税金をクレジットカード払いする際の注意点は?お得なクレカ7選も紹介!

税金をクレジットカード払いする際の注意点は?お得なクレカ7選も紹介!

税金の支払い方はいろいろありますが、クレジットカードでも支払えます。その際、ポイントがついてお得なのですが、手数料の問題があり、損をしてしまう場合があります。その変の注意点をまとめました。また、税金をクレジットカードで支払う場合のおすすめカードも紹介します。

記事の目次

  1. 1.税金をクレジットカードで手続き
  2. 2.クレジットカードで払える税金の種類
  3. 3.税金をクレジットカードで!【おすすめ7選】
  4. 4.税金をクレジットカード払いするメリット
  5. 5.国税支払いサイトで支払うとお得
  6. 6.税金をYahoo!公金支払いで支払うとお得
  7. 7.税金のクレジットカード払いのデメリット
  8. 8.税金をクレジットカード払いするとお得

税金をクレジットカードで手続き

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税金の支払い方はさまざまです。銀行の窓口、インターネットバンキングやATM、口座引落、コンビニ、クレジットカードなど利用できる手段は多いですが、税金の種類によっても支払い方法は異なってきます。今回は、その中でもクレジットカードで税金を納める方法に焦点を合わせてみます。

税務署の窓口・銀行・コンビニでは納付できない

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税金をクレジットカードで支払えるとなると、税務署の窓口や銀行、コンビニのカウンターにクレジットカードと納付書を持っていけば、税金の納付ができそうな気がしますが、それは受け付けてもらえません。税務署の窓口や銀行、コンビニのカウンターでは、税金のクレジットカード払いはできないのです。

納期限に間に合っているか

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クレジットカードで税金の支払いを行う場合、納期限に間に合うどうかは重要な問題です。クレジットカードで税金を納付しても、実際に引落が行われるのはかなり後になります。ということは、引落日が納期限よりも後になってしまうのではと心配する人もいるでしょうが、納付日が納期限より前なら問題はありません。

手数料について

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税金をクレジットカード払いする上で注意したいのが手数料です。たとえば、国税の場合、1万円以下の税金で76円(税別)の税負担が生じ、1万円超えるごとに76円ずつ増えていきます。税金の額が少ない人はさほどこの手数料は気にならないでしょうが、税額が大きくなると手数料負担も大きくなり、大変です。

都税の場合は、1万円以下で73円(税別)の手数料があり、1万円を超えるごとに73円ずつ増えていきます。手数料の額は地方自治体によっても異なりますが、国税や都税の手数料の額と大きな差があるということはありません。

領収書・納税証明書は発行されない

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クレジットカード払いによる納税には、手数料以外にも注意点があります。それは、領収書が発行されないことです。領収書に代わるものとして、クレジットカードの利用明細がありますが、領収書そのものが必要でも入手できません。一方、納税証明書も発行されないと見出しに出ていますが、納税証明書は発行される場合があります。

納税証明書が発行されると言っても、クレジットカード払いが行われてすぐというわけにはいきません。税金の種類にもよりますが、1~3週間くらい掛かります。したがって、納税証明書が必要な人は、税金のクレジットカード払いを早く行っておく必要があります。

車検の場合、現在は納税証明書の提出義務はなくなっています。そのため、各地方自治体では、車検用の納税証明書の郵送発行を取りやめています。ただ、必要な場合は発行されますが、クレジットカード払いが済んでから、2週間くらい待たないと発行されません。

上限を超えた支払いは不可

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クレジットカードには利用限度額があり、その限度額以上は買い物ができません。しかし、買い物だけでなく、税金の支払いにもこの限度額が適用されます。したがって、税額が多い人は注意が必要で、クレジットカード払いしようと思っていたのにできない場合があります。

複数の税金を一つのクレジットカードで納める場合やすでにショッピングで大きな枠を使っている場合は、納税ができない場合があるので、前もって利用限度額と現在の利用状況を確認しておきましょう。

クレジットカードによっては、税金の支払いに利用する場合、一時的な限度額の増額に対応している場合があります。この適用が受けられれば、税額が大きくなっても、納税ができるケースもあります。

クレジットカードで払える税金の種類

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クレジットカードで支払いができる税金の種類は多いです。納付書を使って納付することになっている税金は大体クレジットカードで支払いができます。一方、印紙を貼って納付する税金は、クレジットカー払いができません。印紙を貼るという作業が必要になるので、クレジットカードでは対応できないのです。

