子供にもおすすめ!カレーを甘くする方法を紹介!
カレーは辛いものですが、辛いままだと食べにくい場合があります。もう少し甘い方がいいのだがという人もいるでしょう。子供の場合は特にそういうことが多いです。そこで、カレーを甘くする簡単な方法を紹介します。
カレーななぜ辛い?
カレーはなぜ辛いのでしょうか。もちろん甘口カレーというものもありますが、まったく辛さを取り除いているというわけではありません。つまり、カレーと言われる料理はほとんどすべて辛いものと決まっていますが、その理由を考えてみましょう。
辛さの素はスパイス
カレーが辛い理由は、ズバリスパイスを使っているためです。カレーのもとになるカレー粉には、いろいろなスパイスが含まれています。その内容は辛いものばかりで、唐辛子、生姜、辛子、胡椒などとなっています。
これらのスパイスを単品で料理に入れても辛くなりますが、複数の材料が調合されて含まれているカレーはより辛い料理となります。
食欲を増進させる効果も
カレーを辛くしている理由の一つは、食欲増進効果を狙っているからです。カレーに含まれる辛いスパイスには、食欲を刺激する働きがあります。そのために、ほかの料理よりもカレーを多く食べてしまうということも良くあります。
また、カレーのスパイスには胃腸の働きを整える効果もあると言われています。つまり、胃腸が活発になって、食欲も促進され、メリットが非常に多い料理ということになります。
腐らせないため
カレーはインドの料理です。インドと言えば、暑さが並大抵のものではありません。それだけに料理が腐りやすいのが多くの人の悩みです。そこで、カレーには辛いスパイスを多く入れ、腐りにくくしています。
辛いスパイスには料理を腐らせない効果があるからです。防腐剤の代わりというわけで、インドの人もこれで安心して食事ができるというわけです。ただ、そのせいかインドのカレーは特に辛く、日本のカレーの比ではありません。
辛いカレーを甘くする簡単な方法
カレーが辛い理由が分かったところで、その辛いカレーをどのように甘くするのか、簡単な方法を考えてみましょう。辛いカレーが好きだという人もいますが、そうでない人は甘くする方法を試してもらわないと、食べられない場合もあるでしょう。
はちみつで甘くする
はちみつでカレーを簡単に甘くすることができます。はちみつをカレーに入れると、甘みがうまく利いて、コクや旨味が大幅にアップします。ただ、はちみつは甘みが強いので、あまり入れすぎると、甘すぎるカレーになり、美味しくなくなります。
したがって、少しずつ味見をしながらはちみつを入れるのがおすすめです。適量のはちみつが入ったカレーなら、子供も満足しながら食べるでしょう。
メイプルシロップで甘くする
メイプルシロップでもはちみつと同じようにカレーを甘くすることができます。メイプルシロップの場合は、その甘みにより独特の風味がカレーに生まれます。上手に配合すれば、とても美味しいカレーになるでしょう。子供も気に入ってくれるでしょう。
ただ、メイプルシロップの場合もはちみつと似ていて、甘みが強いです。そのために入れすぎると、カレーの辛さとのバランスが悪くなり、変な味になります。
チョコレートで甘くする
カレーにチョコレートと聞くと、不思議そうな顔をする人がいるかもしれません。しかし、これもカレーを甘くする簡単な方法の一つです。ただし、ブラックチョコレートでは甘くすることはできませんから、甘いチョコレートを使います。
チョコレートとカレーのコンビは意外に行けています。甘くするだけではなく、コクも生まれます。味わい深いカレーとなって、いつもとは違った雰囲気になるでしょう。なお、チョコレートの場合、はちみつやメイプルシロップほどの甘みはないので、必要に応じて量を少し増やします。
砂糖で甘くする
カレーに砂糖を入れれば、相当甘くなるような気もするでしょうが、適量ならコクも生まれて、美味しくなります。適量とは、カレー4皿分に大さじ3~4杯程度です。子供にとっても美味しいカレーの出来上がりです。
カレーに砂糖を入れて甘くする方法には、もう一つメリットがあります。それは水っぽくなったカレーのとろみを復活させることができることです。水っぽいカレーはあまり美味しくないので、甘くするついでに砂糖でとろみを加えるといいでしょう。
ココアで甘くする
粉末のココアもカレーを簡単に甘くする方法です。ココアには独特の風味がありますが、カレーに加えることで、その風味も活かされます。カレーへのココアの入れ方は、カップにお湯を入れて粉末を溶かし、少しずつ加えていきます。
