ロードバイクのパーツを完全攻略!初心者向けに部品の名前や役割を解説!

ロードバイクのパーツを完全攻略!初心者向けに部品の名前や役割を解説!

私たちの生活必需品となりつつあるのがロードバイクです。通勤通学はもちろん、休日にはサイクリングも楽しむことができます。ロードバイクは様々なパーツの集合体です。それぞれの部位にどのようなパーツがあるのか部品の名前や役割を覚えて、より深くロードバイクを知りましょう

記事の目次

  1. 1.初心者向け!ロードバイクのパーツを紹介!
  2. 2.ロードバイクのパーツ①前方上部の部位・部品の名前と役割
  3. 3.ロードバイクのパーツ②前方下部の部位・部品の名前と役割
  4. 4.ロードバイクのパーツ③後方上部の部位・部品の名前と役割
  5. 5.ロードバイクのパーツ④後方下部の部位・部品の名前と役割
  6. 6.ロードバイクのおすすめメーカーも覚えよう!
  7. 7.修理にも役立つ!ロードバイクのパーツの名前を覚えておこう!

初心者向け!ロードバイクのパーツを紹介!

Photo by Jochen Spieker

ロードバイクのパーツを紹介していきます。ロードバイクは数々のパーツが組み合わされて成り立っています。各部位にさまざまな部品が使われており、それぞれ重要な役割を担っています。

ロードバイクは各部位の部品が欠けてしまうと安全な走行はできません。常に安全で快適な走りを継続するには全ての部品が正常に機能しなくてはなりません。安全な走行とは自分だけではなく、歩行者にとっても重要なことなのです。

ロードバイクは通勤や通学、サイクリングなど色々なシチュエーションで活躍し私たちの日常生活に浸透しています。毎日使用していると走行中に異常を感じたり、走行不能に陥ってしまったりなど突然のトラブルが発生する可能性もあります。

その際、ロードバイクの各部位や部品を知っていると対処できることもありますので、パーツの名前や役割をしっかりと覚えておきましょう。

ロードバイクのパーツ①前方上部の部位・部品の名前と役割

Photo by Glory Cycles

ロードバイクの前方上部に使用されている部位や部品の名前を紹介します。それぞれどのような役割を果たしているのか具体的に説明していきます。

ロードバイクの前方上部は乗り手が直接触る部位や部品が数多くあります。走行中に目視できるものなので、初心者には最初に覚えやすい箇所になります。

ステム

Photo bySCAPIN

ロードバイクの前方上部の部位にステムというパーツがあります。ステムはハンドルとロードバイクのフレームとを繋ぎ、ハンドルの動作をタイヤへと伝える重要な役割を担っています。

ステムにはアヘッドタイプとスレッドタイプという2種類があります。ロードバイクはアヘッドタイプのステムが主流となっており、素材はアルミやカーボン、クロモリと様々です。

ステムを選ぶときに重要なのが長さになります。スピードにこだわる場合には長いステムを選ぶとよいでしょう。前傾姿勢になり空気抵抗を受けにくくなるためです。

短いステムの場合は、ハンドルとサドルとの距離が短くなるので身体が起き上がる状態になります。楽な姿勢で走行することができるので通勤通学などの普段使いには短いステムがよいでしょう。カラーバリエーションも豊富なので自分好みのカラーに合わせることが可能です。

ヘッドパーツ

Photo by Glory Cycles

ヘッドパーツと呼ばれるパーツがあります。ヘッドパーツはロードバイクの前方上部の部位に取り付けある部品で、フレームの先端部に使用されているベアリングのことです。

ヘッドパーツはロードバイクを真っ直ぐ走らせたり、コーナーを曲がったりするために重要な役割を果たしています。ヘッドパーツはロードバイクを使用していると自然と緩んでくるパーツです。

ヘッドパーツが緩むとハンドルがガタついてきます。緩みがあるのか確認をする場合には、ブレーキを握った状態で車体を前後に揺すってみてください。もしガタつくようであればヘッドパーツが緩んでいる可能性があります。

