むっつりの意味とは
まずは「むっつり」の意味についてご紹介します。「むっつり」は「むっつりスケベ」という意味だと思って誤った使い方をしている人が多いですが、実は「むっつり」は「むっつりスケベ」という意味ではありません。「むっつり」は「むっつりスケベ」という誤解を受けている「むっつり」の正しい意味を知り、正しい使い方を知りましょう。
むっつりの意味
「むっつり」の本来の意味は「口数が少ない」「寡黙である」という意味です。「むっつりしている」は他に「無口で無愛想」という意味があります。口数が少なく静かな様子を表す意味であって、「スケベ」とは似ても似つかない意味を持つ言葉です。それがいつの間にか「スケベ」と合体させられて「むっつりスケベ」になりました。
むっつりの由来
次に「むっつり」という言葉の由来をご紹介します。「むっつり」は元々擬態語で、口数の少ない人が不機嫌そうな口元をしているのを音で表現したものです。むっとしたような表情で口元をへの字に曲げたような様子などから「むっつり」という表現が生まれたと言われていますが、歴史は浅く、昭和時代に生まれた擬態語です。
むっつりの類語
次に「むっつり」の類語をご紹介します。「むっつり」の意味は「口数が少ない」「寡黙である」などですので、類語はそのまま「寡黙」です。他に、不機嫌そうに口元を結んでいる様子から来た擬態語なので「不機嫌」というのも類語として挙げられます。むっつりした表情は「気難しい」という意味にもとれますので「気難しい」も類語と言うことができます。
むっつりの意味を使った例文
「むっつり」の意味や由来は先にご紹介しましたので、意味や由来を理解できたら次は使い方を理解しましょう。「むっつり」という言葉をどのように使えば良いかを例文を挙げてご紹介します。「むっつり」の使い方ですが、普段の日常生活の中で「むっつり」という言葉を「むっつりスケベ」の略という意味以外で使うことはあまりありません。
ですが、小説などの中では意外に「むっつり」という言葉は使われています。日常生活ではあまり使われない「むっつり」をどのように使うか、正しい使い方をした例文をいくつかご紹介していきます。
例文①むっつり黙り込む
「むっつり」を使った例文の一つ目は「むっつり黙り込む」です。「むっつり」は「口数が少ない」「寡黙」などという意味ですので、「口数が少ない」に「黙り込む」をつけることによって、全く口をきかない様子を表す意味での使い方です。実はこの例文の「全く口をきかない様子」は二つの意味にとることができます。
一つ目は「話すことがなくなって全く口をきかない」という意味です。これは黙ってしまっても仕方がない流れですが、二つ目は「自分が話したくないので全く口をきかない」という意味です。
「話すことがなくなって全く口をきかない」のと違い、自分の意志で口をきかない状態を表しますので、不機嫌そうな様子であることが伺えます。
例文②むっつりした声で返事
「むっつり」を使った例文の二つ目は「むっつりした声で返事」です。「むっつり」は口数が少ない様子や寡黙な様子を意味しますが、同時に不機嫌なため口数が少なくなっている様子も表す使い方です。そのため「むっつりした声で返事」は「不機嫌そうな声で返事」という意味になります。
「むっつり」は不機嫌そうに口元を結んだ状態からきた擬態語なので、ちょっと口元をへの字にした状態での返事を想像すると「むっつりした声で返事」がどういう返事なのか想像しやすくなります。
口元をへの字にした返事は、はっきりと口をあけた返事と違って口ごもるような不明瞭な言い方になります。「むっつりした声で返事」は「不機嫌そうな不明瞭な声で返事」であるとも言えます。
例文③むっつりした表情
「むっつり」を使った例文の三つ目は「むっつりした表情」です。「むっつり」は「口数が少ない」「寡黙」などという意味ですので「表情」に使うことは珍しいですが、どういうニュアンスなのかを感じ取ることは難しくないでしょう。「むっつり」には「不機嫌そうな」という意味も含まれるので「不機嫌そうな表情」を表す使い方です。
「むっつり」の意味「口数が少ない」を足して「何も話したくないと言っているかのような不機嫌そうな表情」という意味にも受け取れます。
「口数が少ない」「不機嫌」といった意味から「むっつりした表情」は、取りつく島もないほど不機嫌そうな様子だと解釈することができます。
むっつりの使い方
「むっつり」の意味や由来や例文を挙げてきましたので、「むっつり」の本来の使い方が何となく理解できてきたことでしょう。「むっつりスケベ」という言葉のせいで「むっつり」の使い方は「むっつりスケベ」の意味だと勘違いしている人が多いですが、それは単に「むっつり」の使い方のひとつであってすべてではありません。
