かすみ草の花言葉を覚えよう!
小さくて可憐なかすみ草は、単体でというより、他の花と一緒にするとどちらも引き立つという貴重な花です。花言葉も日常よく使われるポジティブで暖かいものが多いです。
かすみ草の花言葉を覚えて、様々な場面で活用できるようにしていきましょう。どの花とも相性がよいのでプレゼントには最適です。
中でも、定番なのは、バラやカーネーション、ガーベラとの組み合わせです。かすみ草は他の花を目立たたせることもできる稀な花と言えます。花言葉も明るく幸せなものなので、プレゼントされた方も幸福な気持ちになります。
かすみ草とはどんな花
かすみ草はナデシコ科に属する植物で、原産地はウクライナやコーカサス、イラン北部などの緯度の高い地方です。
太陽に長時間当たる必要があるので長日植物と呼ばれる一年草です。日本には大正時代に伝わってきました。白や薄いピンクの小さな花を無数に咲かせる清楚で可憐な花です。
名前の由来の「霞」を連想させる繊細な花姿は、ガーデニングでもフラワーアレンジメンとにも人気があります。色は白とピンクの他に、最近では着色液によって、赤や青、紫などのかすみ草も生産され、切り花として出回っています。
かすみ草の花名の由来
「霞草」、「かすみ草」の花名の由来は、小さな無数の花がまるでおぼろげな春の霞のように見えるところから名付けられました。いくつもに枝分かれした先に白やピンクの清楚で可憐な花が雪が舞うように咲いているところは「霞」の名前にぴったりです。
かすみ草の花言葉・意味
かすみ草全般の花言葉として、「清らかな心」、「無邪気」、「親切」、「幸福」、など日常よく使われる前向きな言葉が付けられています。かすみ草のもつ可憐さと明るさ、奥ゆかしさにぴったりの花言葉と言えるでしょう。
花言葉①清らかな心
かすみ草の花言葉「清らかな心」は、純白で、小さく可憐な花を咲かせるかすみ草の清楚なたたずまいから生まれたものと思われます。これほどイメージにぴったりの花言葉を与えられた花は珍しいと言えるかもしれません。
花言葉②親切
かすみ草は他のどんな花と組み合わせても、相手の花を引き立てます。そのことから「親切」の花言葉が生まれたのでしょう。他の花の魅力を引き出すと共に、かすみ草自体もしっかりと存在をアピールしています。
中でも、最も組み合わせに適している花をあげてみます。バラ、チューリップ、スイトピー、ラナンキュラス、デルフィ二ウム、ブルースター、コスモス、ケイトウ、などです。四季それぞれの花がかすみ草と相性がよいと言えます。
花言葉③無邪気
かすみ草の英語の花言葉の一つに、「baby's breath」というものがあります。「愛しい人や赤ちゃんの吐息」という意味ですが、赤ちゃんのようなけがれのない無邪気さがかすみ草には似合うというところから付けられたものでしょう。
あるいは、無数の可憐で小さな花が集まって咲いているところは、見ているだけで幸せな気持ちを感じさせ、まるで小さな子供達が、集まって無邪気で、無心に遊んでいるように見えるところから「無邪気」の花言葉がつけられたのかもしれません。
花言葉④幸福
かすみ草の」花言葉「幸福」は自分の存在自体が幸福で、毎日楽しく満足して過ごしていることから生まれました。かすみ草は、見ている人がを幸せを感じるところから、「幸福」の花言葉が与えられたものと思われます。
花言葉⑤永遠の愛
清楚で可憐なかすみ草は永遠の愛を誓うのにふさわしい花と言えます。西洋ではかすみ草の代表的な花言葉は、「永遠の愛」です。
赤いバラとかすみ草の組み合わせは愛を伝える時の定番となっています。想う人に赤いバラの花言葉「あなたを愛しています」と、かすみ草の花言葉「永遠の愛」を組み合わせて、「永遠にあなたを愛します」と告白してみてはいかがでしょうか。
英語の花言葉は?
