「ルフラン」の意味とは?フランス語での使い方や例文など詳しくチェック!

「ルフラン」の意味とは?フランス語での使い方や例文など詳しくチェック!

「ルフラン」は日本でも歌や映画のタイトルに登場するなど多くの方が耳にしたことがある一方で、その意味を知らない方は意外と多い単語です。「ルフラン」とはどのような意味か、「ルフラン」が題名に登場する音楽や実際の使われ方を例文を用いて紹介します。

記事の目次

  1. 1.ルフランの意味とは
  2. 2.リフレインの意味
  3. 3.ルフランの由来とは
  4. 4.アニメで使われるルフランの意味
  5. 5.ルフラン・リフレインが使われている曲
  6. 6.ルフラン・リフレイン使い方の例文
  7. 7.他国における「ルフラン」に相当する単語
  8. 8.「refrain(ルフラン)」に似た意味を持つ英単語
  9. 9.ルフランは音の繰り返し・我慢の意味として使われる

ルフランの意味とは

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皆さんは「ルフラン」という言葉をご存じですか。曲の題名や歌詞中で耳にしたことのある方は多いと思います。その一方で「ルフラン」の意味や正しい使い方を知っているという方は、案外少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、知っているようで知らない「ルフラン」の意味や由来、類義語、使い方を実際に例文を用いてご紹介していきます。「ルフラン」という言葉をもっと深くを理解して、映画や歌の中で用いられている「ルフラン」の意味を汲み取っていきましょう!

意味は「繰り返し」

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「ルフラン」とは「繰り返し」という意味を持ったフランス語の名詞です。この「ルフラン」という単語はフランス語の他にも英語でも用いられていますが、フランス語とは異なる発音をしたり、使い方も名詞の他に動詞として意味を成す場合もあります。

では、この「ルフラン」という言葉についてフランス語と英語それぞれの観点から、その意味違いや使い方をご紹介していきます。

フランス語綴り「refrain」

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まず、フランス語における「ルフラン」は「refrain」と綴ります。発音も日本語読みと同じそのまま「ルフラン」です。ちなみに「refrain」は男性名詞です。日本には名詞に性別の区別はありませんが、フランス語を代表としたヨーロッパ言語の多くは男性名詞・女性名詞に区別され、助詞の使い方も変わってくる場合があります。

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リフレインの意味

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フランス語の「refrain(ルフラン)」とは「繰り返し」という意味であるとお話しました。では、英語における「ルフラン」はどうでしょうか。

実はフランス語における「ルフラン」は名詞の意味しかありませんが、英語における「リフレイン」では「繰り返し」の意味の他に動詞として用いられる「~を我慢する・~を慎む」という意味も持っています。

名詞意味:フランス語と同じ

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名詞における「リフレイン」の意味とは、フランス語の「ルフラン」と同様に「繰り返し」の意味を持ちます。使い方も同じなので困惑せずに済みそうです。

その他にも名詞的な意味では「折り返し」や「畳句」と言った意味として訳されることがあります。

動詞意味:~を我慢する・~を慎む

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ここで注意したいのが、英語における「リフレイン」の動詞的意味です。先述の通り「リフレイン」は「~を我慢する・~を慎む」という意味があります。

「繰り返し」と「~を我慢する・~を慎む」の意味を比較すると、何だか反対のことを意味しているように感じます。基本的に同じ単語であれば名詞と動詞はほぼ同様の意味を持つことが多いのに対し、少し変わった面白い単語と言えます。

なぜ「ルフラン」がこのような意味を表すようになったかの経緯については、後程「由来」の部分にてお話ししていきます。

リフレイン英語綴り「refrain」

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英語における「リフレイン」は「refrain」と綴ります。ご覧の通りフランス語の「ルフラン」と同じスペルになります。また、英語の場合は日本語と同様に名詞に性別による区別はありません。そう言った意味でも、英語の「refrain」の方が馴染みがあるかもしれませんね。

フランス語のスペルと同じ

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前でも述べたように、フランス語も英語も綴りは「refrain」と同じです。シンプルですね。しかし、一つ気を付けなければならない点があります。

