人生の伴侶の意味
辞書によると、伴侶とは一緒に連れ立って行く者、連れ、仲間、または配偶者という意味だとしています。伴侶は「はんりょ」と読み、「人生の伴侶を得る」という使い方をします。
かつて男尊女卑の時代には「伴侶」とは夫に従う妻を指していましたが、男女平等の現代では、夫、妻のどちらにも使うようになりました。伴侶とは共に長い人生を生きる大切なパートナーのことです。
苦楽を分かち合う最高のパートナーという意味
昔は人生の幸せイコール結婚という考え方が一般的でした。特に女性は結婚を永久就職と考えることが多かったようです。しかし今では女性も男性に負けない経済力を持つ人が増え、必ずしも結婚を意識することはなくなりました。
とはいっても、やはり運命の人と出会うのを心待ちにしている気持ちがどこかにあります。その気持ちは性別を問わずあるのではないでしょうか。人生の伴侶を得ることは男性も女性も夢に見ていることなのです。
人生の伴侶とは苦楽を分かち合う最高のパートナーという意味です。言い換えれば一生を共に生きる大切な人なのです。人生の一場面に現れる恋人とは比べ物にならないほど重い存在です。
人生の伴侶か見極める方法
今、付き合っている人があなたの人生において、一場面だけに現れた通りすがりの恋人か、それとも人生の伴侶ともいうべき大切な人なのかは誰にもわかりません。「恋は盲目」という言葉があります。恋に恋しているうちに相手の正体が見えなくなるということもあります。
付き合っていた時は最高の人だと思っていたのに、いざ結婚してみれば「こんな人じゃなかった」と後悔することもあります。
それを知るには、タイムマシンに乗ってきた未来の自分に聞いてみるしかないのかもしれません。ただ、見極める方法はあります。本当に人生の伴侶なのかを見極める5つの方法をご紹介します。
相手のことを第一にできるか
生涯の伴侶かどうかを見極める方法として、まず始めにご紹介するのは、相手のことを第一にできるかどうかと自問自答してみることです。何か起きた時に自分のことはさておいて、相手のことを考えられるでしょうか。
またはご両親や兄弟のことを二の次にしてまで相手のことを考えられるでしょうか。本当に相手を愛しているのなら、自分や身の回りのことを二の次にしてまで相手のことを優先できるはずです。
トラブルを一緒に解決してくれるか
生涯には何かとトラブルが発生します。何もなければそれで良いのですが、いつも平安な時ばかりではありません。人生には雨もあれば嵐もあります。
日々の暮らしの中で、何かのトラブルに巻き込まれた時、パートナーは一緒に解決してくれるでしょうか。もしも、問題から逃げようとするのなら、生涯の伴侶としては不適切かもしれません。
トラブルに柔軟に対応できるか
ああたが病気になった時、あるいは子どもがいじめにあったときなど、生涯を通してトラブルはある日突然やってきます。その時のパートナーの態度をみるのも、生涯の伴侶となり得るかどうかを見極める方法です。
トラブルに直面した時に慌ててしまうのは仕方がないことです。しかし、その後落ち着きを取り戻して、トラブルに柔軟に対応できるかが大切なのです。打ちひしがれたまま自分の殻に閉じこもってしまうようでは生涯の伴侶としては心許ないでしょう。
話し合いに応じてくれるか
話し合いに応じてくれるかというのも、相手を生涯の伴侶としてふさわしいかどうかを見極める方法です。長い人生にはいろいろな問題が起こります。
そんな時に腹を割って話し会えるパートナーこそ生涯の伴侶となるべき人です。自分に不利になることでも話し合って問題を解決しようとする誠実な態度が生涯の伴侶としては大切なのです。
謝罪・感謝の言葉を伝えられるか
謝罪や感謝の言葉を伝えられるかというのも、生涯の伴侶としてふさわしいかどうかを見極める方法となります。昔の男性は勤めから家に帰ると「風呂」「めし」「寝る」の三言で事足れりとしました。
しかし、現代ではそんな男性はモラハラ夫というレッテルを貼られるでしょう。生涯の伴侶としては「ありがとう」「ごめんね」とお互いに言い合えることが生涯仲良く暮らせる秘訣となります。
人生の伴侶か見極めるタイミング
