ぬか漬けにすると美味しい野菜の種類は?素材別の漬け方やレシピもチェック!

ぬか漬けにすると美味しい野菜の種類は?素材別の漬け方やレシピもチェック!

ぬか漬けが美味しい季節は、春が過ぎ夏が近づいてきてから盛夏です。野菜を美味しく食べられるぬか漬けは、栄養満点で健康にも良い発酵食品です。ぬか漬けに美味しい野菜の種類や、漬け方、レシピなどぬか漬けの美味しい食べ方をご紹介します。ぜひ手作りにも挑戦してみましょう。

記事の目次

  1. 1.野菜のぬか漬けを楽しみたい!
  2. 2.野菜のぬか漬けの魅力
  3. 3.ぬか漬けに向いている野菜の特徴
  4. 4.ぬか漬けに向いている野菜の種類ランキング
  5. 5.野菜のぬか漬けのおすすめの作り方
  6. 6.野菜のぬか漬けを美味しくいただこう!

野菜のぬか漬けを楽しみたい!

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ぬか漬けは、ぬか床を発酵させて作ります。日本の発酵食品の中で、家庭で材料が手に入りやすく、手軽に作れるものとして、江戸時代では一般の人々が食べていました。栄養価が高く伝統の味を持つぬか漬けは、昔から今も変わらず愛されています。

ぬか漬けは、気温が20度~25度が一番適温と言われ、夏前にぬか床を作ると1ヵ月で出来あがります。冬場でも作れますが、ぬか床が出来上がるまで3ヵ月かかってしまいます。手軽に楽しめる夏に向かって、ぬか漬け作りに挑戦してみてはいかがでしょう。

野菜のぬか漬けの魅力

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ぬか漬けは発酵食品として、味噌や醤油より簡単な手順で、主食が米の日本人には手軽に作れるものです。ぬか漬けのぬかとは、米ぬかの事で、玄米を精米する時に出る米の外皮です。その米ぬかに、水や塩・味のだしとなる昆布やかつお節などを加えて、混ぜ合わせたものが、ぬか床となります。

ぬか漬けは、ぬか床に好みの野菜などを漬け込み、1日程で出来上がります。昔はどこの家庭でもぬか漬けは作られ、それぞれ家庭のレシピがありました。ぬかの種類もお米の種類で味に違いがあり、塩の種類や、混ぜる個々の手の常在菌も旨味になるとされています。

作るのが簡単

ぬか床は手作りで簡単に楽しめます。ぬか床のレシピは、生ぬかが手に入れば、生ぬか1kg・水1L・粗塩150g・出し昆布10cm・かつ節・赤唐辛子2本・捨て漬け野菜/適量を使います。水を沸かして沸騰させ、塩を加えて完全に塩が溶けたら、火を止めて冷まします。

保存容器に生ぬかと、冷めた塩水を加え手で良く混ぜます。出し昆布とかつお節・赤唐辛子を混ぜ込みます。この後は捨て野菜で漬け込み、手でかき混ぜながらぬか床を作っていきます。捨て野菜の漬け方は、後半のぬか漬けの、おすすめの作り方をご覧ください。

野菜のぬか漬けは作るのが簡単で、ぬか床をすぐに作れる、便利なぬか床の素がたくさん発売されています。中には米ぬかにこだわり、水や塩にこだわった熟成したぬか床の素や、水と混ぜるだけでぬか床が出来るタイプもあります。手軽で簡単な手作りぬか床が出来上がります。

野菜を漬けていくことで、野菜の旨味がぬか床に染み込み、独自のぬか床が出来上がります。ぬか床のレシピも家庭の数だけあることになります。美味しい漬け方は、水が出たぬか床の処理で、せっかく出た野菜の旨味を逃さず、ぬかと塩を追加して混ぜ込んでいきましょう。

健康にいい

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発酵食品としてぬか漬けは、ビタミンやカルシウム、タンパク質が豊富です。生の野菜がもつ栄養価を高める役割もあり、健康によい食品になります。乳酸菌も多く含みこの乳酸菌は胃酸に強く、生きたままで腸に届きます。腸に届いた乳酸菌は整腸作用があり便秘の解消にも効果があります。

また、ぬか漬けの酵素は、年々少なくなる体内酵素を、体内から補えます。それらのぬか漬けの効能は、疲労回復・便秘解消・美肌効果・風邪予防など、身体の多機能を向上させて整えます。ぬか漬けは野菜と合わせて、野菜からも栄養を吸収できる健康的な食品です。

美味しい!

