トカレフ拳銃の特徴や歴史は?初心者におすすめのモデルや使用方法もご紹介

トカレフ拳銃の特徴や歴史は?初心者におすすめのモデルや使用方法もご紹介

サバゲーが再び流行しています。サバゲーで使うサブウエポンで、トカレフ拳銃が再び人気を集めています。トカレフ拳銃にはロシアならではの歴史があり使用方法にも特徴があります。サバゲー初心者にもおすすめのトカレフ拳銃を、おすすめガスガン・エアガンを含めご紹介します。

記事の目次

  1. 1.トカレフ拳銃について徹底解説!
  2. 2.トカレフとは
  3. 3.トカレフ拳銃の歴史
  4. 4.トカレフ拳銃の特徴
  5. 5.トカレフの使用方法
  6. 6.サバゲーにおすすめのトカレフ
  7. 7.トカレフはシンプルでかっこいい拳銃

トカレフ拳銃について徹底解説!

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最近再び流行の兆しがみられるサバイバルゲーム(サバゲー)で評判になっている銃に、トカレフという拳銃があります。サバゲー初心者であっても使用方法の癖を分かってしまえば、速射連射ができると高い評価を得ているのです。歴史あるトカレフが再評価されているのです。

拳銃にもいくつか種類があり、蓮根のような弾を込めるシリンダーを持っている銃がリボルバーと呼ばれ、グリップの部分に弾倉を持ち撃鉄を引き起こす動作が不要なオートマチック(自動拳銃)などが有名です。オートマチックのなかでも最近人気が高まっているのが、銃歴史に名を遺すトカレフです。

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トカレフ拳銃は、その名前から分かるようにロシア製です。この銃の生みの親の名前は、フョードル・トカレフといいます。トカレフ氏は最終的にはソビエト連邦の最高会議武器委員まで勤めた人物です。トカレフ氏は、特徴的なTT-1933の他にもSVT-40自動装填式ライフル銃を設計しています。

ロシアでは特徴的な銃が生産されており、世界中で使われるようになったトカレフ拳銃の他、自動小銃のAK-47カラシニコフもロシア製です。トカレフ拳銃は1950年代までソビエト連邦軍の制式拳銃として広く使用された他、主に中国をはじめとする共産国圏でライセンス生産やコピー生産されました。

トカレフTT-1930/1933は、銃の歴史に残る高性能でありながら、初心者でも速射連射ができる扱い方の簡単な銃であるといわれます。その歴史には、極寒の地であるロシアならではの理由がありました。

トカレフとは

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トカレフ拳銃がデビューしたときの正式な名称は、トゥルスキー・トカレヴァ1930/33といいます。「トゥルスキー」は、モスクワから南に165kmほどの場所にある産業都市「トゥーラ造兵廠」で生産されたことを意味します。「1930」は1930年式を、「1933」は1933年式を意味します。

トカレフ拳銃が歴史に現れる前の制式拳銃はロシア帝政時代から使われてきた「ナガン・リボルバー」という拳銃でした。ナガンは1890年代初期にベルギーのナガン兄弟によって開発されたリボルバーでしたが、大きく重いことや使用方法において問題がありました。

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さらに歴史的な出来事であるロシア革命以降、近隣諸国から様々な拳銃がロシアに流入します。このため、ロシア内には様々な拳銃が存在し、整備の面でも弾丸調達の面からも、種類がありすぎて不便でした。そこでソビエト連邦陸軍は歴史的に初の自国での軍用自動拳銃開発を1928年に始めます。

その当時、トカレフ氏は銃器設計者としてベテランの域に達していました。1929年にトカレフ氏が設計した自動拳銃が軍によりテストされ、使用方法が外国製拳銃や国内の他のライバル拳銃と比較して使いやすいと評価されます。1930年、トカレフは軍用拳銃として歴史に名を刻むことになります。

ソ連の陸軍で1933年に正式採用された軍用自動拳銃

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歴史的なアメリカ製の有名な拳銃にコルトM1911というモデルがあります。俗に「コルト・ガバメント」と呼ばれている拳銃で、その信頼性の高さから1911年のアメリカ軍制式採用から1985年までの長きにわたり使用された銃です。トカレフ氏は、コルトの特徴を参考にしました。

1930年にソビエト連邦陸軍に制式拳銃として採用されたトカレフTT-1930は単純な構造であったにもかかわらず、さらに単純化するように命令されました。細かい部分がロシアという極寒の地での使用方法にあうように調整されたのが、トカレフTT-1933です。

