イオン銀行・iDeCoとは
今回は、イオン銀行が提供するiDeCoについて解説します。そもそもiDeCoとはどのような商品でしょうか。これは、個人型確定拠出年金のことで、個人事業主の方や企業側が確定拠出年金制度を導入していない労働者が利用できる制度の事です。iDeCoではいろんな優遇措置を受けることができ、おすすめの年金対策商品です。
加入者が毎月積み立てで掛け金をする年金
iDeCoに加入すると、毎月定めた積立金を支払っていくことになります。この掛金が年金の原資となります。定期預金のような積立金とは性質が異なり、この掛金を用いて金融商品を利用して運用をすることになります。
iDeCoでは、運用といっても投資信託商品を選択するだけで、実際の運用はファンド側が行なってくれるので安心です。イオン銀行が提供するiDeCo商品は、手数料もかからず初心者でも利用しやすいラインナップで、初めて利用する方からも評判の良い商品になっています。
将来の年金額が変化
イオン銀行のiDeCoでは、積み立てた掛金がそのまま将来の年金の資金となるわけではなく、各種金融商品で運用をしていくことになります。そのため同じ掛金を支払った場合でも将来の年金額が運用成果によって変わってくることになります。iDeCoは元本保証の商品ではなく、場合によっては元本割れリスクがあることを理解しておきましょう。
イオン銀行・iDeCoおすすめポイント
イオン銀行のiDeCoにはたくさんのおすすめポイントがあります。iDeCo自体は他の金融機関でもサービスを提供していますが、イオン銀行のiDeCoにおいては手数料負担など魅力的な部分が多く、初心者の方からもわかりやすいとたいへん評判が良いです。説明会などの開催も随時行なってくれて、利用者にやさしいサービスとして評判が高くなっています。
①利息・運用益に税金が掛からない
通常、金融商品などを運用して獲得した利益には、所得税がかかります。およそ20%源泉税としてかなり大きな部分を負担しないといけません。ところが、iDeCoで運用した利益にはこの税金がかからないことになっています。もちろんイオン銀行のiDeCoにおいても、獲得した運用益は全額自分の将来の年金原資として貯蓄されていきます。
②所得税・住民税の節税効果
イオン銀行のiDeCoを利用すると、大きな節税効果を享受することができます。iDeCoに掛金として支払った金額は全額所得控除として年末調整の際に算入することができます。
iDeCo利用により、所得税と住民税の双方で減税を受けることができます。節税金額は年収額により差がありますが、月に1万円の掛け金を支払う方で年間18000円の節税効果を享受できる計算例があります。所得税だけでなく住民税におけるメリットもあるというのは結構大きな節税効果が得られることになります。
③初心者にも選びやすい商品が多い
iDeCoを利用すると、自分で掛け金の運用先を選択する必要があります。投資関係の知識がない方にとっては選択するのが難しく感じる方も多いかもしれません。その点、イオン銀行のiDeCoでは比較的選択しやすい金融商品ラインナップになっていて初心者の方にもおすすめです。
イオン銀行のiDeCoが扱う金融商品は、いずれも運用時にかかる手数料が安く、なおかつ販売手数料がかからないので、コスト面で魅力の高い商品が多く、かつ値動きがゆったりとしたインデックス型投資信託商品が主流になっています。
④イオン銀行のiDeCoは手数料0円
イオン銀行のiDeCoでは販売手数料が無料となっています。販売時に手数料がかからないので、商品選択を気軽に行なうことができて、投資信託の知識のない初心者の方などにも安心して利用することができます。
ただ、完全にすべての手数料が無料となるわけではない点には注意しておく必要があります。イオン銀行のiDeCoでは毎月少額ですが国民年金基金連合会に支払う手数料と資産管理サービス信託銀行に支払う手数料は発生します。いずれも月当たり100円程度の設定となっています。
⑤イオン銀行は無料セミナーを開催
イオン銀行のiDeCoについてのセミナーが全国各地で随時開催されています。プロの運用家が分かりやすく商品についての解説をしてくれるということで利用者からも評判が高いです。基本的には予約制となっているので、早めに情報をつかんで予約しましょう。評判がいいので予約がすぐに埋まる傾向にあります。無料で参加できるのも大きな魅力です。
イオン銀行・iDeCoの選び方
