懇親会のお礼メールってどう送るの?
就活をしていて内定が決まると、企業側が内定者を招いた懇親会を開いてくれることがあります。また企業同士で取引先の相手を招いた懇親会を開いてくれることもありますので、社会人になる前にも社会人になってからも懇親会は重要だと言えます。
懇親会に招かれた後には必ずお礼メールというものを送らなければなりませんが、社会人になる前の内定者などは懇親会のお礼メールの送り方などを知らないことが多いでしょう。
企業から懇親会に招かれ、その懇親会に参加した後にはどのようなタイミングでどのような内容のお礼メールを送らなければならないのかについて詳しくご紹介していきます。
懇親会のお礼メールとは
それではまず、懇親会のお礼メールとはどういうものなのかについてご紹介します。企業は就職内定者などを招いて懇親会を開くことも結構ありますが、これに招かれた場合には後でお礼メールを送る必要があります。
これは社会人としてのマナーの一つなので、内定が決まった企業から懇親会に招かれたら、これを機会にお礼メールの送り方などについてしっかりと理解しておくべきです。
懇親会に招かれた後で必ず企業などに対して送らなければならない懇親会のお礼メールとはいったいどういうものなのかについてご紹介しましょう。
参加に対してのお礼
懇親会のお礼メールとはどういうものなのかの一つ目は、参加に対してのお礼を伝えるメールだということです。就職内定者との親睦を目的とした懇親会などに招待されたら、その懇親会に参加させて頂いたことへの感謝をお礼メールで伝えます。
学生のうちにも学内での懇親会は結構ありますが、学生の懇親会ではお礼メールなど送る必要はありません。ですが社会人として懇親会に招待された場合には、招いて頂いたことに対してのお礼メールを送るのがマナーです。
学生時代に懇親会を何度も経験していると、社会人になってからの懇親会も同様にとらえがちですが、学生時代の懇親会とは違って参加させて頂いたことへの感謝の気持ちを伝えなければなりませんので注意が必要です。
内容に触れる
懇親会のお礼メールとはどういうものなのかの二つ目は、内容に触れるということです。就職内定者などを招く懇親会では、企業の上役などから話を聞いたりすることもありますが、ただ話を聞いているだけではいけません。
懇親会の後には必ずお礼メールを送るのがマナーですが、お礼メールの中で懇親会で聞いた話などに触れることもとても大切です。
重役などから話があった場合にはその話の内容のどこに感銘を受けたかなどについて、しっかりと伝えなければなりませんので、懇親会では誰がどのような話をしたのかをちゃんと覚えておいてお礼メールでそれに触れましょう。
懇親会のお礼メールの送り方の注意
懇親会のお礼メールとはどういうものなのかについてご紹介しましたので、次は懇親会のお礼メールの送り方の注意についてご紹介します。懇親会に招かれたらその後必ずお礼メールを送るのがマナーですが、注意点がいくつかあります。
懇親会後のお礼メールは社会人として当然のマナーですが、送るタイミングなどにも色々と注意しなければならない点があります。
懇親会のお礼メールを送る際にはいったいどのような点に注意しなければならないのか、懇親会のお礼メールの送り方の注意についてご紹介しましょう。
翌日までに送るのがマナー
懇親会のお礼メールの送り方の注意の一つ目は、翌日までに送るのがマナーだということです。懇親会のお礼メールは送るタイミングにもマナーがありますが、必ず翌日までには送らなければなりません。
懇親会のお礼メールを懇親会翌日に送れば何とかマナーを守れたことになりますが、2~3日経過してから送ると「いったいいつの話だ?」などと思われてしまいます。
それほどに懇親会のお礼メールを送るタイミングはシビアで、懇親会のお礼メールは出来る限り大急ぎで送らなければならないということです。
ベストタイミングは当日中
懇親会のお礼メールは翌日までに送るのがマナーですが、ベストタイミングは当日中です。懇親会が終わったらすぐにお礼メールの作成を始めて、出来るだけ早く担当者に送るようにしましょう。
