オーブントースターでの焼き芋の作り方を紹介!
どこの家庭にもあるオーブントースターを使って、おいしい焼き芋が作れます。作り方は簡単で、コツを押さえておくことだけが重要なポイントです。スーパーでサツマイモを買ってくれば、いつでもおいしい焼き芋が作れます。
焼き芋を作る時に重要なポイントは、温度管理です。焦げ目をつけるのではなく少し低温で時間をかけることでおいしい焼き芋となります。芋の成分のでんぷんが甘み成分へと変化するからです。
オーブントースターだけではなく電子レンジを使えば、もっと簡単に焼き芋を作ることができます。電子レンジだけでは焼いていませんから焼き芋でないかもしれませんが、オーブントースターを併用することで焼き芋のおいしさが出てきます。
オーブントースターで焼くさつまいもの選び方
オーブントースターで焼き芋は作れますが、自分の好みの焼き芋にするには品種を選ぶことが重要です。品種によって食感が異なりますから、出来上がった焼き芋の味もわかってきます。
オーブントースターの使い方とサツマイモの選び方を間違えないようにしておけば、特別なテクニックは必要ありませんから、誰にでも簡単に焼き芋を作ることができます。
焼き芋の食感はねっとりタイプとほくほくタイプに分けられます。水分量の違いが関係していますが、さつまいもの種類を変えることで、同じオーブントースターの使い方で作れます。
ほくほくした焼き芋を作るなら
あなたはほくほくした焼き芋が好きでしょうか。それなら「紅隼人」や「紅あずま」がおすすめです。昔からあるオーソドックスなさつまいもの品種です。オーブントースターで焼き芋を作る時には、芋に含まれている水分を逃がさないように加熱することがポイントですが、作り方は簡単です。
さつまいものに含まれているでんぷんが過熱によって甘みに変化します。食感と甘みが焼き芋のおいしさを作り出します。子どもたちにもおすすめです。
ねっとりした焼き芋を作るなら
ねっとりした焼き芋が好きな人は「安寧芋」や「紅はるか」がおすすめです。最近はほとんどのスーパーで販売されていますから、気軽にねっとりした焼き芋を作る材料が入手できるでしょう。
さつまいもの品種によって市場に出回る時期は違いますが、「安寧芋」や「紅はるか」は秋の後半になってから出回ります。少し寒くなってきてからの焼き芋は格別のおいしさがあります。ねっとりした焼き芋がおいしい季節と言えるでしょう。
オーブントースターで簡単な焼き芋の作り方
市販されている焼き芋はおいしそうな香りがしてきますが、自宅でも気軽に焼き芋を作ることができます。それがオーブントースターを使った焼き芋です。特別な道具は使いませんが、オーブントースターの特性を活かした作り方のコツを知っておけば失敗することはないでしょう。
①さつまいもをアルミホイルで包む
オーブントースターは温度管理が難しいですから、焼き芋をする時にはさつまいも全体をアルミホイルで包むことがポイントです。使用するアルミホイルはケーキなどを焼いている普通のアルミホイルです。
オーブントースターの熱を焼き芋全体に均等に雪渡せるためにアルミホイルが重要な役割を果たしてくれます。隙間ができないように包むのがコツです。さつまいもとアルミホイルの間に多少の隙間があっても問題ありません。
②800Wで10~15分ほど焼く
アルミホイルで包んださつまいもをオーブントースターに入れましょう。そして、800Wで10~15分程度焼いてください。800Wの設定ができない場合には、時間を適当に調整しましょう。
オーブントースターは急激に温度が上昇しますから、その熱を均等に雪渡せるためにアルミホイルを巻きます。熱が伝わりやすくなって、おいしい焼き芋ができます。
③粗熱を取って再度焼く
ある程度熱くなったら、一度オーブントースターを止めて冷ましましょう。表面は熱くなっていますが、内部まで十分な熱が伝わるには時間がかかります。粗熱を取って、再度焼くことで芋の中の方まで柔らかくなり、甘みが広がっていきます。
さつまいもの表面からゆっくりと内部まで十分に熱が伝わるようにしておかなければなりませんから、低めの温度で時間をかけることを心がけましょう。焼き芋のおいしそうな香りがしてきますが、慌てないようにしてください。
④串を刺してやわらかさを確認
この時点で焼き芋のおいしい香りがしてくることでしょう。ただ、実際にどれくらい焼き芋が出来上がったかを確認するために、串を刺してみてください。中の方が固い時には、もう少しオーブントースターで加熱します。全体が熱くなっていますから、火傷をしないように注意してください。
