簡単なゆず化粧水の作り方を紹介!
ゆず湯や料理など使用した「ゆず」を捨てていませんか。実はゆずは化粧水に入れることでお肌にも良い成分が含まれているので、美肌効果が期待できます。手作りも簡単に出来るので、今回はお肌に優しい、ゆず化粧水の作り方や日持ちさせる方法を紹介します。
ゆず化粧水とは
「ゆず化粧品とは何?」と思う方もいるので、ゆず化粧水について説明します。ゆず化粧水はゆずの種を使用した化粧水のことで、もともとはゆずの産地である徳島や高知などの四国地方で長年伝わってきた化粧品の事です。
お肌や健康に良く、メディアにも取り上げられたことがきっかけで、認知度が高まり健康・オーガニック志向が高い方やお肌が弱い方を中心に広まっていきました。
ゆずの種で作る化粧水
ゆず化粧水は果肉ではなく、ゆずの種で作る化粧水です。ゆずの種は取り出した時にヌルヌルしており、「ペクチン」と呼ばれる「水溶性食物繊維」が含まれてます。ゆずから取れるペクチンのことを「ユズペクチン」とも呼ばれています。
ペクチンはゆずを触るとネバネバしてる部分に含まれており、ゆず化粧水において一番大事な部分でもあります。また、柑橘系の果物でジャムを作っていると固まるのはペクチンが作用がしているからです。
その成分にはお肌をスベスベにしたり、保湿効果があると言われています。「美肌にいい」と言われ、話題になり注目されました。
またペクチンには美容効果だけではなく、コレステロール抑制、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病の予防や肥満、便秘、整腸作用など健康にもいい効果があるとされており、健康面にもいい効能が期待されています。
テレビで紹介され評判に
ゆず化粧水が注目されるようになったのは、テレビの情報番組に取り上げられたことがきっかけです。これまで、四国地方の特産物の色合いが強かったゆず化粧水ですが、全国的な知名度はありませんでした。
テレビの口コミでお肌がスベスベになる・保湿効果が高いなど、とろみのある贅沢感など肌に優しいところが取り上げられ、人気に火がつきました。
ゆず化粧水の作り方
化粧水と聞くと化粧品メーカーから販売されている市販品をイメージすると思います。ゆず化粧水は手作りの方法を知っていれば、自宅でも簡単に作ることが出来ることが出来ます。
また、焼酎などの日本酒とゆずで簡単に作ることが出来るため、コストパフォーマンスが良く化粧品の費用を見直したい方もおすすめです。「手作りだと日持ちがしないのではないか」と心配な方もいるでしょう。日持ちさせる方法と作る方法を合わせてご紹介しています。
用意するもの
まず、ゆず化粧品に作るのに必要な物を集める必要があります。必要なゆずは3個です。ゆずの種一つから取れる、ペクチンは少なく、ゆず1個だと化粧水を作るには少なく、最適な量が取るには40〜50個必要になります。その必要な量40〜50個がゆず3個分になるからです。
また、化粧水の元になる材料には、焼酎などの日本酒を使用します。量は200mlが必要で、ワンカップの日本酒がちょうど200mlになります。
日本酒をあまり飲まない方はワンカップタイプだと余ることがないので、おすすめです。最後に種を取り出すためのザルと保存用の広口の瓶、使用する際に便利なのが100円ショップに売っているプラスチックのスプレー容器や、トラブル用の化粧水ケースなどを用意しておくと便利です。
作り方・手順
ゆず化粧水の作り方を紹介しますが、作る前にいくつか注意点があるので確認しましょう。まず、使用する瓶などの容器とザルの消毒しましょう。使用するお酒はアルコール度数が35度くらいのものを選びましょう。度数が高い方が菌の繁殖を抑えてくれるので日持ちするからです。
いよいよ作り方に入ります。まず果肉を絞ったゆずを使用します。ゆずは種を取り出しましょう。取り出し方はゆずを輪切りにして赤道切りにします。皮が2cm、繋がった状態にすると絞りやすく取り出しやすいです。
取り出した状態だとか果汁も溜まっているので、ここで先ほど用意したザルを種受け用に使用します。ザルで種を仕分けたら、殺菌した瓶に種を入れます。
ゆずの種を入れたら、次は瓶にお酒を入れます。分量の目安は種とお酒の分量がお酒:3・種:1なるように注ぎましょう。だいたい種の重量の3倍のお酒を入れしょう。
次に蓋をして冷蔵庫で1週間ほど保存します。1日1回は上下にひっくり返して中身を混ぜましょう。液体にとろみが出たら、種を取り除きます。そしたら、化粧水の完成です。
ゆず化粧水はお酒を使用しなくても、水でも作ることが出来ます。日本酒で作るより日持ちがしなくなる欠点はありますが、アルコール製品を使用するとお肌が荒れてしまう方など、肌が弱い方には肌荒れの心配がなくなるのでおすすめです。
また、種は乾燥させておくと作りやすいです。方法はザルで種を洗わずに天日干しにすることで種が乾燥します。乾燥したら乾燥剤を入れた密閉袋に入れて保存すると日持ちします。
使用したゆずの種の利用方法
先ほど取り除いた後の種ですが、捨てるのはもったいないです。使用した種も有効利用が出来るので紹介します。ゆずの利用法で定番とも言えるお風呂に入れることです。通常はゆずを丸ごと使用しますが、ゆずの種でも十分に美肌効果があります。
化粧水はどのくらい日持ちする?