粉末ココアの中でも砂糖入りのものはかなりの甘さがあります。そのため、あまりカレーに入れすぎると、はちみつなどと同じようにまずくなります。入れすぎに注意しなが、様子を見つつ加えていくといいでしょう。ココアは子供も好きなので、入れれば喜びます。
カルピスで甘くする
カレーとカルピスとは、異色な組み合わせです。しかし、これもカレーを簡単に甘くする方法の一つです。甘くするだけでなく、カルピス独自のコクや酸味も加わって、とても刺激のある美味しいカレーになります。
カルピスは子供も好んで飲む飲み物ですが、親がカレーに入れている様子を見ると、喜ぶかもしれません。これならカレー嫌いの子供も積極的に食べるようになるでしょう。それほどカルピス効果は大きいです。
マヨネーズで甘くする
マヨネーズでカレーを簡単に甘くするという方法もあります。マヨネーズの場合は、カレーの料理中に入れるというよりも、盛り付けたカレーに掛けるという方法になります。はちみつや砂糖ほど甘くすることはできませんが、それでもマイルドになって、美味になるでしょう。
じゃがいもで甘くする
ジャガイモならカレーに入れているというご家庭も多いでしょうが、カレーを甘くする方法は少し違った使い方になります。その方法とは、ジャガイモをすり下ろして、カレーに加えるというものです。
ジャガイモにはでんぷんが含まれていますが、すりおろしによりカレーにうまく混ざり、甘みが適度に加わります。この場合は、それほど強い甘みとはならず、程よいまろやかさも生まれて、カレーが食べやすくなります。子供も美味しく食べるかもしれません。
辛いカレーを果物で甘くする方法
いろいろなカレーを甘くする方法があり、驚いたかもしれませんが、まだまだあります。今度は果物を使って、カレーを甘くする方法を見てみましょう。果物の種類によっては、とても甘くすることができるとともに、果物の味も加わって、風味のよいカレーとなります。
バナナで甘くする
果物の中でもバナナはかなり甘い方です。そのためカレーに加えることで、結構甘くすることができます。ただし、バナナそのものを入れるのではなく、バナナを潰したものを使います。大さじ1杯分くらいを目安に加えるといいでしょう。
すると、バナナの甘みととろみがカレーに混ざり、口当たりのいい味になります。バナナ入りのカレーなら、砂糖入りのカレーよりも抵抗なく食べられるでしょう。子供にもおすすめの味です。
リンゴで甘くする
リンゴでもカレーを甘くすることができます。リンゴの場合は、すりおろしたものをカレーに加えます。すると、リンゴ独特の味と香りが加わり、風味豊かなカレーが出来上がります。リンゴを入れる量ですが、カレー4皿分に2分の1個程度を目安にするといいでしょう。
リンゴはバナナほど甘くはないので、2分の1個程度入れても大丈夫です。また、100%のリンゴジュースを代わりに加えるのもおすすめです。なお、リンゴをカレーに入れる時は、すりおろしてすぐにしましょう。リンゴの風味を消さないためです。
梨で甘くする
リンゴでカレーを甘くすることができるのなら、梨でも甘くすることが可能です。梨の場合もリンゴと同じようにすりおろして入れ、量の目安はやはり2分の1個程度です。梨にはリンゴとは違った加え方があります。
その方法とは、梨をニンジンくらいのサイズにカットして、そのままカレーに入れて煮込むというものです。これで梨が溶けて、程よい甘さのカレーができます。梨を煮込む時間を短くすると、梨の食感が感じられ。しゃきっとした口当たりを楽しめます。
いちごジャムで甘くする
子供も好きないちごジャムですが、これでも簡単にカレーを甘くすることができます。いちごジャムが入ったカレーは、甘み、旨味、トロミ、風味ともに優れたもので、味わい深い時間を楽しめます。
カレーにイチゴジャムをどれだけ入れるかですが、好みによっても変わってきます。ただ、目安としてカレー4皿分に小さじ1杯分くらいとなります、イチゴジャムは普通の果物よりも甘いので、これくらいで十分です。
辛いカレーをマイルドに甘くする方法
辛いカレーを甘くする場合、あまり甘くなりすぎるのは好かないという人もいるでしょう。それなら、マイルドに甘くする方法を試すといいです、そのような効果的な方法があるので、いくつか紹介します。気に入ったものがあれば、ぜひ取り入れてください。
牛乳で甘くする