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非常に長い歴史を持つ軍用拳銃に共通する特徴の一つに、製造工程が簡単であることが挙げられます。簡単な構造であれば、有事の際の大量生産が可能であり、大量生産されたのちは購入価格も大幅に下がるという二重のメリットがあります。またメンテナンスも簡単に行える特徴も備えます。

1933年にマイナーチェンジを施したトカレフTT-1933は、大柄のロシア兵士たちが寒い地域で厚手の手袋をしても弾丸装填などを含めた銃の操作使用方法が用意に可能であるよう作られています。こうしたシンプルで実用的な構造を、後に続く銃器メーカーが参考にしたのは言うまでもありません。

トカレフ拳銃の歴史

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トカレフ氏は生涯を銃器設計に費やし、その貢献がソビエト連邦に認められて社会主義労働英雄賞を授与されています。トカレフ氏は若干25歳で熟練兵器製造教官として軍職業訓練学校で教鞭をとり、さらに技術を高めるために軍技術学校に入学・卒業しています。

トカレフ氏が29歳のとき、マスターガンスミスの称号を得ています。そして、ソビエト陸軍による軍用自動拳銃開発企画に58歳のときに参画しました。トカレフ氏は銃器製造者としての経験を十分に積み、銃使用者の視点に立った設計をする技術者だったと歴史に名前を残しています。

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トカレフ氏がTT-1930を開発する時、アメリカ製のコルトM1911の特徴を参考にしました。ショートリコイル撃発方式のため、重いスライドを備えている点はコルトM1930とよく似ているといわれます。デビュー直後から、トカレフTT-1930に対してはさらに研究課題が与えられています。

それは極寒対策でした。金属は凍結すると折れることがあります。特に拳銃の場合、引き金付近の部品が折れやすく、この対策のためにトカレフTT-1933は部品一体化アッセンブリーにして簡単に交換できるようにしました。トカレフは当時の主力拳銃の中で、最も少ない部品で作られている拳銃でした。

開発が重ねられていた

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開発は短い時間内に様々な点を改良しています。ロシアの極寒地で使用することを前提に開発がすすめられたために、例えば通常ならばねじ止めされる部品であってもレバーで留めるだけにするなど、工具をほとんど使わず分解組み立てができるように開発されています。

TT-1930の基本設計が非常に優秀であったため、その後の3年間の改良は実際の使用方法をもとに調整する開発で済みました。それでも、例えば全体に使われている部品を更に減らすなど、TT-1933はさらに究極の特徴を持つ拳銃へと改良されました。

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TT-1930とTT-1933の外見上の特徴の違いは、照準をあわせるための銃口についている照準器の違いです。TT-1930は、それまでの拳銃に良く見られたV型の照準器でした。それをTT-1933では狙いが定めやすいと評判であるか配った凹型の、いわゆる「スクウェア・ノッチ」に変えました。

TT-1933は1953年にソビエト連邦国内での生産の歴史は終わりましたが、1940年代以降はライセンス生産やコピー生産が特に共産圏諸国で行われ、各国の事情や使用目的などに合わせてTT-1933が改造・開発されました。シンプルな拳銃であったことが、開発の自由度を高めていたのです。

歴史的にみると、その後日本にも流入してきました。暴力団関係者が違法に所持していた銃が、中国などで粗悪にコピーされたトカレフだったのです。粗悪コピー品のトカレフであっても、それなりの威力を発揮する銃だったので長らく歴史に名前を残しました。

トカレフ拳銃の特徴

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拳銃には、それぞれに特徴があります。破壊力の強さや弾道距離などの銃としての性能の高さも特徴ですが、それ以外にも外見の特徴や特殊な使用方法などがある拳銃もあります。軍に制式採用されるような拳銃は、重さや大きさ、武器としての性能はもちろんのこと、高耐久性なども求められます。

トカレフTT-1930/1933の特徴を一言でいうならば、武骨な軍用拳銃ということが特徴でしょう。これに対してアメリカ製のコルトやS&W(スミスアンドウェッソン)のようなメーカーの銃は、狩猟などにも対応できるように外観などにも気を使っている拳銃です。

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これらに対してトカレフTT-1930/1933は、あくまでも訓練された軍人の使用方法にあわせて設計され、また改良されています。トカレフTT-1930の重さは854gで、銃の全長は194mm、銃身は116mmあります。弾速は初速450m/秒といわれ、有効射程距離は約50mです。

これだけの性能があるにもかかわらず、トカレフTT-1930/1933の構成部品数が他の拳銃と比較すると非常に少なかったり、メンテナンスが非常に楽であったりしたために、世界中で生産された数は推定170万丁を超える大ヒット拳銃になったのです。