「むっつり」は「むっつりスケベ」とは違うのだということを、その意味と語源なども含めてご紹介しますので、「むっつりスケベ」の正しい使い方を理解しましょう。
むっつりスケベの意味ではない
先にも述べたとおり「むっつり」は「むっつりスケベ」という意味ではありません。「むっつりスケベ」を「むっつり」と略することが多くなったため「むっつり」の意味は「むっつりスケベ」だと勘違いしている人が多いだけで、正しい使い方ではありません。「むっつり」の意味は先にご紹介したとおりで、それに「スケベ」がついているだけです。
むっつりスケベの意味
それでは「むっつりスケベ」はどんな意味なのかをご紹介します。「むっつりスケベ」は、普段口数が少なくおとなしいけれど実はスケベな人という意味です。「むっつりスケベ」な人は本当はエッチなことが大好きなのに、仲間内でエッチなことを話している時にも自分はエッチな話をしません。そういう人を意味するのが「むっつりスケベ」です。
「むっつりスケベ」な人はエッチな話に興味津々なのに、自分からエッチな話をすると「スケベ」だと思われてしまうのが嫌なので、自分からはエッチな話をしません。それが「むっつりスケベ」な人です。
むっつりスケベの語源
「むっつりスケベ」の語源は、はっきりとはわかっていません。「むっつり」に「スケベ」がくっついた言葉で昭和の時代に生まれたとされていますが、「スケベ」はもっと昔から使われている言葉です。「スケベ」は江戸時代に生まれた、好色な人を意味する「好き兵衛(すきべえ)」「助兵衛(すけべえ)」が語源です。
この「助兵衛(すけべえ)」が略されて「スケベ」になり、昭和時代に「むっつり」が足されて「むっつりスケベ」になったと言われています。
むっつりスケベの類語
「むっつりスケベ」の類語は意外に沢山あります。「むっつり」の部分に対応する類語はありませんが、「スケベ」の部分に似た意味を持つ言葉には「助平」や「好色家」「色情狂」など、とても性欲が強いことを示す意味のある言葉があります。こういった「性欲が強いことを表す言葉」が「むっつりスケベ」の類語と言えます。
むっつりスケベな男性の特徴
次に、「むっつりスケベ」な人の特徴をご紹介していきます。まずは「むっつりスケベ」と言われる男性の特徴です。「むっつりスケベ」という表現は主に男性に対して使われる言葉で、意外に的確な使われ方をしています。おとなしそうに見えて実はエッチに興味津々という男性が「むっつりスケベ」と周囲に言われることがよくあります。
ですが、エッチなことにさほど興味もないのに、おとなしいというだけで「むっつりスケベ」だと言われてしまう人もいます。誤った使われ方をすることもある「むっつりスケベ」ですが、よく「むっつりスケベ」と言われる男性の特徴をご紹介していきます。
①下ネタを言わない
「むっつりスケベ」だと言われる男性の特徴の一つ目は「下ネタを言わない」ということです。「むっつりスケベ」と言われる男性は、自分から下ネタを言うことはありません。それは、普段おとなしいのに実はエッチだということを知られるのが嫌だからです。本当はエッチな話などが好きなのに、男同士で話していても自分から下ネタを言いません。
実は自分はエッチで、下ネタも大好きだというのを知られたくないので、自分からは決して下ネタを言わないというのが「むっつりスケベ」な男性の大きな特徴です。
②他人の下ネタには反応
「むっつりスケベ」だと言われる男性の特徴の二つ目は「他人の下ネタには反応」することです。「むっつりスケベ」と言われる男性は元々下ネタやエロ話が大好きなのですが、自分がエッチな人間だと知られたくないので自分から下ネタは言いません。ですが、他人が下ネタを言うと目を大きく見開くなど、目に見えて反応します。
本当は自分も下ネタが大好きで話したいのに話せない「むっつりスケベ」な男性は、他人の下ネタ話に目一杯食らいつくというのも大きな特徴の一つです。
③女性との経験は少ない
「むっつりスケベ」だと言われる男性の特徴の三つ目は「女性との経験は少ない」ということです。経験が少ないどころか、全く経験がない人も多いのが「むっつりスケベ」と言われる男性の特徴です。経験が少ないという男性なら「むっつりスケベ」とまではいかない場合が多いですが、全く経験がない男性は「むっつりスケベ」になる可能性が高いです。
女性との経験がない男性は、経験したことのないエッチなことを想像したり妄想したりしますが、それを他人に知られたくないため「むっつりスケベ」になります。女性経験が少ないか全く経験がないのは、「むっつりスケベ」と言われる男性の大きな特徴と言えます。