「手作りの化粧水は市販品と比べると日持ちしないのではないか」と思う方もいるでしょう。たしかに手作りのゆず化粧水は、添加物などを使用していないので市販品よりは長く持ちません。
ですが日持ちさせる方法があります。それは冷蔵保存です。自宅の冷蔵庫に入れておくだけで、1か月ほど、ゆず化粧水を保存することが可能です。
ゆず化粧水の効果効能
ゆず化粧水がお肌にいいのはわかりましたが、どう良いのかはまだピンとこないでしょう。ここからは、ゆず化粧水の効能を紹介していきます。保湿効能やお肌に優しい効能が目白押しなので気になる方はチェックしましょう。
乾燥した肌を保湿
まず、ゆずの化粧水には保湿効能があり乾燥した肌をしっとりさせてくれます。お肌が弱い方や乾燥肌の人にはおすすめです。
また、保湿の高さから顔だけではなく全身に使用する人もおり敏感肌の人でなくても、カサカサになりがちなひじやかかとなどをしっとりスベスベにしてくれます。
肌トラブルの改善
ゆず化粧水の効能には、保湿効果以外にもお肌トラブルを改善してくれる効果もあります。シミ、くすみの改善やニキビなどの肌トラブルの改善などにも一役かってくれます。
また美肌効能以外にも日焼け対策や虫除けにも良いとされています。ゆずの産地でもある四国地方では、農家の女性に愛用されています。なので、お肌をケアしたい方にはおすすめの化粧水です。
敏感肌の人も使える
敏感肌の人は、化粧水に入っている薬品や成分によってアレルギーがでてしまったりして成分に気を付けなければいけません。
ですが手作りのゆず化粧水は材料をゆずの種と日本酒だけで作るので、添加物など入れていないので敏感肌の人にも安心して使用ができます。
ゆず化粧水の使い方
ゆず化粧水が完成したらいよいよ使用します。そこで気になるのは「完成した手作りのゆず化粧水をどうやって使用するか」です。
市販品と違い、専用容器などはなく使用する場合は100円ショップや雑貨店、ホームセンターなどで売っているスプレー容器やトラベル用の化粧水容器などの使いやすい容器に移したほうが使用しやすいです。
使う際の注意点
ゆず化粧水を使用する場合には、注意点があります。お肌に優しいゆず化粧水ですが、お酒を使用しているのでどうしても、アルコール成分があります。
なので、アルコールアレルギーの方が使用してしまうとアレルギー反応が出てしまったりするので注意しましょう。アルコールアレルギーがある人は水を使用するといいでしょう。
肌が弱い方にはアルコールに弱い方もいるので、その場合は使用するお酒に水を入れて3倍ほど薄めて作るとアルコールに弱くても、使用することができます。
また、自分は敏感肌でもなければお肌も弱くないから大丈夫だと思ってテストせずに使用してしまうと思わぬ肌トラブルの原因にもなります。使用する前のパッチテストは忘れずに行いましょう。
簡単で優秀なゆず化粧水を手作りしよう!
ゆず化粧水は、保湿効果の高くお肌に優しい化粧水です。また、簡単に手作り出来るので手頃なオーガニックな化粧水を探している方にはうってつけです。記事を参考にして、ゆず化粧水を手作りしてしっとりお肌をキープしましょう。