クレジットカード払いができる税金

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クレジットカードで支払いができる税金を全て載せることはできませんが、いくつか代表的なものを並べてみましょう。まず、国税では、消費税、申告所得税及復興特別所得税、相続税、贈与税、法人税、酒税、たばこ税及たばこ特別税、印紙税などです。ほかにもいろいろあります。

地方税の場合は、自治体によってクレジットカード払いができる税金が違いますが、東京都の場合、自動車税、固定資産税・都市計画税(23区のみ)、個人事業税、不動産取得税、法人都民税、法人事業税などを納められます。

ふるさと納税にクレジットカード利用

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ふるさと納税とは、自治体に寄付(納税)することで、その自治体の名産品を受け取れる制度です。このふるさと納税にクレジットカードが使えるかですが、自治体によって対応が異なっています。しかし、クレジットカード払い不可となっていても、各種ポータルサイトを利用すれば、可能となる場合があります。

ふるさと納税をクレジットカード払いにした場合、決済手数料は自治体が負担してくれることが多いです。これは当然の措置とも言え、寄付もしてほしい、手数料も支払ってほしいというのでは、ふるさと納税をする人が減ってしまいます。

自治体によってクレジットカードのブランドは違う

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クレジットカードにはさまざまな国際ブランドがありますが、自治体によってどのブランドのカードを使えるのかは違っています。したがって、前もって自治体に確認をしておかないと、自分が持っているカードの国際ブランドでは、納税不可という場合があります。そうなれば、面倒ですが、ほかの納税方法を選ばなければいけません。

自治体によっては対応していない税金がある

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クレジットカード払いができる税金が増えたことはいいことですが、それでも自治体によってクレジットカード払いができる税金に違いがあります。ある自治体では○○税を納められますとしていても、別の自治体ではその○○税のクレジットカード払いは不可としている場合があるので、事前に確認をしておきましょう。

特に住民税のクレジットカード払いの場合は、自治体によって対応に差があります。OKとしているところと不可としているところがあるのです。住民税は身近な税金なので、すべての自治体でクレジットカード払いができればいいのですが、現在はそうなっていません。

税金をクレジットカードで!【おすすめ7選】

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税金をクレジットカード払いにすると、ポイントが貯まるなどいくつかお得な点がありますが、どうせ利用するなら少しでもポイント還元率がよかったり、メリットのあるキャンペーンを実施していたりするカードを使いたいものです。そこで、そのようなクレジットカードを7種類紹介するので、可能なら申し込んでみましょう。

REX CARD

REX CARDは年会費が無料のクレジットカードで、国際ブランドはMasterCardとVISAです。REX CARDはネットショッピング(JACCSモールの利用)では大変高還元になっていますが、それ以外でも1.25%という高いポイント還元率を誇っています。税金の支払いでも1.25%の還元率が適用され、とてもお得です。

REX CARDは年会費が無料のクレジットカードですが、国内旅行傷害保険と海外旅行傷害保険が付帯しています。特に海外旅行傷害保険は自動付帯なので、かなり利用がしやすいです。

楽天カード

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楽天カードはポイント還元率が1.0%で、REX CARDほどではありませんが、高還元なクレジットカードです。貯まったポイントは楽天サービスの利用に使えますが、そのほかに街の加盟店で消費したり、ANAマイルに交換したりなどの使い方も可能です。楽天カードの年会費は無料です。

国際ブランドは4種類

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楽天カードの国際ブランドは、MasterCard、VISA、JCB、アメックスです。したがって、税金の支払いに利用する場合でも、自治体が対応している国際ブランドを選ぶことが可能です。自治体によって利用できる国際ブランドが違うと言っても、少なくともこの中の一つは該当するでしょう。

Yahoo! JAPANカード

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ヤフーカードという愛称で知られるYahoo! JAPANカードを利用すると、Tポイントが貯まります。Tポイントはヤフーショッピングだけでなく、ドラッグストア、コンビニなど多数の実店舗でも利用ができます。ポイント還元率は1.0%で、税金払いにも適用されます。年会費は永年無料で、国際ブランドはMasterCard、VISA、JCBとなっています。

Yahoo! JAPANカードには特筆すべき補償制度があります。プラチナ補償という制度で、月額490円(税別)掛かりますが、お買物に安心な補償、パソコンやスマホが災害で壊れた時の補償、自転車事故賠償責任補償など18種類の補償が付いています。

Orico Card THE POINT

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Orico Card THE POINTは、やはり年会費が無料のクレジットカードで、国際ブランドはMasterCardとJCBとなっています。ポイント還元率は1.0%とまずまずですが、入会後6か月間はその還元率が2.0%にまでアップします。どうせならこの期間に税金を支払っておけば、たくさんポイントを貰えます。