それはお気づきの方もいらっしゃると思いますが、2章に入ったところからフランス語に対しては「ルフラン」、英語に対しては「リフレイン」と2種類の読み方でお話をしていました。これはフランス語における「refrain」は「ルフラン」と、英語では「refrain」を「リフレイン」と発音するからです。

同じ「refrain」というスペルでも異なった発音する場合があります。日本では「ルフラン」も「リフレイン」も両方が同じ意味として用いられるので、そこまで気にならないかもしれませんが、国を跨ぐと大きく異なってきますので外国で使用する機会がある場合「ルフラン」と「リフレイン」の使い分けには注意が必要です。

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ルフランの由来とは

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「ルフラン」の意味についてお話してきましたが、この単語の意味はどのように生まれたのでしょうか。先ほど述べたように、「リフレイン(ルフラン)」が名詞と動詞で異なった意味を持つ理由も気になります。ここではその由来について、古フランス語の語源を辿りながらご説明していきます。

フランス語refraindreの派生

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由来については諸説ありますが、「refrain(ルフラン)」は古フランス語である「refrener」・「refraindre」という2つの言葉から派生したと考えられています。ちなみに、「refraindre」とは「refrain(ルフラン)」の過去分詞形です。

御覧の通り、語源となっている言葉が2つあります。それぞれ「refrener(抑制する)」とは「~を我慢する・~を慎む」、「refraindre(順序を乱す)」とは「繰り返し」の語源であり、2つの意味は同じ言葉が語源ではなく、全く別の言葉から派生しているため、意味が異なったものになっていると考えられます。

すなわち、名詞と動詞で別の意味を持つ「refrain(ルフラン)」は同音異義語であると言えます。また、あくまでこの意味の由来は複数ある説の一つに過ぎないことを念頭に置いた上で考察してください。

抑制する

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「refrener」とは古フランス語で「抑制する」という意味です。この「抑制する・堪える」のような状態に捉え方が派生し、自我を抑え込む・控えめにするといったニュアンスを持ち始め、次第に現代におけるような「~を我慢する・~を慎む」という意味へ発展したと考えられています。

順序を乱す

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「refraindre」とは古フランス語で「順序を乱す」という意味です。音楽などが流れている中に不規則な繰り返しや不協和音が生じることで、音楽(順序)を乱してしまうといった様子から使われるようになったとされています。音楽が順序よく流れていかない状態を表現するため「refrain(ルフラン)」と呼ぶようになったと考えられます。

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アニメで使われるルフランの意味

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「ルフラン・リフレイン」の意味と由来まで理解できたところで、ここからは実際にこの「ルフラン」が使われている作品について触れていきたいと思います。皆さんはどれくらい「ルフラン・リフレイン」が使われた作品をご存じでしょうか。今回はその中でもよりポピュラーな、誰もが一度は耳にしたことがある作品についてご紹介していきます。

①エヴァンゲリオン

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新世紀エヴァンゲリオンとは「風立ちぬ」で声優を務めたことでも有名な庵野秀明氏が監督作品で、1995年10月~1996年3月にアニメが放送され莫大な人気を誇るアニメーション作品です。

舞台は大災害「セカンドインパクト」が起こった世界2015年。その世界に生きる14歳の少年少女たちが巨大な汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を操縦し、第3新東京市に襲来する謎の生命体「使徒」と戦うSFストーリーです。思春期の彼ら彼女らの葛藤や人間関係を繊細に描きつつ、美麗な戦闘シーンは息を飲むほど迫力があります。

劇場アニメ化やアプリゲーム化など、アニメ放送から10年以上が経過した今でも多くのファンがいます。また、先日劇場版の続編である「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開が2020年との情報が流れたことから、今まさに熱い作品です。

歌・魂のルフラン

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今回のテーマである「ルフラン」が題名に登場する曲「魂のルフラン」とは、1997年3月15日に公開されたアニメ映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」の主題歌です。

