気になる扇風機の電気代や使い方を調査&紹介!
扇風機と電気代の関係について、徹底的に調査してきました。今回は、扇風機の電気代はどれくらいか、扇風機とエアコンの電気代の比較、電気代をお得にする扇風機の上手な使い方、電気代を節約するための扇風機の使い方について詳しくご紹介していきます。
電気代を抑えたいのであれば、この記事を最後までしっかりと読んでみてください。扇風機と電気代の関係がこの記事を見れば一目瞭然になります。この夏の電気代を節約したい方は、必見です。
扇風機の電気代はどのくらい?
扇風機の電気代は、どれくらいなのでしょうか?扇風機の電気代を風量弱・中・強の電気代をご紹介していきます。また、DCモーターの扇風機の場合も、電気代をご説明していくので、チェックしていきましょう。扇風機の電気代とは?
風量弱・中・強の電気代
電気料金は、利用している電力会社や地域によって違います。ここでは、1kWhあたりの電気代27円で計算していきましょう。一般的な扇風機の場合は、「弱」「中」「強」の3つの段階があります。
機種によって違いがあるのですが、弱であれば20W、中であれば30W、強であれば、40Wの電力を使うことになります。電気代の計算方法は「消費電力W÷1000×使用時間h×1kWhあたりの電気代で計算します。ここでは、1kWhあたりの電気代は27円で計算しましょう。
1時間扇風機を使った場合、電気代をこの計算式に当てまめると、扇風機が弱の場合は、20W÷1000×1時間(1h)×27円=0.54円となります。扇風機が中の場合は、30W÷1000×1時間(1h)×27円=0.81円になります。
扇風機が強の場合は、40W÷1000×1時間(1h)×27円=1.08円です。風量を強にしても電気代は、1円くらいになり24時間使った場合でも26円となります。風量が強にすると、電気代がアップすることが分かります。
リズム風の消費電力・電気代
ユーイング製の扇風機には、「リズム風」機能があります。ユーイング製以外の扇風機にもリズム風がある場合があるので、この消費電力と電気代についてもご紹介していきましょう。風量を一定時間ごとに自動で調節し、自然風のようなゆらぎのある風を出すのが、このリズム風です。
この機能を使った場合の電気代を2時間に分かって計測すると、1時間では消費電力が0.03kWhで2時間は、0.06kWhとなりました。
ワットモニターの計測が、0.01kWh単位になっているので、難しくはありますが、1時間を過ぎたあたりで0.02から0.03kWhにカウントがアップし、2時間2分くらいで0.05から0.06kWhにアップしました。風量は中でリズム風に設定しています。
リズム風を使っている間は、消費電力に大きな変動がありましたが、平均するとだいたい30Wの電気を消費していたということになります。
通常であれば中設定の場合は、35.5Wなので、消費電力は1割くらい少ないという結果になりました。30Wで計算すると1時間あたりの電気代は0.81円で8時間は6.48円ということになります。
DCモーターの扇風機だともっと安い
最近よく見かけるDCモーター扇風機の場合も比較してみましょう。DCモーター扇風機の風量の強度にもよるのですが、電気代をさらに1/10~1/2にも節電することができます。DCモーター扇風機は、1時間あたりにするとたったの0.05円から0.5円という価格になります。
そもそもDCモーターとは、どういった扇風機であるのか、ご説明しておきます。このDCモーター扇風機は、これまでの扇風機を比較すっると回転数を少なくしているので、消費電力を少なくすることができます。そのため電気代を節約することに成功しています。
扇風機とエアコンの電気代を比較
扇風機とエアコンでは、電気代は違うのでしょうか?エアコン6畳用・8畳用の電気代と扇風機の電気代を比較していきます。結論から、いうと扇風機とエアコンの電気代の比較は、扇風機の電気代の方が、断然安いという結果になりました。
それでは、具体的にエアコンと扇風機の電気代を比較していきましょう。エアコンと扇風機との電気代の差はどれくらいあるのかチェックしてみてください。
エアコン6畳用・8畳用の電気代