Orico Card THE POINTには、2種類の電子マネーが搭載されています、iDとQUICPayです。コンビニなどでこの電子マネーを利用すれば、決済が簡単で便利、かつスムーズになります。

セブンカード・プラス

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クレジットカードを使ってコンビニで税金を支払うことはできないと書きましたが、セブンカード・プラスならコンビニ払いが可能になります。どうしてコンビニ払いができるのかというと、その秘密はnanacoにあります。セブンカード・プラスからnanacoにチャージをして、そのチャージ金額でコンビニで支払うのです。

nanacoでは税金の支払いができるので、セブンイレブンのようなコンビニを利用できます。このnanacoのコンビニ払いのいいところは、クレジットカードからのチャージでポイントが付く場合があることです。ただし、nanacoポイントは付きません。

nanacoへのチャージでポイントが付くクレジットカードの場合は、200円チャージにつき1ポイント付与されます。各種税金をnanacoでコンビニで納め、税額が大きくなっている場合は、このクレジットチャージでずいぶん得をします。

リクルート・カード

Photo by 305 Seahill

リクルート・カードの最大の目玉はポイント還元率です。どこで使っても1.2%の高還元となっています。どこで使ってもという以上、税金の支払いでもポイント還元率は1.2%です。また、リクルート・カードからnanacoへのチャージもできるので、コンビニでの納税も可能です。nanacoへのチャージでも、ポイント還元率は1.2%を維持しています。

ただ、一つ残念なことがあります。それは、2018年4月16日からnanacoをはじめとする電子マネーへのチャージによるポイント付与の上限が3万円になったことです。したがって、税額が大きい場合は、nanacoによるコンビニでの納税が必ずしもお得ではなくなります。

ある程度の税額なら、2回に分けて上限3万円までチャージをする、ブランドの違うリクルート・カードを2枚発行して、それぞれにチャージをするという方法で、高還元率を維持できます。

イオンカード・セレクト

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イオンカード・セレクトとは、イオン銀行のキャッシュカード、クレジットカード(イオンカード)、電子マネー(WAON)が一体になったカードです。年会費は無料で、国際ブランドは、通常デザイナなら、MasterCardとVISAとJCBとなっています。ポイント還元率自体は0.5%と平凡ですが、いくつもの特典があるカードです。

残念ながらすでに終了しているキャンペーンですが、2019年3月21日から5月31日まで、自動車税をイオンカードで支払うと、通常ポイントに加えて500ポイント追加されていました。したがって、自動車税の支払いでは、かなりメリットがあったのです。

税金をクレジットカード払いするメリット

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ほかの方法ではなく、わざわざクレジットカードを使って、税金を払う場合にはいくつものメリットがあります。そのメリットを見ると、私もクレジットカードで税金を納めようかしらという人も多く出てきそうです。それだけクレジットカードは便利な存在であり、何かと役に立ちます。

クレジットカードのポイントが貯まる

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税金をクレジットカードで納める一番のメリットは、カードのポイントが貯まることです。そのような納税方法はほかにはないでしょう。もし複数の税金を納め、その税額が大きくなれば、それだけポイントもたくさん貯まり、メリットも大きくなります。このためにこそクレジットカードによる税金払いが存在していると言ってもいいほどです。

ただし、クレジットカードによる税金払いでポイントが付与されないカードもあります。ポイントが貰えると思っていたのに貰えなかったというのでは損をしてしまいますので、事前に確認をしておきましょう。

24時間安全に納付可能

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税務署や金融機関には営業時間があり、その営業時間以外では納税手続きができません。一方、クレジットカードによる税金払いでは、時間と場所の制約を受けません。パソコンでもスマホでもインターネットが使える環境さえあれば、24時間納付可能です。自宅からでも外出先からでも手続きができるのもいいところです。

税金の支払いを管理しやすい

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クレジットカードで支払いを行うと、項目ごとの利用明細が作成されます。その利用明細を見れば、何にいくら使ったのかが分かりますが、税金についても細かく表示されます。仮に複数の税金を支払っていたとしても、詳細が出てくるので、管理がしやすいです。他の支払いも含めて、一層便利に家計の管理ができるようになります。

税金を分割払い可能

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税金を現金で納める場合は、1回払い(住民税には分割払いがある)が原則です。ところが、クレジットカード払いの場合は、分割払いができるケースがあります。カードの種類にもよりますが、税額が大きくなり、一括払いが難しい時は、クレジットカードの分割払いを利用するといいです。これは、クレジットカードならではのメリットです。