今、付き合っている人が人生の良き伴侶であるかどうかを見極めるタイミングを見ていきましょう。普段の生活では見えてこないパートナーの性格が何かあった時に見えてくるものです。
そのタイミングとして、トラブルの時、旅行の時、失敗が起きた時の3つのシチュエーションに分けて考えてみます。いつも優しいと思っていたパートナーの思わぬ素顔が出るタイミングです。
トラブルの時
例えば隣人とのトラブルが生じた時に、パートナーは誠実にトラブルを解決しようとしてくれるでしょうか。
興奮して怒りまくったり、反対に「面倒はごめんだよ」とばかりにトラブルから逃げ出して表に出てこないパートナーは人生の伴侶としてはNGかもしれません。最悪あなた一人で解決に立ち向かわないといけなくなるでしょう。将来の苦労が目に見えるようです。
旅行の時
旅行の時もパートナーの素顔をみる絶好のチャンスです。非日常の空間に置かれた相手はどんな態度になるでしょう。例えばあなたが飛行機のチケットを忘れたとします。
そんな時、あなたのパートナーは、忘れたものは仕方がないとあなたを慰め、なんとか問題を解決してくれるでしょうか。それとも「お前が悪いんだ!」と怒鳴るばかりの人なのでしょうか。
それによって、人生の伴侶としてふさわしいかどうかを見極めることができます。旅行中はいろいろなアクシデントが起こりやすいものです。新婚旅行から帰ったカップルが成田離婚をする確率が高いのもそんな理由があるのでしょう。
失敗が起きた時
何か失敗した時も同じです。あなたのパートナーはどんな態度に出るでしょう。いつまでもあなたの失敗を詰ってぶつぶつ文句を言うタイプでしょうか。
それとも失敗したあなたを優しく慰めて解決策を一緒に考えてくれる人でしょうか。その時のパートナーの態度でも人生の伴侶となり得るかどうかを見極める方法となります。
結婚を決断する前にしっかりと相手の性格を見ておきましょう。結婚を焦るあまり将来離婚をすることになっては意味がありません。
人生の伴侶を見つける方法
よく、恋愛と結婚は違うと言います。理想の恋人と理想の伴侶とは違うものです。恋人はあなたの人生の中の一コマに出てくる人です。それそれ違う人生を歩きながら時間を共に過ごすパートナーです。
一瞬一瞬が楽しければそれで良い相手ですが、人生の伴侶となるとそうはいきません。伴侶とは家族の一員となって一生を共に過ごす人のことです。恋人よりもはるかに責任もあり、人生の重みがずっしりと肩にかかってきます。
それだけに人生の伴侶は慎重に選びたいものす。後になって後悔しないためにも最高の人生の伴侶を見つける方法をご紹介します。
①出会いを増やす
良き伴侶を見つけるためには、当然ですが、出会いを増やすことが肝心です。女性ばかりの職場や男性ばかりの職場ではなかなか素敵な出会いは見つかりません。もっと外へ向かっていかなければ人生の伴侶を見つけることは困難です。
趣味のサークルに入るのも良いでしょう。好きな美術館巡りをしても良いでしょう。また、友達の輪を広げるのも良いのではないでしょうか。友達を通じて素敵な出会いが待っているかもしれません。とにかく外へ出てみましょう。それが人生の伴侶を見つける第一歩です。
婚活パーティ・合コン
人生の伴侶を見つける方法は婚活パーティや合コンにもあります。婚活パーティや合コンは結婚を希望する人たちが集まってきます。普段の生活の場よりも結婚に前向きな話し合いができる場所です。
職業や生活スタイルが違う人たちが集まって婚活パーティをするわけですから、自分が出会うはずのない分野からの異性と交際するきっかけを与えてくれます。婚活パーティで最高の伴侶を見つけることができるかもしれません。機会があったら出席してみるのも良いでしょう。
結婚相談所
結婚相談所で人生の伴侶を見つける方法もあります。結婚相談所は入会金を払ったり、会費を払わなければならないので、お金がかかります。しかし、お金を払ってでも人生の伴侶を見つけたいと希望する人が集まってくるのです。
そのため結婚に対する意識が高く、真剣に出会いを求める人たちが集まってきます。医者や公務員といった社会的地位が高い人も登録しているため良い出会いが期待できます。
