女性・男性アナウンサーの業種別の平均年収
とても華のある職業であるアナウンサーですが、平均年収などを気にしたことがありますか。今回は、アナウンサーを目指している方にも是非チェックして頂きたい、アナウンサーの年収・お給料、キー局・地方局・フリーなどの違いについてまとめました。
テレビキー局
キー局とは、放送局の系列ネットワークの中心となる局の事を指します。日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビジョン、5つのテレビ局のことです。これらのテレビ局は東京にあるため、在京キー局とも呼ばれています。
キー局のアナウンサーの年収について、新卒で初任給が25万年前後(局によって異なります)年収にすると350万程となります。キー局でキャリアを積んだアナウンサーは年収1,300万程になり、最大で年収2,000万円程稼ぐアナウンサーもいるようです。
尚準キー局のアナウンサーは、キー局と比較すると年収は基本少し低くなります。準キー局とは、大阪の広域局4局を指し、読売テレビ・朝日放送テレビ・関西テレビ・毎日放送があげられます。キー局と協力関係にあり、アナウンサーによってはキー局よりも年収が高いこともあります。
テレビ地方局
テレビ地方局(ローカル局)に属しているアナウンサーの年収について、具体的な年収の発表はされておりませんが、平均年収は500万から700万円程です。キー局と比較すると年収が低いのですが、アナウンサーの売れ具合やテレビ局によっても異なります。
地方局のアナウンサーは、人気アナウンサーと一般的なアナウンサーの年収に大きな格差があるようで、売れているアナウンサーは、なんとキー局よりも年収が高い人もいるくらいです。頑張れば頑張るほど年収が上がっていきます。
残念ながら仕事があまり無い地方局のアナウンサーの場合、年収は200万円程だそうです。アナウンサーの世界は厳しく、人気アナウンサーとの格差が激しいため、地方局よりもキー局で働く事を希望しているアナウンサーが多いです。
ラジオ局
ラジオ局のアナウンサーの年収について、東名阪の放送局であれば平均の年収が700万から1,000万円程と、テレビ局に負けないくらい高額年収です。しかし地方局の場合、年収は300万から600万円程と、一般的なサラリーマンの年収とそう変わりません。
地方局のアナウンサーの場合、全体的に従業員が少ない傾向にあります。そのためデスクワークや編集に取材等、アナウンサー以外の業務を行わないといけないので、結構ハードな仕事となることが多いようです。
尚ラジオ局によっては、アナウンサーは属しておらずフリーアナウンサーや契約アナウンサーがニュースを担当していることも多いのが実情です。局によってお給料・業務内容は異なるので、気になる企業があれば各社に確認する事をおすすめいたします。
フリーアナウンサー
フリーアナウンサーは芸能事務所に所属し、各放送局に派遣されるアナウンサーの事を指します。平均年収は2,000万円以上で、人気アナウンサーの場合、年収2億円以上の人もいます。
フリーの場合は担当した仕事ごとの報酬となり、例えばCM1本3,000万円から1億円、テレビ番組の出演は1本30万から50万円です。つまり仕事をやればやるほど年収が高くなっていきます。
フリーは人気の度合いで年収が変わる
元局アナがフリーアナウンサーになった場合には平均年収2,000万円以上と仕事の単価が高額です。しかしながら無名のフリーアナウンサーが、キー局の様に億単位の年収になる事はありません。
最初からフリーアナウンサーの人でも、キー局の有名で人気な番組で活躍出来るようなれば、単価は高くなるでしょう。成功したフリーアナウンサーは億超えの年収を得ている人は多いです。
女性・男性アナウンサーの平均年収
女性・男性アナウンサーの平均年収について、アナウンサーの年収は、各テレビ局やアナウンサーの年齢、役職などによっても異なります。それらの平均年収をお伝えいたしますので、アナウンサーを目指している方は特に参考にしてみてください。
各テレビ局の平均年収
男女含め、各テレビ局の年収についてお伝えします。フジTVは平均年収1,482万円、日本TVは1,453万円、TV東京は1,256万円、NHKは1,160万円、TV朝日は1,342万円、TBSは1,441万円と、いずれも一千万円を超えています。
年齢別の平均年収
男女含め、大体の年齢別アナウンサー平均年収をお伝えします。20代の平均年収は485万から604万円、30代は563万から757万円、40代は729万から952万円です。
