両利きの人ってどんな人?
大抵の人は右利きですが、まれに左利きの人もいます。しかし、左利きよりも少ないのが両利きの人です。両利きの人の割合は、右利きや左利きの人に比べて具体的にどのくらいいるのでしょう。
また、両利きの人の特徴やメリットもご紹介していきます。どのようにすれば両利きになれるのかなど、両利きになりたいという人のための訓練方法なども併せて説明していくので、参考にしてみてください。
両利きの人の特徴・メリット
両利きの人は、右利きや左利きの人にはない便利な特徴やメリットがあります。両利きの特徴やメリットはたくさんありますが、5つに絞ってご紹介していきます。右利きの人や左利きの人には、分からなかった両利きの特徴やメリットに気がつけるでしょう。
爪を切りやすい
両利きの人は右利きや左利きの人と違って、どちらの手で持っても違和感なく扱えます。そのため、爪を切るときなど右手で持っても左手で持っても爪を綺麗に整えることができるのです。また、爪を切るときだけでなくマニキュアを塗るときにも、両利きの人は違和感なく均等に塗ることができます。
メイクが上手い
右利きや左利きの人は、利き手ではない方の手でメイク道具を持ってメイクをすると、上手く出来ないことが多いです。そのうち慣れるという人も多いでしょうが、両利きの人は左手で持っても右手で持っても違和感がないので綺麗にメイクをすることができます。
賢いと思われる
一般的に両利きの人の割合は少ないです。そのため、科学的根拠がなくとも両利きの人は賢く頭が良いと思われることがあります。両利きの人は、右利きや左利きの人よりも器用というイメージを持つ人が多いのでしょう。そのため、器用で賢く頭が良いという印象を持たれます。
脳が活性化する
両利きの人は、左利きや右利きの人よりも脳が活性化されています。左右で脳の交換をしている脳梁と呼ばれる部位は、左利きの人の方が発達しているといわれています。それは、右利きの人が普段使わない左手を使っていることが理由です。そのため、両利きの人も同様に脳が活性化されているのです。
手をケガしても不便ではない
両利きの人は片手をケガしてしまったとしても、もう片方の手があるため不便を感じません。利き手が右手、左手と片方だけの人は、利き手をケガしてしまうと思うように手が使えず不便です。
しかし、両利きの人は片手を怪我してしまっても、もう片方の手が自由に使うことができれば生活に支障がありません。そのため、片手をケガしてももう片方の手が無事ならば、両利きの人は問題なく生活することができます。
両利きの人の割合はどのくらい?
右利きや左利きの人に比べて両利きの人は、メリットも多く便利な部分があります。両利きの人の割合は、右利きの人や左利きの人に比べて少ないといわれています。それでは実際、両利きの人の割合はどのくらいなのでしょう。右利きの人や左利きの人の割合と比べながら、ご説明していきます。
両利きの割合
日本では右利きの人は約88%、左利きの人は約12%とされています。左利きの人でも約12%と割合が少ないので、両利きの人の割合は10%以下といわれています。
ほとんどの両利きの人は、後天的に身についたものです。そのため、先天的な両利きの人は1%ほどだとされています。しかし、両利きが先天的か後天的かを見分けることは困難とされているため、両利きの人の細かい割合は分かっていません。
右利きの割合
日本の右利きの人の割合は約88%です。また、世界人口の割合で比べると、約90%の人が右利きといわれています。世界で比べても、ほとんどの人が右利きで生活しています。
昔から右利きの割合は多いといわれていて、古代に描かれた壁画に記されている人も描いた人も右利きとされているほどです。それほど昔から右利きの人が多かったのです。
左利きの割合
日本では、左利きの割合は約12%です。世界全体では10%程度とされています。日本の左利きの人の割合は少ないと思うでしょう。しかし世界全体で見ると、日本は左利きの人の割合が多いといわれています。
日本の左利きの割合は、年々増加傾向です。理由は定かではありませんが、昔よりは右利きに矯正させられることが少なくなったり、左利き用の商品も多くなってきたからとされています。