この「魂のルフラン」という歌では「死んで生き返る(輪廻)」をテーマとしています。一番最初のフレーズである「私に還りなさい」とは「子宮に還りなさい」という意味を表していて、まさに魂の「繰り返し」を意味していることが歌い始めからはっきりとわかります。

また、この曲の作詞を担当した及川眠子氏は「魂のリフレイン」という題名を最初に思いついたが、音数が合わないことと、リフレという音が抜ける様子が気持ち悪く感じたとのことでフランス語の「ルフラン」を用いたと語っています。

②コクリコ坂から

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「コクリコ坂から」とは原作を佐山哲郎氏、作画を高橋千鶴氏により作られた漫画作品です。また、2011年7月には宮崎駿監督の息子である宮崎吾郎氏が手掛けたスタジオジブリ映画としても有名になりました。

舞台は昭和38年、コクリコ荘を切り盛りする女子高生松崎海(CV.長澤まさみ)と、高校に通う風間俊(CV.岡田准一)の物語です。惹かれ合う二人は俊のとある秘密が明らかとなり、一度は別々の道を歩くことになりますが再び結ばれることになります。静かで素朴なストーリーの中に切ない二人の恋模様が丁寧に描かれています。

主題歌の中に描写

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手嶌葵氏が歌う「コクリコ坂から」の主題歌、「さよならの夏」の3番に「ルフラン」という言葉が登場します。彼女の透き通った歌声が切なく、美しく物語を彩っています。

歌詞の中には「あしたの愛 それはルフラン」と綴られています。物語中の海と俊が惹かれ合っているにも関わらず一度離れてしまい、そしてまた巡り合い結ばれるという「何度でも好きになる」、「何度でも惹かれ合う」という気持ちを「ルフラン」で意味しているのではないでしょうか。

加えて、この作品では「海」も一つのテーマとなっています。海の寄せては還るを繰り返す波の様子もまた「ルフラン」の意味に繋がっているのかもしれません。

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ルフラン・リフレインが使われている曲

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前の章では「ルフラン」を用いた映画作品についてご紹介していきましたが、次は「ルフラン・リフレイン」が題名や歌詞に用いられている歌についてお話していきます。映画の題名と比べて、歌詞の中に登場するとなるとさらに多くの作品が関わってくるでしょう。その中でも選りすぐりの5曲をご紹介します。

①嵐:リフレイン

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1曲目は老若男女問わず大人気男性アイドルグループ「嵐」の「リフレイン」という曲です。この曲のモチーフは「雨」。ライブ演出なども実際に雨が降っていたりと、ファンの間では手の込んだ演出が見られる曲として人気です。

別れた恋人を忘れられず、「君」の面影や思い出を思い出す「僕」の感情を歌っています。「リフレイン(ルフラン)」という題名からは幸せで楽しかった思い出やあの時こうすればよかったという後悔…、すべてがない交ぜになった「記憶」が何度も繰り返し(リフレイン・ルフラン)「僕」の中に蘇ってくる様子をよく表現したタイトルです。

②AKB48:希望的リフレイン

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2曲目はこちらも大人気女性アイドルのAKB48の「希望的リフレイン」です。この歌のPVではAKBメンバーが謎の仮面を被った黒づくめの人間たちに追いかけられている映像が流れます。

「僕」が「君」に一目惚れし、何とか振り向いてもらおうと頑張る様子が表現されています。切なくて苦しても、よそよそしくされてあきらめかけて…、それでもやっぱり好きで、何度でも繰り返し好きになるという明るい前向きな心情の意味は「希望的リフレイン(ルフラン)」というタイトルがぴったりです。

③Perfume:Sweet Refrain

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3曲目はPerfumeの「Sweet Refrain」です。PV映像では3人が時計を持っているシーンが多くあるのが特徴です。Perfumeの歌は意味が難解なものが多いですが、この楽曲も謎が多いです。受け取る人の人数だけそれぞれの解釈の仕方があると言えます。

「Sweet Refrain(スィートリフレイン)」とは直訳すると「心地の良いリフレイン(繰り返し)」という意味です。特に後半は歌の中で「Refrain(リフレイン)」を12回も繰り返しています。歌詞が繰り返される、つまり歌が繰り返されている。この楽曲そのものが「心地の良いリフレイン(繰り返し)」なのではないでしょうか。

