日焼け止めの落とし方や適したクレンジングを紹介!
日差しが強い日だけでなく、美白やそばかす・シミ防止に一年中日焼け止めを使うことがあります。化粧下地として使う人もいれば、メイクの後にスプレータイプのものを利用する人もいます。
また、スキーや海水浴など日常生活よりも強い日差しを浴びる時は、さらに強めの日焼け止めを利用することもあります。日焼け止めの中には、フェイス用、全身用、ボディ用と種類も違いますが、日差しに対するカバー力によっての違いもあります。
海水浴では何度も強い日焼け止めを使用する人もいます。しかし、日焼け止めそのものが、私たちの肌へのダメージにもなります。そこで、日焼け止めを使った後の、落とし方、適切なクレンジングの方法や、種類についてご紹介しましょう。
日焼け止めは石鹸で落としちゃダメ?
皆さんは、メイクを石鹸で落としますか。それとも、クレンジング剤を使っていますか。色々なネットの情報で無添加石鹸でも充分にメイクを落とすことができるというものがあります。
確かに、メイクや肌の汚れは界面活性剤が配合されている石鹸でも落とすことはできます。しかし、日焼け止めは、普通のファンデーションよりもカバー力が高くなります。紫外線を通さない分肌にも負担がかかっています。しかし、日焼け止めにも敏感肌の人にも使えるものがあります。
クレンジング剤には、オイルタイプ、ふき取りタイプ、ジェルタイプ、クリームタイプ、ミルクタイプがあります。強いクレンジング剤は、日焼け止めを落とすことができますが、石鹸で落とすことができるものもあります。石鹸で落とすことができる日焼け止めにはどんなものがあるのでしょう。
石鹸で落とせる日焼け止めもある
敏感肌の人にも使える日焼け止めは、ほとんどが石鹸で落とすことができます。顔にも使えるオーガニック系の日焼け止めは、選び方1つでクレンジング剤を必要としません。
オーガニック系は高いのではと思いますが、手軽に手に入れることができる日焼け止めもあります。敏感肌だけでなく赤ちゃんにも使えるのが、NACLパーフェクトウォータープルーフ日焼け止めジェル、WELEDAエーデルワイスUVプロテクトといったものです。
しかし、もっと身近なものではキュレルUVエッセンス、ユースキンSUVミルクというのがあります。キュレルやユースキンは、ドラッグストアでも購入することができます。アルコールフリーで敏感肌の人、赤ちゃんにも使えるだけでなく化粧下地にもなり、石鹸で落とすことができます。
クレンジングが必要な日焼け止めとは?
日焼け止めを購入する時、クレンジングが必要と書いてあることがあります。日焼け止めは化粧品ですので、用法を守って使うことが大切です。そこで、クレンジングが必要な時は明記されています。
明記がなくてもオーガニック系の日焼け止め以外は、クレンジングで落とす方が安心です。日焼け止めは紫外線吸収剤、紫外線錯乱剤といった成分が入っています。いずれも皮膚の表面に紫外線を残さずに肌を守るための働きがあります。
その中で、紫外線吸収剤は肌の弱い人は肌トラブルを起こしてしまうことがあります。そこで、紫外線吸収が入っている日焼け止めを使用した後は、しっかりと落とすことが大切です。日焼け止めの選び方では、紫外線吸収という文字が入っているかどうかも確認することが必要ということです。
日焼け止めのクレンジング剤を使った落とし方
クレンジング剤にはたくさんの種類がありますが、それぞれに特徴が違います。そして、落とし方も違います。間違ったクレンジング剤の選び方や落とし方は、肌にダメージを与えてしまいます。
クレンジング剤を使ってゴシゴシと擦り過ぎると、肌の奥までダメージを与えてしまい、シミやくすみの原因になってしまうこともあります。また、クレンジング剤を長く肌に乗せていると、クレンジング剤が皮膚の表面にある皮脂を除いてしまいます。柔らかく丁寧に洗うことが大切です。
クレンジング剤を使った後は、肌を守っている皮脂まで取り除いてしまうため、肌荒れの原因になってしまいます。そこで、改めて保湿をすることも必要です。クレンジング剤は種類によって、使用法が違います。自分に合ったクレンジング剤の選び方を知って、正しく使いましょう。
