バランスボールで腹筋を鍛えるトレーニング方法を紹介!
バランスボールはその名のとおり、無理なく体のバランスを保ちながら腹筋を鍛えてくれる筋トレアイテムです。最近では男性だけでなく、女性も割れた腹筋を目指す人が増えています。
その点バランスボールは割れた腹筋を目指す人に最適の筋トレアイテムだといえるでしょう。しかし、間違った使い方だと腹筋に効果を得ることはできないばかりか怪我をすることも少なくありません。
バランスボールは様々な筋トレの方法がありますが、一つひとつを正しく実践することが怪我防止や腹筋に効果を得るには大切です。そこで腹筋を割るためのバランスボールの正しい使い方や様々な筋トレの方法を紹介します。
バランスボールは腹筋を鍛えられる筋トレアイテム
バランスボールは効果的に腹筋を鍛えられる筋トレアイテムとして人気を集めています。その特徴は自宅で簡単に無理なく取り組めることです。また、正しい使い方を実践すれば、効果的に腹筋におけるインナーマッスルを鍛えることができるのも特徴だといえるでしょう。
また、腹筋を割るには相当な筋トレが必要ですが、バランスボールであれば自宅で取り入れることができます。また、筋トレ初心者であっても簡単に実践できるのは大きなアドバンテージです。
ただし、バランスボールには様々な種類があり、自分に合ったものを選ばないと思ったような効果を得ることができません。そこで効果的なバランスボールの選び方を紹介します。
バランスボールの選び方
バランスボールの選び方で最も大切なのはサイズです。バランスボールのサイズには「55cm」「65cm」「75cm」の3種類があります。つまり、自分の慎重に合ったサイズを選ぶことが、効果的な腹筋の筋トレを行うには大切だといえるでしょう。
ちなみに身長140~155cmの人は「55cm」、155~175cmの人は「65cm」、175cm以上の人は「75cm」を目安にバランスボールを選ぶのがおすすめです。
またバランスボールには耐荷重が設定されています。基本的には自分の体重よりも重いもので十分ですが、筋トレ上級者は200kg~300kgの負荷が大きくかかるものがおすすめです。さらに、破裂を防いでくれる「ノンバーストタイプ」を選んでおくと安心だといえます。
バランスボールのメリット
バランスボールは腹筋を鍛え「腹筋を割る」といった目的を効率的に実現する筋トレアイテムです。美しいボディを作るには男性、女性とも腹筋を鍛え「腹筋を割る」のが永遠のテーマだといえるでしょう。
しかし、いざ実践するとなると、スポーツジムにある大型トレーニング器具が必要だと考えがちです。もちろん、スポーツジムに通うのは大きなメリットがありますが、コスト面やジムに通うことを考えると、腰が引ける人が多いのも事実です。
その点、気軽に取り組めるバランスボールは簡単に取り組める筋トレアイテムだといえます。コスト面でも負担が少なく1つ用意しておけば、数多くの腹筋を鍛えるエクササイズが実践可能です。さらにバランスボールには様々なメリットがありますので具体的に解説します。
体力や筋力に自信がない人でも取り組める
バランスボールは体力や筋力に自身がない人でも簡単に腹筋を鍛えることができます。例えば鉄アレイやジムにあるようなトレーニングマシンだと、ある程度の体力や筋力がなければ、思うように扱うことはできません。
そのため、すぐに断念してしまう人が多いのが特徴です。その点、バランスボールであれば体力や筋力に自信がない人であっても徐々に腹筋に力をつけていくことが可能であり、途中で断念することがありません。
また、自分の体重を利用したエクササイズが大半であることから、無理な負荷をかけないでインナーマッスルを鍛え腹筋の筋力アップが期待できるのも大きな魅力です。
少ない回数で効果が得られやすい
少ない回数で腹筋に大きな効果が得られるのもバランスボールのメリットです。バランスボールは文字通り、体のバランスを保とうとすることで、腹筋をはじめとする筋力アップを図る筋トレアイテムです。
バランスボールは非常に不安定ですから、バランスを保とうとすると、体のあらゆる筋肉を使うことになります。とりわけ体幹やインナーマッスルは鍛えにくい部位とされていますが、バランスボールでは容易に鍛えることが可能です。
したがって、決まったエクササイズを数多く繰り返すよりも少ない回数で、バランスの良い体を作ってくれるといえます。もちろん、目に見えて腹筋にも効果が現れますから、モチベーションを維持しやすいのも魅力です。
バランスボールで鍛えられる腹筋は?
