何もしたくない時ってありませんか?
元気が取り柄の人であっても、突然「何もしたくない」といった無気力な状態に陥ってしまうことがあります。こういった無気力状態になってしまった場合、どんな風に過ごせばいいのか自分でもよく分からないケースが多いでしょう。
今回は、「何もしたくない」モードになってしまう原因や、何もしたくない無気力状態になってしまったときに、自分で気持ちを切り替えるための対処方法についてご紹介します。
何もしたくない無気力な状態になる原因
何もしたくない無気力な状態になる原因には、どういったものがあるのでしょうか?もちろんストレスは原因の一つではありますが、それ以外にも何もしたくない無気力状態になる原因が潜んでいるのです。まずは何もしたくない無気力な状態になる原因についてまとめてチェックしていきましょう。
ストレスが溜まっている
何もしたくない無気力状態状態になる一つ目の原因は、たいていの人が思い浮かぶであろう、ストレスが溜まっていることです。精神的な疲れは肉体的な疲れと違って、自分では気づきにくい場合が多いです。
そのため、心が休息を求めて、体を何もしたくない無気力な状態にしているというケースです。精神的なストレスだけでなく、肉体的に疲れが溜まっている場合でも、何もしたくない状態に陥ることもあります。
同じ生活スタイルを繰り返している
何もしたくない無気力状態になる二つ目の原因は、同じ生活スタイルを繰り返しているケースです。在宅時間の多い専業主婦や、妊娠をきっかけに仕事を退職、休業しているマタニティの方に発生しやすい原因の一つです。
特に主婦の場合、日々の家事はやって当たり前で感謝されることが少なく、自分の存在価値が低くなりがちです。それが積み重なっていくと、家事をやる気がなくなり、何もしたくない状態に陥ってしまいます。
思うように仕事や勉強の成果が出ない
何もしたくない無気力状態になる三つ目の原因は、思うように仕事や勉強の成果が出ないケースです。自分の理想とする目標と現実の状況にギャップがあればあるほど、ストレスが大きくなって八方塞がりになってしまいます。
そして、理想に向かって自分を追い込んでいき、結果何もしたくない無気力状態に陥ってしまうのです。
一つのことをやり尽くして疲れが出ている
何もしたくない無気力状態になる四つ目の原因は、一つのことをやり尽くして疲れが出ているケースです。今までゴールに向かって走り続けていたのに、ゴールした後にどうしたらいいのか分からなくなって、何もしたくない無気力状態になってしまう、燃え尽き症候群の一つでもあります。
毎日やりたくないことを我慢してやっている
何もしたくない無気力状態になる五つ目の原因は、毎日やりたくないことを我慢してやっているケースです。人間だれしも、好きなことだけをやって生きていくわけではありません。しかし、自分がやりたくないことをやらなければならないという状況は、それだけで疲れてしまいます。
さらに、我慢してやっている場合、自分から「もっとこうしよう」といったポジティブ思考になりにくいため、ますますやる気が出ず、結果自分の趣味でさえ楽しめない無気力状態になってしまうのです。
趣味など楽しめることがない
何もしたくない無気力状態になる六つ目の原因は、趣味など楽しめることがないケースです。気持ちに余裕がないと、なかなか趣味を持ちにくいです。
しかし、自分の好きなことに没頭することは、ストレス発散や気持ちの切り替えにもなりますし、日々の生活に潤いを与える事ができます。気持ちに余裕がない人ほど、積極的に趣味を見つけることをおすすめします。
「趣味にかけられるお金がない」というケースもあるでしょうが、高額なお金をかけるものだけが趣味ではありません。公園でジョギングをする、図書館で気になっていた本を読む、無料のアプリゲームで遊んでみるなど、お金をかけなくても夢中になれる趣味はあります。
何もしたくない時に気持ちを楽にする方法
何もしたくない無気力な状態になる原因は、ストレスや疲れだけだと思いがちですが、それ以外にも様々な原因があることが分かりました。続いては、何もしたくない時に気持ちを楽にする簡単な方法をみていきましょう。
罪悪感を感じることをやめる
何もしたくないときに気分を変える一つ目の方法は、罪悪感を感じることをやめることです。何もしたくない無気力な状態とは、心が疲れて風邪をひいている状態ともいえます。
