おすすめの自転車のチェーンオイルを紹介!
自転車を快適に走行させるために、手入れが必要になります。手入れの中でも忘れてはならないのが「チェーンの手入れ」です。
チェーンの動きを滑らかにすることで、快適な走行をすることができ、サビや酸から金属を守り、自転車の寿命を長持ちさせることもできます。
そこで、自転車のチェーンオイル11選をご紹介します。チェーンオイルの使い方なども合わせてご紹介します。
チェーンオイルとは
快適に自転車を走行させるために必要になってくるのが「チェーンオイル」なのですが、チェーンオイルとはいったい、何なのでしょうか。
チェーンオイルの大切な役割や使い方、お手入れの方法を知っておくと、快適な走行をすることだけではなく、自転車の寿命を長くすることができます。
チェーンを滑らかに動かす潤滑剤
チェーンオイルというのは、潤滑油のことを指し、チェーンの動きを滑らかにする油のことを言います。チェーンオイルを差すことで、自転車の本来の動きを取り戻すことだってできるのです。
そして、チェーンオイルの役割として、金属をコーティングして、サビの原因になる雨や酸などからチェーンを守ることもできます。何より、快適に自転車を走行させるために必要になってくるので、チェーンオイルは欠かせないアイテムとなります。
チェーンオイルの選び方
こちらでは、チェーンオイルの選び方をご紹介します。「どのチェーンオイルを選んだらいいかが分からない。」などといったことがありますので、様々なケースを取り上げて探してみましょう。きっと、自分に合ったチェーンオイルを見つけることができるでしょう。
自転車の乗り方で選ぶ
チェーンオイルを選ぶ際、どのような状況下で自転車を動かすのかを考えてみるのも、ひとつの考え方でもあります。週末に趣味で自転車に乗る方と、レースに出場する方では、利用状況に随分と違いが出ます。
そこで、自転車をどのように乗るのかを考えて、チェーンオイルを選ぶ方法を探してみましょう。チェーンオイルを選ぶヒントがあるかもしれません。
通勤・通学で乗る場合
通勤や通学で自転車を使う場合のチェーンオイル選びですが、雨や泥に強い、「ウェットタイプ」のチェーンオイルがおすすめです。ウェットタイプのチェーンオイルは、ドライタイプのチェーンオイルと比べると粘度が高いです。
メリットは、オイル自体の耐久性が高いため、注油頻度が抑えられる点です。デメリットは、ほこりなどを吸着しやすい点です。
週末に乗る場合
週末を中心に自転車を使う場合のチェーンオイルの選び方ですが、サラサラしている、「ドライタイプ」のチェーンオイルがおすすめです。
メリットは、オイル自体がサラサラしているので、ゴミなどが付着しにくい点です。デメリットは、オイルの耐久性が低いため、水分でオイルが流れやすいので、雨の日の走行には向かない点です。
レースで乗る場合
レースに出場するために自転車を使う方におすすめのチェーンオイルですが、「ワックスタイプ」のチェーンオイルがおすすめです。
ワックスタイプのチェーンオイルは、ドライタイプのチェーンオイルよりも粘度がさらに粘度が低く、潤滑性が高いという特徴があります。
メリットは、粘度が低いので、チェーンの周りを汚すことなく、ベタつきも無いため、手入れが楽な点です。デメリットは、オイルの耐久性が低いので、雨や水分に弱く、注油の頻度が高くなる点です。
成分で選ぶ
チェーンオイルの特徴から選ぶこともできますが、オイルの成分から選ぶ方法もあります。セラミック成分が入ったチェーンオイルは、チェーンの動きをより滑らかにする効果が高いことが期待できるのですが、その分、価格帯も高くなるようです。
テフロンやフッ素の入ったチェーンオイルは、オイルの耐久性が高い特徴があります。雨の日に自転車に乗ったり、オフロードを走る方におすすめで、メンテナンスの頻度を少なくすることができます。
使いやすさで選ぶ
成分でチェーンオイルを選ぶこともできますが、メンテナンス作業がしやすいタイプでオイルを選ぶ方法もあります。そこで、簡単にメンテナンスができるスプレータイプと、ボトルタイプのオイルの特徴をあげていきます。
スプレータイプ