落とし方①まず毛穴を開かせる
日焼け止めを落とす時は、毛穴の中まできれいに落とす必要があります。そのためにも、まずは毛穴を開きましょう。毛穴を開くためには色々な方法があります。
毛穴汚れを取り除かないと、詰まった日焼け止めやメイクが角栓となって、ニキビや吹出物の原因になってしまいます。そのため、毛穴を開いて中から汚れを取り除く必要があります。毛穴を開いて汚れを取り除く方法の一つに、ホットクレンジングというのもあります。
普通のクレンジング剤を使うためには、クレンジングの時入浴し、身体も顔も温めて毛穴を開きます。汚れた手で洗うと効果的ではないため、手もきれいに洗う必要もあります。入浴前の場合は、蒸しタオルを使って毛穴を開いたり、石鹸のキメの細かい泡で毛穴の汚れを取り除く方法もあります。
落とし方②使い方を守って丁寧に洗う
クレンジング剤は、ふき取りタイプやオイルタイプ、ミルクタイプと、クレンジング剤の種類によって使い方が異なります。それぞれの特徴を知って、正しく使うことが大切です。
クレンジング剤の中には、石鹸とメイク落としの両方を兼ねているものと、別々に用意する必要がある種類もあります。よりキレイに落ちた方が良いと、たくさんの石鹸やクレンジング剤を利用したからといって良いというわけではありません。肌の油分まで落としてしまうこともあります。
また、しっかりと泡立てるクレンジング剤なのに、そのまま肌に乗せてしまうといった間違いをすることもあります。クレンジング剤を購入する時は、使い方を確認する必要があります。そして、使い方を守って、丁寧に洗顔をしましょう。
落とし方③肌をゴシゴシこすらない
クレンジング剤で日焼け止めを落とす時に、どんな風に顔につけますか。少しでも、しっかりと落としたいとゴシゴシと擦りつけることはないでしょうか。
クレンジング剤や石鹸は、ゴシゴシと顔に塗ると肌の奥にダメージを与えてしまいます。シミやそばかすの原因の一つとなる日焼けですが、せっかく日焼け止めをししっかりとガードしても、洗顔を間違ってしまうと、日焼け止めが逆効果になってしまうことがあります。
日焼け止めを落とす時のクレンジング剤の選び方や方法を間違って、ゴシゴシと擦ると、皮膚に摩擦を与えてしまいます。また、肌の奥を圧迫すると肌の奥までダメージを与えてしまいます。その時の摩擦や圧迫がシミやそばかすの原因になるため、肌を擦らないようにしましょう。
落とし方④クレンジング剤を長く肌にのせるのもNG
日焼け止めを落とす時に、クレンジング剤の種類によっては、一定の時間乗せて落とすものもあります。しかし、長い時間乗せておけばいいわけではありません。
クレンジング剤は、日焼け止めの油分だけでなく皮膚表面の油分も落としてしまいます。皮膚の油分は肌の中の水分を保つバリアとして一定量必要です。しかし、クレンジング剤が肌の油分まで落としてしまうため、使用後は保湿をする必要があります。
必要以上のクレンジング剤の量を使用したり、長い時間乗せすぎていると、肌の油分が落ちすぎてしまいます。これが乾燥肌や肌荒れの原因になってしまいます。そこで、クレンジング剤にあった量を、正しい時間、優しく肌の上に乗せて使用する必要があります。
落とし方⑤クレンジング後はしっかり保湿
日焼け止めを落とす時は、クレンジング剤で落とした後の保湿までが必要な手順になります。クレンジング剤の中には、保湿効果を含む種類もありますが、やはり最後はしっかりと保湿をしましょう。
日焼け止めを落とした後、石鹸でもクレンジング剤でも、肌をバリアする油分が落とされてしまいます。そのまま放置していると、肌の中の水分が蒸発してしまいます。肌の中の水分を守るために、化粧水で水分を与えます。さらに、美容液や乳液、ミルクなどでバリアを作ります。
水分の添加と油分の新しいバリアを作ることで、保湿が完成します。オールインワンジェルを使うと、水分の添加と肌バリアの再生の両方が1つでできるものもあります。自分の肌の状態にあった保湿剤を使うことが、保湿の正しい選び方になります。
日焼け止めを落とすタイミングは?
