信頼される人になるためにはどうすればいい?
みなさんの周りには、「信頼される人」は何人くらいいるでしょうか?「信頼される人」にはいくつかの共通点がある場合もあれば、それぞれの個性が「信頼」に結びついていることもあります。
反対に「信頼されない人」もいます。仕事がうまくこなせなかったり、自分勝手であったりと、「信頼されない」にもいくつかの共有点があったり、それぞれの個性が「信頼」を失わせていることがあります。
ここでは、そんな「信頼される人」と「信頼されない人」の違いや特徴を見ながら、どうしたら「信頼される人」になれるか。どうしたら「信頼される人を見極めることができるか」を考えていきます、
信頼される人の特徴
たくさんの人から「信頼をされる人」になることには、仕事を任せてもらえたり、自分の意見を聞いてもらえたり、人間関係を円滑にできるなど、たくさんのメリットがあります。
そして、チームとしての信頼関係の構築もできますから、何かをするときの効率もアップするので、ぜひ「信頼される人」になる・信頼人をみつけることができるようになっておくのがおすすめ。
では、「信頼される人」になりたい人も、「信頼される人」を見極めたい人も、最初に、「信頼される人」にはどのような特徴があるのかを見ていきましょう。
時間や納期に厳しい
「信頼される人」の特徴1つ目は、「時間や納期に厳しい」です。厳しいと効くと少し窮屈に感じるかもしれませんが、信頼できる人かどうかの絶対条件といっても良いくらいに、「時間」や「納期」を守ることは大切です。
反対に、どれだけ人jに優しくて、気が利く人でも「時間や納期」を守れない人は「信頼されない人」と見られてしまいます。
また、「時間・納期を守れるかどうか」は、この後に続く「マナー」や「責任感」にも関わって来るポイントなので、まずは「時間・納期を守る」を意識して見るようにしましょう。
マナーがある
「信頼される人」の特徴2つ目は、「マナーがある」です。過剰なビジネスマナーまではいかなくても、「基本的なマナー」ができることは「信頼できる人」になれるかどうかにか大切です。
基本的なマナーには、あいさつや、報告・連絡・相談、言葉遣いなどが踏む稀てきます。そのようなマナーを自然とできる人は、周りからも「しっかりしている人・信頼される人」と見られます。
また、マナーを知っていても、それを行動で表せない人もいます。慣れや慢心などの理由がありますが、マナーを知っていても、それを出来なければ「信頼できない人」になってしまいます。
専門分野がある
「信頼される人」の特徴3つ目は、「専門分野がある」です。専門分野と聞くと、特別な知識を持っていたり、特別な技能を持っているように感じますが、他の誰より「少しだけ詳しい」というレベルでも大丈夫です。
一つでも「少しだけ詳しい」ことがあると、周りからも「このことについては、あの人に聞けば間違いない」と評価されます。そして、この評価は「信頼できる人」に繋がります。
また、専門の分野を持っている人脈を作っておくのも「信頼できる人」にとっては大切。自分だけで習得できる専門分野は限られていますが、人脈を作っておけば、カバーしきれていない部分も補うことが出来ます。
責任感がある
「信頼される人」の特徴4つ目は、「責任感がある」です。責任感がある人は、最後までしっかり仕事や役割を果たすだけでなく。問題が起きたときでも、他人に責任を押し付けません。
また、「信頼できる人」になるために、仕事中に冗談や息抜きの回数を増やして「近づきやすい人」になろうとする人がいます。
しかし、これは逆効果です。集中して仕事をしている時と、そうでない時の差が大きすぎると、人気はあがるかもしれませんが、信頼される人になることは難しいかもしれません。
恋愛面でも落ち着いている
「信頼される人」の特徴5つ目は、「恋愛面でも落ち着いている」です。恋愛になると人が変わるということは少なくありません。恋愛は人の本心・本性が現れるきっかけになります。
いつもは、紳士的・知性的・理性的だった人でも、恋愛になった途端に、そのような落ち着きはすべて消えてしまったという話しも少なくありません。
そのような恋愛面であっても、落ち着いた行動を続けられる人。マナーや時間を守れ、ムラなく行動できる人。そのような人は「信頼される人」です。