かすみ草は英語でもほぼ日本語と同じ意味を持っています。Baby'sbreath(愛しい人の吐息)(赤ちゃんの吐息)、everlasting love(永遠の愛)、purity of heart(清らかな心)、innocence(無邪気)などです。かすみ草の与える印象はどこ国でも変わらないのでしょう。
かすみ草の色別の花言葉
かすみ草の色には白とピンクの二種類があります。それぞれに花言葉が付いていますが、いずれの色も、かすみ草が持つ、新しい門出を祝う「幸福」のイメージや、他の花との組み合わせで魅力を引き出す「親切」心を表している花言葉と言えます。
ピンクのかすみ草の花言葉
ピンクのかすみ草の花言葉は、「切なる願い」と「感激」です。ピンクのかすみ草には清らかさと共に華やかさも加わりますから、プレゼントにしても喜ばれます。これからピンクのかすみ草の花言葉の意味と由来をご紹介していきましょう。
感激
ピンクのかすみ草の花言葉の一つが「感激」ですが、この花言葉が与えられた意味ははっきりしませんが、おそらく、愛らしいピンクのかすみ草をプレゼントされた人の嬉しい喜びの気持ちを、「感激」という言葉で表したものと思われます。
切なる願い
かすみ草と他の花の組み合わせは、かすみ草を加えることによりメインの花をより輝かせることができます。
しかし、それだけではなく、自分も共に輝きたいという、「切なる願い」をかすみ草が持っていると思われるところから、この花言葉が付けられたのでしょう。あるいは、恋が成就し、実を結ぶことを切に願って付けられたのかもしれません。
白のかすみ草の花言葉
清楚で可憐な花の代表とも言えるかすみ草ですが、白い色は特にその特徴を表しています。白いかすみ草の花言葉はたくさんあります。
それらは、「無邪気」、「清らかな心」、「幸福」、「親切」、感謝」、「無垢の愛」、「夢心地」等ですが、この中から、「感謝」と「無垢の愛」、「夢心地」の三つについてその意味と由来をご紹介していきます。
感謝
「ありがとう」と感謝の意味を込めて花をプレゼントしたい時にはかすみ草がおすすめです。白い可愛いかすみ草は、贈る方も受け取る方も幸せな気持ちにさせてくれるでしょう。
ちなみに、「感謝」の花言葉を持つ他の花もご紹介します。それは、ダリア、ばら、ガーベラ、カンパニュラなどです。どの花も受け取って、ありがとうと感謝したくなる花です。
無垢の愛
清楚で可憐なかすみ草の花の姿から「無垢の愛」を想像できるのは頷けます。この花言葉から、かすみ草が、結婚式で花嫁のブーケに使われたり、花束に添えることによって、二人の永遠の愛を誓うのにぴったりの花と言えるでしょう。
夢心地
「夢心地」という花言葉がかすみ草に付けられた由来は、なんとなく納得できます。ロマンチックで、ふわふわと夢をみているような花の姿にふさわしいと言えます。あるいは、恋の成就を願って空想の中を漂っているように見える姿を言うのかもしれません。
かすみ草の種類
かすみ草には、一年草のエレガンス種と多年草の宿根(しゅっこん)かすみ草のパ二クラータ種、花が他の種類より小さく、花期も短めのジプソフィラ・ムラリス種の三つがあります。これからそれぞれの特徴についてご紹介していきます。
エレガンス種
かすみ草の中でエレガンス種は、ウクライナやコーカサス地方が原産の一年草です。大正時代に日本に伝わり、花壇や寄せ植えなどガーデニング用の花として愛用されています。
色は白やピンクで、育てやすい種類なので暖かい地方でもよく見かけることがあります。5月から8月にかけて開花します。
パニクラータ種
パ二クラータ種は地中海沿岸やシベリアの寒冷地に自生しする多年草です。一重咲きと八重咲きがあり、細い茎と、小さな無数の花が咲くのが特徴です。
高温多湿に弱いので、暖かい地方で育てるのは難しい種類です。切り花用として人気があります。花屋さんで一番よく見かける種類です。
ジプソフィラ・ムラリス種
中央アジアからヨーロッパにかけて自生している一年草です。小型で、花も小さく、柔らかな感じのかすみ草です。他の種類に比べ、開花期が短めで、繊細な印象があります。性質も弱々しい感じのする種類です。
大切な人にかすみ草の花言葉を贈ろう!
素敵な花言葉を持つかすみ草を、大切な人に花言葉を添えて贈ってみてはいかがでしょうか。相手の喜ぶ顔をみるのは特別に嬉しいものです。
父の日や母の日、家族の記念日には、日頃の感謝をこめて、「感謝」の花言葉と共に白のかすみ草を、愛する人やパートナーには、花言葉、「永遠の愛」や「幸福」を表すピンクのかすみ草を贈ると、二人の間にますます強い絆が生まれることでしょう。