タープポールのおすすめ11選!収納に便利な機能や使い方を解説!

タープポールのおすすめ11選!収納に便利な機能や使い方を解説!

アウトドアライフを充実させるアイテムのなかで、最近注目されているのがタープポールです。タープポールをたかが支柱と思ってはいけません。タープポールを適切に選ぶことで、タープの機能が120%発揮され、より充実したアウトドアキャンプライフが実現できます。

記事の目次

  1. 1.タープポールはどれを選べばいいの?
  2. 2.そもそもタープポールとは
  3. 3.タープポールの使い方
  4. 4.タープポールの種類と便利機能
  5. 5.おすすめタープポール11選
  6. 6.タープポールを使って快適なキャンプをしよう!

タープポールはどれを選べばいいの?

Photo by kemeko1971

最初は気楽に始めたキャンプも、のめり込んでいくうちに装備に凝り始める傾向があります。アニメ『ゆるきゃん△』や芸人のヒロシによる一人キャンプの動画「ヒロシちゃんねる」などでは、便利なキャンプ道具などが使われています。その便利なキャンプグッズの中にタープがあります。

タープは日差しや雨を防ぐための大きな布のことです。タープを複数の柱で立てることにより、開放感のあるリビングスペースが出来上がるというわけです。このとき、柱の使い方が重要になります。柱の種類や強度や本数や使い方によって、リビング空間が全く変わるのです。

この柱のことをタープポールといいます。いってみれば屋根を作るための柱ですが、携行時や収納時のことまで含めて考える必要があるキャンプ重要備品のひとつといえます。タープポールを購入する時に、どのようなことに対して注意すべきなのか、ご紹介します。

そもそもタープポールとは

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

タープは防水処置がされている広い布のことです。六角形や長方形や正方形のものがあり、2m四方の大きさから6mを超す大型のものまであります。タープの角や端にはグロメット(鳩目)がついた穴がいくつか開いていて、そこにタープポールを挿して支柱とします。

タープポールの種類が強度があり、接続に対しての特別な機能を持っていれば、設営や撤収に時間をかけることがなく、その分キャンプを楽しむ時間が増えるというわけです。このため、たかが支柱ですが、タープポールはキャンプ生活の中では縁の下の力持ち的な存在といえるのです。

キャンプに必須のアイテム

Photo by ajari

キャンプといっても、様々な種類があります。そしてキャンプの種類によって必需品は変わります。例えば宿泊をする登山キャンプであれば寝袋やテントや調理器具が必要になることが多いでしょう。例えば多くのオートキャンプ場などであれば、平原のために屋根が必要です。

雨の日のキャンプであれば、くつろぐにしても作業をするにしても、濡れない空間を作ることができるのが屋根の代わりになるタープです。他にも夏の暑い日差しを遮り、快適なリビング空間はタープがあればこそといわれます。タープは近年のキャンプには欠かせないアイテムなのです。

そしてタープの居住性を左右するのが、タープポールです。タープの裾を広げるにはタープポールを追加購入して対応します。同じタープでも、タープポールを買い替えて天井を高くすることもできます。このように、タープポールはキャンプ必須のアイテムなのです。

メインとサブがある

Photo by Umnak

比較的小さなタープであれば、2本のメインとなるタープポールとロープと、ロープを地面にくくりつける「ペグ」で事足ります。メインとなるタープポールは比較的太目で丈夫な種類が定番です。これに対してサブタープポールは作業効率を上げるための支柱であったりします。

メインになるタープポールはタープの天井の高さを決定するものなので、主に使用する人の身長に1m程度を足した高さになるのが理想です。また、サブタープポールを出入り口確保のために使うことが中心ならば、使用者の身長にあわせると使いやすいタープ空間ができます。

この時、メインタープポールとサブタープポールの長さの差が80cm程度確保されていると、タープに傾斜が作られます。これによって、雨天時に雨水がタープにたまりにくくなります。