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ぬか漬けの美味しさは、ぬかの発酵にあり、乳酸菌や酵素のでき方で味は変わり、それぞれの家庭のレシピで楽しめます。ぬか漬けの旨味の秘密は、乳酸菌にあります。ぬか漬けの乳酸菌と、乳製品から出来ている乳酸菌を比較すると、ぬか漬けの乳酸菌の方が強く、腸に多く入ります。

パワーある乳酸菌が、ぬか漬けの旨味をあげ、野菜に染み込み美味しいぬか漬けとなるのです。野菜を漬けて、ぬかの発酵が染み込んだ美味しい野菜は、毎日食べても飽きない美味しさです。たくさんの種類の野菜をぬか漬けにして、美味しくいただきましょう。

ぬか漬けに向いている野菜の特徴

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ぬか漬けの美味しい季節は、温度の上がる夏場に向けてになります。冬でもぬか漬けは出来ますが、温度の低下により、味が落ちると言われています。夏に旬を迎える野菜は、身体を冷やす効果があり、ぬか漬けに向いていると言われ、きゅうりやナスなどがおすすめです。

ぬか漬けになる野菜は、全般的にどんな野菜でもぬか漬けに出来ます。冷蔵庫にあまった野菜を、手軽にぬか漬けに出来る便利な点もあります。たくさんぬか漬けに合う野菜がある中、特にぬか漬けに合う野菜の特徴を、ここから見ていきましょう。

シャキシャキしている

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ぬか漬けに向いている野菜は、歯ごたえがありシャキシャキしている野菜です。その種類は、大根・ナス・セロリ・カブ・きゅうり・キャベツなど数多くあろいます。どっしりたカボチャも生でぬか漬けにすると、シャキシャキの歯ごたえになります。

味に特徴のあるニンジンやミョウガも良く合います。ぬか漬けに合う野菜の種類選びは、歯ごたえが良くシャキシャキした野菜で、まずは試してみましょう。最近はフルーツでシャキシャキしたリンゴだけでなく、少しボケたリンゴが、1日~2日ぬか漬けにして、美味しくなったというレシピもあります。

染みやすい

ぬか漬けに向いている野菜は、味が染みやすい水分の多い野菜です。繊維が多い野菜は味が染みやすく、ぬか漬けに向いている野菜です。大根やきゅうり、セロリ、キャベツ、白菜などは繊維質が多いので、美味しいぬか漬けにおすすめです。

さらに、ぬか漬けの美味しい旨味を染み込ませるには、洗った野菜の水分を取り、塩をすり込んでから、ぬか床に漬け込みます。野菜の種類にもよりますが、塩もみをすることで、色よいぬか漬けが出来上がります。ぬかの味が染み込んだ野菜は、刻むだけで美味しいおかずになります。

ぬか漬けに向いている野菜の種類ランキング

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ぬか漬けは圧倒的に野菜を漬けて食べられています。野菜のぬか漬けがあれば、ご飯をおかわりできるほど、昔から愛されています。ぬか漬けにあう野菜は、好みもありますが、誰でも好きな美味しい野菜ばかりです。

定番の美味しい野菜のぬか漬けと、最近はフルーツやトマトをぬか漬けにする、ピクルス感覚のレシピも出ています。夏野菜はもちろんですが、春野菜、秋野菜、冬野菜、1年を通して美味しい野菜の中でも、ぬか漬けに合う野菜の種類を、ランキング式でご紹介します。