お互いに結婚を前提としているので、気が合えば話もスムーズに進むでしょう。最高の伴侶を見つける良い機会となるのではないでしょうか。年齢や収入などある程度条件をつけておけば、プロの結婚アドバイザーが条件に合う人を紹介してくれます。
恋愛マッチングアプリ
最近流行の恋愛マッチングアプリで最高の人生の伴侶を見つけるという人もいるでしょう。マッチングアプリのメリットは、スマホ一つで簡単に相手を探せるということでしょうか。仕事で忙しくても空いた時間に手軽に相手を探すことができます。
少し離れた場所の相手とも出会う機会が与えられます。事前に登録した内容から相手の年齢や職業などがわかるのも魅力です。
また、かかる費用も結婚相談所や婚活イベントに参加するよりも安く済み、中には無料で使えるアプリもあります。最近は手軽なマッチングアプリで最高の伴侶を見つける人も増えているようです。
②相手を見極める
婚活パーティや結婚相談所、マッチングアプリなど人生の伴侶を見つける方法はさまざまありますが、最高の伴侶を見つけるには相手をよく見極めることが大切です。出会って好きなタイプだからと相手の正体もよくわからず夢中になるのは危険です。
姿の良し悪しや職業、収入が良くてもそれだけでは最高の伴侶となるわけではありません。人生最高の伴侶を得るためには相手の性格をよく見極めることが最も大切なことなのです。
例えば優しそうな人だからと思い、結婚してみたら実は暴力夫だったということもあります。結婚は一生を左右する一大イベントです。愛だけでは最高の伴侶は得られません。
期待は現実的な範囲で留めるのが大切
人生で最高の伴侶を求めるあまり、期待を膨らませすぎると結婚にこぎつけるのは難しくなります。愛がすべてだと恋に恋しているうちはなかなか相手を見つけることはできないでしょう。
いつか白馬に乗って素敵な王子様が現れると信じ込んでいると、王子様が来る前にお婆さんになってしまいます。イケメンではなくても、高収入、高学歴ではなくても、目の前に現れた人が性格が良く、優しい人なら良き伴侶となる可能性があります。
愛は付き合っているうちに自然と生まれてくるものです。未来の伴侶に大きな期待をしないで、現実的な範囲に留めるのも良き伴侶を見つける方法です。
人生の伴侶に向いている人の特徴
次に、人生の伴侶に向いている人の特徴をみていきます。心がときめくような素敵な人がいたとしても、その人が良き伴侶となるかどうかは別問題です。愛がなければ結婚はできませんが、愛だけでも結婚はできません。
結婚は愛がすべてではないからです。結婚に向いているかどうかも判断しなければなりません。具体的に結婚に向いている男性、結婚に向いている女性を最後にご紹介します。
結婚に向いている男性
結婚するということは長い年月を一緒に生きていくということです。自分が今まで生きてきた年月よりも多くの年月をこれから過ごしていくことになります。なまじっかの愛では長い年月を乗り越えられません。
結婚に向いている男性はプレーボーイ風の男性よりも、もっと現実的な男性が望ましいといえます。会話がつまらなくても、面白い遊びを知らなくても、あなたを第一に考え、生涯大切にしてくれる人こそ結婚に向いている男性といえましょう。
結婚に向いている女性
あなたが男性ならば、現実的に物事を考えられる女性を結婚相手に選ぶべきです。浪費癖がなく、しっかりと経済観念のある女性が結婚に向いているのです。
「あんな美人を奥さんにできたら幸せだろうな」と女性のうわべだけを見て結婚したら浪費癖で大変だったということになるかもしれません。現実的にしっかりと夫を支え、優しくそばにいる女性が結婚に向いている女性でしょう。
人生の伴侶は生涯一緒にいれる相手のこと
人生の伴侶とは生涯一緒にいられる相手のことを指します。生まれた時から今までの時間よりも長く生活を共にする相手のことです。長い人生の中で、苦楽を共にし、同じ方向を向いて一緒に生きる相手のことです。
良き伴侶とは共に白髪が生えるまで、傍で仲良く笑ってくれる人です。楽しいことを分け合って、辛いことは二人で乗り越えて行く、そんな相手が人生の良き伴侶なのです。
苦しいことばかりで何も幸せがなかったという人生でも最後に「ありがとう」と握手をしてこの世を旅立てれば、「良き伴侶を持った」と思うことでしょう。