チェーンの注油を楽にしたい方におすすめなのが「スプレータイプ」のチェーンオイルです。スプレータイプは、誰でも簡単に使え、広範囲に一気に注油できるのが特徴です。しかし、注油する箇所以外にもオイルが飛び散ってしまうことがあります。
ボトルタイプ
丁寧なメンテナンスをされる方には、「ボトルタイプ」がおすすめです。ボトルタイプは、1か所に1滴ずつ注油していくので、初心者の方や慣れていない方には面倒に感じることもあるようです。注油したい箇所に注油したい分だけ使えるので、経済的な面もあります。
おすすめの自転車用チェーンオイル11選
自転車のメンテナンスに必要になってくる、自転車用のチェーンオイルですが、ボトルタイプやスプレータイプ、フッ素やセラミックなど様々です。
そこで、おすすめの自転車用チェーンオイル11選をご紹介します。ご紹介した中で、気になるチェーンオイルが見つかれば幸いです。
①ワコーズ チェーンルブ
ワコーズ チェーンルブ
参考価格: 1,463円
おすすめの自転車用チェーンオイル1番めは、「ワコーズ チェーンルブ」です。こちらのオイルはスプレータイプのチェーンオイルで、フッ素樹脂系の潤滑剤となっています。
チェーンオイルは、透明なのでカラーチェーンにも使える優れものです。コストパフォーマンスも良いので、手軽に使えるのがポイントです。
種類 | ハーフウェットタイプ |
---|---|
成分 | フッ素樹脂系個体潤滑剤・潤滑油 |
②ブリジストン Green Drive チェーンルブ
ブリジストン Green Drive チェーンルブ
参考価格: 3,089円
おすすめの自転車用チェーンオイル2番めは、「ブリジストン Green Drive チェーンルブ」です。漕ぎ出した瞬間から高い潤滑性能と持続力は、プロのロードレースでも使用されるほどです。
オイルの成分は、ベースが合成油100%・潤滑剤のフラーレン・有機シリカとなっています。摩耗が発生するあらゆる箇所に使える多用途がポイントです。
種類 | ウェットタイプ |
---|---|
成分 | 化学合成油・フラーレン・有機シリカ |
③KURE 自転車専用チェーンルブドライ
KURE 自転車専用チェーンルブドライ
参考価格: 2,193円
おすすめの自転車用のチェーンオイル3番めは、「KURE 自転車専用チェーンルブドライ」です。サラサラとした、ドライタイプのチェーンオイルで、汚れが付きにくいです。
浸透力が高く、優れた潤滑効果があります。ただ、100kmを越えるロングライドには不向きではありますが、手軽にチェーンオイルを使いたい方におすすめです。
種類 | ドライタイプ |
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成分 | ナノセラミックス・フッ素樹脂・エステル化学合成油・防錆剤・石油系溶剤 |
④KURE 自転車専用チェーンルブセミウェット
KURE 自転車専用チェーンルブセミウェット
参考価格: 2,580円
おすすめの自転車用チェーンオイル4番めは、「KURE 自転車専用チェーンルブセミウェット」です。ドライタイプのチェーンオイルよりも長持ちし、ウェットタイプよりも汚れにくい、オールマイティのチェーンオイルです。
セミウェットタイプなので、潤滑保持が高め、防汚効果のバランスが取れています。100kmのライドでも音鳴りせずに快適に走行することができます。
種類 | セミウェットタイプ |
---|---|
成分 | ナノセラミックス・有機モリブデン・液化チタン |
⑤FINISH LINE ドライ テフロン ルーブ
FINISH LINE ドライ テフロン ルーブ
参考価格: 864円
おすすめの自転車用のチェーンオイル5番めは、「FINISH LINE ドライ テフロン ルーブ」です。ドライタイプのチェーンオイルなので、サラサラとして拭き取りやすいオイルです。
ドライタイプのオイルなので、こまめなメンテナンスが必要になりますが、晴天時だと150kmから200kmのロングライドも可能です。
種類 | ドライタイプ |
---|---|
成分 | ー |
⑥FINISH LINE セラミックウェット
FINISH LINE セラミックウェット
参考価格: 1,045円