懇親会のお礼メールは早く送れば早く送るほど心証が良くなりますので、懇親会が終わってお別れの挨拶をした直後にお礼メールを作り始めることをおすすめします。
懇親会に招いて頂いたことへのお礼と誰の話が印象に残っているかなどについて、長くなりすぎず短くなりすぎない適度な文字数のお礼メールを送ることは社会人としてとても大切なマナーになります。
誤字脱字チェックをする
懇親会のお礼メールの送り方の注意の二つ目は、誤字脱字チェックをするということです。就職内定者などはまだ社会人としてのメール作りに慣れていないため、急いでお礼メールを送ろうとすると誤字脱字などのミスを犯しがちです。
懇親会のお礼メールは出来るだけ早く送らなければなりませんが、だからといって誤字や脱字だらけではいけません。メールには誤変換などもつきものなので、まず誤字がないかをしっかりとチェックしましょう。
誤字はなくても何回も文章を作り直しているうちに脱字があったり余分な文字が入っていたりすることもありますので、誤字だけではなくこちらもチェックするようにしましょう。
主催者以外にも送る
懇親会のお礼メールの送り方の注意の三つ目は、主催者以外にもお礼メールを送るということです。就職内定者を招いての懇親会なら主催者だけにお礼メールを送っても構いませんが、取引先に招かれた場合には主催者だけではいけません。
社会人になると取引先との懇親会で、取引先の取引相手を紹介されたりすることもあります。取引先との懇親会では新たな出会いがたくさんありますので、こういった相手に対してもお礼メールを送る必要があります。
このように懇親会のお礼メールを送る際にはいくつかの注意点がありますが、慣れてくればきちんとできるようになりますので、まずは慣れることが大切です。
懇親会のお礼メールに書くこと
懇親会のお礼メールの送り方の注意についてご紹介しましたので、次は懇親会のお礼メールに書くことについてご紹介します。懇親会のお礼メールには必ず書かなければならないことがいくつかあります。
お礼メールだけではなくビジネスメールにはビジネスメールの書き方やマナーがありますので、それをテンプレートとして覚えておくとどのような内容のメールであっても応用が効くようになります。
懇親会のお礼メールを送る際にはいったいどのようなことを書けばよいのか、懇親会のお礼メールに書くことについてご紹介しましょう。
宛名
懇親会のお礼メールに書くことの一つ目は、宛名です。通常友達同士のメールなどでは本文に宛名など書く必要はありませんが、ビジネスメールにおいては本文の文頭には必ず相手の宛名を書かなければなりません。
内定者向けの懇親会に招待された場合には、まず会社名から宛名を書く必要があります。「A株式会社」というように会社名を本文の文頭に書き、改行します。
その後次の行に相手の役職名を書いて一文字空けてから相手の名前を書きましょう。「代表取締役 B田C夫様」というように、本文二行目に役職名と相手の名前を書けばOKです。
挨拶
懇親会のお礼メールに書くことの二つ目は、挨拶です。一行目に会社名を書いて二行目に役職名と名前を書いたら、一行空けて挨拶文を書きます。
内定者を招待する懇親会の場合にはまだそこの社員にはなっていませんので、挨拶文の後に大学名と学部名と自分の名前を書かなければなりません。
挨拶文はシンプルに「お世話になっております」だけでOKです。その後改行して次の行に「A大学文学部国文学科 内定者のBと申します」というように、自分の大学名と学部名と自分の名前を書きましょう。
内容
懇親会のお礼メールに書くことの三つ目は、内容です。挨拶文と大学名などの名乗りの後、一行空けて懇親会へのお礼の内容を書きましょう。
「本日は内定者懇親会を開催して頂き、誠にありがとうございました」というように懇親会の開催に対するお礼を述べます。
懇親会のお礼メールには懇親会の内容に触れることも書かなければならないので、「営業部長のお話をお伺いして、現場で働くことの大変さややりがいなどをイメージすることができました」というように続けましょう。
また「お伺いしたお話を心に留めて、自分が実際に働けるようになるまでにしっかりと心の準備を致します」などと決意表明の言葉も添えましょう。