イオン銀行のiDeCoが扱っている投資信託商品には豊富なラインナップが用意されています。この中から、どの投資信託商品を選択するかによって運用成績が変わってきて、将来の受け取り年金額に影響が及びます。基本的な投資信託商品の選択のポイントについて解説しますので、自分の運用スタイルに合ったおすすめ商品を見つけてください。
①投資場所
イオン銀行のiDeCo商品を選択する際には、まずは各種投資信託商品がどの国の金融商品を用いて運用しているかをチェックする必要があります。投資信託などの金融商品を考えるうえで為替リスクというのはかなり大きな要因といえます。
また、国家政情が不安定な地域に投資をしている投資信託はハイリスクハイリターンとなるケースが多く、場合によっては思わぬ損失をこうむってしまいます。イオン銀行のiDeCoの中で商品選択をする際にはあまり高いリスクを取りたくないという方がほとんどですので、安定して運用できる国家に投資している商品を選ぶ方が無難です。
②運用スタイル
イオン銀行のiDeCoの商品は、高いリターンを求めて積極的な運用をするアクティブ投資信託と、指標に連動して一定の安定した運用実績を求めるインデックス投資信託の2種類に大別できます。後者の方が安定した運用実績が期待できますが、高いリターンを期待することは難しいです。また前者の方が手数料負担が大きくなる傾向にあります。
③信託報酬の比較
イオン銀行のiDeCoの商品を比較する際には、信託報酬も比較するようにしましょう。信託報酬とは、資金を預けたファンド側に支払う実質的な手数料になります。前述のアクティブファンドの場合はこの信託報酬が高くなる傾向にあります。
長期投資のスタンスにおいてはこの手数料負担は大きなデメリットになるので、少しでも信託報酬が安い商品を選択することをおすすめします。イオン銀行のiDeCoの商品においても、信託報酬には差がありますので十分比較してみましょう。
④過去の運用実績
イオン銀行のiDeCoの商品を比較する際には、過去の運用実績もチェックポイントに加えることをおすすめします。いくら運用目的が自分の資産運用目的に合致しているからといっても、実際に利益を上げている実績のあるファンドを選択したほうが安心して運用を任せられることにつながります。成績は常に公表されているのでチェックしてみましょう。
⑤純資産総額の規模
イオン銀行のiDeCoの商品を比較する際には、ファンドの純資産額にも注目しましょう。純資産額とは、掛金拠出社から募った資金と運用益を合計した、ファンドが保有している資産残高の事です。
この純資産額が大きいほど安定した運用ができるファンドということになります。ファンドの値動きの変動が穏やかになるので規模の大きなファンドを選択することをおすすめします。
イオン銀行・評判の良いおすすめiDeCo商品【投資信託】
イオン銀行のiDeCoの商品のうち、評判の良いおすすめの投資信託商品をご紹介します。具体的にファンド名を提示して特徴や魅力、メリットなどについて解説していきますので、商品選びに困ったという方は、ぜひ参考にしてください。基本的には、長期投資スタンスに適したコストの低いと評判の高いおすすめ商品となっています。
3位:DIAM DC 国内株式インデックスファンド
イオン銀行のiDeCoの商品のうち、おすすめの第三位は「DIAM DC 国内株式インデックスファンド」です。これは、TOPIXに連動した値動きを目指しているインデックスファンドです。TOPIXとの乖離チェックを毎日及び月次で行なっており、値動きの乖離を最大限に抑えた運用を心がけているファンドになっています。
国内の有力企業に投資
「DIAM DC 国内株式インデックスファンド」は、日本国内の有名企業の株式をメインに運用をしています。トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャルグループ、ソフトバンク、ソニー、日本電信電話(NTT)など、日本の中でも有名な企業ばかりが名前を連ねています。
業種別にみると、電気機器や輸送機械などの割合が多くなっています。イオン銀行のiDeCoの商品の中でも安定感がありベンチマークとの乖離を可能な限り抑えた運用を徹底しているファンドで、信頼感はとても高いです。
2位:ひふみ年金
イオン銀行のiDeCoの商品のうち、おすすめの第二位は「ひふみ年金」です。国内外の大手企業の株式に約40%、中小企業の株式に約60%の運用をしているファンドになります。過去に相当高い実績を残したことのあるファンドで、利用者からも評判がよく人気のファンドになっています。