固さは自分の好みに合わせれば十分です。少し固くても、熱は内部まで伝わっていて甘み成分は十分作られています。
オーブントースターで上手に焼き芋を作るコツ
オーブントースターで焼き芋を作る基本は説明しましたが、ちょっとレベルを上げて上手に焼き芋を作るコツを紹介しましょう。コツさえ知っておけば、オーブントースターでも失敗することがなくなります。
もちろん、専用の道具が必要なわけではなく、どこの家庭にもあるアルミホイルやキッチンペーパーだけです。材料となるさつまいもだけを買ってくれば準備は終わりです。
温度は低めで時間をかけて焼く
さつまいもを作る時に重要なのは温度です。オーブントースターでパンを丸焦げにした経験はありませんか。オーブントースターは温度管理が難しいですから、表面だけが先に熱せられて焦げてしまいます。
焼き芋を作る時には、オーブントースターは低めの温度でゆっくりと温めて作ることがコツです。短時間で焼き芋を作ろうとすると、表面は香ばしくなっていても中の方は固いままになっているでしょう。
目安の時間は1時間程度です。それくらいの時間でサツマイモが焼き芋に変わっていきます。オーブントースターで短時間に温め過ぎないようにしなければなりません。
温度調節機能がない場合は新聞紙やキッチンペーパーを使用
温度調節機能があれば、低温で時間をかけることができますが、温度調節のないオーブントースターの場合は工夫が必要です。さつまいもを新聞紙やキッチンペーパー包むことで、内部への温度がゆっくりと伝わります。新聞紙やキッチンペーパーはあらかじめ濡らしてから包みましょう。
全体を濡れた紙で包んでから、アルミホイルで包みます。熱がさつまいも全体に均等に時間をかけて伝わります。水分を含んでいますから、さつまいもが蒸されることになり、甘みも強くなります。
焼き芋専用の「黒ホイル」の使用もおすすめ
キッチンペーパーで包んだ後にアルミホイルで包むのが面倒だと思うなら、黒ホイルを利用がおすすめです。黒ホイルは焼き芋専用として販売されているグッズです。熱の伝わり方をうまく調節することができます。
オーブントースターでは時間がかかりますが、黒ホイルを使用すると時間短縮効果も期待できます。一度試してみることをおすすめします。
オーブントースターでもっと早く焼き芋を作るには?
オーブントースターで時間をかければおいしい焼き芋が出来上がるのですが、その時間が待てないと考える人はもう一工夫しましょう。そこでおすすめなのがオーブントースターだけではなく電子レンジを使う方法です。
電子レンジとオーブントースターを使った作り方
電子レンジでは焦げ目をつけることはできませんが、さつまいも全体を加熱するには適しています。内部だけが固くなってしまうことはありません。
オーブントースターと電子レンジのいいところだけを利用すれば、短時間で美味しい焼き芋の出来上がりです。いつでも気軽に焼き芋を味わえます。
①さつまいもを濡れたキッチンペーパーで包む
まずはさつまいもを濡れたキッチンペーパーで包みます。電子レンジではアルミホイルは使用できませんから、間違えないようにしましょう。表面が乾きすぎないように濡らしたキッチンペーパーでしっかりと包んでおくことがコツです。
隙間があると、水分が蒸発して固くなってしまいますから、注意してください。また、加熱時間は短時間にしておいて、こまめにチェックするといいでしょう。
②200Wの電子レンジで10分加熱
電子レンジの過熱は早いですから、出力は弱めの200Wで十分です。10分間加熱するだけです。普段の冷凍食品のように強い出力で加熱すると内部が熱くなりすぎて、さつまいもが破裂してしまいますから注意してください。
③アルミホイルに包んでオーブントースターで焼く
電子レンジで十分柔らかくなったさつまいもをアルミホイルで包んでから、オーブントースターで焼きます。オーブントースターで加熱することで焼き芋らしい香ばしさが出てきます。内部はすでに柔らかくなっていますから、あまり時間をかける必要はありません。
オーブントースターで美味しい焼き芋を作ろう!
寒い時期になると焼き芋が食べたくなります。スーパーで購入するよりも自分で作った焼き芋なら、暑いうちに食べられます。オーブントースターを利用することで美味しい焼き芋が作れますから、あなたもチャレンジしてみてください。
焼き芋のおいしさは加熱によってでんぷんが甘みとなることと、ほくほくとした食感、そして表面の香ばしさが合わさっておすすめのおやつです。作り方のコツさえわかっておけば簡単ですから、オーブントースターでも失敗することはありません。