国税の分割払いは、3回払い、5回払い、6回払い、10回払い、12回払い、リボ払いです。いくつもの分割払いの種類がありますが、できれば回数は減らしておいたほうがいいでしょう。回数が多いと、分割払いやリボ払い手数料が高くなる恐れがあるからです。

クレジットカードによる税金払いで、分割払いを選択した時には注意点があります。それは、クレジットカード払いでは決済手数料を取られますが、そのほかに分割払いやリボ払いの手数料が発生する可能性があることです。分割払いは便利ですが、手数料が厄介です。

自動車税の場合は分割払いに注意

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税金の分割払いは、手数料の問題を別にすれば便利でいいのですが、自動車税の場合は車検との関係で注意が必要です。自動車税は、車検が行われる時期までに納めておかなくてはいけないルールとなっています。ところが、分割払いにすると未納付状態となります。したがって、分割払いの時期に気を付けないと、車検が受けられません。

国税支払いサイトで支払うとお得

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国税クレジットカードお支払サイトというサイトがありますが、名称からわかるように、国税をクレジットカードで納めるサイトです。国税の納め方はいろいろありますが、クレジットカード払いを考えているのならこのサイトを利用しましょう。ただ、領収書は発行されないので、必要な人はほかの手段を利用する必要があります。

国税クレジットカードお支払サイトで利用できるクレジットカードの国際ブランドは、MasterCard、VISA、JCB、アメックス、ダイナースクラブ、TS CUBIC CARDです。そして、決済手数料が必要なことを覚えておきましょう。

国税クレジットカードお支払いサイトの利用方法

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国税クレジットカードお支払サイトの利用方法を見ておきましょう。まず、利用の前に、クレジットカードと国税の納付書を準備します。次に、サイトにアクセスして、注意事項や手数料の確認をします。そして、氏名、住所、国税の種類、納税額などの情報、クレジットカード情報を入力します。最後に内容確認をして、手続きが完了します。

税金をYahoo!公金支払いで支払うとお得

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地方税の場合、Yahoo!公金支払いという納税方法があります。すべての地方自治体の税金を納められるわけではありませんが、利用できる自治体は増えています。Yahoo!公金支払いは、インターネット上でクレジットカードやTポイントにより税金や各種料金の支払いができるサービスです。

Yahoo!公金支払いで利用できるクレジットカードの国際ブランドは、MasterCard、VISA、JCB、アメックス、ダイナースクラブです。Yahoo!公金支払いはインターネットサービスなので、24時間利用ができます。分割払いも可能です。

Yahoo!公金支払いの利用方法

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Yahoo!公金支払いの利用方法も見てみましょう。まず、税金の納付書とクレジットカードを用意します。次に、トップページで、公金の種類(税金の種類)を選び、自治体を検索します。これでYahoo!公金支払いに対応した自治体かがわかります。そして、注意事項を確認し、年度や課税番号などを入力していきます。

必要事項の入力が終わったら、金額を確認し、今度はクレジットカード情報を入力します。それから、入力内容を確かめて、よければ完了します。

税金のクレジットカード払いのデメリット

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いろいろなメリットがあるクレジットカードによる税金払いですが、デメリットもあります。そのデメリットのうち、いくつかは紹介してあります。それを含めて改めて考えてみましょう。まず、決済手数料が必要です。特に分割払いとなった時は、カード会社に支払う手数料も要ります。

クレジットカードで支払える税金の種類は増え、対応している自治体も増加傾向にありますが、それでもすべての税金、自治体というわけにはいきません。まだまだ対応しきれていない自治体も多いし、税金の種類にも制限がある場合があります。

また、クレジットカードによる納税を行うと、取り消しはできません。決済手数料の問題などからほかの納税方法に変更したいと思っても、受け付けてくれません。

税金をクレジットカード払いするとお得

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ここまで、税金をクレジットカードで支払う意味やメリットなどについて解説しました。手数料の問題はありますが、税金をクレジットカードで支払うとお得なことが多いです。ポイントは貯まるし、分割払いができる場合があるし、条件によってはコンビニ払いが可能なケースもあります。したがって、納税方法で迷ったら、クレジット払いを考えてみましょう。

milky
ライター

milky

WEBライターを長年続けています。書くことと調べることはなによりも好きで、1日中パソコンにかじりついている私です。これからも皆さんのお役に立てる記事を書くべく、最大限の努力をします。パソコン以外では、コーヒーを淹れたり飲んだりするのが大好きです。好きなコーヒーを飲みながら楽しくWEBライティングをしています。

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