その「Sweet Refrain」を「届けたい」というフレーズがサビの最後にあります。歌詞の中では「あの日見た夢」であったり「キミ」に対して「心地の良い繰り返し」を届けたい、もっと派生するとリスナーへ届けたいという意味に汲み取ることもできるかもしれません。

④Mr.Children:You make me happy

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4曲目はMr.Childrenの「You make me happy」です。この歌でもタイトルではありませんが、歌詞中に「リフレイン(ルフラン)」が登場します。

楽曲の最初の歌いだし「リフレインの声を酔いしれて聞いている」と始まります。ここでいう「リフレイン(ルフラン)」とは繰り返し構成の楽曲のことを意味していると考えられます。この構成を「リフレイン形式」といいますが、詳細は後程ご説明します。歌の主人公はそういった形式の楽曲の歌を聴いて、昔の思い出を懐古している様子が想像できます。

⑤YUKI:うれしくって抱きあうよ

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5曲目はYUKIの「うれしくって抱き合うよ」です。YUKI氏と言えば、独特な高くてゆったりとして声音が魅力的な歌手です。この楽曲の中にも「リフレイン(ルフラン)」という単語が含まれています。

この楽曲の歌詞では「愛撫のリフレイン」と表現されています。恋人同士の愛情表現やスキンシップの繰り返しの意味として用いられています。これまでの曲では恋人と別れた後のことを何度も思い返すような切ない・苦しい意味で「リフレイン」が使われることが多い中、今回は恋人たちの幸せな様子が想像でき、ポジティブな意味を持っています。

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ルフラン・リフレイン使い方の例文

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「ルフラン・リフレイン」は歌などに用いられているだけでなく、日常会話の中で使用されることも多々あります。実際に正しい意味での「ルフラン・リフレイン」の使い方を例文を用いて説明していきます。普段自分が使っている「ルフラン・リフレイン」の使い方が間違えていないか、ぜひ振り返ってみてください。

①記憶がリフレインする

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例文の1つ目「記憶がリフレインする」は「記憶が繰り返される(思い返される)」の意味を表します。これは先ほど述べた楽曲における「ルフラン・リフレイン」の使い方とほぼ同じです。

では、「記憶が思い返される」ということを敢えて「記憶がリフレインする」と表現するのでしょうか。これは日本語の「思い返す」は自分の意志で思い返している意味が強くなります。一方「リフレインする」と表現する場合、自分の意志ではなく「自然と思い返されている」というニュアンスが強くなります。

もし「ルフラン」を用いる機会があるときは前述の意味と使い方に注意しながら表現してみてください。また、「ルフラン」が作品のタイトルで用いられている場合も、その意味と使い方に注目しながら、言葉の後ろに隠れたニュアンスを汲み取ってみてください。

②リフレイン形式

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2つ目の例文は「リフレイン形式」です。これは例文というよりも音楽における「楽曲形式」のことを意味しています。

リフレイン形式とは「Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→Aメロ→Bメロ→サビ→サビ→終結部」といった詩や音を一定間隔に繰り返す使い方のこと意味しています。お気づきの通り、日本の歌謡曲に一般的な楽曲展開と言えます。その他のジャンルの使い方としてジャズやシャンソン、バラードなどがあります。

例文としては「この楽曲にはリフレイン形式の技法が用いられています。」といいうような使い方をすることができるでしょう。これから音楽を聴くときにはリフレイン形式を意識するようになるかもしれません。

③言葉をリフレインさせる

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3つ目の例文は「言葉をリフレインさせる」です。これは「言葉を何度も繰り返す」という意味です。

この例文の「言葉をリフレイン(ルフラン)させる」は例文1と同様に自分の意志とは関係なく言葉が繰り返されることを表します。この場合、物理的にその言葉を繰り返し声に出すというよりも、頭の中に言葉が勝手に何度も思い浮かぶ(反芻する)といった意味に近くなります。