④エッチな写真や動画を集める
「むっつりスケベ」だと言われる男性の特徴の四つ目は「エッチな写真や動画を集める」ということです。「むっつりスケベ」と言われる男性は女性経験が少ないか、全く女性経験がない場合が多いため、エッチな写真集やDVDなどで性欲を満たす傾向にあります。なので自室にエッチな写真集やDVDが山ほどある人が多いです。
しかもそういった写真集やDVDは、普通の男性から見るととてもレベルが高いものが多いのも特徴です。女性経験が少ないため女性に対する理想が高く、ハイレベルな写真集やDVDに興味を示すためです。
⑤巨乳が好み
「むっつりスケベ」だと言われる男性の特徴の五つ目は「巨乳が好み」ということです。これには特に大切な意味はなく、単に女性経験が少ないため、妙に女性に対する理想が高くなっていると言うことができます。「むっつりスケベ」と言われる男性はモデルやアニメの女性のように、手足やウエストは細いのに巨乳という女性が好きです。
なので「むっつりスケベ」の男性は巨乳の女性を見つけると、そちらにばかり視線を向けてしまいます。誰の目にもわかるほどそちらばかりを見るので、余計に「むっつりスケベ」と言われてしまうというのが「むっつりスケベ」の男性の特徴です。
⑥女性を見る視線が粘っこい
「むっつりスケベ」だと言われる男性の特徴の六つ目は「女性を見る視線が粘っこい」ということです。先に「巨乳が好き」という特徴の所でも触れましたが、好みの女性を見る時はしつこいぐらいじっくりと見ます。それこそ「舐め回すように」見るので、周囲の人にも分かりますし、見られる女性自身ももちろん視線を感じます。
粘っこい視線で舐め回すように見られた女性は当然気分が悪くなり、「あの人はむっつりスケベっぽい」と評することになります。
⑦見た目は真面目な印象
「むっつりスケベ」だと言われる男性の特徴の七つ目は「見た目は真面目な印象」ということです。普段あまり口数が多くなくおとなしい印象の男性が「むっつりスケベ」だと言われる条件の一つなので、見た目は真面目な印象だという人が多いです。まじめそうに見えるため、エッチなことに興味はないように見えます。
ですが実はエッチなことに興味津々だというのが、「むっつりスケベ」と言われる男性の特徴です。
むっつりスケベな男性の見分け方
「むっつりスケベ」と言われる男性の特徴をいくつか挙げましたが、これらの特徴だけでは「むっつりスケベ」だというのはすぐには見分けがつきません。見た目は真面目な印象の人が多いため、これにだまされて「むっつりスケベ」だということが分からないというケースが多いです。
その男性が「むっつりスケベ」であるかどうかを見分けることができる行動の特徴をいくつかご紹介していきます。
①女性が近づくと身構える
「むっつりスケベ」な男性の見分け方の一つ目は「女性が近づくと身構える」ということです。「むっつりスケベ」と言われる男性は、先にもご紹介したように女性経験が少ない、もしくは全く経験がないという男性が多いです。そのため、女性がふいに近づくと身構えてしまいます。それは女性と接することに慣れていないということを意味します。
「むっつりスケベ」な男性は女性経験が少なく、写真やDVDの中の女性を使って妄想することが多いため、現実の女性と接することに不慣れです。そのため女性が近づくとどうしていいかわからず身構えてしまいます。
②二人きりになると距離を縮める
「むっつりスケベ」な男性の見分け方の二つ目は「二人きりになると距離を縮める」ということです。「むっつりスケベ」と言われる男性は周囲に人がいるとあまり話さず、近づくこともしません。ですが、女性と二人きりになるとスケベ心が抑えられなくなり、一気に距離を縮めてくる場合があります。
そういう男性は「むっつりスケベ」なので、近づかれたくない場合は接近されても距離をとるようにすることをおすすめします。
③二人だと意味なくカラダを触る
「むっつりスケベ」な男性の見分け方のの三つ目は「二人だと意味なくカラダを触る」ということです。先に挙げた「二人きりになると距離を縮める」と同じで、女性と二人きりになるとスケベ心が抑えられなくなり、こういった行動に出ます。ここまで来ると「むっつりスケベ」どころかセクハラです。
好きでもない相手がこういった行動をとるタイプの「むっつりスケベ」だと分かったら、なるべく近づかないことが大切です。
④酒の席で人が変わる
「むっつりスケベ」な男性の見分け方の四つ目は「酒の席で人が変わる」ということです。普段はおとなしくてあまり口もきかないのに、お酒を飲むと突然女性に絡んでくるというタイプの人がいます。そういう人は「むっつりスケベ」なので、酔っぱらうと女性の体を触るなどの行動に出ることがあります。
