覚えたい有名なことわざと意味を紹介!
皆さんは普段の生活や会話に「ことわざ」を取り入れていますか?会話にことわざを取り入れると話の説得力が増しますし、「そのことわざって、どういう意味があるの?」などと会話が広がっていく楽しみもあります。今回は覚えておきたい有名なことわざと、その意味をご紹介していきましょう。
そもそも「ことわざ」とは
そもそも「ことわざ」とは何なのでしょうか。「ことわざ」という言葉は知っていても、そしていくつかの有名なことわざを知っていても「ことわざ」とは一体何なのかというのは分からない方が多いのではないでしょうか。ここではことわざとは何なのか、有名なことわざの語源についてご説明します。
「ことわざ」の語源
「ことわざ」は漢字で書くと「諺」となります。この漢字を分解して考えてみましょう。「言」と「彦」で「すっきりと整えて言い切った言葉」や「整っていて道理がたっている言葉」という意味となります。
ですので「諺」というのは「すっきりと道理がたっていることを言い切った言葉」といえるでしょう。更に「ことわざ」は、「言(こと)」と「業(わざ)」という2つの言葉から成り立っているとの説もあります。
「業」は、重く深い意味やとても大切な意図を持った行為や事柄を指す言葉です。つまり「ことわざ」という言葉は、実際に行った行為や事柄に対して、きちんとした根拠や意味を与える役割を持つ言葉のことをいうのです。
有名なことわざ一覧
「ことわざ」について、ことわざ自体の意味や語源をご説明したところで、ここからはぜひとも覚えておきたい有名過ぎることわざの一覧をご紹介していきましょう。意味もご紹介いたしますので、普段の会話に取り入れやすいのではないでしょうか。では早速、有名なことわざの一覧をご紹介しましょう。
①後悔先に立たず
初めにご紹介する有名なことわざは「後悔先に立たず」です。このことわざは子どもでも知っている非常に有名なことわざです。このことわざの意味は、もう既に行ってしまった事、起きた事、言った事を後から悔やんでもどうしようもない、という意味です。
やってしまったこと、言ってしまったこと、起きてしまったことは、後からくよくよ考えても消え去るわけではありません。どんなに後悔しても時間は戻る事はないのです。なので後悔する前に、良く考えて発言や行動をするように、との戒めの言葉が「後悔後に立たず」なのです。
②百聞は一見に如かず
次にご紹介する有名なことわざは「百聞は一見に如かず」です。このことわざも誰でも知っている有名なことわざです。このことわざの意味は、あれこれ話で聞くよりも、実際に自分の目で確かめるほうが早くて確実だ、ということです。ちなみに「如かず」とは「及ばない」という意味の言葉です。
③時は金なり
次にご紹介する有名なことわざは「時は金なり」です。このことわざもまた、有名で、耳にタコが出来るほど言われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。このことわざの意味は、時間というのはお金と同じように非常に大切なものなので決して無駄にしないように、という意味です。
④頭隠して尻隠さず
次にご紹介する有名なことわざは「頭隠して尻隠さず」です。これは有名で面白い表現のことわざです。このことわざの意味は、物事の一部だけを隠した状態で全てを隠した気になっているということです。そしてそのことを馬鹿にしているような、ちょっと皮肉っぽいことわざとなっています。
⑤知らぬが仏
次にご紹介する有名なことわざは「知らぬが仏」です。このことわざは有名ですが深い意味を持ったことわざです。このことわざの意味は、何かを知る事で怒ったり悩んだりしてしまうけれど、何も知らなければ仏さまのように穏やかな気持ちでいられる、という意味です。
転じて、周りはみんな知ってるけれど、ある人だけが知らないことを馬鹿にしている意味も持っていることわざです。前述の「頭隠して尻隠さず」と同じように皮肉っぽい言葉なので、使う時には気を付けましょう。
⑥善は急げ
次にご紹介する有名なことわざは「善は急げ」です。これもとても有名なことわざのひとつです。このことわざの意味は、良いと感じたらためらわずにすぐに行動に移そう、という意味です。更には好機を逃してならない、という意味も持っています。
⑦濡れ手で粟