牛乳をカレーに入れると、マイルドに甘くすることができます。その理由ですが、牛乳にはカゼインという成分が含まれていて、この成分がスパイスの辛みを抑えるからです。この方法だと、カレーが甘くなりすぎず、ちょうどいい味になります。
牛乳をカレーに入れる場合は、カレー4人分に200cc程度にします。コツは少しずつ入れることです。あまり入れすぎると、カレーの味が薄くなって、味が落ちてしまいますから、味見をしながら適量を入れるようにします。
コーンスープで甘くする
牛乳を使っても簡単にカレーをマイルドに甘くすることができますが、コーンスープでも同じ効果を期待できます。コーンスープの場合は、マイルドにするだけではなく、コーンの味も加わって、より旨味のあるカレーが出来上がります。
チーズで甘くする
牛乳以外の乳製品では、チーズもカレーを甘くすることができます。チーズの場合は牛乳よりも味が濃いので、よりマイルドさがカレーに加わるでしょう。なお、チーズでカレーを甘くする場合は、料理中だけでなく、とろけるチーズをカレーに掛けて食べるのも美味しいです。
ヨーグルトで甘くする
この方法は実践している人もいるでしょうが、ヨーグルトでもカレーをマイルドに甘くすることが可能です。ヨーグルトをカレーに加えることで、味はマイルドになりますが、もう一つ酸味が加わります。そのため、一味違ったカレーの風味が味わえます。
なお、カレーを甘くすることだけが主目的なら、砂糖入りのヨーグルトを使いましょう。カレーに酸味を出したいという場合は、砂糖の入っていないヨーグルトでもOKです。
玉ねぎで甘くする
玉ねぎをカレーの具材にしている場合も多いでしょうが、マイルドに甘くする場合は、みじん切りにします。みじん切りにした後、あめ色になるまでしっかりとフライパンで炒めます。そして、柔らかくなった頃合いを見計らって、カレーに加えます。
すると、まろやかな甘さのカレーとなり、とても食べやすくなります。玉ねぎは生のままでは辛いですが、炒めれば炒めるほど甘みが出てきて、カレーの味を引き立ててくれます。なお、量についてはカレー4皿分に対して2~3個程度が目安ですが、適当に増減してください。
トマトで甘くする
トマトにはほんのりとした甘みがあり、これでカレーをマイルドな味にできます。トマトのみずみずしさと酸味も加わって、すっきりした味のカレーになります。ただ、トマトそのものをカレーに加えてもいいですが、カレーと一緒にトマトを食べるとい方法でも辛みが抑えられます。
ケチャップで甘くする
レストランやカレー店では、よく隠し味としてカレーにケチャップを加えていますが、この方法でもカレーを甘くすることができます。ケチャップのコクや酸味も加わり、ワンアクセントのある味となります。
ケチャップを入れる目安ですが、カレー4皿分に小さじ1~2杯程度で十分です。あまりケチャップをカレーに入れすぎると、ケチャップの味の方が際立ってしまい、カレー本来の風味が損なわれます。
練乳で甘くする
練乳をいちごに掛けて食べるというパターンが多いですが、カレーに入れても味が甘くなります。カレーがマイルドな味になり、のどの通りも良くなりますが、練乳特有のとろみも加わり、一段と美味しいカレーになります。
辛いカレーを食べる時の注意
辛いカレーを食べるうえでの注意点をチェックしておきましょう。辛いカレーを甘くする方法はすでに紹介した通りですが、辛いまま食べる場合は、注意しないといけないことがあります。どのような点に注意すべきか気になるでしょうから、2つほど挙げておきます。
水は辛さを広げる
カレーにつきもののコップの水ですが、必ずしも辛いカレーの辛さを和らげる効果はありません。カレーの辛さのもとはカプサイシンという物質ですが、この物質は水に溶けません。そのため、辛いカレーを食べて、水を飲んでも辛さが減るのではなく、舌の上で広がるだけです。
激辛料理を食べ続けると胃炎になることもある
激辛カレーなどの辛い料理ばかり食べていると、胃炎や胃潰瘍になることがあります。辛いカレーが大好きという人は注意しましょう。胃炎や胃潰瘍になると、胸やけやむかつき、胃もたれ、胃痛などに悩むようになり、いいことはありません。
隠し味やアレンジで辛いカレーを甘くしよう!
ここまで、辛いカレーを甘くするいろいろな方法を紹介しました。辛いカレーが好きでないという場合は、甘くすることで美味しく食べられます。そのための隠し味やアレンジ方法がいくつもあるので、実際に試してみてください。