5位・白菜

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ぬか漬けに向いている野菜、第5位は白菜になります。白菜は水分を多く含む野菜です。美味しいぬか漬けのおすすめの漬け方は、白菜を一旦浅漬けにしてからぬか漬けにします。ストックバッグに、食べやすい大きさに切った白菜、塩、刻んだ昆布、唐辛子を入れて漬けます。

浅漬けが出来たら、水分を良く絞ってぬか漬けにしましょう。浅漬けした白菜を漬けることで、余分な水を出さず、美味しいぬか漬けができます。漬け時間は浅漬けの塩分も考慮して、半日~1日ほどで出来上がります。

4位・ナス

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ぬか漬けに向いている野菜の4位は、ナスです。夏に美味しいナスは、皮まで美味しく漬けます。漬け方のおすすめは、ナスのヘタを取り、ナスの皮ごと塩をすり込みます。紫色の汁が出てきますが、それを取り除きましょう。ナスは半分に切ったり、飾り包丁を入れると、早く漬かります。

また、ナスの色を鮮やかにつける時に、ミョウバンが使われます。ミョウバンを使う場合は、塩と一緒にすり込みましょう。ナスの表面の水分を取ってから(数分置く)ぬか漬けにしましょう。色鮮やかなナスの漬物は、見た目も涼しげで食欲がない時にもさっぱりいただけます。

ぬか漬けに適したナスの種類は、水ナスや紫水なすなどで、皮にツヤがあり、果肉が柔らかく適度な水分があるもがおすすめです。丸ナスや米ナスは、果肉が固く皮も厚いので、ぬか漬けには不向きになります。

3位・キャベツ

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ぬか漬けに向いている野菜の3位はキャベツです。キャベツはぬか漬けにしても、シャキシャキしていて歯ごたえが良く、食べやすく美味しいぬか漬けになります。漬け方は、キャベツを食べやすい大きさに切り、直接ぬか床に入れましょう。ぬかをキャベツに塗ってから、漬けるとしっかり漬かります。

キャベツのぬか漬けは、芯を漬けて歯ごたえも楽しめます。漬け方はキャベツの固い芯を、塩もみをしたり、切込みを入れてぬか漬けにします。美味しいレシピは、出来上がりを刻み、かつお節とあえても美味しい副菜になります。胃腸に優しいキャベツは、発酵したぬか漬けにおすすめのレシピです。

2位・きゅうり

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ぬか漬けに向いている野菜で、夏野菜の定番、きゅうりは2位になりました。きゅうりのコリコリした食感は、ぬか漬けに良く合います。きゅうりはそのままぬか漬けに出来ますが、早く食べたい時は、軽く塩もみをし、半分に切って漬け込みましょう。

きゅうりのぬか漬けを美味しく食べるには、ぬか床がの発酵が、しっかりできている状態で漬けることです。ぬか床の発酵は、環境にもよりますが、20度~25度で1ヵ月かかります。夏前にぬか床を作りはじめ、美味しいきゅうりのぬか漬けを、盛夏に食べましょう。

1位・大根

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ぬか漬けに向いている野菜NO.1は大根です。大根は漬け物と相性が良く、ぬか漬けにしても歯ごたえがしっかりあり、食感を楽しめる野菜です。ぬか漬の漬け方は、大根を1回分の大きさに切り、さらに縦半分か1/4に切り分け、皮付きのまま漬けます。

大根のぬか漬けの食べ頃は、漬けてから1日~1日半で、2日経つ前にはぬか床から出しましょう。大根の食物繊維は便秘に効果があると言われています。大根を1日程陰干しをして、余分な水分を飛ばし、しんなりした状態で漬けても、美味しいぬか漬けが出来ます。

野菜のぬか漬けのおすすめの作り方

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それでは野菜のぬか漬けの、おすすめの作り方を紹介します。ぬか漬けを入れる容器は、冷蔵庫で保管する場合は、プラスチック製の保存容器が便利です。涼しい常温の場所で保管する場合は、陶器製の瓶などがおすすめですが、毎日の手入れが必要です。