調整方法はステムの固定ボルトを緩ませてから、少しづつ締め付けていきます。この調整方法で改善が見られない場合には、ヘッドパーツそのものを交換する必要がでてきます。

デュアルコントロールレバー

フリー写真素材ぱくたそ

デュアルコントロールレバーという名前のパーツを紹介します。レバー1本でブレーキと変速機能の二つの役割を果たしているのがデュアルコントロールレバーです。

デュアルコントロールレバーは更にワイヤー用と電動用と二つのカテゴリーに分けられます。ワイヤー用は、ワイヤーの引き量と握り心地がメーカーによって異なります。

ワイヤー用はどのメーカーも上位グレードになると重量が軽くなり、変速性能が上がります。握り心地については各メーカーの形状によって個人の好みに分かれます。

電動用は、バッテリーからの電力を利用してスイッチで変速をおこないます。ワイヤーを使用していないためワイヤーの経年劣化によるメンテナンスが不要となります。但し、フロントディレイラーとリアディレイラーを電動に対応したパーツで揃える必要があります。

ドロップハンドル

Photo by american_cyclery

ドロップハンドルという名前のパーツについて紹介していきましょう。ドロップハンドルは主にロードバイクに採用されているハンドルのパーツです。

特徴としては握る場所が低く、自然と前傾姿勢になり風の抵抗を極力抑える設計になっています。また、スピードを維持し長時間乗り続けられるための形状となっています。

初心者の方に安心していただきたいのは、ロードバイクのドロップハンドルは常に前傾姿勢のみでしか乗れないというわけではありません。

ドロップハンドルには3種類の握り方があります。ハンドル上部やレーバー上部、下ハンドルバー部分によって握る位置を変えることにより、姿勢が変化し握る手も痛くなることがありません。

バーテープ

Photo by Sig.

バーテープという名前のパーツについて紹介します。バーテープとはハンドルに巻き付ける帯状のテープのことです。バーテープは汗や雨などによる滑りを防ぐ役割と、走行中の振動によって手への負担を減らし握りやすくする働きがあります。

バーテープなしでも握れないことはありませんが滑ることが多いので、初心者の方はとくにバーテープを使用することをおすすめします。

バーテープには最も多く採用されているEVA樹脂やコルク、ポリウレタンやレザー素材などがあります。色やデザインも様々ありますので個性を出すことが可能です。自分が握りやすい素材を選び、色や柄も好きなもので巻いてみてはいかがでしょうか。

ブレーキ

Photo by Marc Lacoste

ブレーキパーツについて紹介していきます。ロードバイクのブレーキは、ディスクブレーキとリムブレーキという二種類に分けられます。

ブレーキパッドがホイールのリム部分を挟むのがリムブレーキです。リムブレーキ自体にも種類があり、キャリパーブレーキやVブレーキ、カンチブレーキになります。ロードバイクに採用されている主なブレーキはキャリパーブレーキとなります。

ブレーキをかけた際に、ホイールの中心部を円状のディスクで挟み込むのがディスクブレーキです。ディスクブレーキにも種類があり、機械式と油圧式になります。機械式はワイヤーの力によってディスクを挟みブレーキがかかる仕組みです。油圧式は油圧の力によってブレーキがかかります。

ブレーキケーブル

Photo byRoonZ-nl

ブレーキケーブルのパーツについて紹介します。ブレーキケーブルとはブレーキレバーとブレーキ部分とを繋ぐワイヤーのことです。ブレーキをかけるとワイヤーが引っ張られてブレーキ部が締まり走行を止めることができます。

ブレーキケーブルはブレーキをかけることによって生じる引っ張られる力と、擦れて生じる摩耗によって劣化していきます。そのため定期的なメンテナンスと交換が必要です。

初心者の方でいつ交換すればよいか分からない場合は、使用してから1年から2年周期での交換を推奨しています。但し、通勤通学などの日常でほど毎日使用する場合には年1回の交換をおすすめします。

ブレーキケーブルは命に関わる重要なパーツの一つです。しっかりとブレーキがかかるように定期的なメンテナンスと交換は必須事項となります。

フレーム

Photo by Glory Cycles

ロードバイクのフレームパーツについて紹介します。ロードバイクの魅力の一つにフレーム選びがあります。フレームはロードバイクの骨格です。デザインも沢山あるのでカスタマイズする部分としては一番目立つパーツとなります。

