ランタナの花言葉をご紹介!種類や特徴など花の魅力もまとめて解説!

ランタナの花言葉をご紹介!種類や特徴など花の魅力もまとめて解説!

ランタナは中南米原産で観賞や園芸用に世界中で栽培されている植物です。ランタナの花言葉はご存じでしょうか。ランタナには心変わり、合意・協力、厳格などの花言葉があります。そういった花言葉の意味はもちろん、種類や特徴などランタナの花の魅力を紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.ランタナの花言葉を覚えよう!
  2. 2.ランタナとはどんな花?
  3. 3.ランタナの花言葉と意味
  4. 4.ランタナの種類
  5. 5.ランタナの花言葉は贈る人によっては注意が必要

ランタナの花言葉を覚えよう!

Photo bynewarta

花言葉は、その草花にふさわしい象徴的な意味をもたせた言葉です。花言葉は世界中のいろいろな国や地域で、その国や地域に根付く文化や伝承、風習などにおいて古くから代々伝えられ現在に至るまで残っています。

このように花言葉は人々の生活に根付き、馴染みのあるものです。例えば、ランタナの花言葉には心変わり、合意・協力、厳格、確かな計画性といったものがあります。

ランタナの数ある花言葉のそれぞれの意味を知ることで、鮮やかな色の花を咲かせるランタナにより愛着がもてるのではないでしょうか。

ランタナとはどんな花?

Photo byskeeze

ランタナは中南米原産のクマツツジ科シチヘンゲ属に属する常緑小低木で、日本では園芸用の観葉植物として栽培されています。歴史は古く、江戸時代末期には日本に入ってきたとされています。ここではランタナが具体的にどういった花なのかを解説していきます。

ランタナの特徴

Photo by di bo di

ランタナはたくさんの特徴をもっています。非常に生命力が強く、初心者でも育てやすいというのも一つの特徴でしょう。また、茎葉にはバラのように細かいトゲがあり、触るとチクチクします。

また、一般的な樹木と異なり、背丈も高くならずに、20cmほどで、どんなに高くなっても1mほどです。茎が成長するよりは茎からわき芽を増やし、横に広がって成長していくのもランタナの特徴の一つといえます。

ランタナ自体は常緑ですが、耐寒性がないので、日本のような冬の寒い地域では寒さや霜によって葉を落としたり、枯れてしまうこともあり、一年草のような扱いをされることもあります。これについては日本のような冬が寒い地域ならではの特徴といえるでしょう。

ランタナの花色

Photo byHwejane

ランタナの花は他の種類と大きく異なる点として、その色合いが特徴的なことから、花言葉の由来となっています。開花し咲き進むにつれて花の色が変化していきます。そうした特徴からランタナは和名で七変化という名前がつけられています。

ランタナは咲き始めは黄色ですが、咲き進むにつれて、徐々に朱色へと変化していきます。多数の小花が集まった散形花序を形成するのがランタナの花の特徴です。ランタナでは内側が新しく、外側が古く、同じ花序内でもコントラストが違います。

したがって、ランタナでは黄色やピンク、赤などと多様な花色がグラデーションのように楽しめ、見る人を飽きさせません。また、ランタナの開花時期は5月から11月頃までと半年近く、長く咲くので長期にわたり、花の観賞をすることができます。

ランタナの花名の由来

Photo bynewarta

シチヘンゲ属の学名がLantanaであり、そこから日本ではランタナと呼ばれています。ランタナの名前の由来は諸説ありますが、Viburnum lantana(ビバーナムランタナ、別属のガマズミの仲間)に花形や花序が似ているから、そこから転用されてきたという説が濃厚です。

ランタナの花言葉と意味

Photo by kanonn

ランタナには心変わり、合意・協力、厳格といった花言葉がありますが、いずれもランタナの花の特徴に由来します。

花言葉と花の特徴との関連を知ることで、よりランタナに対しても花言葉に対しても愛着をもつことができるでしょう。以下、ランタナのそれぞれの花言葉の意味と由来について解説していきます。

花言葉①心変わり

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ランタナの花言葉の一つ、心変わりという花言葉はランタナの花の色が時期が進むにつれて内から外へ徐々に変化していくという特徴に由来しています。

人の心もランタナの花の色のように日々移り変わっています。一般的にはいい意味で使われにくい花言葉ですが、ランタナの明るい花色からは花言葉においてネガティブな意味合いは想像できません。

しかし、心変わりという花言葉は残念な意味合いを含んでいて、人に贈る花言葉としては一般的に不適切です。大変美しいですが、人間関係を壊さないためにも、ネガティブな意味合いの花言葉があることを知っておきましょう。

花言葉②合意・協力

Photo by matsuyuki

ランタナの花は美しいのはもちろんですが、たくさんの小花が集まって半球形になるその姿は寄り添い協力し助け合っているように見えるので、合意・協力という花言葉が生まれました。