バランスボールのメリットは、一般のトレーニング器具では鍛えにくい腹筋のインナーマッスルが鍛えられることです。腹筋を割るにはシックスパックと呼ばれる腹直筋を鍛えなければなりません。ただし、腹直筋ばかり鍛えていても腹筋を割ることは不可能です。
くびれに関わる外腹斜筋や内腹斜筋を鍛えてこそ腹筋を割ることができます。そして何より大切なのが、これらの筋肉を支える腹直筋です。腹直筋はインナーマッスルにあたり、鍛えにくい部位とされていますが、バランスボールであれば容易に鍛えることができるでしょう。
バランスボールで腹筋を鍛える際の正しい使い方
バランスボールは体力や筋力に自信のない人でも気軽に始められる筋トレアイテムです。少ない回数でも十分に効果が期待できるので、腹筋を割ることも夢ではありません。ただし、正しい使い方を実践しなければ、効果が得られないばかりか怪我につながりこともあるでしょう。
まずは、実践の前にバランスボールの正しい使い方をマスターすることが重要です。そこで、バランスボールの腹筋を鍛える際の正しい使い方について具体的に解説します。
周囲の安全を確認
バランスボールは周囲の安全を十分に確認して実践することが正しい使い方です。慣れないうちはバランスボールをコントロールしきれず、大きく転んでしまうことも少なくありません。室内だと家具に体や頭をぶつけてしまい大怪我をする可能性もあります。
バランスボールで腹筋を鍛える筋トレを実践する際には、周囲に障害物がないか十分に確認しましょう。とりわけ複数人でバランスでトレーニングを行う場合、ぶつかる可能性はさらに高まりますから、大きく間隔を開けるのが正しい使い方です。
ボールの状態・空気圧を確認
バランスボールの状態や空気圧を確認することも正しい使い方につながります。特に初心者の場合、空気を入れ過ぎるとバランス感覚が取りづらいので、すぐに転んでしまうでしょう。バランスが上手く取れなければせっかくトレーニングを積んでも正しい使い方とはなりません。
正しい使い方を実践するには、座った時に多少沈む程度、空気量でいえば75〜85%程度が丁度良いといえます。慣れてきたら、少し空気量を増やして負荷を大きくするのがバランスボールの賢い使い方です。
ボールに座る時の姿勢・位置
バランスボールに座る位置、姿勢も正しい使い方を実践するには大事な要素です。バランスボールに座る位置はボールの中心が基本になります。また、座る際にはおへそに意識を集め、腹筋を締めます。背筋はスッと伸ばしてゆっくりと座ると良いでしょう。
両足は軽く開いて足の裏はしっかりと地につけるのがポイントです。ボールの中心と頭の中心が線で結ばれるのをイメージするよう良いでしょう。この基本姿勢がキープできれば、バランスボールの正しい使い方が実践できます。
バランスボールで腹筋を鍛えて割るトレーニング方法
バランスボールを正しい使い方で実践すれば腹筋を割ることは夢ではありません。ただし、単にバランスボールの上に乗っていても腹筋を割ることはできません。
腹筋を割るには腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋に加え、インナーマッスルである腹横筋を効果的に鍛えることが重要です。そこで、バランスボールで腹筋を鍛えて割るトレーニング方法をいくつか紹介します。
プランク
プランクはバランスボールなしでもよく行われるエクササイズです。バランスボールを用いることで負荷が大きくなるだけでなく、バランスを取ろうとすることで細かな腹筋を鍛えることができます。
膝をついた状態で前腕部分をバランスボールの上に乗せれば準備OKです。この姿勢からゆっくりと膝を伸ばし、頭からつま先が一直線の状態を作ります。この動作を20秒×3セット行うのが基本です。
クランチ
クランチは腹筋の上部を鍛える上で効果的なエクササイズであり、床の上でもよく行われます。バランスボールを用いることで、負荷が大きくなることから少ない回数で効果が期待できるでしょう。
仰向けの状態でバランスボールの上に乗ります。足は膝を曲げてしっかりと地面に降ろしますが、肩幅より少し広めに開くのがポイントです。両手で頭を抱え込むようにして状態を起こします。このどう10回×3セット行うのが基本です。