安全装置がない

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トカレフTT-1930/1933の特徴と言えば、なんといっても安全装置がないという点が最大の特徴です。拳銃は、落としてしまうと暴発する危険性があります。それ以外にも、初心者ではホルスターなどに収納する際に引き金に指などを引っ掛けて起こる暴発事故もありえます。

特に初心者が起こす暴発を防ぐために、一般的な拳銃には安全装置を備えています。近代の拳銃であれば引き金を引くことで撃鉄が通常の位置から後退してそのまま撃発されるダブルアクションが安全性に富み一般的ですが、トカレフTT-1930/1933はシングルアクションです。

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シングルアクションとは、引き金を引くと起こされていた撃鉄が雷管目指して落ちるだけの方式の銃をさします。撃鉄が起こされたままであれば、何かのきっかけで撃鉄が動き暴発してしまうこともありえます。このため、撃鉄は常に閉じている状態のダブルアクションが安全なのです。

一般的には、シングルアクション方式の拳銃は安全装置が無ければ暴発の危険性が伴います。それにもかかわらず、トカレフTT-1930/1933は安全装置に関する装備は一切省かれています。理由はいくつかありますが、まず一番には構造が単純になり、生産性が高まる点にありました。

次に、極寒の地では部品の凍結で撃てなくなるリスクが常にあり、少しでも不要な部品は搭載しない方針が最善策とされました。あくまでもソビエト陸軍での使用方法をもとに作られたので、銃初心者のための安全装置の省略はソビエト陸軍も許容していたといわれています。

ベースはコルト・ガバメント

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1911年にアメリカ軍に制式採用された拳銃で、コルトM1911という拳銃があります。改良を加え、部品の一部を新品に交換したM1911が、いまだにアメリカ特殊部隊とアメリカ海軍で使用されている、非常に息の長い信頼度の高い拳銃です。

トカレフ氏は、TT-1930を開発するときにM1911をよく研究したといわれています。M1911はアメリカ軍からの「1発で敵の動きを止められる威力」という要望を実現した、大口径弾を使用する拳銃です。トカレフ氏は大口径ではなく、それでいて威力のある拳銃はできないかと研究を重ねました。

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トカレフTT-1930/1933の外観は、銃身全体を覆う重いスライドをまとったことからM1911に似た形になりました。M1911には、側面にレバーのような形をした手動安全装置が装着されています。使用方法の重要点として、安全装置を解除しなければ引き金が引けません。

またグリップには、グリップ・セーフティと呼ばれた安全装置がありました。グリップ・セーフティーは安全装置としては優秀ではあったものの、構造が複雑なので装備していない拳銃もありました。コルトM1911は民間人の使用を考慮して、この二つの装備が搭載されていました。

セイフティ省略

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トカレフTT-1930/1933は、設計の段階で安全装置を完全に排除していました。拳銃は、民間人の使用方法を考慮して、どんなに銃の構造を簡素化したとしても、手動安全装置レバーだけは搭載するものというのが、当時の拳銃設計の基本でした。

ところがトカレフTT-1930は、構造が複雑なグリップ・セーフティはもちろんのこと、手動安全装置レバーさえも省略してしまったのです。実はこれには、トカレフTT-1930が落下などの衝撃があったとしても、暴発が起こりにくい特徴的な設計だったからなのです。

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コルトM1911が手動安全装置レバーとグリップ・セーフティの二つの安全装置を搭載したのは、M1911の撃鉄が軽い振動でも落ちやすく設計されていたからです。M1911はセンシティブな撃鉄のために暴発事故が続いたのです。このために二つもの安全装置を搭載したのです。

これに対してトカレフTT-1930は、落下程度の衝撃では撃鉄が動くことが無いように設計されていました。トカレフ氏の考えた極寒地での操作を前提とし単純構造の武器の作り方の特徴は、その後のソビエト製兵器の多くに受け継がれていきました。

トカレフの使用弾

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トカレフTT-1930が開発されたころのソビエト軍では、ドイツ製の大型自動拳銃のモーゼルC96が多く使用されていました。トカレフTT-1930は、このモーゼルに使われていた弾を流用しています。第二次大戦が終戦となり、同時にモーゼルC96は生産中止となりました。

その後、モーゼルに使われていた弾は「7.62mmトカレフ弾」と言われるようになりました。薬きょうは拳銃の弾としては珍しいボトルネック型のデザインです。正確に言えばモーゼル用の弾は7.63x25mm規格であり、トカレフ用の弾は7.62x25mm規格です。

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7.62x25mm規格の弾は射程距離が短いです。弾丸は、ある程度の重さが無いと飛距離がでません。トカレフに使用される弾丸の弾頭は、あまり重くないのです。しかし、口径の大きさは普通であるにも関わらず薬莢に入っている火薬の量が多いのです。このため、銃口初速が高いのです。

