ダボレールで棚をDIYしてみよう!
壁面収納作りに便利なDIYパーツ、「ダボレール」。ダボレールを使えば簡単に収納棚を作れるので、DIYする人達に人気のパーツです。
誰でも、お部屋の壁を眺めて「ここに収納があったらなあ」と思ったことはあるでしょう。壁面収納は需要のわりに、たいていの場合自分で取り付けなければ作ることができず、憧れつつもあきらめている人が多いのではないでしょうか。
そんな人にこそ使ってほしいのが、このダボレール!この記事では、ダボレールを使った簡単な棚のDIY方法や、便利な活用術についてまとめました。ダボレールを使って、思い通りの壁面収納を作ってみませんか?
ダボレールとは?
「ダボレール」とは一体何でしょうか?あまり耳に馴染まない方も多いかもしれません。ダボレールは、「棚柱」「ガチャレール」「ダボ柱」と呼称は様々です。
名前をご存じなくても、おそらくお店などで一度は目にしたことがあるでしょう。ここでは「ダボレール」とはどんなものなのか、分かりやすくまとめました。
壁に棚を設置するためのレール
ダボレールは壁に取り付けて棚受けを引っ掛けるための支柱です。「ダボ柱」や「ガチャレール」などとも呼ばれます。簡単に可動棚を設置できるので、DIY用品として人気。壁にツーバイフォー材で柱を作るディアウォールなどの製品と組み合わせて使われることもあります。
ホームセンターやAmazonで購入でき、長さや販売店にもよりますがレール1本がだいたい500円程度。ホームセンターでは、欲しい長さにカットしてくれるサービスを行っている店舗もあります。レールと棚板や棚受けが組み合わせられたセット商品は初心者さんにおすすめです。
ダボレールを使った簡単な棚の作り方
ダボレールで作る壁面収納は、棚の幅も高さも段数も自由自在。そのうえ、棚の位置も自由に動かせる可動棚です。便利なダボレールですが、作り方をよく知らないと「なんだか難しそうかも?」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ダボレールを使ったDIYはとても簡単。ここでは、ダボレールDIYの作業を細かいステップに分けてご説明していきます。それでは、ダボレールを使った簡単な棚の作り方について見ていきましょう!
Step①ダボレールの取り付け
ダボレール棚の、作り方の初めのステップです。まずはダボレールを壁面に取り付けましょう。設置する棚板の長さを測り、壁に鉛筆で数か所、マークを付けてから行います。
マーキングが済んだら、ダボレールを1本ずつ、マークに合わせてネジで取り付けていきます。床に対して垂直になるように、気を付けて取り付けを行いましょう。このとき電動ドリルドライバーがあるととても便利。あっという間に作業が進みます。
このとき、注意したいのが、石膏ボードの壁では取り付けができないこと。ネジが打てる壁かどうか、事前にしっかり確認をしてからダボレールを準備してください。
ダボレールのパーツ
ダボレールを使ったDIY棚を設置する際に必要な基本のパーツは、ダボレール、棚受け、棚板とダボレール用のネジ、棚受け用のネジの5種類です。
パーツでひとつ注意したいのが、ダボレールのパーツ類は、各メーカーごとで規格がばらばらなこと。購入の際はひとつのメーカーでパーツを統一するよう注意しましょう。
Step②パーツの取り付け
ダボレール棚の作り方、次のステップです。ダボレールの設置ができたら、次はパーツを取り付けていきます。ここで使うのは棚受けパーツ。ダボレールに空いた穴へ、棚受けを差し込みます。
このとき付けた棚受けがぐらぐらしていても、気にせず進めて構いません。棚受けは棚板と一緒に固定することで、がっちり組みあがる作り方になっています。
Step③棚板の設置
ダボレールと棚受けが設置できたら、あとは棚を付けるだけです。水平になるように気を付けて棚受けに置き、電動ドライバーとネジでしっかり固定しましょう。このときダボレールと棚板を、ほんの2~3mm程度離して固定しておくと、あとから動かすのが楽になります。
ネジは先に手前側、あとから奥側を固定していく作り方がおすすめ。棚板を止め終わったら少し力をかけてみて、動かなければ成功です。これでダボレールを使った壁面収納DIYは完成!必要ならいくつでも棚を増やしたり動かして、使いやすい棚に仕上げましょう。