一方「言葉を何度も繰り返す」という例文の使い方は、物理的に声に出しながら繰り返しその言葉を話している感じが強いです。何度も自分に言い聞かせるように、相手を説得するために繰り返すというように能動的な行動を起こす場合の繰り返しと言えるでしょう。

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他国における「ルフラン」に相当する単語

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「refrain(ルフランまたはリフレイン)」とはフランス語と英語で用いられている単語でしたが、他の国では「ルフラン・リフレイン」の代わりにどのような単語が用いられているのでしょうか。

例えばドイツ語では「Kehrreim」、イタリア語では「ritornelloripresa」という単語で「refrain」と同様の意味を成します。発音は日本語にない独特の発音で文字で表現するのが難しいので割愛しますが、フランス語や英語の「refrain(ルフラン)」とは全く異なった綴りをすることがわかります。

「refrain(ルフラン)」に似た意味を持つ英単語

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日本語でも「繰り返し」という言葉に類似した単語が多く存在します。例えば「もう一度」、「再び」、「畳句」などが類義語であると言えます。

英語の場合はどうでしょうか。「繰り返し」の意味を持つ単語は「reiteration」・「repetition」・「tautology」があります。

「repeat(繰り返す)」と聞くと耳なじみがあるかもしれません。「reiteration」や「repetition」は「repeat」から派生したもので、「repetition」は一般的な言い方になり、少し形式ばった言い方に変えると「reiteration」を使います。

また「tautology」は英語やギリシャ語で用いられ、日本語としても「トートロジー」と読まれています。

「refrain」・「repetition」・「tautology」の違い

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では「refrain」・「repetition」・「tautology」はいずれも「繰り返し(反復)」を表しますが、これらの使い方にはどのような違いがあるのでしょうか。これらの使い訳をきちんとマスターして、英語に触れる機会があった際には違いに気を付けて使いこなせるようにしましょう。

「refrain」の使い方

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「refrain」とは「(歌や詩を)繰り返し」です。つまり節や句、フレーズなどを繰り返す(折り返す)という際に用います。音楽形式の名前に用いられたり、詩のようなそらんじる(何となく口ずさむ)ような繰り返しのことを表現する際に使用します。例文については前の章で述べたので、そちらをご確認いただければと思います。

「repetition」の使い方と例文

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一方で「repetition」とは「繰り返し(反復)」。会話や行動など一般的なあらゆる動作を反復する際に用います。

例えば「文章を復唱する」・「上達のために反復練習を行う」・「相手に繰り返し確認する」というような、自分の意志で何かを繰り返す場合に用いる単語になります。勝手に繰り返す意味が強い「refrain」とは違い、自分の意志で行うニュアンスが濃くなります。

「tautology」の使い方と例文

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「tautology」は「(同じ言葉の)繰り返し」を意味します。特にここでいう同じ言葉というのは「意味のない」同じ言葉ということを指しています。

「tautology」の表現は少し難しくあまりピンと来ない方も多いと思いますが、例えば「シロクマは白い」・「腹痛が痛い」・「青空は青い」といった文章は「tautology」に相当します。

シロクマという言葉で白い熊であることはわかりますし、腹痛という言葉でお腹が痛いこともわかります。青空についても然りです。つまり、すでにわかっていることに同様の意味を付け加えた文章のような、繰り返しの中でも特に無駄な(無くても困らない)繰り返しを意味する際に「tautology」を使用します。

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ルフランは音の繰り返し・我慢の意味として使われる

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いかがでしたでしょうか?ここまで「ルフラン」の意味や例文についてご紹介してきました。少しでも理解が深まると幸いです。ぜひ、今回ご紹介した作品を見直す・聴き直すことで、その中に隠れた「ルフラン」の「真意」を自分なりに汲み取ってみてください。きっと新しい発見があり、より作品を楽しむことができると思います!

沖田さくら
ライター

沖田さくら

沖田さくらと申します。薬剤師免許を持ちながら、院生、ライターもやっています。皆さんの役立つ情報を記事にしていければと思います。よろしくお願いいたします!

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