信頼される人と信頼されない人との違い
ここまで、信頼される人の特徴について見てきました。周りから「相談しやすい人」「一目を置かれる人」「社会人としての基本ができている人」と評価される人は、信頼される人になることができます。
しかし、信頼されやすい人になりたいと思っていても、うまくいかない場合もあります。もしかすると、その原因は「信頼されない行動」が原因かもしれません。
そこで、ここからは「信頼される人」と「信頼されない人」の違いを3つの視点から考えていきます。信頼できる人かどうかを見極めるときにも参考になります。
ムラがあるかないか
「信頼される人」の特徴にあった「責任感」や「マナー」や「時間を守る」といった行動の一つ一つは、周りから見ていても気づきやすく、社会で生活する中では大切です。
もちろん、「責任感」や「マナー」や「時間を守る」ができていなければ、その人は「信頼されない人」になりますが、「信頼される人」の特徴にある行動をできていても、「信頼されない人」と見られることがあります。
それが、行動にムラがある場合です。例えば、納期は守れるのに、集合時間は守れないとか、得意分野は責任をもってやるのに、それ以外は無責任などです。
そのように、やることや態度にムラがあると、最初は、「信頼される人」であっても、徐々に「信頼されない人」の仲間入りをするかもしれません。
行動原理の違い
「信頼される人」になりたい理由で、しばしば取り上げられるのが、仕事を円滑に回したいや、一目を置かれたいといったものです。確かに、「信頼される人」は、仕事を円滑に回して、沢山の人から一目を置かれます。
しかし、そもそも「信頼される人」は、「一目を置かれたいから行動をする」という動機ではなく、「チームワークのために行動をする」するため、そもそもの行動原理が違います。
「責任感」や「マナー」や「時間を守る」と言った行動も、自分が怒られないようにするためではなく、チームに迷惑をかけないため。チームとして成功するため、という行動動機があるので、当然、行動のムラも少なくて済みます。
話しやすいかどうか
「信頼される人」と「信頼されない人」の最大の違いに「話しやすいかどうか」もあります。当然ですが、信頼関係は、コミュニケーションがなければ得ることはできません。
どれだけ仕事ができて、技術があって、時間を守って、マナーがあっても、よくわからない人や、よく知らない人を信頼することはできません。
では、自分のことをよく知ってもらうために必要なのは何でしょうか?それが「会話」です。そして、その会話のためには「話しやすいかどうか?」が関係していきます。
信頼される人になる方法
信頼される人の特徴と、信頼されない人の特徴の違いを見てきました。信頼を築くためには、たくさんの時間が必要ですが、崩れるのは一瞬とも言われています。
これまで「信頼されない」と感じている人が、最初の半年の間「信頼される人の特徴」を実践し、「信頼される人」になれたとしても、その先で、元の行動パターンに戻ってしまったら、すぐに「信頼されない人」に戻ってしまいます。
また、短時間で専門分野の知識が身についたり、会話の達人になることも難しいかもしれません。そこで、ここからは、信頼される人になるために、すぐに実践できる3つのポイントを紹介します。
仕事の進捗を報告する
信頼される人の特徴にあった「マナー」でも取り上げたように、社会の一員としてのマナーを守ることはとても大切です。
マナーと聞くと、名刺交換などの所作を最初に思い浮かべるかもしれませんが、信頼される人になるために一歩は「仕事の進捗を報告する」ことです。
これは、信頼される人と信頼されない人の行動原理の違いにもありましたが、チームで仕事をしているという意識がある人は、物事が円滑に回るように、こまめに連絡を取り合います。
全体の進捗がわかれば、同じチームのメンバーも、安心して役割をすすめることができますし、連絡をやり取りするという「会話」も生まれるので、信頼感も得やすくなります。
ポジティブに過ごす
漫画や小説の中で、ネガティブなキャラクターが好かれたり、ミステリアスでかっこよく描かれている場合があります。しかし、実際にはネガティブな人より、ポジティブな人の周りに、人は集まります。
