1枚です。裁縫道具は目打ちも使用します。小銭入れのサイズを設定したら、ハギレを台形状に1センチ大きく裁断します。
表裏のハギレを縫い合わせ、マチを作ります。折り返し口からひっくり返して縫い合わせたら、がま口に金具を付けます。ボンドで接着をおこない、乾くまでは洗濯ハサミなどで固定してください。
いらない布・ハギレの使い道【アクセサリー編】
いらない布やハギレで作ることができるアクセサリーについて紹介をしていきます。別の雑貨を作るには布が足りないなど、ハンドメイドや手芸をすると頻繁に起きてしまいます。
そんな時は少量の布でも作ることができるアクセサリーはどうでしょうか。捨ててしまうには忍びないときに作ってみてください。
①ヘアバンド
少量のハギレでも作ることができるのがヘアバンドになります。ほつれ具合を敢えて残し、ナチュラル感を演出してみるのもよいでしょう。自然な可愛さも出て簡単に作れてしまうのがヘアバンドです。
作り方はハギレ通しを三つ編み上に編んでいきます。三つ編みにしたら端っこを縫い合わせて輪にしてください。次に三つ編みの輪にゴムを通し片方を結びます。
ゴムと三つ編みが重なる部分はバイアステープを巻いて縫い合わせます。ゴムの中央をバイアステープ小さく巻いて縫えば完成です。
②ハギレシュシュ
少量のいらない布やハギレで作れるアクセサリーが、ハギレシュシュになります。シュシュは布生地がくしゅくしゅになっているので、縫い目やゴムが見えずらくなります。そのため見栄えもそれほど気にせずに作ることができます。
様々な柄のハギレを使用することによって、色調もアレンジできます。暖色系や寒色系をうまく取り入れて、洋服とコーディネートしてみてください。
ハギレ布の量を調整するだけで大きさも自由自在です。大きめのシュシュはヘアバンドに応用しても可愛いです。
ハギレシュシュの作り方
長さ10センチ幅2センチのハギレを用意します。ハギレの量はシュシュの大きさに合わせた量になるので、一度用意をしてみて足りなくなったら継ぎ足していくようにしてください。
余ったレースやリボンもあれば同じサイズにして、ハギレと一緒につかうとシュシュのアクセントになります。あとは手首に合わせたゴムに結び付けていくだけです。
とても簡単にできてしまうのがハギレシュシュになります。ゴムが見えなくなり、自分が狙ったサイズの大きさになれば完成になります。
③リボンゴム
リボンゴムも余った少量のハギレで作ることができるアクセサリーです。リボンゴムに使用するハギレは薄い生地の方がよいでしょう。大きさによってはボリュームがでるので、お子さんが使用すると重さを感じて嫌がる場合があるからです。
リボンゴムも大きさを自由自在に作ることが出来ます。頭に付けるリボンゴムだけではなく、プレゼントに付けるリボンゴムにも応用が可能です。ハンドメイドで作った作品を入れた箱に、これまた手作りのリボンゴムでデコレートしてみてください。
リボンゴムの作り方
好きな柄のハギレを縦5センチ横12センチに裁断してください。このサイズは頭に付けるタイプの大きさになります。プレゼント用は箱の大きさとバランスをみて調整しましょう。
ハギレの真ん中に両面テープを貼って、上下真ん中で折り合わせます。上下のハギレは重ならないようにしましょう。次に真ん中に両面テープをもう一度貼り、左右のハギレを折り曲げ真ん中でくっつけます。補強するためにレースなどで上から重ねるのもオススメです。
ハギレの真ん中に小さいゴムを縛って、リボン状に広げてください。リボンの裏地にヘアゴムを巻いて、ゴムの巻き終わりが表にこないようにしたら完成です。
いらない布の使い道を知って雑貨を手作り!
手芸やハンドメイドで発生するいらない布は、捨てずにとっておきましょう。アイデアやアレンジ次第で、おしゃれで素敵な雑貨へと変身することができるからです。
使い道を知れば、いらない布はこの世に1枚も存在しないことがわかるでしょう。布には色々な柄やサイズが存在しています。組み合わせていけば、あなただけのオリジナル雑貨になるので余すことなく使っていきましょう。