国外ではアマゾンなどの大企業に投資
「ひふみ年金」の投資運用先で有名な企業といえば、大手通販サイトを運営しているアマゾンが挙げられます。このファンドの特徴は、数値の面での実績や業績をチェックすることはもちろんの事、数値に現れない企業ごとの取り組みや経営戦略などの部分にも配慮し、総合的な視点で運用先の選定を行なっています。
1位:たわらノーロード先進国株式
イオン銀行のiDeCoの商品のうち、おすすめの第一位は「たわらノーロード先進国株式」です。これは、MSCIコクサイという指数に連動した運用成績を目指しているファンドです。一定の範囲にアクティブウエイトを抑えて、リスクの管理を図っています。安定性と成長性を兼ね備えた評判の良いお勧めファンドです。
先進国企業の株に投資
たわらノーロード先進国株式は、6割以上をアメリカの企業の株式で占めています。特に優良な企業の株式を多く保有する傾向にあります。アップル、マイクロソフトなど最大手の株式で運用していることから、安定性はとても高く初心者にもおすすめできると評判が高いファンドです。利用者が多く時価総額の規模も大きいです。
イオン銀行・iDeCoの注意点
イオン銀行のiDeCoはたくさんのメリットがあるおすすめの金融商品ですが、メリットばかりでなくもちろんデメリットなど気を付けるべき面もあります。イオン銀行のiDeCoを利用する際に注意しておくべきポイントについてまとめて紹介しますので実際に利用をする際には理解しておくと安心です。
①口座だけ作る事は出来ない
イオン銀行のiDeCoを始める前に、とりあえず口座開設だけ行っておいて、積立の開始は後で行なう、といった運用をすることはできません。口座開設と同時に積立が開始します。これを理解していない人は、いきなり引き落としが始まることをしらず、口座に資金が足らなくなり金融機関から督促を受けてしまうということも少なくありません。
②口座は1つしか作れない
イオン銀行のiDeCo用口座は、原則一人一つしか作ることはできません。税制面での優遇があるため、厳格な管理がされています。また、口座開設の後、もっと良い金融機関が見つかったので資金を移管したいといってもそう簡単にできないのがiDeCoです。口座開設をする際にはおすすめや評判、サービス内容をチェックして後悔のないようにしましょう。
③NISAより運用商品が少ない
イオン銀行のiDeCoで扱っているファンドの種類は、それほど多くはありません。同じように税制面で優遇が受けられる口座であるNISAと比較しても相当の数の差があります。iDeCoはあくまで老後の資金確保という側面が強く、NISAとは性質が異なっています。たくさんのファンドから運用先を選択したいと考える方にはあまりおすすめできません。
④60歳までお金を引き出せない
イオン銀行のiDeCoは、老後の生活資金を準備することを目的にしているため、支払いの中途で現金を引き出すことなどはできないようになっています。家計的に苦しくなってきたので、解約をして現金化したいと考えても、簡単にはできません。現在の生活を圧迫するような規模の積み立てをすることなく計画的に利用しましょう。
税制面での優遇内容
イオン銀行のiDeCoを利用して積立に支払った金額は、所得税及び住民税の節減につながることは前述のとおりですが、具体的にどのような手続きをすれば節税効果が得られるのでしょうか。これには確定申告をする必要があります。せっかくの優遇措置ですのでもれなく申告をして節税効果を得ましょう。
確定申告の際に計算する
イオン銀行のiDeCoで支払った掛け金金額は全額確定申告時に所得控除として算入することができます。確定申告の書面上に記載欄がありますので、慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、一度経験するとそれほど難しいと感じることはありません。不明な点は気軽に税務署に相談してみましょう。
イオン銀行のiDeCOは使い方でメリットが大きい
ここまで、イオン銀行のiDeCoの魅力について解説してきましたがいかがでしょうか。iDeCoならではの税制面での優遇ももちろんですが、イオン銀行ならではの利用しやすいファンドがたくさんあります。初心者でも十分に始められますので、興味のある方はぜひイオン銀行のiDeCo商品をチェックしてみてください。