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タープポールの使い方

Photo by Umnak

キャンプ道具の使い方に決められた使い方はありません。タープポールについては、取り扱い方に注意する必要があります。特につなぎ目部分は変形してしまうと使えなくなることがあります。収納時には特に注意しましょう。各メーカーから豊富な種類のポールが発売されています。

有名メーカーのタープには、メインタープポールが2本とサブタープポールが数本とがセットになっている便利なタープセットがあります。こうしたセットにはガイドロープやペグやハンマーまでが同梱されているので、購入したその日からタープを使うことができます。

タープポールの使い方は、設置する場所が平地であったり砂地であったり、また風が強い日であったり雨天であったりすれば、アレンジが必要になります。簡単に言えば、屋根をつくるための支柱を立てるだけのことです。ところが、工夫次第で快適さが全く違うことが実感できます。

基本の張り方

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まずは基本となる長方形型のタープの基本の張り方をご紹介します。タープを地面に広げます。メインタープポールを長辺の中央にあるグロメットに差し込み、地面に寝かしておきます。グロメットからロープを張る方向を決め、地面にペグをしっかりと打ち込んでおきます。

メインタープポールがタープのグロメットの先に出ている部分にガイドロープをかけ、メインタープポールが地面に垂直になるように立ち上げます。ペグにメインロープの反対側をかけ、ガイドロープにある「自在」を使って、メインタープポールが垂直自立するように張ります。

サブタープポールを使ったり、ロープだけでサイドを補強したりすれば完成です。大事な点は、メインタープポールがぐらつかず、地面に対して垂直になっていることです。大勢で組み立てると楽ですが、練習すれば2人でもできるようになります。

風よけ特化アレンジ

Photo by salgo1960

タープの張り方には様々なアレンジがあります。こうしないといけないという決まりはありません。ただ、例えば風にあおられて飛んでしまったりすれば、他の人に迷惑をかけるかもしれません。そこでタープポールをうまく使いこなして、風で飛ばされないアレンジをします。

タープポールを風よけ特化アレンジすることのポイントは、まず風の方向を見極めることです。対処方法の一つとしては、メインポールを少しだけ低めにし、風上のタープを下げるように張る方法があります。タープの上を風が抜けていくイメージです。逆にすると揚力が発生し飛ばされます。

風上のタープをペグダウンさせると風よけとしては万全に思えますが、実際には風は一定方向からのみ吹いてくるわけではないので、ある程度の隙間を開けて風が抜けるような作り方をしておくと、タープが飛ばされません。当然、メインタープポールの材質種類は頑丈さが要求されます。

スペース確保のアレンジ

Photo by salgo1960

タープをリビングルームのような、できるだけ広いスペースとしての空間を確保するために張るアレンジとしては、タープ全体を地面に平に張ることです。それにはメインタープポールを追加購入しておくか、サブタープポールの長さにメインタープポールの長さを合わせておきます。

ガイドロープの角度にも十分注意します。また倒壊の無いように、ガイドロープはそれぞれのタープポールに対してしっかりと張っておきましょう。ただし地面に対して水平に張っていることから、雨が降った場合は雨水がたまりやすくそのために倒壊する危険度もあります。

タープの形が六角形のタープであれば、メインタープポールとサブタープポールを2本ずつ使ってウイング部分を高く張り、開放的にすることもできます。さらにサブタープポールを2本追加すれば六角形の頂点に支柱ができて、相当広いリビングスペースを確保できます。

タープポールの種類と便利機能

Photo by white-daffodil

極端に言えば、タープを張るための支柱であれば良いので、竹竿でも鉄パイプでも代用は可能です。ところが持ち運びや高さの調整やタープとのジョイントなどを考えれば、市販のタープポールを購入する方がはるかに便利であることは明らかです。