ロードバイクのフレーム素材にはいくつか種類があり、カーボンやアルミ、クロモリフレームなどが挙げられます。フレームの形状にも選択肢があり、スローピングとホリゾンタルに分けることができます。

いつかレースに出てみたいとか考えている初心者の方であれば、ハンドルからサドルまでのパイプに傾斜があるスローピングがおすすめです。普段使いや休日のサイクリングを楽しみたいという方には、乗り心地やロングライド重視のホリゾンタルをおすすめします。

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ロードバイクのパーツ②前方下部の部位・部品の名前と役割

Photo by soozed

ロードバイクの前方下部に使用されている部位や部品の名前を紹介します。それぞれどのような役割を果たしているのか具体的に説明していきましょう。

ロードバイクの前方下部は、乗り手の腰から下に関わる動力部の部位や部品となります。ロードバイクに動力を伝える重要な場所となるので、初心者の方は少しづづでもよいので覚えていきましょう。

タイヤ

Photo by american_cyclery

ロードバイクのタイヤパーツについて紹介します。ロードバイクのタイヤは三種類のタイプに分かれます。クリンチャータイプとチューブレスタイプ、チューブラータイプになります。

クリンチャータイプは、ロードバイクにおいても主流となっているタイヤでパンクなどのメンテナンスが簡単なことが特徴です。チューブレスタイプは、その名の通りチューブを使用しないタイヤです。ホイールも専用のものとなり空気圧が低くともパンクしにくい特徴をもちます。

チューブラータイプは、チューブ全体がタイヤで包まれており、ホイールに直接テープや接着剤で貼り付け使用します。主にレースなどの競技用として使用されているタイヤになります。パンクした際のメンテナンスが難しいので初心者にはおすすめできません。

スポーク

Photo bydistelAPPArath

スポークという名前のパーツについて紹介します。スポークと車輪に使われている棒状のパーツです。車輪全体の強度を保持する役割を果たしています。

ロードバイクのスポークはロードバイクの種類によって16本から28本と使用されている本数に差があります。形状にも平たいタイプと円形タイプに分かれ、素材もアルミやステンレス製、カーボン製などがあります。

初心者の方がスポークを選ぶ際に注意する点として、スポークには太さにも差があるということです。そのため、素材だけで選ぶのではなく対応する車輪と比較をおこない選択をしましょう。

リム

Photo by Numerius

リムパーツについて紹介をします。ロードバイクのリムはホイールの外側の部分を指します。リムの外側にはタイヤとチューブが付いています。リムは幅が大きくなればリムへの荷重が増し負荷がかかるため、その分スポークの本数が増えます。

リムは単体ではなく、ホイールをつかさどる一部分です。車輪全体のパーツなのでリムが変われば、車輪をつかさどるスポークの本数にも変化が生じ、ホイール全体の強度にも影響します。

雨の走行が続くと、リムとブレーキシューが接する部分に砂利やゴミなどが溜まり傷を付けてしまうことがあります。もしブレーキをかけたときに異音がしたらリムを確認してみてください。

傷が付いていたらリムを削ることによってメンテナンスをおこなえます。雨の日は乗り終えた後にブレーキシューの清掃をおこなうことをおすすめします。

ホイール

Photo by Glory Cycles

ロードバイクのホイールパーツについて紹介します。ロードバイクのホイールは乗り心地を左右する重要なパーツです。ホイールを軽量タイプにすると、漕ぎ出す一歩目の力が少なくて済みスピードが出やすくなります。

ホイールはデザインも様々あるので自分好みのホイールでカスタマイズすることができます。カラーも多数あるので、光沢のあるホイールやマット仕上げのものなど質感も選べるので選択肢の幅は更に広がります。

ハブ

Photo by Glory Cycles

ハブという名前のパーツを紹介します。ロードバイクなどの自転車の車輪にはハブが取り付けられています。

ハブはホイールパーツの一部で車輪の中心部にあり、スポークが先端が集まる場所です。ハブの左右にはスポークを取り付けるためのフランジがあり、高さによって種類分けができます。

メーカーによってはハブ自体にもカラーバリエーションがあり、車輪の中心であるハブの色が違うと見た目も変化します。ワンポイントですが見た目にこだわり、自分だけの車体をつくるためにこは重視してもよいパーツです。