扇風機を使った場合、同じ条件にしてエアコンを1時間使った場合の電気代を計算していきます。エアコンの場合は、メーカー・機種で消費電力が違っていて何畳用かでも違いがあります。ここでは、6畳用のエアコンと8畳用のエアコンを比較していきましょう。
エアコンの消費電力は、扇風機のように一定ではありません。期間消費電力から平均をとって比較していきます。6畳用エアコンの場合の電気代は355Wとなり、8畳用の電気代は599Wとなります。
この計算は、6畳用のエアコンの場合は、355W÷1000×1時間(1h)×27円=9,585円となります。8畳用のエアコンの場合は、599W÷1000×1時間(1h)×27円=16,173円となります。
24時間エアコンを使った場合は、6畳用の場合は、23,040円。8畳用のエアコンで388,152円の電気代がかかっていることになります。扇風機を比べると、エアコンがいかに電気代がかかっているのか、お分かりいただけたことでしょう。
扇風機の電気代のほうが断然安い
扇風機の場合と比較しても、圧倒的に扇風機の方が、節約につながることになります。扇風機を強の状態で1時間使った場合、扇風機は1.08円です。24時間でも25.92円になるので、エアコンの電気代は、扇風機のだいたい9倍から15倍にになるのです。
電気代をお得にする扇風機の上手な使い方
電気代をお得にするような扇風機の使い方ができれば、電気代の節約につながります。ここでは、電気代をお得にする扇風機の使い方について具体的な方法を、ご紹介していきましょう。簡単にできる使い方でもあるので、ぜひ実践してみてください。
室内より外が涼しい時は扇風機は窓際に
屋外の方が涼しくて家の中が暑い場合があります。そういった場合は、外気温の方が室内の気温よりも低いことになります。こういった状況の時は、窓を開けて窓際に扇風機を置くと外の涼しい風が、室内に入ってきます。エアコンを使わなくても、室内を涼しくできるので節電につながります。
扇風機とエアコンを併用し設定温度を下げる
扇風機を使いながらエアコンを使って、夏の電気代をお得にすることもできます。エアコンをつける場合、扇風機も一緒に使うことで、エアコンを使う時間を減らすことができるので、電気代をお得にすることができます。
エアコンと扇風機を併用する場合は、エアコンの設定温度を28度にしてみましょう。普段設定している温度より1度から2度高くするイメージです。エアコンというのは、設定温度を1度アップさせるだけでも、13%も消費電力を節電することができます。
エアコンをつけるときに扇風機を回して、室内の空気を循環させれば、体感温度がぐっと下がります。こうすることで、冷たい空気が足元だけでなく、顔まで扇風機で届くので、体感温度は低くなり、快適に過ごすことができるようになります。
こうした工夫をするだけでも、エアコンの設定温度を2度上げることも可能です。例えば26度設定から、18度の設定にしたとしましょう。そうすると、ひと夏で1部屋あたりの電気代が3,000円もお得にすることができるのです。
エアコンに風向きは水平にして扇風機は上向きに
扇風機とエアコンを併用して使う場合は、エアコンの風向きを水平に設定してみましょう。扇風機は不備ふりにしてできるだけ上に向けるように設置してみてください。こうすることで、エアコンから水平に吹き出した冷風が下に降りてきて扇風機の風で循環することになります。
こうすることで、エアコンの設定温度を下げることができるので節電の効果があります。エアコンの設定温度を26度から28度にして、扇風機を併用した場合と、エアコンの設定温度26度のみの場合の消費電力を比較してみましょう。
すると、エアコンの設定温度を26度から1度上げて扇風機を使うと9%の節電につながることが分かっています。エアコンと扇風機を併用する場合は、この使い方を試してみてください。
電力プランの見直しもおすすめ
電力プランを見直すことで、お得に電気代を使うことができるようになります。扇風機の消費電力は、エアコンのだいたい10分の1も節電することができます。エアコンと扇風機を上手に併用することで、無理やり暑さを我慢せずに、賢く節電することができるのでおすすめです。