結び
懇親会のお礼メールに書くことの四つ目は、結びの言葉です。内容を書いたらまた一行空けて結びの言葉を書きましょう。結びの言葉はシンプルに「取り急ぎお礼のご連絡をさせて頂きましたが、今後共何卒宜しくお願い致します」でOKです。
内容もあまり長々と書き連ねてはいけませんが、結びの言葉もやはりシンプルでありながら必要なことはきちんと伝えられるようにしなければなりません。
内容がしっかりしていても結びの言葉がきちんとしていなければ心証も変わってきますので、結びの言葉まで気を配って書きましょう。
名前
懇親会のお礼メールに書くことの五つ目は、名前です。本文の文頭で大学名や学部名と名前も書きますが、ビジネスメールでは最後に名前をもう一度入れなければなりません。
結びの言葉を書いた後また一行空けてから、大学名と学部名と名前を書いて、住所や電話番号やメールアドレスも書きます。
このように懇親会のお礼メールに書くことの基本は五つありますので、この基本をしっかりと押さえて相手の心証を良くするようなお礼メールを作成して、できるだけ当日中に送りましょう。
懇親会のお礼メールの例文
懇親会のお礼メールに書くことについてご紹介しましたので、次は懇親会のお礼メールの例文をご紹介します。懇親会のお礼メールのマナーなどを知っても、実際にお礼メールを作成するとなると迷う人も多いでしょう。
そういった人でも例文を読めば意外にすんなりとお礼メールの書き方が分かるようになりますので、まずは例文を参考にすることが大切です。
懇親会のお礼メールを実際に作る際にはどのような文章を作れば良いのか、懇親会のお礼メールの例文をご紹介しましょう。
内定者へ送る例文
懇親会のお礼メールの例文の一つ目は、内定者へ送る例文です。内定者から企業の担当者などへ送るお礼メールの本文の例文として「本日はお忙しい中我々内定者のために懇親会を開催して頂きまして誠にありがとうございます」という例文が挙げられます。
その後は「まだ内定者であるにも関わらずこのようなお心遣いを賜り大変感動いたしております」というように続けると、感謝の気持ちがさらに伝わります。
続いて「統括本部長からのお話を伺い、新人であっても立派に会社に貢献することができるということを心に刻むことができました」と懇親会の内容について触れます。
最後に「入社後には必ず会社のお役に立とうと決意を新たに致しました」「今後共ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」と締めます。
大手企業の例文
懇親会のお礼メールの例文の二つ目は、大手企業の例文です。中途採用で大手企業に入って懇親会を開いてもらった場合には、そうかしこまる必要はありません。
相手の役職名と名前を宛名にして、「お疲れ様です」で始めましょう。その後「本日は私のために懇親会を開いてくださりありがとうございました」と懇親会を開いてくれたことへのお礼を述べます。
そして「懇親会のおかげで他の方々ともコミュニケーションが取れたと思います」「入って間もない私ですが会社のお役に立てるよう頑張ります」「これからもよろしくお願い致します」と続け、名前を入れれば完成です。
中小企業の例文
懇親会のお礼メールの例文の三つ目は、中小企業の例文です。中小企業に中途採用された場合懇親会の規模も小さい場合が多いので、基本的には中小企業の懇親会にはお礼メールは必要ありません。
ですが中小企業であっても懇親会を自分たちの飲み会扱いして大勢で派手にやってくれる場合もありますので、そういう場合には大企業の懇親会のお礼メールと同じようなお礼メールを上司に送ればOKです。
中小企業の中途採用であっても懇親会の規模が大きい場合にはお礼メールを送るのがマナーになりますので、その点では注意が必要です。
懇親会のお礼メールは必ず送ろう
懇親会のお礼メールの送り方や例文などについて色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。懇親会のお礼メールはできれば当日中に送るのがマナーなので、懇親会を開いてもらったらお礼メールは必ず早めに送るようにしましょう。