次にご紹介する有名なことわざは「濡れ手で粟」です。このことわざも聞いた事がある方が多いのではないでしょうか。このことわざの意味は、ほとんど何の苦労もしないで大きな利益、儲けなどを手に入れること、という意味です。手を濡らして粟をつかむだけで、たくさん手についてくる状態です。
⑧早起きは三文の得
次にご紹介する有名ばことわざは「早起きは三文の得」です。これもうんざりするほど言われたことがある方も多いのではないでしょうか。このことわざの意味は、朝早く起きれば体のためにも良く、何らかの良い事もあるだろう、という意味です。確かに夜更かしして遅く起きるのは、良くない事です。
⑨団栗の背比べ
次にご紹介する有名ばことわざは「団栗(どんぐり)の背比べ」です。このことわざの意味は、全てがどれも似たり寄ったりで、飛び抜けてすごい人がいない状態、という意味です。同じレベルの人同士で争っていたりする時に使われることわざですが、目上の人には使わないように気を付けましょう。
⑩七転び八起き
次にご紹介する有名なことわざは「七転び八起き」です。このことわざの意味は、何度失敗しても、くじけず腐らず、諦めずに何度も努力を続けること、です。失敗した人への激励の言葉としても使われますが、このことわざもまた、目上のひとには使わないように注意しましょう。
有名なかっこいいことわざ一覧
ここからは有名で且つ「かっこいい」ことわざの一覧のご紹介となります。ここでご紹介する、それぞれのことわざに出てくる動物などもかっこいいのですが、何と言ってもそれぞれのことわざの意味がかっこいいのです。
今からご紹介するのは、どれも有名でかっこいいことわざなのですが、場合によっては目上の人には使わない方がいい物もあります。ことわざを使う時には、相手に失礼にあたらないかをよく考えて、有名なかっこいいことわざを会話に取り入れましょう。ではかっこいいことわざの一覧です。
①能ある鷹は爪を隠す
まず初めにご紹介する有名なかっこいいことわざは「能ある鷹は爪を隠す」です。鷹という時点で既にかっこいい感じの、このことわざの意味は本当に実力や才能のある人は、軽々しくそれらを自慢したり人に見せつけたりはしない、という意味です。これは安心して誰に対しても使えることわざです。
②災い転じて福となす
次にご紹介する有名なかっこいいことわざは「禍を転じて福となす」です。このことわざの意味は、何かをしている時に発生した困難や災難、失敗などを上手に利用して、逆に良い結果となるようにすること、という意味です。それが自力をもって災難を良い結果に導いたのであれば更にかっこいいです。
③命に過ぎたる宝なし
次にご紹介する有名なかっこいいことわざは「命に過ぎたる宝なし」です。このことわざの意味は何となく想像できるのではないでしょうか。みなさんのご想像通り、そして読んで字のごとく、命よりも大切なものなどはないという意味のことわざです。
何らかの災難にあったり、人命以外の何かを失ってしまった時に相手を激励するように使われることが多いことわざです。更に自分が災難にあったり、何かを失ったりした時には、自分自身が元気を出すための言葉としても使われることわざとなっています。
④和を以て貴しとなす
次にご紹介する有名なかっこいいことわざは「和を以て貴しとなす」です。読み方は「わをもってとうとしとなす」です。このことわざの意味は、何事を行うにも人々がお互いに協力し、仲良くし、力を合わせていくことはとても大切なことである、という意味です。
この言葉は、あの聖徳太子の「十七条憲法」の一番最初である第一条lに出てくる言葉です。今も昔も人が一人で出来ることには限界があり、何かを成し遂げるには周囲の人々と力を合わせることが、とても大切ということです。
⑤弘法筆を選ばず
次にご紹介する有名なかっこいいことわざは「弘法筆を選ばず」です。このことわざの意味は、そのジャンルで名人や達人と呼ばれるような人というのは、使う道具や材料などのことをうるさく言わず、どんなものでも見事に使いこなし素晴らしい結果を残す、という意味です。
「弘法」とは能書家として知られている「弘法大師」のことを指しています。このことわざは状況が良くないにも関わらず良い結果を出した人に対してのので、かっこいい褒め言葉でありますが、失敗したことを道具などのせいにする愚かな人を戒める言葉でもあります。
⑥花は桜木 人は武士