しかし、こうやって節電しても、春や秋に比べると夏場の電気代は、高くなってしまうのは防ぎようがありません。そうした場合、電気代をお得にするために、電力プランを見直すのも効果的でもあります。
もしも、自分達の家庭に見合わない電力プランにしている場合、どんない頑張って節電に取り組んだとしても、安い電気代にすることは難しくなってしまいます。自分の家に最適な電力プランにすることと扇風機を使うことで節電と、お得で安い電気代を目指してみてください。
数ある電力会社のプランの中でも、最も安い値段で電気を使えるプランを選ぶことで、年間に18,000円もお得な電気代にすることができます。
例えば、最もお得に使える電気料金プランを調べたいのであれば、エネチェンジ電力比較を使うと、簡単に診断することができます。今使っているプランよりもお得になるか、診断してみてください。
ピークシフトプランに契約している場合は扇風機を取り入れよう
夏季の午後のピークタイムが割高の設定になっているピークシフトプランを利用しているのであれば、扇風機を取り入れることで電気代をお得にすることができます。
ピークタイムの時間帯に在宅しているのであれば、ピークタイムになる前にエアコンのスイッチをオンにして設定温度まで室内温度を下げておきます。
そして、ピークタイムの間は、エアコンの自動運転と扇風機を併用して使うことで、エアコン代を節約しつつ涼しく過ごすことができるので、節電にもつながり電気代をお得に安い状態にできます。
扇風機の電気代を節約する方法は?
扇風機自体の使い方で、電気代を節約する使い方はあるのでしょうか?ここでは、扇風機の電気代を節約する使い方を、具体的にご説明していきます。扇風機の使い方によって、電気代はかなり節約することができるので、試してみてください。
風量を落として首振り機能を使う
扇風機の首振り機能は、首振りありとなしでは、ワットモニターを見比べると、消費電力に大きな違いはありません。ただ、山善の扇風機は、首振りオンにすると消費電力が0.1Wから3W程度アップしている感じがあります。
ですが、仮に2W増えたとしても8時間使っても電気代は0.04円の差でしかありません。ですので、扇風機は、風量によって消費電力の大きな差がでることになります。ですので、適切な風量に設定することで消費電力を節電することができるのです。
何度もいいますが、首振り機能には消費電力の差はないので、積極的に首振り機能を活用した使い方にすることがおすすめです。風量を一段階落として、首振りを使うことで、その分消費電力を節電できる使い方にすることができます。
DCモーターの扇風機を買う
決して安い扇風機という訳ではありませんが、「DCモーター」とよばれるタイプの扇風機を使う方法もあります。DCモーターは、ACモーターと比較すると消費電力が圧倒的に少ないのが特徴です。消費電力が少ないので、電気代を安い状態にすることができるという訳です。
一般的に直径30cmタイプの扇風機でみてみると、ACタイプの扇風機の場合は、消費電力が40Wであるのに対してDCタイプの扇風機は、20W台というだいたい半分で済むということになります。
この2つの差が15Wとして1日8時間使うと、電気代は1日で3.24円や安い状態にすることができるのです。1シーズンがだいたい90日とすると292円の差になります。
ただ、DCタイプの扇風機は、安いものであっても6,000円以上はするので、3,000円程度であれば、2,000円で購入できるACタイプの扇風機の方が電気代が安いからと元をとるのは、至難の業になります。
ただ、DCタイプの扇風機は、低消費電力なので、環境には優しい扇風機であることは間違いありません。地球環境のことを考えて、DCタイプの扇風機にすることは意味のあることです。
扇風機を上手に使って節電に役立てよう!
扇風機を電気代の関係を詳しく解説してきました。扇風機は、エアコンを比較すると断然安い電気代であることが分かりました。さらに、エアコンを付けたときでも、扇風機を使うことで、エアコンの消費電力を抑えることができます。
扇風機の使い方次第で、電気代をお得にすることができるので、この夏の電気代はエアコンと扇風機を併用して上手に節約していきましょう。さらに電力のプランを変更することも効果的な節約方法でもあるので、ぜひ検討してみてください。