クイックレバー

Photo by Glory Cycles

ロードバイクのクイックレバーについて紹介します。クイックレバーとは、工具を使用せずに車体から簡単にホイールを外すことができるパーツのことです。

ホイールを外すときはレバーを起こし、取り付ける際にはレバーを倒すだけです。初心者の方がクイックレバーを緩める場合には、レバーの反対側のナットをしっかり押さえておこないましょう。

クイックレバーを締める場合にも、ナットを押さえて時計回りにゆっくりを回して締めていきます。クイックレバーを起こしたり倒したりするさいには、スポークに指が引っ掛かり変形させないように十分注意しておこないましょう。

ペダル

Photo bydenzel

ロードバイクのペダルパーツについて紹介します。ロードバイクのペダルはシューズとペダルが固定できる、ビンディングペダルと呼ばれているパーツが主流です。

ペダルとシューズが固定されることにより、踏み込む力だけではなく足を引き上げる際の力もペダルへと伝わる効果があります。

ビンディングペダルはシューズと足が固定されているので、滑って踏み外したりなどのアクシデントも防ぐことができます。そのため安定したペダル回しが可能となり雨の日にも安全に走行することができるのです。

ニップル

Photo by Glory Cycles

ニップルという名前のパーツを紹介します。ニップルとはスポークをホイールに肯定させるためのパーツを指します。ニップルにはブラス製とアルミ製の素材があり、それぞれ特徴があります。

ブラス製は強度がありスポークのテンションをかける際に初心者には扱いやすい素材です。アルミ製は軽量で車輪全体の重量に寄与しますが、ブラス製と比べると強度が劣り、スポークを固定させる際の取り扱いに注意が必要です。

ブレーキ(ディスク)

Photo by Glory Cycles

ロードバイクのブレーキ(ディスク)について紹介します。ロードバイクのブレーキディスクは、機械式と油圧式に分かれます。

機械式はブレーキをかけた時にブレーキケーブルへと伝わりブレーキがかかります。油圧式はホース内の液体の油圧によってブレーキがかかる仕組みです。

機械式は油圧式よりメンテナンスが楽ですが、ブレーキケーブルの劣化によるブレーキレバーの引き具合の調整が必要となります。

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ロードバイクのパーツ③後方上部の部位・部品の名前と役割

Photo by EUGENE HOOD PHOTO

ロードバイクの後方上部に使用されている部位と部品を紹介します。後方上部は重心を支える場所となり、ロードバイクを走行する際にバランスを保つための重要な箇所です。どのような名前のパーツなのか、役割も含めて説明をしていきましょう。

サドル

Photo by Glory Cycles

初心者の方がロードバイクを乗り始めた時、まず最初に痛くなるのがお尻部分です。サドルはロードバイクを乗る時に身体に一番接する部分です。長時間乗っているとお尻部分が痛くなることがあります。

同じサドルであっても個人によって痛くならないこともあり、骨格や筋肉の付き方で異なります。ズボンの質によっても左右され、サイクルウエアの時は痛くならずに、デニムを履いて乗ると痛くなる場合もあります。

もし乗るたびに痛くなったとしても、サドルが合わないからとすぐには交換はしないでください。まずはサドルの高さを調整し乗り心地を確かめます。

自分に適正のサドル高の計算式は、股下寸法×0.87センチとなります。この計算式で出た数字をもとにサドル高を調整し自分に合ったポジションに合わせていきましょう。

シートポスト

Photo by Glory Cycles

ロードバイクのシートポストについて紹介します。シートポストとは、サドルの高さを調整するパーツのことです。素材はアルミやカーボン、ステンレスやチタンなどがあり各メーカーから様々な規格で商品がでています。

シートポストを交換する際には直径の数値に注意しましょう。シートポストには明確に統一規格というものがないため、フレームとサドルとの組み合わせによって相性があることを覚えておいてください。

シートクランプ

Photo by american_cyclery

ロードバイクのシートクランプについて紹介します。シートクランプとは、サドルを支える重要なパーツです。サドルがずれ落ちたり回転しないように、サドルとシートポストを固定する役割を果たします。