タープポールを新たに購入する時は、タープにあけられているグロメットのサイズも考慮する必要があります。同じ種類のタープポールを追加購入する以外は、十分に注意しましょう。また、軽さは収納と携行に関係しますし、材質は強度に関係します。十分に考慮しましょう。

そして最も重要なことが、高さです。アウトドアチェアに座っていることを前提としたタープの使い方であれば、多少低い短めのタープポールでも良いのですが、開放的なリビングルーム空間を確保するには身長に1m程度を足す長さで、しかも強度のあるタープポールが必要です。

収納に便利な伸縮式

キャンプ場に機材を運び込むことを前提とするならば、タープポールは持ち運びに便利な機能を持っている種類を選びましょう。スライド式または伸縮式と呼ばれるタープポールがおすすめです。直径が300mm程度のタープポールに対して、強度面では勝てませんがサブには十分です。

サブタープポールとして使うことを目的とした細めのタープポールには、スライド式や伸縮自在式などの機能がついている種類が多いのです。最大の利点は自在な高さに調整が可能である点で、設置後でもロープを緩めながら長さを調整することが可能であり、初心者には便利な機能です。

強度の高いプッシュボタン式

ある程度の価格のタープポールになると、太いものが主流となります。強度が重視されるタープポールは家族向けの大きなタープなどに使われています。そういったタープポールの接合方法の種類にはプッシュボタン方式という機能が採用されているものが多く見られます。

ボタンを押しながら接合し、穴からボタンが「カチン」と出てくれば接続が完了するタイプです。途中部分を買い足せばある程度までは長さの調整が可能です。撤収する時は穴から顔を出しているボタンを押しながら抜けばバラバラになります。太さが十分で強度に不安は感じません。

組み立てやすいジョイント式

プッシュボタン式とジョイント式の大きな違いは、ただつなぐだけの簡単な構造である点です。この種類のつなぎ方はサブタープポールに採用されていることが多いようです。シンプルな構造であるがために、さっと取り出してつなぎ合わせてすぐに完成してしまう手軽さがあります。

比較的低価格のジョイント式タープポールの中には、ポール本体内部にゴムひものようなものが通っている種類があります。このひもをショックコードといいます。接合順を考える必要が無く、より簡単に分解組み立てができます。強度的には強くないものが多く、メインにはおすすめしません。

おすすめタープポール11選

Photo by iandeth

タープポールがゆがんでしまったり、折れてしまったのであれば買い替えましょう。タープ自体は損傷していないならば、タープポールだけを買い替えれば良いのです。それ以外にも、メインタープポールを太くして強度を増したいときにも、新たにポールだけを購入すれば良いのです。

キャンプ用品は実際に使ってみないと何とも言えません。人それぞれの使い方や求める機能、そして使い方に対する強度が十分なのかは、使い始めてやっと答えが出てくるというものです。万人に満足がいくタープポールはなかなか見つけにくいのです。

まずは、タープを購入してあり、なんとなく付属のタープポールに満足できなくなったケースを想定し、その条件でおすすめするタープポールを、使い方の面、収納の面、機能面、強度などの面に着目しながらご紹介してきます。

フィールドア(FIELDOOR) アルミテントポール 280

非常に頑丈に作られたタープポールです。メインタープポールに不安を感じ始めた方におすすめのタープポールです。直径は320mmと極太で強度は抜群です。重量も1.3kgにもなります。5cm間隔の8段階調整プッシュボタン内蔵機能で、120cmから280cmの長さまで調整可能です。

フィールドア(FIELDOOR) 木製テントポール 240

天然木であるタモを使った珍しいタープポールです。タモは北海道などにみられる硬い木で、建築素材や家具などに使用されています。320mmの直径で強度は抜群であり、大型タープにもおすすめのタープポールです。連結部分はネジ式なので強度に問題なしです。

スノーピーク(snow peak) ウイングポール 280cm TP-001

強度と耐久性に高いアルミニウム合金で作られている頑丈なタープポールです。登山グッズメーカーのグッズなので、ヘビーな使い方でもびくともしません。先端部分の、ガイドロープが抜け落ちることを防止するための「ローレット加工」に老舗の持つ技術が感じられます。