皆さんは、メイクをいつ落としますか。夜、お風呂に入る前や、入浴中に落とすという人が多いのではないでしょうか。それでは、メイクと一緒に使う日焼け止めはいつ落とせばいいのでしょうか。
日焼け止めの中には、化粧下地として使用するものもあれば、メイクをした後にスプレーで噴霧するものもあります。また、真夏の外出や、海水浴・スキーの時はSPF値が高い、しっかりとした日焼け止めを使う人もいます。SPF値が高い日焼け止めは耐水性が高く、簡単に落とすことができません。
帰宅をして部屋に入った後、皆さんはすぐにメイクを落としますか。ほとんどの人は家族や友人が一緒にいると、入浴や就寝までメイクをしたままです。しかし、それでは肌はずっとバリアを乗せたままで負担が重くのしかかってしまいます。それでは、いつ日焼け止めを落とせばよいのでしょう。
帰宅したらすぐ落とす
日焼け止めは、その名の通り日光から肌を守るためのものです。そこで、日焼け止めはどんな種類のものでも帰宅後、すぐに落とすことをおすすめします。
日焼け止めの中には、日中過ごすうちに手で顔を触れたり、ハンカチで汗をぬぐっているうちに落ちてしまう分もあります。しかし、SPF値が高い種類の中には耐水性が高く、簡単に落とせないものもあります。そのため、帰宅し日光から触れることがなくなれば、できるだけ早めの落としましょう。
皆さんの中にも、外から帰宅すると様々なウイルスや菌、花粉などを落とすためにも、すぐにシャワーを浴びる人がいることでしょう。入浴をした方が、毛穴が開いてしっかりとクレンジングすることが大切ですが、シャワーの時にメイクを落としてしまう方が、肌には優しくなります。
日焼け止めをちゃんと落とさないとどうなる?
日焼け止め、特に化粧下地として使う日焼け止めは、毛穴の中に入り込んでしまうことがあります。毛穴に残った日焼け止めは、角栓となってニキビや吹出物の原因になります。
また、日焼け止めがそのまま黒ずみの原因になってしまうこともあります。鼻のまわりの毛穴の黒ずみが気になる、吹出物や湿疹予防のクリームを使っているのに、治らないという人はいませんか。毛穴の汚れは外からの汚れよりも、メイクや日焼け止めが残っていることが原因になっています。
そこで、日焼け止めは必ず毎日落とすことが大切です。忙しいからといい加減に洗顔をしたり、メイクを落としの拭き取りシートで終わってしまうと、下地の日焼け止めが落とせないことがあります。ニキビや吹出物を防ぐためにも、日焼け止めは帰宅をしたら、できるだけ早めの落としましょう。
日焼け止めを落とすのに適したクレンジング剤は?
それでは、日焼け止めを落としに適したクレンジング剤の種類にはどんなものがあるのでしょう。クレンジング剤には、ふき取り、オイル、拭き取り、ジェル、クリーム、ミルクなどがあります。
洗浄力が最も弱いのはミルクタイプで、最も高いのがオイルタイプです。同じブランドのクレンジング剤で、オイルタイプやクリームタイプと販売されていますが、あまり考えずに同じブランドならメイク落としの力も同じと、間違った選び方をしている人もいます。
メイクだけを落とすならミルクタイプでも良いですが、日焼け止め、特に下地として使う日焼け止めは、できる限り洗浄力が高い種類を選ぶことをおすすめします。特に価格が同じものが多いため、日焼け止めを落とすことが多い人は、オイルタイプ、専用のジェルタイプがおすすめです。
クレンジング剤の選び方
それではクレンジング剤の選び方についてのお話です。クレンジング剤を選ぶ時、まずはどんな日焼け止めをつかっているか、によってクレンジング剤の種類を考えます。
オーガニック系の肌に優しい日焼け止めは、紫外線のカットする力も弱めですが、お湯だけでも落とすことができます。普通の石鹸で充分ということです。しかし、ウォータープルーフの日焼け止めは耐水性が高いため、クレンジング剤の選び方も大切になります。
中には、マリンスポーツ用でSPF値がかなり高く、普通のクレンジング剤で落とすことが難しい日焼け止めもあります。こういった日焼け止めの落とし方は、同じメーカーで作られている専用のクレンジング剤を使うことが一番です。日焼け止めとクレンジング剤を、セットで購入しておきましょう。