シートクランプには種類があり、調整が簡単なクイックレバー式やボルトで調整をおこなうボルト式です。初心者の方には工具不要のクイックレバー式がおすすめです。

シートクランプの素材にはアルミやカーボンがあり、カラーバリエーションが豊富なので見た目を変えたりすることも可能です。

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ロードバイクのパーツ④後方下部の部位・部品の名前と役割

Photo by dimage89

ロードバイクの後方下部の部位や部品を紹介します。ロードバイクの後方下部には複雑な部位や部品が数多くあります。ロードバイクを快適で安全に走行する上で、たくさんの技術が詰まっている箇所になります。それでは、各箇所のパーツの名前や役割を覚えていきましょう。

ボトムブラケット

Photo bystux

ボトムブラケットとは、ペダルを漕ぐ時に回転をするクランクシャフトを外から包んでいるパーツです。ペダルを漕ぐとクランクシャフトが回転をしてボトムブラケット内にあるベアリングへと力を伝達します。

ボトムブラケットの規格は統一化されおらず、かなりの種類が乱立しているのが現状です。初心者の方が交換をする場合には、規格の知識が深まるまではサイクリングショップのスタッフに相談することをおすすめします。

ボトムブラケットが収まるフレームのシェル部分と大きさが合わず、クランクシャフトを取り付けることができなくなる可能性があるからです。

スプロケット

Photo by torisan3500

ロードバイクのスプロケットとは、ギア比を決定づける重要なパーツです。通勤や通学などの普段使いであればそれほど気にしないで済みます。

しかし、山岳地帯を走行をおこなったりなど険しいサイクリングを想定している場合には、軽いギア比を搭載しているスプロケットに交換するなどの選択肢があります。

現在では11変速というスプロケットもあり、平坦なロードから山道などの傾斜のあるロードにも対応できるマルチなスプロケットも存在しています。

チェーン

Photo by torisan3500

チェーンはロードバイクに限らず、自転車に必ずといってよいほど搭載しているパーツとなります。チェーンは、ペダルを漕いだ時の力を駆動部に伝達する重要な役割を果たしています。

チェーンの素材としては合金鋼やカーボンなどがあり、腐食防止のためニッケル加工されているものもあります。

ロードバイクを乗っているとチェーンは劣化していきます。いわゆる「チェーン伸び」といわれる現象です。チェーンが伸びてしまうとギアの切り替えがうまくいかなくなってしまうので、3,000キロから5,000キロを走行、もしくは1年に1回は交換することをおすすめします。

チェーンリング

Photo by Moto@Club4AG

チェーンリングとは、自転車の歯車のパーツのことを指します。チェーンリングはロードバイクを走行する上で重要な駆動部分です。自動車で例えるならエンジンといってもよいでしょう。

チェーンリングにはギザギザとした歯が付いています。この歯の間の間隔は1.2センチとすべての自転車共通となっています。チェーンリングには厚みに差があります。厚みの差は変速数によるもので、変速数が多ければチェーンリングはその分だけ厚くなります。

フロントディレイラー

Photo by Glory Cycles

フロントディレイラーという名前のパーツについて紹介をします。フロントディレイラーとは、自転車の変速機のことでロードバイクにも搭載されています。フロントにあるギアをスムーズに切り替えさせるためのパーツとなります。

フロントディレイラーにはワイヤーで制御をおこなう機械式と、電動で制御する電動式があります。機械式の場合は定期的なメンテナンスが必要ですが、電動式は殆どありません。しかし、電動式はとても高価なものが多く機械式が主流となっています。

リアディレイラー

Photo bydanielkirsch

リアディレイラーについて紹介していきます。リアディレイラーには二つの役割があります。一つ目は自転車のギア変速をおこなうことです。ギアを切り替えるとリアディレイラーがチェーンを外し、別なギアへと切り替えをおこなってくれます。

二つ目の役割は、チェーンのテンションと長さを調節してくれることです。ギアの切り替えをおこなうということは、チェーンの長さも変わるということです。リアディレイラーに内蔵されているバネがテンションを調整し、ギアに合わせた長さに切り替えをおこないます。

プーリー

Photo bysteinchen

プーリーというパーツについて紹介します。プーリーとは滑車を意味し、リアディレイラーに上下二個が搭載されているパーツとなります。

上に取り付けられているプーリーは、チェーンの通り道となっておりガイドプーリーと呼ばれています。リアディレイラーが作動するとガイドプーリーが左右に動き、チェーンも左右にズレてチェーンの通る道を変更させます。

下のプーリーは、テンションプーリーと呼ばれており、ギアが切り替わる毎にチェーンのテンションを調節をおこなってくれます。テンションプーリーによってチェーンのたるみや脱落を起こさせない役割を担っています。

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ロードバイクのおすすめメーカーも覚えよう!