ロゴス(LOGOS) プッシュアップポール 250cm

ロゴスは大阪発のアウトドア用品専門店です。105cmから250cmの間で34段階もの設定調整が可能なモデルです。セット重量がわずか670gと超軽量なため、例えばバックパックに荷物を詰め込んで背負っていくタイプのキャンプでの使い方にもおすすめのタープポールです。

ディーオーディー(DOD) テント・タープポール XP-01

先端部分の直径を細くして、どのようなタープにも使えるようになっているのが、こちらのタープポールです。スチール製で強度は抜群に作られており、専用の収納ケースが付属しています。直径が1.5cmなので、使い方としてはサブタープポールに最適です。

DOD ハイパームテキポール

直径が350mmと極太のタープポールで、強度が要求されるメインタープポールにおすすめです。ジョイント式なので使用本数で高さの調整が可能です。4本使用で260cmなので、十分な高さのタープになります。このタープポールには収納や携行に便利な専用バッグが付属しています。

ニーモ アジャスタブルタープポール L

収納時は73cm程度の長さになる、アルミニウム合金製のタープポールです。最大サイズは251cmで8段階に調整が可能です。最下段のパーツを最上段に取り付けると、シェルター内部の支柱にも使える機能が装備されているアイディア商品でもあります。

アライテント ライペンコンパクトポール150

ジュラルミン製であるためにわずか225gしかないというのが特徴の、サブタープポールにおすすめなモデルです。収納サイズもコンパクトで、41cmにしかなりません。ソロキャンプなど、荷物を減らしたいキャンプにおすすめの逸品です。

テンマクデザイン dura-stick130-280

こちらの商品のおすすめな点は伸縮式である点です。ラチェット式で組み立てるため、収納時は1本のポールになります。その時の太さは約4cmで、長さは約80cmです。メインタープポール2本だけの使い方で良いのであれば、携行性抜群のこちらの商品がいちばんのおすすめです。

モンベル アルミミニタープポール165

1本の重さが270gしかありません。しかも折りたたんだ時の長さは40cmしかありません。バックパックに収納できるサイズと重さなので、バイクツーリングなどにもおすすめです。ショックコード内臓機能により、部品をなくすこともなく素早い組み立てが可能です。

ogawa アップライトポール170

小川のタープポールはシンプルです。3本ないしは4本で構成され、短いものは110cm、長いものは270cmの商品があります。接合は最もシンプルなジョイント式で、おすすめな点はお手頃なその価格です。接合部分の機能に目新しさはありませんが、気軽に購入できる点が嬉しい点です。

タープポールを使って快適なキャンプをしよう!

Photo by imgdive

テントやタープ、アウトドアチェアや調理器具など、様々なキャンプ道具にこだわるキャンパーを多く見かけます。またキャンプ場所はいつも同じところというキャンパーもいれば、全国津々浦々出掛けるキャンパーもいます。キャンプ十人十色といいましょうか。

タープは近年、特に注目されています。自然の中でゆっくりとした時間を過ごすためには、しっかりとした屋根が必要であり、そのためにはタープを支えるタープポールが必需品というわけです。デイキャンプであっても、タープとチェアだけは必須というキャンパーが少なくありません。

キャンプ用品は、まず初心者モデルを購入することをおすすめします。使い込んでいくうちに、不満な点が出てくれば買い替えたり買い足したりすれば良いのです。タープポールを使いこなし、さらにキャンプを楽しみましょう。

てぃーえむ
ライター

てぃーえむ

アメリカ在住のシニアライター。音楽と料理と酒を愛する、ばりばりインドア人間。伝えることと知ることは、すなわち勉強。人間、一生勉強です。そんなことを、つまみを作りながら、最高の音楽を聴きながら、酔っ払って思っています。

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