更にトカレフTT-1930/1933の弾丸の中には、弾芯に鉄を使い、それを鉛で覆い、更にその外側に銅でコーティングしたものがありました。実は、弾丸に使われる鉛が高価だったので、その使用を減らすための使用方法でしたが、結果的にこの弾丸が徹甲弾と同じ威力を発揮したのです。

トカレフの弾の威力

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徹甲弾とは、装甲に対して穴をあける目的で作られた弾丸で、貫徹弾ともよばれることがあります。元は戦艦や戦車に使われた大砲の弾の考え方でしたが、拳銃の弾にも応用されています。世界中に広まったトカレフTT-1930/1933の評価は、実はこの鉄弾芯を使った弾丸によるものです。

トカレフTT-1930/1933の評価は「大型大口径の拳銃と比較すると、小さい拳銃なのに貫通力が強い」というものでした。実際は、発射音も発射光も相当あったのですが、それ以上に貫通能力を評価されたのです。実際、治安当局や防弾装備品会社は、トカレフ対策を強いられたのです。

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トカレフTT-1930/1933の射撃実験で、7ヤード(6.4m)離れたところから撃った場合、世界で最も広く使用されている9x19mmペラベラム弾であれば4mmの鉄板を貫通しましたが、トカレフに使用されている鉄芯に改造したトカレフ弾は6mmの鉄板を貫通しています。

徹甲弾には弾丸自体の硬さをより硬くし、重さを重くして破壊力を増すタイプがあります。また別に、軽い弾丸にして速度を高め、運動エネルギーを使って貫通力を高める弾丸もあります。改造トカレフ弾は、後者に属するタイプの弾丸といえ、小口径高速弾だからこそできたといえます。

この高速弾丸のために、いわゆる防弾チョッキは改造トカレフ弾には弱いということが露呈しました。もともと防弾チョッキはとても強い繊維を何層にも重ねて作るために、小口径で高速の弾丸には弱かったのです。トカレフは高性能だったという証明の一つです。

トカレフの使用方法

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日本国内では銃刀法があるので、民間人の拳銃所持や発砲はできません。本物のトカレフの使用方法は、知っていても使うことは無いかもしれません。それでもモデルガンやサバイバルゲームに使うガスガンなどにもトカレフがあるので使用方法を知っていればかっこよく使うことが出来ます。

海外で本物の銃を撃つ体験ができるツアーなどがあります。大型拳銃と違って、トカレフTT-1930/1933の反動は射撃初心者や女性であっても堪えらえるからです。このため、実射体験ツアーではトカレフをおすすめすることがあります。トカレフの使用方法は少しだけ特徴的です。

トカレフの少しだけ特徴のある使用方法を理解すれば、例えばサバゲーに使うガスガンのトカレフもうまく撃つことができます。射撃初心者におすすめの使用方法や操作上のコツやポイントなどについて、ご紹介します。

初心者でも使い方は簡単!

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使用方法は、非常に単純です。グリップの底にあるレバーを引き、弾倉マガジンを引き抜きます。弾を込めたら、しっかりと音がするまでマガジンをグリップに差し込みます。スライドを、音がするまで後ろに引きます。安全装置が付いているモデルであれば、ここで解除します。

安全装置がない、本物のトカレフの場合は、この状態ですぐにトリガーを引いて撃つことができます。8発の弾を撃ち終わると、スライドが交代したまま固定されます。この状態で、弾倉マガジンを抜いて弾を込めてグリップに戻し、再びスライドを引くと元に戻るという順番です。

サバゲーにおすすめのトカレフ

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サバイバルゲームは、実は日本発祥の競技です。1960年ごろに駄菓子屋や縁日などで発売さていた子供向けの銀玉鉄砲がルーツではないかともいわれています。そのような戦争ごっこが、1970年以降に進化し、さらに1980年代にアメリカのペイントボールルールが影響して、広まっていきました。

1982年に6mmのプラスチックBB弾を使ったエアソフトガンが発売されると第一次サバイバルゲームブームが到来しました。1990年代には電動ガンが主流になり競技者人口が爆発的に増えました。2006年の改正銃刀法の施行で安全性が向上し、2010年代には第二次ブームが到来しました。

比較的軽量で、にもかかわらず威力のあるトカレフTT-1930/1933はサバゲー初心者におすすめです。操作が簡単なので初心者におすすめなのです。軍用拳銃は操作方法が簡単ですぐに攻撃ができるので、この使用方法を考えればサバゲー初心者にこそ、トカレフはおすすめなのです。