風邪をひいて熱があれば薬を飲んで休むように、心が休息を求めているときは、休むことに罪悪感を感じず、しっかり自分を労わりましょう。何もしたくないときに無理に頑張っても、物事がうまく運ばずに悪循環になってしまうことも多いです。
自分の感情のままに行動する
何もしたくないときに気分を変える二つ目の方法は、自分の感情のままに行動することです。自分の気持ちに逆らって行動していると、気づかないうちに大きなストレスを抱えてしまいます。心が疲れているときは、自分の気持ちに素直になって、自分の思うがままに行動してみましょう。
周りの目を気にしないようにする
何もしたくないときに気分を変える三つ目の方法は、周りの目を気にしないようにすることです。何もしたくなくて無気力でいる自分を、周りはどんな風に見ているかなど、気にせず過ごしましょう。
自分だけでなく、何もしたくない無気力な状態は誰でも経験のあることです。疲れているときに周りの目まで気にしていたら、気持ちを切り替えることが難しくなります。
何もしたくない時にしてはダメな行動
何もしたくない時に気持ちを楽にする方法をみていきました。何もしたくないときには基本的に、疲れている自分を心も体も労わり、自分の気持ちに正直になることが大切です。
しかし、いくら自分の気持ちに正直に行動するのが大切といっても、不適切な行動もあります。続いては、何もしたくない時にしてはダメな行動について、確認していきましょう。
ネットやテレビを見続ける
一つ目は、ネットやテレビを見続けることです。部屋でゆっくりネットやテレビを見るのも、一見すると心と体を休めているように感じるでしょう。
しかし、必要以上にだらだらとテレビやネットを見続けていると、逆に何もしたくない無気力状態が酷くなってしまします。特に夜テレビやネットを見続けていると、画面の光が刺激となって眠気を妨げてしまい、寝不足状態になりやすいです。
後ほど詳しく紹介しますが、寝不足や遅寝によって生活習慣が乱れることは、無気力状態からの回復を遅らせてしまいます。時間を決めたり、寝室にはスマホを持っていかないといったルールを決めたり、メディアとうまく付き合う工夫が必要になります。
過食や夜更かしをする
二つ目は、過食や夜更かしをすることです。自分の気持ちに正直に行動すると、ついついやってしまいがちなことです。しかし、生活習慣が乱れると、なかなか何もしたくない無気力状態から回復することができません。疲れていても、生活習慣はきりんと守りましょう。
仕事や人に迷惑をかけてしまう
三つ目は、仕事や人に迷惑をかけてしまうことです。何もしたくない無気力状態の時には、つい仕事がおろそかになったり、周りに不快な思いをさせてしまったりすることがあります。
そのため、周りに迷惑をかけないように、自分で仕事のペースを再調節したり、断る勇気を持ったり、事前の判断が大切になります。
食事をしない
四つ目は、食事をしないことです。何もしたくないときは、食事を作ることはもちろん、食べることすら面倒になりがちです。
しかし、ご紹介したように生活習慣を守ることは、何もしたくない無気力状態から回復するために大切なことです。そのため、食事もきちんととりましょう。きちんと栄養をとらなければ、回復するものも回復しません。
無気力な自分を責めてしまう
五つ目は、無気力な自分を責めてしまうことです。何もしたくない無気力状態のときは、自分を責めてしまいがちです。
しかし、何もしたくない状態に陥るのは自分が悪いわけではなく、何かしら原因があってのことです。自分を責めてしまうとますますストレスが加わってしまいます。
何もしたくない無気力状態で人に迷惑をかけてはいけませんが、疲れて無気力になってしまった自分を責めることなく、「こういうときもある」と認めることが大切です。
何もしたくない時の対処法
何もしたくないときは、心が疲れているケースが多く、ゆっくりと休むことが大切となります。そのまま自然と回復するケースもあれば、なにかきっかけが欲しいケースもあるでしょう。
続いては、何もしたくない時の対処方法についていくつかご紹介します。ぜひ、自分に合った対処方法を試してみてください。
生活習慣を整える
一つ目の対処方法は、生活習慣を整えることです。ご紹介したように、生活習慣が乱れてしまうと心の回復も遅れてしまいます。毎日忙しいと、なかなか自分の生活習慣を見直す時間が持てません。
しっかりと休息をとるタイミングで、自分の生活習慣を振り返る時間を持ってみましょう。最初から生活習慣を完璧に直すことは難しいですが、夜10時までに寝る、朝ご飯をしっかり食べるなど、小さなことから心がけましょう。