合意・協力といった花言葉は小花が半球形に集まり仲間が協力しているようにみえる花の特徴から由来している花言葉といえるでしょう。

合意・協力という花言葉はポジティブな意味合いの花言葉であり、信頼関係が強固な職場の同僚や友人に、自身の感謝や信頼の証を示す上で送ってもいいランタナの花言葉です。

花言葉③厳格

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ランタナの3つ目の花言葉は厳格です。花言葉である厳格はランタナが花色を変えつつも、初夏の5月から晩秋の11月まで、6カ月もの長い期間、絶え間なくきっちり花を咲かせ続けるという堅実というイメージに由来しています。

厳格という花言葉には父親のような手厳しさの意味合いが含まれており、心変わりと同様に人に贈ることを避けた方がいいランタナの花言葉の一つです。

花言葉④確かな計画性

Photo byskeeze

確かな計画性という言葉もランタナの花言葉の一つです。確かな計画性という花言葉の由来は、ランタナの花言葉の一つである厳格と同じで、小さな無数の花が色を変化させながら、5月から6月までの長い期間、花を確実に咲かせ続けるという堅実なイメージから由来しています。

西洋での花言葉

Photo by matsuyuki

西洋においてもランタナの花言葉は存在します。ランタナの西洋での花言葉は英語でrigorです。日本語に翻訳すれば、厳格です。厳格は日本におけるランタナの花言葉の一つです。

西洋での花言葉であるrigerの由来は、日本語の厳格や確かな計画性と同じです。rigerという花言葉は花色を変化させつつも、初夏の5月から晩秋の11月までという長い期間、花を咲かせ続ける堅実というイメージに由来しています。

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ランタナの種類

Photo byHans

ランタナと一口にいっても種類が多く、150以上もの種類がありますが、観賞や園芸用に栽培されている種類は限られてきます。ここでは多くの種類のランタナのうち、観賞や園芸用に栽培されている主だった種類について紹介していきます。

ランタナ・カマラ

Photo by Starr Environmental

ランタナ・カマラは南アメリカ原産で、赤色や黄色、桃色、白色などさまざまな色の小花を多数つけます。ランタナでは最も一般的な種類といえるでしょう。

美しい花を咲かせることで有名であり、世界各地に移入され、熱帯・亜熱帯地域であれば、どこでも帰化植物として定着しており、今では世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれております。

アロハ

Photo bynajibzamri

アロハは数あるランタナの種類の一つです。別名でヴァリエガタとも呼ばれています。葉に黄緑色の斑があるのが特徴です。花は咲き始めは白ですが、段々と黄色へと変化していきます。種子を作らないので、勝手に増えることもなく安心な種類の一つです。

コンフェッティ

Photo by karitsu

コンフェッティはランタナ・カマラより作られた園芸品種の一つです。低木状に生育します。花色にピンクと黄色が強くでるのが特徴です。数あるランタナの種類の中では寒さに強く、11月中旬くらいまで花を咲かせ続けます。より長く花を楽しみたい人におすすめの品種です。

コバノランタナ

Photo by Starr Environmental

コバノランタナは葉が小さいという特徴をもつために、コバノランタナと名づけられました。ブラジルやウルグアイの原産で地面を這うように成長し広がっていくほふく性の小型種です。他のランタナと違い、花色は単色のままで変化しないのも特徴です。

コバノランタナのほふく性の特徴を生かし、狭いスペースでも育てられるハンギングプランターに植栽したり、塀などに這わせて覆わせたりすることができます。花の香りが強く、蝶やハナバチを引き寄せて、庭を賑やかにすることもできます。

ランタナの花言葉は贈る人によっては注意が必要

Photo by chidorian

心変わりというのはランタナの花言葉で人に贈るのにふさわしくない花言葉の代表的なものでしょう。特に結婚祝いや、恋人同士や夫婦間でランタナの花を贈ってはいけません。

結婚式であれ夫婦間であれ、末永くパートナーと愛を育んでいくことを祝福されますが、心変わりというのは真逆の言葉で、そういう場合に花言葉として送ってしまうと、浮気や不倫を連想させます。

厳格も、父親のような手厳しさを表しており、心変わりと同様にプレゼントに贈る花言葉としてはふさわしくないでしょう。

ランタナは美しくカラフルな花で人にプレゼントとして贈られると喜ばれることが多い花ですので、合意・協力のようなポジティブな意味合いで送れるようにして、贈る人には気をつけていきましょう。

HaRY
ライター

HaRY

宜しくお願いします。 京都出身で、とある化学工場で正社員をしています。将来が心配になり副業に取り組み始めました。ライターの仕事は初めてですが、よろしくお願いします。

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