おすすめの自転車用のチェーンオイル6番めは、「FINISH LINE セラミックウェット」です。潤滑性と耐久性が高いので、雨天走行やロングライドをされる方におすすめです。
ウェットタイプのチェーンオイルなので、ドライタイプと比べると汚れやすく、まめにチェーンクリーニングをする必要がありますが、耐久性はバツグンです。
種類 | ウェットタイプ |
---|---|
成分 | 超微粒子セラミック配合 |
⑦AZ 自転車用 チェーンルブ クリーン
AZ 自転車用 チェーンルブ クリーン
参考価格: 2,634円
おすすめの自転車用のチェーンオイル7番めは、「AZ 自転車用 チェーンルブ クリーン」です。ワックスとフッ素樹脂が配合された、ドライタイプのチェーンオイルです。
ドライタイプのオイルの中でも粘度が低いタイプで、汚れにくさはバツグンです。街乗りや通勤通学で使用される方におすすめです。雨の日には弱いので、晴れている時に自転車に乗る方が良く使用しているようです。
種類 | ドライタイプ |
---|---|
成分 | ワックス・フッ素樹脂 |
⑧AZ 自転車用チェーンルブ マルチパーパス
AZ 自転車用チェーンルブ マルチパーパス
参考価格: 495円
おすすめの自転車用のチェーンオイル8番めは、「AZ 自転車用チェーンルブ マルチパーパス」です。舗装道路だけではなく、未舗装道路にも対応していますし、雨でも使える万能的なチェーンオイルです。
ウェットタイプなので、チェーンの汚れやすさは避けられませんが、クロスカントリーレースやロングライドをされる方にもおすすめです。
種類 | ウェットタイプ |
---|---|
成分 | 特殊合成油・フッ素樹脂 |
⑨Muc-off C3 DRY CERAMIC LUBE
Muc-off C3 DRY CERAMIC LUBE
参考価格: 1,675円
おすすめの自転車用のチェーンオイル9番めは、「Muc-off C3 DRY CERAMIC LUBE」です。セラミックの被膜が高い耐久性と持続力を発揮します。付属のブラックライトを当てることで塗り残しも分かります。
ドライタイプのオイルの中ではトップクラスの性能で、晴天時の走行だけでなく、ロードレースなどで使用されています。プロチームも愛用しているようです。
種類 | ドライタイプ |
---|---|
成分 | ナノセラミックス・合成ポリマーなど |
⑩MORGAN BLUE レースオイル
MORGAN BLUE レースオイル
参考価格: 1,309円
おすすめの自転車用のチェーンオイル10番めは、「MORGAN BLUE レースオイル」です。全ての自転車に使用することができますが、特にロードバイクに最適な高品質のオイルとなっています。
ギアチェンジをスムーズにする成分が配合されているので、チェーンやギアチェンジが滑らかになると人気のあるオイルです。全天候対応なのが魅力です。
種類 | ー |
---|---|
成分 | ー |
⑪AZ チェーンルブ セミウェット スプレー
AZ チェーンルブ セミウェット スプレー
参考価格: 528円
おすすめの自転車用のチェーンオイル11番めは、「AZ チェーンルブ セミウェット スプレー」です。セミウェットでべとつきにくくで、飛び散りにくいという特徴を持ったオイルスプレーです。オンロードにもオフロードにも使用できます。
自転車のメンテナンスだけではなく、バイクや自動車、カートや産業機械のチェーンにもおすすめです。マルチに使えるのが魅力です。
種類 | セミウェット |
---|---|
成分 | 合成エステル・MCA・フッ素樹脂 |
おすすめの自転車用チェーンオイル一覧比較表
商品 | |||||||||||
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商品名 | ワコーズ チェーンルブ | ブリジストン Green Drive チェーンルブ | KURE 自転車専用チェーンルブドライ | KURE 自転車専用チェーンルブセミウェット | FINISH LINE ドライ テフロン ルーブ | FINISH LINE セラミックウェット | AZ 自転車用 チェーンルブ クリーン | AZ 自転車用チェーンルブ マルチパーパス | Muc-off C3 DRY CERAMIC LUBE | MORGAN BLUE レースオイル | AZ チェーンルブ セミウェット スプレー |