左利きが多そうなイメージのあるアメリカでの割合は、2%程度といわれています。日本の左利きの割合がどれだけ高いのかが分かる数値でしょう。
両利きになるための訓練方法
両利きのメリットはたくさんありました。そのため、右利きの人や左利きの人のなかには両利きになりたいと考える人も多いでしょう。どうすれば両利きになれるのか、両利きになるための訓練方法をご紹介していきます。
簡単に出来そうなものから少し難しい動作まで全部で5つ特訓方法を紹介していくので、最初は簡単に出来るものから始めてみてください。完璧に出来たら徐々にステップアップしていきましょう。
利き手ではない手で物を持つ
最初は、いつも利き手で持っている物を反対の手で持ってみましょう。コップやお皿、受話器などとにかく何でもいいので、利き手とは反対の手で持つことを心掛けてみてください。
始めた当初は持ちにくいと感じたり違和感があったりして、利き手に戻ってしまうといったこともあるでしょう。しかし、段々慣れてくると利き手以外の手ですんなりと持てるようになっていきます。まずはそれを目指して取り組んでみてください。
利き手ではない手で歯を磨く
物を持つという動作になれてきたら、歯磨きをするときに歯ブラシを利き手ではない手で持って磨いてみてください。普段利き手で行うときと異なり、歯が上手く磨けない、磨きにくいと感じるでしょう。
利き手とは反対の手を使って歯磨きをすることで、普段磨き残してしまう箇所も丁寧に磨くことができます。そのため、歯を清潔に保つことにも繋がっていくのです。
利き手ではない手で字を書く
ここからは少し難しくなりますが、利き手ではない手で字を書いてみましょう。最初はなかなか難しく、上手く書くことは出来ないでしょう。しかし、正しいペンの持ち方を意識して字を書いていくと、徐々に慣れて書けるようになります。
慣れてくるとペンを持つ力の込め方も分かり、しっかりとした字体になっていくでしょう。完璧に出来るようになると、両手同時に文字を書くことも可能になります。いきなり文字を書くのは難しいので、ペンを正しく持つというところから始めてみてください。
利き手ではない手で物を投げる
物を持つだけではなく、投げるときにも利き手ではない手を使うという方法も試してみてください。物を投げるといっても、ボールを持っていない、野球など球技は苦手という人もいるでしょう。そのため、ティッシュをゴミ箱に入れるという簡単な動作から始めてみてください。
ティッシュをゴミ箱に入れるという動作から、コントロールの仕方などのコツを掴んでいきましょう。もちろん始めは、利き手の方が投げやすく、コントロールもしやすいでしょう。しかしティッシュも投げ慣れてくると、コントロールもよくなっていきます。
ティッシュで慣れてきたら、ぜひ本物のボールで特訓してみてください。特に野球は、投げるときのフォームも重要になってくるので、難しく感じるでしょう。野球など球技が完璧に出来るようになれば、両利きに近づいていきます。
利き手ではない手で箸を使う
こちらも難しい訓練方法ですが、利き手ではない手で箸を使ってみましょう。利き手で持っている箸の使い方をよく見て、参考にしながら箸を持ってみてください。しっかりと正しい持ち方で箸を持つことを心掛けましょう。
最初は家で、豆などの丸い食べ物やビー玉などを使って練習してみてください。始めたときは、全く箸を持てず苦戦するでしょう。しかし地道に続けていくと、豆やビー玉が持てるようになっていきます。
完璧に身につくと、外でも利き手ではない手で箸を使うことが出来て、便利ですしちょっとした自慢にもなるでしょう。箸もペンの特訓と同様に、正しい持ち方から意識して始めてみてください。
両利きはメリットがいっぱい!
両利きの人は、メイクが上手くできたり、脳が活性化されたり、手をケガしたときにも不便にならないなどメリットが多いです。特徴やメリットが多い両利きに憧れる人もいるでしょう。そこでご紹介した5つの訓練方法を参考にして、両利きを目指してみてください。
簡単に両利きになるのは難しいですが、訓練方法を一つ一つ完璧にこなしていけば、徐々に利き手ではない手も自由に使えるようになっていくでしょう。それまで根気強く挑戦してみてください。