生ぬかが手に入る場合、材料は生ぬか・塩・水・かつおだし・昆布・赤唐辛子などです。手軽にぬか床を作る場合、発酵したぬか床が販売しています。煎りぬかと天然水・容器がセットになって販売しているのもあります。ぬか床初心者にはおすすめです。

漬け方

美味しいぬか漬け作りは、ぬか床の管理で味が変わります。発酵をさせるためには、もみ込みをします。冷蔵庫で保管している場合は、4~5日に1回空気が入る様に、そこの方から全体を混ぜていきます。カビ防止に容器の周りについているぬかは、綺麗にふき取りましょう。

ぬか床を熟成発酵させるには、捨て野菜を入れて作ります。捨て野菜を入れたぬか床は、はじめ10日間は1日2回かき混ぜ、次の10日間は1日1回かき混ぜると良いでしょう。その間の捨て野菜は4~5日毎に交換し、野菜の汁をしっかり絞りぬか床に混ぜ込みましょう。

美味しいぬか漬けの漬け方は、しっかり熟成発酵が出来上がったぬか床に、漬けることです。捨て漬け期間が終わったころには、乳酸菌も増えてきています。ぬか床を味見し、美味しいと感じたら、野菜を漬け込んでいきます。その時のぬか床の味と、ぬかの固さや混ぜた感触を覚えておきましょう。

ぬか床が完成したら、ぬか漬けにする野菜を、水洗いした後塩もみします。はじめは若いぬか床なので、塩もみすることで野菜の味を締め、色も綺麗に仕上がります。野菜を色良く漬けるには、鉄分を含ませると良く、昔は古釘をつかっていました。今は漬け物用の鉄アイテムがおすすめです。

ぬか床の管理は、水が出てきたらぬかを追加したり、時々塩を追加したり、野菜の旨味と水で味がどんどん変化します。好みの味を作り、自分流のぬか漬けのレシピや漬け方を楽しみましょう。

ぬか漬けを使った美味しいレシピ

ぬか漬けを使った、簡単で美味しいレシピをご紹介します。ぬか漬けのポテトサラダです。ぬか漬けはきゅうり・人参・キャベツなど、お好きなものを用意しましょう。材料(2人分)ジャガイモ2コ、ぬか漬け150g(きゅうり1本・人参1/3本・大根大さじ2を目安にしてください)

ジャガイモはゆでてつぶし冷まします。ぬか漬けは薄切りにし、ジャガイモと合わせ、マヨネーズ大さじ3を入れて混ぜ合わせます。塩加減はぬか漬け次第で、足りない場合は塩を少々入れましょう。ぬか漬けだけでも充分美味しくいただけますが、ハムやゆで卵を混ぜても美味しくいただけます。

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無印良品のぬか床が人気です。ぬか漬けは乳酸菌を多く含み、腸内環境を整える健康食品。そのぬか漬けを、無印良品のぬか床を使えば自宅で簡単に作ることができるのです。簡単にできる理由、ぬか床の使い方から価格、使った方の口コミまでを紹介します。

野菜のぬか漬けを美味しくいただこう!

Photo by is_kyoto_jp

野菜のぬか漬けは、栄養満点の発酵食品で、健康維持にも美容にも効果があり、お年寄りから子供まで、幅広く好まれています。暑くなる季節に手軽に作れ、アレンジレシピも楽しめおすすめです。

ぬか漬けの便利な活用法は、残り野菜をぬか床に入れて、副菜が1品すぐに作れます。夏野菜も旬を迎え、さらにぬか漬けが美味しく食べれ、夏バテ知らずの身体づくりに最適です。簡単に作れるぬか床を作り、野菜のぬか漬けを、美味しくたくさんいただきましょう。

Sasaki vivien
ライター

Sasaki vivien

美容・食・健康関連の仕事をしています。 食と心と美容・ライフスタイルに関する記事など、 生活に役立つ執筆をしていきたいと思っています。 料理を作って皆様が喜ぶのを、幸せに感じています。 ワーケーションの受入れを始めました。

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