おすすめのクレンジング剤の種類
日焼け止めやメイク落としのクレンジング剤で、一般的に多く販売されているのがオイルタイプ、ジェルタイプ、クリームタイプになります。
それぞれ種類によって、使いやすさや用途、特徴が異なります。クリームタイプやミルクタイプは、洗浄力は弱めですが、保湿力がありしっとりとした仕上がりになります。敏感肌の人用の日焼け止めや、おーがオーガニック系の日焼け止めなら、クリームタイプの種類で落とすことができます。
強い日焼け止めを使った時は、高い洗浄力のクレンジング剤が必要となります。先に拭き取りタイプのクレンジングシートでメイクを落としてから、クレンジング剤や石鹸で落とすダブル洗顔もあります。このように、日焼け止めによっても、クレンジング剤の選び方は違ってきます。
オイルタイプ
オイルタイプのクレンジング剤は、日焼け止めやメイクをしっかりと落とす力があります。ウォータープルーフの日焼け止めや、落ちにくいメイクの時に使いたいのがオイルクタイプです。
主成分が油になるため、メイクの油や日焼け止めの油との馴染みが良く、時間をかけることなくクレンジングすることができます。クレンジング剤の中でも、多いタイプとなるため、多くのメーカーやブランドで、オイルタイプのクレンジング剤を販売しています。
価格も500円から1000円までの比較的リーズナブルな種類から、2000円くらいするものまであります。オイルタイプは、泡がたたないため日焼け止めがきちんと落ちているか不安になるかもしれません。しかし、油の吸着力が高いため使い過ぎないように注意しましょう。
ジェルタイプ
日焼け止めのクレンジング剤で、よく利用されているのがジェルタイプです。ジェルタイプの落とし方は、含まれる界面活性剤やオイルが、日焼け止めやメイクの油を吸着して落とします。
肌ざわりが滑らかで、仕上がりがさっぱりとします。オイルタイプよりは洗浄力が弱くなるため、強い日焼け止めを落とす時には、あまりおすすめしません。また、界面活性剤が入っているタイプは、使用する量が多いと、肌の油も吸着してしまいます。そこで、最後に保湿が必要になります。
オイルが入ったジェルタイプのクレンジング剤は、まつげエクステやマスカラなどを落とす時に使われています。日焼け止めを落とすためのものではないため、顔全体に使うのは避けるようにしましょう。ジェル状のクレンジング剤にも、複数の種類があるため、使い方を確認してください。
クリームタイプ
日焼け止めの落とし方で、一番手軽に使えるのがクリームタイプのクレンジング剤です。肌馴染みが良く、お風呂で使う時はマッサージをするように、顔全体に乗せて落とすことができます。
同じブランドのクレンジング剤があった場合の選び方で、普段使いのメイク落としやスプレータイプの日焼け止め落としなら、クリームタイプが一番便利です。保湿効果が高いものもあり、乾燥肌の人にもおすすめです。
油分も界面活性剤も多すぎず、バランスが良く配合されているのが、クリームタイプのクレンジング剤になります。SPF値が高い日焼け止めには向いていませんが、日常的な日焼け止めとメイク落としなら、丁寧に使うことで充分にクレンジング効果を得ることができます。
日焼け止めはクレンジング剤を使って落とすのが安心
日差しが強い季節になったら、日焼け止めは必須アイテムになります。毎日の日焼け止めは、そのたびにきちんとクレンジングケアが必要となります。
今日くらいは大丈夫、という油断が毛穴の汚れや、やがてシミやくすみの原因になるかもしれません。また、安いからと適当に購入したクレンジング剤の選び方が、間違った選択になってしまうこともあります。日焼け止め、メイク、そしてクレンジングと私たちの肌は、毎日戦っています。
頑張る肌のためにも、正しい日焼け止めの使い方と、それに合った丁寧なクレンジングやスキンケアは、肌トラブルを回避するために必要な手順です。少しでも肌に負担を与えないため、丁寧にメイクや日焼け止めを落として、悩みの少ない肌作りを目指しましょう。