サイドクランチ
サイドクランチは腹斜筋を鍛えてくびれをつくる効果があるエクササイズです。バランスを取ろうとすることで、体幹やインナーマッスルにも効果が期待できるでしょう。
横向きになって腰から上半身をバランスボールに乗せ、足はやや開いて床に着けます。両手は耳の横に添え、頭からつま先までが一直線になるような姿勢をとるのがポイントです。腹斜筋を意識しながら状態を起こす動作を繰り返します。このど10回×3セット行うのが基本です。
ニートゥチェスト
ニートゥチェストは腹筋とともにバランス感覚を養うエクササイズです。腹筋を引き締め体幹にも効果が期待できるでしょう。足を伸ばした状態で四つん這いになり、足をバランスボールに乗せます。
この時、膝と肘をしっかりと伸ばして、腕立て伏せのような姿勢になるのがポイントです。膝を曲げながらバランスボールを腹筋から胸に引き付け、また足側に転がします。これを1セットとして10回×3セット行うのが基本です。
レッグレイズ
レッグレイズは腹筋の中でも下腹部を鍛え、引き締め効果を体現できるエクササイズです。腹筋を割るには必須のトレーニング方法だといえるでしょう。仰向けになった状態で両足のくるぶしあたりでバランスボールを挟みます。
両手は体の横に置いて、手のひらで地面を押してバランスを保てば準備OKです。両足に挟んだボールを足を伸ばしたまま、床から垂直の位置に持ち上げます。その位置で一旦停止したら、足を地面に触れるくらいに下げます。この動作を10回×3セット行うのが基本です。
サイドレッグレイズ
サイドレッグレイズは、腹筋の中でも腹斜筋を鍛えるためのエクササイズです。レッグレイズは下腹部を鍛えますが、それだけでは腹筋を割ることはできません。サイドレイズと合わせて行うことで、初めて腹筋を割ることができるといえるでしょう。
横たわった状態でくるぶし辺りでボールを挟みます。この時、一方の腕は頭の上の方に、もう一方の腕は体の前に置いてバランスを取ると良いでしょう。腹斜筋を意識しながら足に挟んだバランスボールを出来るだけ高く浮かせます。この動作を10回×3セット行うのが基本です。
ツイスト
ロシアンツイストは、仰向けのなってバランスボールをひねることで腹筋を鍛えるエクサイズです。腹横筋が鍛えられるだけでなく下腹部の引き締めも期待できます。慣れないとバランスボールを支えきれず落としてしまうこともありますから、やや中級者向けのトレーニング方法だといえるでしょう。
仰向けになってバランスボールを足に挟み、伸ばした手で床を押さえれば準備OKです。足に挟んだバランスボールを垂直に持ち上げ足を左右にクロスさせます。これを10回×3セット行うのが基本です。
ロシアンツイスト
ロシアンツイストは腹筋全体を鍛えるだけでなく、ストレッチ効果も期待できるエクササイズです。もちろんインナーマッスルにも効果がありますから、バランスボールを使った腹筋のトレーニングの前後に行うと良いでしょう。
バランスボールの中心に深く坐り、腰に手を当てて背筋をピンと伸ばします。この時、頭からバランスボールの中心が一直線になるようにイメージすると良いでしょう。その姿勢のまま腰を左右に降ります。この動作を10回×3セット行うのが基本です。
バランスボールを使った腹筋トレーニングをはじめよう!
バランスボールは無理なく腹筋を鍛える筋トレアイテムです。理想の腹筋を作るにはシックスパックと呼ばれる筋肉を始め、様々な部位を鍛えなければなりません。とりわけ、体の内側にあるインナーマッスルは極めて重要な筋肉ですが、一般的なトレーニングアイテムでは鍛えにくいことで知られています。
しかし、バランスボールで有れば比較的簡単に鍛えることが可能です。また、少ない回数で腹筋に大きな効果が期待できますから、体力や筋力に自信がない人でも気軽に取り組めることも大きなメリットだといえるでしょう。
ただし、体に合ったサイズのバランスボールを選び、適度な空気量を保たないと正しい使い方となりません。また、様々なエクササイズを組み合わせて実践しないと、腹筋を割ることはできません。
もちろん、正しいエクササイズを継続して実践すれば腹筋を割ることは十分に可能です。バランスボールを使った筋トレで腹筋を鍛え楽しく美ボディを作り上げましょう。