フリー写真素材ぱくたそ

ロードバイクを製造しているメーカーは世界中にたくさん存在しています。それぞれのメーカーには特徴や強みがあり、デザインや性能なども含め同じものはありません。今回は数ある有名メーカーから厳選した、特におすすめする4メーカーを紹介していきます。

ビアンキ

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ビアンキという自転車メーカーを紹介していきます。ビアンキはイタリアの自転車メーカーで創業から100年以上経つ老舗自転車メーカーです。ツール・ド・フランスなどの世界大会でも使用され多くの実績を積んできました。

本格的な自転車レースだけではなく、車体デザインの良さから通勤や通学などの普段使いでも支持される自転車メーカーとなっています。

スペシャライズド

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自転車メーカーのスペシャライズドについて紹介をしていきます。スペシャライズドはアメリカの自転車メーカーで本格的なレースはもちろん、ロードバイクを普通に楽しみたいユーザーにも選択することができます。

スペシャライズドのロードバイクは、幅広い商品ラインナップも魅力の一つです。エアロ形状と呼ばれるフレームが特徴で、空気抵抗や路面抵抗を極限まで追求したつくりとなっています。

ピナレロ

Photo by gtknj

自転車メーカーのピナレロを紹介していきます。ピナレロはイタリアの自転車メーカーで、商品の多くがフルカーボン製のモデルとなっています。

カーボンは日本のメーカーである東レから供給されているものを使用し、厳選された素材で高品質の自転車を作り続けています。他のメーカーでは見ることがない左右非対称のフレームが特徴で、ペダルを漕いだ時に生まれる力を最大限に伝えるために行き着いたものです。

デローザ

Photo by piesgardiner

自転車メーカーデローザについて紹介します。デローザは、イタリアのミラノで創業したメーカーです。デローザの特徴はフレームの美しさを挙げることができます。

通常フレームは工場で大量生産されますが、デローザでは手作りによって生産されています。1台1台すべて手作りの為、コスト的には高くつきますが長年培った溶接技術は世界一といえるでしょう。

車体のロゴが可愛いハートとなっているので、特に女性に人気の自転車メーカーとなっています。創業者がフレームを製造しているときに、偶然にもハートの形ができあがったことからロゴとして採用された経緯があります。

ビーエムシー

Photo by Glory Cycles

自転車メーカーであるビーエムシーは、スイスの自転車メーカーで創業は1994年と自転車メーカーとしては比較的若いメーカーとなります。特徴としては世界で初のカーボンナノチューブを使用したロードバイクを製造しています。

2011年にはツール・ド・フランスを制したカデル・エヴァンス選手が乗っていたロードバイクがビーエムシー社の自転車となっています。縦と横の剛性に重きを置いた車体づくりで、プロはもちろん初心者にもおすすめできる人気のメーカーとなっています。

修理にも役立つ!ロードバイクのパーツの名前を覚えておこう!

Photo by Glory Cycles

ロードバイクは様々なパーツが組み合わさってできている自転車です。初心者の方は最初は覚えるのが大変かもしれませんが、ロードバイクをずっと乗り続けるためには必要な知識となります。

パーツの名前や役割を知ることで、走行中の故障や定期的なメンテナンスの時に自分でおこなうことが可能となるためです。毎日使用していると愛着が湧いてくるのがロードバイクです。1日でも長く愛車との生活を楽しむためにもしっかりと覚えていきましょう。

あゆてっく
ライター

あゆてっく

1日10杯は飲む珈琲で生きているサラリーマンライターです。コーヒーミルは敢えて手動にこだわり手挽きを楽しんでいます。自分で淹れた珈琲でネットサーフィンや読書をし、豊潤な香りが漂う部屋で昼寝をすることが最高の休暇です。日常生活の様々な事にフォーカスし、皆様のお役に立てる情報をお届けできるよう努力いたします。

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