LED電球の色って気にしてますか?
部屋の電球はLED電球を使っていますか。ところでLED電球の色って気にしてますか?ここではLED電球の色についてご紹介しています。LED電球の色を気にすることで、生活に様々な変化が現れます。その変化がどのようなものなのか、どんな影響があるのかまとめていますのでご覧ください。
LED電球の色を気にするべき理由
LED電球の色までを気にして選んでいる方はあまりいないのではないでしょうか。しかし、LED電球の色を気にするべき理由が大きく2つありますのでご紹介します。どちらもLED電球の色を選ぶ際にとても重要なポイントになりますので、気になる方はおさえておいてください。
場所によって合う色が違う
まず、なぜLED電球の色を気にする必要があるのでしょうか。それは、場所によってLED電球の色の合う合わないがあり、部屋や場所によっては色が違うことで生活に支障が出てしまうこともあるからです。
例えば、寝室に煌々とした色を選べば、寝付くのに時間がかかりそうですし、リビングにほんのりとした明るさの色を選べば、リラックスはできますが、子供の勉強などには不向きです。
このように場所によってLED電球の色には合う色がありますので、適切にLED電球の色を選ぶことによって、生活の質向上にもつながります。
心理的な効果がある
また、LED電球の色を気にすることで、心理的な効果があることをご存知ですか。例えば光の色は、青くなればなるほど、人を冷静にする効果があると言われています。犯罪率を下げたり、自殺を思いとどませる効果もあり、駅などに使用されています。
蛍光灯のような青みががった白い光は、覚醒や緊張感を呼び、脳に刺激を与えて興奮させる効果もあります。これにより脳が活性化するので、仕事や作業中に使うのに効果的です。また、子供の勉強の際に使えば、集中して勉強に取り組める効果が上がるので、学力アップの効果が望めます。
また、オレンジ色には心身をリラックスさせる効果があり、温かさや安心感、懐かしさなどを感じやすくなります。そのため眠たくなってしまうので、なにか作業を行う時などには不向きです。
LED電球の色の種類
LED電球の色は場所によって合う色と合わない色があること、色によって心理的効果が望めることが分かりました。それでは、ここからは具体的にLED電球の色を種類別にみていきます。それぞれの色にどのような効果があるのか、チェックしてください。
昼光色
LED電球の色、1つ目は昼光色です。少し青みがかった白色で、メーカーによっては「クール色」「フレッシュ色」ともいわれています。LED電球の色は3種類ありますが、その中でも一番光を強く感じます。
LED電球の色には、色温度というスペックが記載されていますが、この昼光色は一番色温度の高い約6500K(ケルビン)を示します。外箱のイメージも青が基調のものが多く、クールな印象を与えます。作業効率を求める場所にぴったりの色の電球です。
昼白色
昼白色は、メーカーによって「ナチュラル色」「マイルド色」とも呼ばれていて、自然光に近い色合いの光色です。色温度は約5000Kです。
昼光色では、少々刺激が強すぎると感じる方におすすめの色です。仕事や勉強をする際も、こちらの色を選べばリラックス過ぎることはありません。まさに中間色と言えるでしょう。
また3種類のLED電球の色の中で、最も人慣れている光ともいえるので、ある意味リラックスして作業や勉強に取り組むことができます。
電球色
3つ目にご紹介するのが、電球色です。これはよくある吊り下げランプのオレンジ色の光のイメージです。オレンジ色がかった温かみのある色合いで、色温度は最下位の役3000kです。これは昼光色の二分の一の色温度ですので、その色の刺激の弱さが分かります。
電球色のオレンジ色は、ノスタルジックな場面を思い起こさせます。映画や舞台などでも、効果的に使われる色です。また、リラックス効果が高いので、ストレスを抱えているときなどは、効果的に使うことで自然と癒された気分になります。