ダボレールの便利な活用術7選
ダボレールを使ったDIYがとても簡単に行えることがお分かりいただけたでしょうか。ここからは、ダボレールを使ったDIY棚の実際の活用術をご紹介していきます。ダボレールはアイデア次第で様々な使い方ができるDIYパーツです。
たくさんのダボレールDIYのアイデアを知れば、「こんなの作ろうかな」をブラッシュアップできること間違いなし!中には驚くようなダボレール活用例も。それでは、収納棚だけには収まらないダボレールを使ったDIYの魅力について、見ていきましょう。
便利な活用術①
まずは、ダボレールを使ったシンプルな壁面収納をご紹介します。短めのダボレールに棚板を取り付ける基本の形で、素敵なウォールディスプレイ棚が完成。趣味の雑貨や写真などを並べれば、お部屋の素敵なフォーカルポイントになります。間接照明でライトアップしてもおしゃれな空間に。
便利な活用術②
ダボレールを使った棚で特に需要が高そうなアイデアが、洗面所の壁面収納。洗面所はスペースが狭く、収納も最低限であることがしばしばです。そのうえ収納する必要のあるものが多いので、洗面所の収納に困っているご家庭は多いでしょう。
ダボレールを使って洗面所に棚を作れば、場所を取りがちなタオル類や洗剤などをきれいに収納できます。別のパーツと組み合わせてタオル掛けなども一緒に作れば、とても便利な棚のできあがり!
便利な活用術③
ダボレールを使って作る壁面収納は可動棚。そのメリットを最大限に発揮しているのが、子ども用の収納にするというアイデアです。
子どもにお片付けを覚えてもらうには、手の届きやすい場所に分かりやすく収納できるよう、収納棚を作ることが大切。しかし、子どもはどんどん成長し、手の届く範囲も変わっていきます。ダボレールを使って棚を作れば、子どもの成長に合わせて、手の届きやすい位置へ棚を動かしていけるでしょう。
便利な活用術④
先ほどの収納を大人用にしたようなアイデアがこちら。壁面いっぱいに棚やハンガーを取り付け、まるでショップのようなディスプレイ棚になっています。
ダボレールを使った収納は、洋服ラックとしての用途と相性抜群。長さを自由に決められるので、手持ちの洋服の量に合わせて収納を作ることができます。
便利な活用術⑤
ダボレールを使った壁面収納で、デスクを作ることも可能です。壁いっぱいにレールを伸ばして設置しておけば、デスクの上の部分に必要なだけの棚を作りつけられてとても便利。
子ども二人や夫婦で使うデスクスペースを作りたいなら、ダボレールをちょうどよく離した位置に、自由に板を設置すればOK。とても使い勝手の良いワークスペースを作れます。機能的なデスクをお手頃価格で設置できるおすすめのアイデアです。
便利な活用術⑥
ダボレールを使った驚きのアイデアが、このテレビボード。なかなか出てこない発想ですが、確かに壁にくっつけて使う家具なら、およそどんな物でもダボレールでDIYすることができるでしょう。
ダボレールを使ったテレビボードのメリットは、棚の幅と奥行きを自由に変えられること。既製品に満足できなかった方は、持ち物に最適なサイズの棚が作れるダボレールDIYを検討してみると良いかもしれません。
便利な活用術⑦
そして最後にご紹介するのはこちら!ダボレールを使ったシューズクローゼットです。家族の多いご家庭や、靴が大好きでコレクションしている方にはとても魅力的なDIYでしょう。並べて飾ることで靴に目が行き届くので、靴をきれいに手入れするモチベーションにもつながるかもしれません。
バーを取り付けて傘を掛ける収納にしたり、ハンカチやマスク、鍵など外出の際に使うものの定位置を作っても良いでしょう。シューズクローゼットをより便利に使えるおすすめアイデアです。
ダボレールは設置が簡単で使いやすい!
いかがでしたか?ダボレールはとても簡単に設置でき、自由に壁面収納を作ることができます。板同士を組み合わせる棚はちょっと荷が重く感じる方でも、ダボレールなら手軽にDIYが可能。
ダボレールを使った例を見て、壁一面を棚にしてみたくなった人も多いことでしょう。夢の壁面収納を自由に作れるダボレールは、お家作りの頼もしい仲間です。ダボレールで素敵な棚をDIYして、今よりもっと居心地の良いお家にしていきましょう!