次にご紹介する有名なかっこいいことわざは「花は桜木、人は武士」です。時代劇でも良く使われるこのことわざの意味は、パッと咲いてパッと散る桜が花の中で最も美しいように、人間の最も美しい生き方は桜のように、パッと咲いてパッと散る武士のようなものである、という意味です。
「士農工商」という言葉があるように、昔は武士が一番優れているとされていました。実際、武士というものは戦いが始まれば潔く命を賭して戦い、自分や部下が何か失敗をして切腹を命じられた時には、潔く切腹しました。ですので本当に桜のような生き方をしていたのが武士だったのです。
⑦為せば成る 為さねば成らぬ何事も
次にご紹介する有名なかっこいいことわざは「為せば成る為さねば成らぬ何事も」です。このことわざの意味は、これもまた読んで字のごとく、何事もやれば出来る。やらなければ出来ない、という意味です。もちろん何でもやれば出来る訳ではありませんが、その努力は必ず自分の力となります。
初めから「どうせ無理だろう」と諦めずに、まずはやってみよう、ということを言っていることわざなのです。ちなみにこの言葉には「成らぬは人の為さぬなりけり」という続きがあります。この言葉の意味は「結果が得られないのは必ずやってみせるという意思をもっていないからだ」です。
有名な努力に関することわざ一覧
ここからは有名な努力に関することわざの一覧のご紹介となります。努力というと「精神論なんて」と思われるかもしれません。確かに努力をすれば何もかも上手くいくとは限りません。むしろ上手くいかないことのほうが多いのかもしれません。
ですが、その努力したという事実は決して無駄になることはなく、後々何か違う形で、違う状況で思わず役に立ってくれたりすることもあるものです。ですので努力をひとくくりに「精神論」というのは少し違うということになるでしょう。では努力に関する有名なことわざの一覧のご紹介です。
①塵も積もれば山となる
最初にご紹介する有名な努力に関することわざは「塵も積もれば山となる」です。これも今まで何度も聞いた事のあることわざなのではないでしょうか。このことわざの意味は言葉の通りで、塵のようなごくごく小さなものでも、積もり積もっていけば山のように大きくなる、という意味です。
ですので、どんなに小さなことでも、努力して積み重ねていけば大きなものになる、ということなのです。小さなことというのは努力の他にもストレスや不満など、色々なものに例えられています。ですので、このことわざは良い意味にも良くない意味にも捉える事ができるのです。
②辛抱する木に金がなる
次にご紹介する有名な努力に関することわざは「辛抱する木に金が生る」です。このことわざの意味は、何事もすぐに投げ出さずに辛抱して頑張っていれば、上手くいくはずだ、という意味です。もちろん、この場合も全てが上手くいくとは限りません。
ですが「辛くても辛くても、辛抱して、努力もして頑張った」という事実は残ります。ですので今回は上手くいかなかったとしても、その頑張りは無駄になる事はなく辛抱して頑張る事の出来る人間になれた、という良い結果が残るというわけです。
③千里の道も一歩から
次にご紹介する有名な努力に関することわざは「千里の道も一歩から」です。このことわざの意味は、どんなに大きな事柄でも、初めはごく小さなことから始まるものだ、という意味です。ですので、どんなに大きな事や仕事でも、小さな一つ一つを大切にして進めていくことが肝心、というわけです。
④縁の下の力持ち
次にご紹介する有名な努力に関することわざは「縁の下の力持ち」です。このことわざの意味は、人の目に触れないところで、地道な努力をしている人、という意味です。その存在は決して目立つわけではないが、色々な事や人にとって、役に立っている人のことを指して、この言葉を使います。
⑤石の上にも三年
次にご紹介する有名な努力に関することわざは「石の上にも三年」です。このことわざの意味は、石の上に三年もいるという事は非常に辛いことだが、我慢して続けていれば報われて良い結果となる、という意味です。この場合の「三年」とは時間的な意味ではなく「長い年月」を表しています。
⑥鴨の水掻き
次にご紹介する有名な努力に関することわざは「鴨の水掻き」です。このことわざの意味は、ゆったりと水の上を漂っている鴨だけど、水の中では絶えず水を掻いている、という意味です。例えば、何事も余裕でやってのける人がいるとします。