また電球色は同時に眠気を誘う色でもあるので、仕事や勉強をするには不向きです。また灯り自体が暗いので、細かな作業を行うにも適していません。
LED電球の色の場所別選び方
それでは、LED電球の色の種類が分かったところで、LED電球の色によって、どのような場所に設置するのが望ましいか、その選び方をご紹介していきます。LED電球の色を変えるだけで、よりよく生活できるようになります。
なんとなく疲れが取れなかったり、今の部屋の明かりがまぶしいと感じている方は、その部屋にLED電球の色があっていないのかもしれません。その部屋でどのように過ごすのか、光の色で何が変わるかなど詳しくご紹介しています。ぜひチェックしてください。
リビング
リビングに合うLED電球の色は、ずばり電球色です。リビングは、家族団らんに使われることが多い場所なので、リラックスして過ごせるよう、電球色がおすすめです。
しかしリビングは、家族団らんに使われるだけではなく、子供の勉強をする場所としても使われます。勉強部屋に電球色は不向きなため、そのような場合は中間色として人気の昼白色のLED電球を選ぶことをおすすめします。
最近は光色を切り替えて使えるLED電球もありますので、子供が勉強する時は昼白色のLED電球を、リラックスして過ごしたい時には電球色のLED電球というように切り替えて使用してもいいでしょう。
リビングダイニングの場合
リビングルームとダイニングルームがつながっているリビングダイニングの場合のLED電球の色は、電球色がおすすめです。電球色の暖かなオレンジ色が、出来上がった料理をより美味しく見せてくれます。
また電球色の与えるリラックス効果や安心感は、食卓を囲む家族にかけがえのない家族団らんの時間になることでしょう。
玄関
玄関のLED電球の色の選び方は、様々です。一般的には家に帰って、扉を開けた時にホッとしたいという方は電球色を選びましょう。しかし、中には電球色のオレンジ色が薄暗く感じる方もいるでしょう。薄暗い玄関が苦手という方は、昼白色を選ぶのがおすすめです。
仕事場
仕事場に合うLED電球の色は、昼光色です。仕事というものは作業効率が絶対ですから、集中力を高めてくれる昼光色がぴったりです。
ですが、なかには逆にまぶしさが気になり、仕事の効率を下げてしまうという方もいるでしょう。そのような方には、昼白色がおすすめです。選び方は様々ですが、一番大事なのは、自分に合った光の色のものを使うことです。
キッチン
キッチンは、ある意味家族団らんの場所でもありますし、作業効率が大切な場所でもありますので、電球色か昼光色か迷う方も多いでしょう。料理をおいしく見せる効果のある電球色、と言いたいところですが、おすすめは昼光色です。
キッチンは食材を扱う場所です。食材の状態は、できるだけ明るい光の下で確認しなければなりません。もし電球色を使っているキッチンだと、食材の傷みを見逃す可能性があります。そのため、キッチンのLED電球の色は、昼光色がおすすめです。
もしダイニングキッチンなら、料理を作る場所の灯りと、食事をとる場所の灯りを分けた方がいいでしょう。それがだめなら、2種類の電球の色を使い分けることができるものを選んで使うのがベターです。
寝室
寝室に合うLED電球の色の選び方は、寝室で過ごす時間にも関わってきます。寝室で仕事や作業をするという方はいないでしょうから、昼光色はおすすめできませんが、本を読んだり、日記を書いたりして、リラックスして過ごす場所として考えるなら、昼白色がおすすめです。
電球色は自然と眠気を促してくれる効果もあるので、布団に入ってもなかなか寝付けないという人にはおすすめです。睡眠前に作業するのは控え、寝室は寝るところとして身体にインプットしておきましょう。家に帰ってきてから、あまりまぶしさを感じる光を浴びないことも大切です。
LED電球の色を気にして生活の質を上げよう
LED電球の色の種類や選び方についてご紹介してきました。自分の住んでいるスペースを今一度確認してみましょう。明るい方が好きだからといって、昼光色のライトばかりを使っていませんか。過ごしやすい色のLED電球に変えることで、より生活の質を上げましょう。