ヘヴィウェイト製 KSC TT33 HW

モデルガンという言葉を作ったMGCというメーカーが埼玉県に存在していました。MGCにエンジニアとして参画していたスタッフが、MGCが倒産したのを引き継ぎ、KSCとして1995年にモデルガンやエアガン制作日本第一人者として現在も逸品を生み出しています。

KSCのトカレフはヘヴィウェイト樹脂を使った、本物と見間違えるほどの質感を再現しています。エアガンでありながら、ずっしりとした質感は金属粉が混入したヘヴィウェイト樹脂のおかげです。撃鉄などは耐久性に優れるパーツに変えられ、装弾数は実物をしのぐ10発です。

KSCのトカレフがおすすめなのは、細部にわたるトカレフの再現度です。耐久精度を高めた焼結パーツを使用する点もおすすめの点です。製造年の1936までが再現されている、トカレフファンには垂涎のおすすめ品です。

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スライドは重量感があり、「ガシャ」という独特な音がリアルです。引き金を引けば弾が無くなるまで連射できます。この連射は本物のトカレフTT-1930/1933と同じアクションです。このようなアクションまで再現できるように、KSCは実物のトカレフを研究したといわれています。

エアガンの心臓部であるエンジンには、システム7といわれるマグネシウム素材を使った超軽量化エンジンを搭載しています。システム7はKSCが研究に研究を重ねた出射システムであり、精密な弾道を再現すると高い評価を得ています。

KSCのモデルガンや電動ガン、ガスガンがマニアたちからおすすめといわれる理由は、まずは再現性です。本物そっくりということです。それは外観にとどまらず、本物が持つメカニズムに至るまで再現されていることです。KSCトカレフは、サバゲー初心者にもおすすめの逸品です。

TOYSTAR トカレフ グレーモデル

韓国のモデルガンメーカーであるトイスターから発売されている、おすすめのエアガンです。エアガンのトカレフは、かつてハドソン(現在は倒産)でも販売していたことがありますが、現在日本で正規販売ルートで入手できるエアガンのトカレフはトイスターしかありません。

トイスターのトカレフはグレーモデル(メタリック)とブラックモデルがあります。スライドストップの下に、本物のトカレフには無かった安全装置が付けられています。いわゆる遊戯銃(トイガン)としての扱いではありますが、サバイバルゲームにも十分に使えるエアガンです。

エアガンなので、その構造上、1発ずつスライドを手動で後退させる必要があります。このためガスガンのKSC製トカレフのような速射連射はできません。いかにも拳銃らしい独特の使用方法は、トカレフらしさがあって初心者にもおすすめといわれています。

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BB弾の装弾数は10発で、打ち終わるとスライドが交代して止まる「ホールドオープン」の状態になります。これも、本物を似せた構造ができるものであり、トイスターも本物のトカレフを十分研究したといえます。

室内で距離6mからの集弾性を見てみると、8発程度に1回、大きく上方にそれる傾向があるようでした。トカレフの扱いには癖があるといわれる点でしょう。また、それを含めての着弾性能は、80mmの差が生じる程度なのでサバゲー初心者にも十分使えることがわかります。

サバゲーファンからは、いわゆる自動小銃などの他に携帯するサブウエポンとしてはトカレフはおすすめだといわれています。数は出回らないことも希少価値を生み、サバゲー初心者にはさらにおすすめ度が高まってしまっているかもしれません。

トカレフはシンプルでかっこいい拳銃

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トカレフTT-1930/1933は、ロシア陸軍のために作られた拳銃です。とうの昔に既にロシア軍の制式拳銃としては現役引退した歴史のある古い拳銃です。ところがその貫通威力を買われて、現在でもチェコなどで使用が続いています。

トカレフTT-1930/1933は、軍事使用を目的として作られたために、安全装置の無い武骨な拳銃です。軍人が使うことを前提としているために、銃初心者に必須の安全装置が無いのです。逆に安全装置がないことが無駄な操作が必要とされず、極寒の地では誤射などが減ったのです。

1930年生まれという歴史を持つ銃で、いま現在も性能を維持し続けるものは他にあまりありません。サバゲーでも、トカレフの特徴を生かした使われ方がされていて、シンプルでかっこいい拳銃と評判です。サバゲー初心者が使えば、目立つこと間違いありません。

てぃーえむ
ライター

てぃーえむ

アメリカ在住のシニアライター。音楽と料理と酒を愛する、ばりばりインドア人間。伝えることと知ることは、すなわち勉強。人間、一生勉強です。そんなことを、つまみを作りながら、最高の音楽を聴きながら、酔っ払って思っています。

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