周りは「あの人は何でも出来ていいな」のように言うでしょう。ですが、そんな何事も余裕でやっているような人でも、誰も見ていないところでは必死に努力しているのだ、ということを言っていることわざとなります。縁の下の力持ちと同じように、見えないところで頑張れる人は素敵です。
⑦三度目の正直
次にご紹介する有名な努力に関することわざは「三度目の正直」です。このことわざの意味は、一度目や二度目では失敗してしまったこと、上手くいかなかったことも三度目には上手くいくだろう、という意味です。ちなみにことわざには「三」がつくものが他にもあります。
有名なのは「仏の顔も三度まで」や「二度ある事は三度ある」です。これは何事においても三回くらいが限界であろうという説や、ある傾向を分析すると、1つ目のデータは点、2つ目のデータは線となります。
もちろん点と線だけではデータとして不十分です。なので3つ目のデータも必要です。そして三度同じことが続けば、四度目が来る可能性も高いというところから、ことわざの世界では「三度」がキーポイントとなっているという説もあります。
有名な面白いことわざ一覧
ここからは有名で面白いことわざの一覧のご紹介となります。ことわざにはとても良い意味を持つものや戒めの意味を持つものがあるように、皮肉のような、ちょっといじわるな感じの面白いものもたくさんあります。では、有名な面白いことわざの一覧のご紹介です。
①痘痕も靨
最初にご紹介する有名で面白いことわざは「痘痕も靨」です。読み方は「あばたもえくぼ」です。「痘痕(あばた)」というのは聞き慣れない言葉ですが、皮膚のくぼみのことを指します。そのくぼみとは天然痘が治った後に顔に残ってしまったものです。
水疱瘡なども治りかけの時に、無理矢理かさぶたをはがしてしまうとくぼみが残ります。それをもっとひどくしたような感じが「痘痕」です。この決して綺麗とはいえない「痘痕」も、恋をしてしまうと「靨(えくぼ)」のように見えてしまう。
転じて恋をすると、相手のどんな欠点でも可愛く愛おしく見えてしまうという意味となります。「惚れた欲目」という言葉も同じような意味を持っています。ここまで惚れられるとは、女性としては嬉しい限りでしょう。
②悪妻は百年の不作
次にご紹介する有名な面白いことわざは「悪妻は百年の不作」です。このことわざの意味は、悪妻、要するにあまり良くない女性をお嫁さんにしてしまうと、百年もの長い間、不幸が続いてしまう、という意味です。この百年というのは、子孫の代や一生ということを表しているようです。
③色男 金と力はなかりけり
次にご紹介する有名な面白いことわざは「色男、金と力はなかりけり」です。このことわざの意味は、読んで字のごとく美男子というのは顔はいいかもしれないが、意外とお金や力、男気というのは持ち合わせていないものだ。または中身が空っぽなつまらない男だ、という意味です。
この言葉は美男子をからかった面白い川柳が由来となっていますが、現在では、見た目に騙されるなという戒めの言葉と捉えられることが多いでしょう。更には美男子だけが女性にちやほやされるので、他の男性が負け惜しみに使う面白い言葉でもあります。
④提灯に釣鐘
次にご紹介する有名な面白いことわざは「提灯に釣鐘」です。このことわざの意味は、双方比べた時に、全くつり合いがとれていない、比較にすらならない、という意味です。提灯と釣鐘は形が何となく似ていて、両方とも吊り下げて使う物です。
ですが、それぞれの重さや大きさが、比較にならないほど違うことから生まれたことわざです。似たような意味を持つ言葉として「月とすっぽん」や「雲泥の差」などがあります。どちらにせよ、面白いですがあまり感じの良い言葉ではありません。
⑤卵に目鼻
次にご紹介する有名な面白いことわざは「卵に目鼻」です。このことわざの意味は、まるで卵に目と鼻を描いたように、色白で可愛い顔立ち、という意味です。対義語には「炭団に目鼻」「南瓜に目鼻」という言葉があります。ちなみに「炭団」とは炭の粉を丸めて固めた燃料のことです。
⑥坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