ポジティブを身につけるのに大切なのは「自分は大丈夫」という、自信です。そして、自信があるひとは、人の悪口や陰口、愚痴といったネガティブな発言はしません。
もちろん、社会のなかで仕事などをしていれば、ネガティブな感情などが出てくるので、それらは、ごく一部の信頼できる人にのみ打ち明けたり、日記などに書いておくようにしておくと、抱え込まずに済みます。
人を助ける
周囲への気遣いも、信頼される人になるために大切なポイントです。その一つが「人助け」です。人助けというと、少し気恥ずかしく感じるかもしれませんが、小さなことで大丈夫です。
例えば、元気のないように見える仲間や、疲れている仲間に、元気に挨拶をしたり、自走販売機の飲み物を買ってあげたりなど、「ありがとう」と言ってもらえるような行動を続けるようにします。
そのように、「何かをしてくれた」「助けてくれた」「うれしかった」という気持ちは、信頼に大きく関係していきます。
信頼される人の見極め方
信頼される人になるためのポイントはいかがでしたか?人の感情や気持ちは、示す行動によって変わってきます。まずは自分をよく知ってもらうことは大切です。
そして、信頼される人を見極める場合も、相手のことをよく知ることが大切です。信頼していたのに、裏切られたと感じたり、実はと良い人のフリをしていたということも少なくありません。
仕事だけでなく、私生活でも、恋愛でも、目の前にいる人が信頼される人なのかどうかを見極める方法はあるのでしょうか?これから信頼できる人を見極める4つのポイントを紹介します。
人によって態度を変えていないか
信頼される人を見極めるポイントの最初は、人による態度の変化です。恋愛ドラマなどでも、「店員に対して偉そうな態度を取る彼氏に嫌気がさした」というシーンがあります。
もちろん、誰に対しても偉そうな態度であれば、その時点で「信頼することはできない人」ですが、目上の人には丁寧にも関わらず、部下や同僚に対して、偉そうな態度を取っている場合も「信頼されない人」かもしれません。
反対に、信頼される人は、誰に対しても親切です。仕事の人にも、店員や、配達員にも、一貫して丁寧な対応をします。
行動が素早いか
信頼される人を見極めるポイントの2つ目は「行動が素早いか」です。仕事や恋愛の中で判断を求められることは多々あります。そのような中で、すぐに決められて、行動できる人は、信頼される人である場合が多くあります。
もちろん、その人の判断がすべて正しいというわけでなく、間違った決定をしてしまうことがあるかもしれませんが、そのあとに、しっかりフォローできるのも判断のポイントです。
注意点として、短気であったり。せっかちな性格のために、行動が素早い場合もあるので、その点を見極めるのに、次の「考えて行動しているか」が重要になります。
考えて行動しているか
行動が素早くても、考えなしに進めていれば、失敗も多くなり、信頼されている人ということはできません。仕事の場面だけであれば、なんとかなっても、恋愛や、その先の結婚まで関わってくると、さらに状況は悪くなります。
また、行動の前に考えていたとしても、その人中心の考え方であったり、根拠のない自信からの考え方であれば、信頼されている人とは言えないかもしれません。
安請け合いをしていないか
頼んだことはなんでもやってくれる人を見ると「信頼できる人」と感じることがあります。恋愛中でも、わがままをすべて聞いてくれたりすると、それだけ愛されていると感じるかもしれません。
しかし、安請け合いをする人は、すべての作業を消化しきれなくなり、優先度が低いと感じたものは、どんどん後回しにする。ということになりがちです。
恋愛中は、すべてのわがままを聞いてくれていたのに、結婚したら、どんどん後回しにされる。そうならないためにも、安請け合いをしてしまうタイプかどうかはチェックしておきましょう。
信頼される人を真似て自分もなれるようにしよう!
信頼される人について、まとめてきました。みなさんは自分自身を見つめた時に「信頼される人」になっているでしょうか?それとも「信頼されない人」の特徴が多いと感じましたか?
ここにまとめた事以外にも、信頼に影響するものはたくさんあります。しかし、一番のポイントは、自分にしてほしいことを相手にもしてあげることです。これを継続していくことで、あなたも「信頼される人」になることができます。