体を動かす
二つ目の対処方法は、体を動かすことです。適度に体を動かすことは、健康だけでなく、ストレス解消にも効果があります。特に現代の便利な生活では、体を動かす機会が減ってきています。
しかし、家の中でストレッチやヨガを行なったり、家の周りを一周歩いたりするだけでも、何もしたくない無気力状態から回復する第一歩となります。
日中外に出る習慣をつける
三つ目の対処方法は、日中外に出る習慣をつけることです。日光浴という言葉があるように、太陽の光を浴びることは、健康法の一つとして知られています。また、日差しを浴びることで「セロトニン」というホルモンが分泌されやすくなります。
このホルモンは別名幸せホルモンとも呼ばれているため、ストレス解消にはもってこいの方法です。また、太陽の光を浴びることで眠気を呼ぶメラトニンを抑えることができます。
メラトニンは日差しを浴びたおよそ15時間後にまた分泌されるため、朝日を浴びることで気持ちをシャキッとさせ、日中はしっかりと活動ができ、夜には再びメラトニンのおかげで安眠できるのです。
SNSやインターネットから離れる
四つ目の対処方法は、SNSやインターネットから離れることです。SNSやインターネットのチェックが日常的という場合でも、何もしたくない無気力状態のときにはますます疲れてしまうことがあります。
しっかりと回復するまでは、余計な情報ややりとりに振り回されないように、SNSやインターネットから離れることも考えましょう。
好きな音楽に触れる
五つ目の対処方法は、好きな音楽に触れることです。何もしたくない無気力状態のときでも、好きな音楽を聴くことは気分を回復させるのにおすすめの方法です。自宅で音楽を聴くだけでもいいですが、好きなアーティストのライブを見るのもいいでしょう。
特に好きなアーティストがいない場合でも、音楽に触れることはおすすめです。リラックスできるゆったりとした音楽や、テンションが上がるアップテンポな音楽など、様々なジャンルの音楽がたくさんあるため、自分の希望に合った音楽ジャンルの曲を聞いてみましょう。
思いっきり休んでみる
六つ目の対処方法は、思いっきり休んでみることです。この方法は、何もしたくない状況に陥ってしまった初期段階でもおすすめの方法です。
疲れた心と体を回復させるためには、休むことがとても大切になります。焦らず、自分を責めることなく、自分が満足するまでゆっくりと休んで、回復を待ちましょう。
旅行に出かける
七つ目の対処方法は、旅行に出かけることです。非日常体験のできる旅行は、疲れた心をリフレッシュさせるために最適の方法です。さらに、旅行に行くには計画を立てたり手配をしたりと、やることがたくさんあるため、自然と無気力状態から回復できます。
旅行といっても、遠くまで無理に行く必要はありません。普段の日常生活から離れることが目的ですので、自分の時間や予算に合わせて、旅行に出掛けましょう。
できそうな目標を立てて行動する
八つ目の対処方法は、できそうな目標を立てて行動することです。あまり大きな目標を立てると、達成できなかったときに自分を責めてしまい、ますます心の疲れがとれません。日常生活における小さな目標で構いませんので、簡単に達成できそうな目標を立てましょう。
その目標をクリアしていくことで、自分に自信をつけることができますし、目標達成に向けて行動するため、無気力状態から回復もしやすくなります。
自分にご褒美を用意する
九つ目の対処方法は、自分にご褒美を用意することです。自分へのご褒美を決めることで、モチベーションアップとストレス軽減につながっていきます。
特に、ご紹介した目標を立てるという対処方法で、目標が達成できたときにご褒美を用意しておくと、達成感と満足感を得られるため、おすすめです。
何もしたくない時は無理をせず少しずつ前に進もう!
今回は、誰しもが経験するであろう、何もしたくない無気力状態についてご紹介しました。何もしたくない無気力状態になる原因は、ストレスによって体や心が疲れていることが原因であることが多いですが、それ以外にも様々な原因があります。
思い当たる原因があったら、何もしたくない無気力状態になる前に対処方法を考えてみましょう。また、実際に何もしたくない無気力状態なってしまったら、とにかく自分をしっかりと労わって、心と体の疲れを回復させることが大切です。
何もしたくない無気力状態から回復するきっかけが欲しい場合は、今回の何もしたくないときの対処方法をぜひ参考にしてみてください。