価格 | 1,463円 | 3,089円 | 2,193円 | 2,580円 | 864円 | 1,045円 | 2,634円 | 495円 | 1,675円 | 1,309円 | 528円 |
種類 | ハーフウェットタイプ | ウェットタイプ | ドライタイプ | セミウェットタイプ | ドライタイプ | ウェットタイプ | ドライタイプ | ウェットタイプ | ドライタイプ | ー | セミウェット |
価格帯 | |||||||||||
成分 | フッ素樹脂系個体潤滑剤・潤滑油 | 化学合成油・フラーレン・有機シリカ | ナノセラミックス・フッ素樹脂・エステル化学合成油・防錆剤・石油系溶剤 | ナノセラミックス・有機モリブデン・液化チタン | ー | 超微粒子セラミック配合 | ワックス・フッ素樹脂 | 特殊合成油・フッ素樹脂 | ナノセラミックス・合成ポリマーなど | ー | 合成エステル・MCA・フッ素樹脂 |
商品リンク |
自転車のチェーンオイルの使い方・注油方法
さて、自転車のチェーンオイルは、どのように使うのでしょうか。初めてメンテナンスをする方は、いろいろと分からないことも多いはずです。そこで、チェーンオイルの使い方とメンテナンス方法をご紹介します。
1.チェーンの汚れを取る
チェーンに付いている汚れや古いオイルを落としていきます。スプレー式のクリーナーを使う方法とチェーンの洗浄機を使う方法があります。
チェーンの洗浄をした後は、クリーナーが残っているので、乾いてからオイルを注しましょう。クリーナーが残っている状態でオイルを注すと、オイルが分解されてしまうので注意しましょう。
2.オイルを注す
汚れを落とすことができたら、チェーンオイルを使います。ボトルタイプの使い方は、チェーンのリンク部分のローラー部分にオイルを1滴垂らします。注した場所から隣接するローラーにオイルが染み込んでいきます。これを繰り返して、チェーン1周全部にオイルを注油します。
スプレータイプの使い方は、ローラー部分に狙って注油し、チェーンを動かしながら、1周全部に吹き付けていきます。
リンク部分全てに注油ができたら、ゆっくりとクランクを回します。チェーンの各部品を動かしていきます。隅々までオイルがいきわたります。
3.余分なオイルを拭き取る
そしてその後に、チェーンの表面に付いているオイルを拭き取りましょう。ウエスでチェーンを握るようにしてから、そのままクランクを回転させていくと、表面に付いているオイルを簡単に拭き取ることができます。
4.走行後にオイルを拭き取る
チェーンオイルを拭き取った後、1度、走行させてみましょう。走行後、「チェーン」「チェーンステー」「後輪のリム」をチェックしてみます。
チェーン内に余分なオイルが残っていると、チェーン表面にオイルが出てきたり、オイルが飛び散って車体に付いていることがあります。
残ったオイルが付いている場合は、もう1度、ウエスなどで拭き取ればOKです。これで、2回目のふき取りが完了となります。
メンテナンスと注油のタイミング
自転車のチェーンのメンテナンスとオイルの使い方が分かりましたが、次のメンテナンスと注油のタイミングは、どうしたらよいのでしょうか。
メンテナンスは、走行後、オイルが黒くなっている場合、チェーンやギアの汚れが気になった時は、表面のオイルを拭き取ります。
注油のタイミングは、チェーンやギアから音がする場合や、チェーンの動きが渋くなった時に注油をします。あまり汚れが無い場合は、そのまま注油をしても問題はありませんが、チェーンやギアが汚れている場合は、注油をする前に洗浄をしましょう。
自転車のおすすめチェーンオイルを使ってみよう!
自転車のチェーンオイルのおすすめ11選と、チェーンオイルの使い方をご紹介しました。メンテナンスやオイルの使い方は、意外と簡単に感じませんでしたか。オイルの使い方を知って、少しずつ自分でメンテナンスができるようになると、自転車に愛着もわくのではないでしょうか。