次にご紹介する有名な面白いことわざは「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」です。このことわざの意味は、ある人を憎んでしまうと、それらに関する全ての事柄、全ての物が憎くなる、という意味です。ちなみに「袈裟」とは僧侶が身につけている衣装のことです。面白いですが後ろ向きなことわざです。
⑦河童の川流れ
次にご紹介する有名な面白いことわざは「河童の川流れ」です。このことわざの意味は、どんな名人や達人であったとしても油断をして物事に挑むと、考えられないくらい簡単な失敗をすることもある、という意味です。どんなに慣れた仕事などでも決して油断をしてはいけない、という戒めです。
有名な動物のことわざ一覧
ここからは有名な動物が出てくることわざの一覧のご紹介になります。ことわざには実に様々な動物が出てきます。身近にいる動物をことわざに入れる事によって、言いにくい事も言いやすくなり、笑い話にして皮肉を言う事も出来るからと言われています。では有名な動物のことわざの一覧のご紹介です。
①窮鼠猫を嚙む
初めにご紹介する有名な動物のことわざは「窮鼠猫を噛む」です。このことわざの意味は、普段は弱い立場でも、絶体絶命のピンチに陥った際には、絶対に勝てそうにない強い相手に立ち向かっていくこともある、という意味です。
要するに、いくら自分が強くて相手が弱いからといっても、相手を侮っていてはいけない。更にはあまり人を追い詰めてはいけないという戒めの意味がこめられたことわざとなっているのです。ちなみに「窮鼠」とは「窮地に追い詰められた鼠」という意味です。
②馬の耳に念仏
次にご紹介する有名な動物のことわざは「馬の耳に念仏」です。このことわざの意味は、お坊さんがいくら念仏を唱えたとしても、馬には全く意味が分からないので無駄である、という意味です。どんなに説得しても話しても、全く聞く耳をもたない、全く話しが通じないさまを表したことわざです。
③虎の尾を踏む
次にご紹介する有名な動物のことわざは「虎の尾を踏む」です。このことわざの意味は、非常に危ない事、非常に危険をおかすこと、という意味です。高確率でかみ殺されるかもしれない「虎の尾を踏む」という恐ろしい行為を行う、という意味がこめられたことわざとなっています。
④犬も歩けば棒に当たる
次にご紹介する有名な動物のことわざは「犬も歩けば棒に当たる」です。このことわざの意味は、良い意味と悪い意味があります。まず良い意味として「自分から積極的にアクションを起こせば、思いがけず良い事がある」という意味です。
逆に悪い意味として「動かずにいればいいのに、出張ったことをしたせいで思ってもみなかった災難にあう」という意味です。ちなみに「棒に当たる」と表現されていますが、本当は犬がうろうろしていると人間に棒でぶたれるという事です。
⑤犬猿の仲
次にご紹介する有名な動物のことわざは「犬猿の仲」です。このことわざの意味は、非常に仲が悪い、という意味です。例外もありますが基本的に犬と猿というのは相性が良くなく、引き合わせてしまうと物凄い喧嘩になるそうです。ですので、非常に仲が悪いことを意味することわざとなったのです。
⑥蛇の生殺し
次にご紹介する有名な動物のことわざは「蛇の生殺し」です。このことわざの意味は、人を散々痛めつけておいて重症のまま放置しておくこと、または物事を中途半端なままで放っておくこと、という意味です。ここでいう「生」とは不十分や中途半端という意味を持っています。
⑦牛の歩み
次にご紹介する有名な動物のことわざは「牛の歩み」です。このことわざの意味は、物事の進み方が遅い、という意味です。少し前に国会でも「牛歩戦術」がありました。議会内の投票の際に故意に時間をかけて移動したものでした。これはあまり良い意味のことわざではありません。
有名なことわざを覚えて使ってみよう!
今回は色々な有名なことわざの一覧をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。日本人にとって「ことわざ」というのはどうしても国語の授業を思い出すもので、あまり好んで使わない人も多いです。ですがことわざというものは学んでみると非常に面白いものです。
ことわざには人々の昔からの知恵や戒め、忠告などが込められています。人間というのは環境こそ変わりましたが、その本質というのは変わっていません。ですのでことわざというのは、今の時代でも十分に通じるものがあるのです。この一覧をご参考にして、ことわざを使ってみませんか。