50代は910万から1,012万円、60代は589万から1,012万円です。以上のことより、年齢・キャリアにより年収が上がっていくことが分かります。
都道府県別の平均年収
アナウンサーの平均年収は、都道府県ごとによって異なります。全国で年収が高い都市をあげると、順番に東京(1,190万)、大阪(1,020万)、神奈川・愛知(935万)です。
勿論人によって異なりますが、人の多い都市程平均年収は高くなっており、地方アナウンサーの平均年収は、約680万から765万円ほどとなります。
役職別の平均年収
役職によって、アナウンサーの年収は異なります。男女含め、主任の場合729万円、係長は908万円、課長は1,200万円、部長は1,326万円です。
所属しているテレビ局やキャリア・年齢などによっても異なり、上記はあくまで基本的な金額となります。それ以上・以下の場合もありますので、ご了承ください。
女性・男性アナウンサーの給料の仕組み
続いて、気になるアナウンサーのお給料の仕組みをお伝えいたします。アナウンサーという職業には、毎月のお給料の他に、ボーナスと昇級があります。それらの詳細は下記の通りとなりますので、見ていきましょう。
ボーナスが年に2~4回
テレビ局によってボーナスの額は異なりますが、一般的には年に2回、ボーナスを支給している会社が多いと言われています。支給額については、お伝えしている平均年収と同様、局や担当している番組により大きく異なります。
昇給は年2回が多い
アナウンサーの昇給は、一般的に年に2回行われていることが多いようです。ただボーナスと同じく、昇給の回数・額は企業や担当番組、人気度によって大きく左右されます。従って必ずしも皆2回行われるとは限りませんのでご了承下さい。
女性・男性アナウンサーの年収ランキング
最後に、女性・男性別のアナウンサー年収ランキングをお伝えいたします。皆さんがテレビを見ていると、毎日の様に目にするアナウンサーはいませんか。その人の年収を調べてみると、実は億越えかもしれません。
女性アナウンサーの年収ランキング
まずは女性アナウンサーの年収ランキングです。女子アナと言えば、弘中綾香さんや有働由美子さん、三田友梨佳さんなど、考えると沢山の人気アナウンサーがいます。その中でも群を抜いて年収が高い方は下記の通りです。
加藤綾子さん
今回、1位3名は同じ年収と言われております。その中の一人は「加藤綾子アナウンサー」です。推定年収は2億円です。ニュース番組、人気バラエティ番組の司会を務めています。
多くの方がご存知の様に、加藤アナは元フジテレビアナウンサーで、カトパンの愛称で親しまれています。現在はフリーアナウンサーに転身しており今やCMなどにも出るほど大人気です。
夏目三久さん
次にあげられるのは「夏目三久アナウンサー」です。現在フリーとしてラジオ・CM・バラエティ等で活躍しているアナウンサーで、芸能プロダクションの田辺エージェンシーに所属しており、年収は加藤アナと同様、推定2億円です
安藤優子さん
フリーアナウンサーとして不動の地位にいる安藤優子アナウンサーの推定年収も2億円です。長年のキャリアを積んできた安藤アナは出演料も高く、アナウンサーの中でも高い地位を築いています。誰もが憧れる存在でしょう。
男性アナウンサーの年収ランキング
男性アナウンサーと言うと、羽鳥慎一アナや青木源太アナ、安住紳一郎アナなど沢山の人気アナウンサーがいますが、人気イコール年収が高いとは限りません。男性アナウンサーの年収ランキング上位3名を見ていきましょう。
古舘伊知郎さん
古舘伊知郎アナの推定年収は、群を抜いて高く、6億5千万円です。元TV朝日のアナウンサーで、現在はフリーで活躍しています。出演のギャラは1本当たり200万円程となります。
しかし事務所である古館プロジェクトが番組制作をしているため、その売上も年収に含まれており、通常のアナウンサーより年収が高いです。
みのもんたさん
みのもんたさんの推定年収は4億8千万円です。元々は日本テレビのアナウンサーでしたが今はフリーとして活躍しております。ギャラが1本300万円と高額です。会社も持っているのでその分も含まれています。
宮根誠司さん
宮根誠司さんは「ミヤネ屋」等の有名番組で活躍をしているフリーアナウンサーで、推定年収3億円です。出演するギャラが高く、他のアナウンサーよりも高年収です、実際には3億以上稼いでいるのではという話もあります。
女性・男性アナウンサーの平均年収は他の業種より高い傾向がある
女性・男性アナウンサーの平均年収・給料をリサーチいたしました。アナウンサーという職業は、他の業種よりも比較的年収が高いことが分かりました。アナウンサーになるのは難しいですが、希望する人は夢を叶えるため頑張って下さい。