会社の飲み会などでこういう人に絡まれたらさっさと逃げることをおすすめします。こういう人は酔っている間のことを忘れるタイプですので、距離を取ったり退席して逃げても翌日に文句を言われたりはしません。
むっつりスケベは女性にもいる
「むっつりスケベ」と言われるのは男性が多いですが、実は女性にも「むっつりスケベ」と呼ばれる人が時々います。男性の「むっつりスケベ」と同じように、エッチなことが大好きな女性もいるということです。男性の「むっつりスケベ」に比べれば数は少ないですが、女性の「むっつりスケベ」も確かに存在しています。
周囲の人達から「むっつりスケベ」と言われることのある女性の特徴をいくつかご紹介していきます。
①ボディタッチを嫌がらない
「むっつりスケベ」と言われる女性の特徴の一つ目は「ボディタッチを嫌がらない」ということです。世間一般的には女性は男性からのボディタッチを嫌がることが多いと言われていますが、「むっつりスケベ」と言われる女性は男性からのボディタッチを嫌がりません。男性に触られても平気どころか喜ぶ女性もいます。
「むっつりスケベ」と呼ばれる女性であっても、好みでもない男性からの過度のボディタッチは嫌がります。ですが過度でなければそう好みではない男性からのボディタッチも嫌がらないというのが「むっつりスケベ」と言われる女性の特徴です。
②お酒の席だと色っぽくなる
「むっつりスケベ」と言われる女性の特徴の二つ目は「お酒の席だと色っぽくなる」ということです。これは男性の「むっつりスケベ」の「酒の席で人が変わる」に似た特徴です。「むっつりスケベ」と言われる女性はお酒の席で酔っぱらうと、エッチが好きなことが表面に出てしまい、色っぽく見えるようになります。
お酒の席で酔っぱらって、好みの男性に絡んでお持ち帰りされるタイプの女性は「むっつりスケベ」だと言うことができます。
③下ネタに抵抗がない
「むっつりスケベ」と言われる女性の特徴の三つ目は「下ネタに抵抗がない」ということです。若い女性の多くは下ネタ話を聞くと恥ずかしがりますが、「むっつりスケベ」な女性は下ネタに全く抵抗がありません。男性が下ネタを投げかけてきても全く平気で、もっとエッチな下ネタで切り返すこともあります。
女性は年を重ねるにしたがって下ネタに抵抗がなくなっていく傾向にありますが、「むっつりスケベ」な女性は若くても下ネタに抵抗がないという特徴があります。
④自分の男性経験を話す
「むっつりスケベ」と言われる女性の特徴の四つ目は「自分の男性経験を話す」ということです。ここまであけすけになるともう「むっつり」とは言えないただの「スケベ」であるとも言えますが、大勢の人の前で話すわけではありません。「むっつりスケベ」な女性は、好みの男性と二人きりになった時などに自分の男性経験を話します。
自分はどんなエッチが好きかなどを積極的に話す女性は「むっつりスケベ」な女性だと言うことができます。
⑤LINEやメールで積極的
「むっつりスケベ」と言われる女性の特徴の五つ目は「LINEやメールで積極的」だということです。「むっつりスケベ」な女性は好きな男性ができるとかなり猛烈にアピールします。LINEやメールを使ってあの手この手で何とか気を引こうとし、エッチまでこぎつけようとします。
こうした行動は「肉食系女子」にありがちですので、「肉食系女子」は、「むっつりスケベ」な女性に近いと言えます。
むっつりとむっつりスケベの英語
「むっつり」や「むっつりスケベ」は日本語での意味もちゃんと知らない人が多い言葉ですが、意外に対応する英語は多いです。「むっつり」の意味である「口数が少ない」や「寡黙」や「不機嫌そうな」といった言葉は英語にもあるため、「むっつり」を英語で表すのは難しくありません。そんな「むっつり」と「むっつりスケベ」の英語をご紹介します。
むっつりとむっつりスケベの英語はちょっと違う
まず「むっつり」の英語ですが「moody」(不機嫌な)「sullen」(むっつりした)「sulky」(むっつりした)と、ちゃんと「むっつり」に対応する言葉があります。ですが「むっつりスケベ」は「lecher」(好色家)と、少し違った意味になります。「doesn't talk about it」など文章を前後につけて「むっつりスケベ」になるので少し複雑です。
むっつりスケベの意味はすけべを隠すこと
「むっつりスケベ」の意味や由来、「むっつりスケベ」と言われる男性や女性の特徴についてご紹介してきましたが如何でしたか?「むっつりスケベ」の意味は自分がスケベであることを隠すことであって、「むっつり」と「むっつりスケベ」とでは意味が違うのだということを覚えておきましょう。