Macのメモリ増設方法は?交換手順やメリットに注意点まで詳しく解説!

Macのメモリ増設方法は?交換手順やメリットに注意点まで詳しく解説!

パソコンを長く使っていると、動作が重くなることがありますが、その場合はメモリ増設によって解決する場合があります。それは、WindowsだけではなくMacでも同じです。そこで、Macのメモリ増設方法とその手順、メリット、注意点などについて解説します。

記事の目次

  1. 1.Macのメモリとは
  2. 2.Macのメモリ増設の準備
  3. 3.Macのメモリ増設方法
  4. 4.Macのメモリ増設のメリット
  5. 5.Macのメモリ増設のデメリット
  6. 6.Macのメモリ増設の際の注意点
  7. 7.Macのメモリが増設されているかの確認方法
  8. 8.Macのメモリは何GBが適切?
  9. 9.Macのメモリを増設すれば作業がしやすくなる

Macのメモリとは

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メモリとは、パソコンで作成するデータを一時的に記録する装置のことです。この定義はWindowsでもMacでも変わりありません。パソコンを使う場合、このメモリの容量が不足すると、動作が重くなったり、アプリの起動速度が遅くなったり、画面がフリーズしたりなど不便なことが多くなります。その場合は、メモリ増設によって対処するのが一番です。

メモリはパソコンの動作の速さに影響する

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重要な記憶装置であるメモリは、パソコンの動作の速度に大きな影響をもたらします。よくメモリを仕事を行う机に例えることがありますが、机が大きければ大きいほど、多くの資料や道具を置くことができ、作業が快適に進みます。そのためにメモリ増設を考える人が多いのですが、その作業自体はそれほど難しくはありません。

自分で購入して交換できる

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メモリ増設をパソコン販売店や修理店にお願いもできるし、そのほうが確実に取り付けが可能です。しかし、自分でメモリを購入して、増設作業を行うこともできます。お店に頼るよりも自分で増設するほうが金額的には安く済むので、実際にそうする人も多いですが、いくつかの注意点もあります。

メモリの交換や増設不可のMacがある

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自分でメモリを購入して、交換や増設ができるMac製品はいいですが、それが不可となっているものもあります。たとえば、薄型のMacBook Airです。このタイプの場合は、カスタマイズをすることが前提になっていないので、メモリ交換や増設ができません。また、21.5インチのiMacでも同じような状況となっています。

Macのメモリ増設の準備

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Macのメモリ増設方法を解説する前に何を準備すればいいのかを見ておきましょう。メモリを増設すると言っても、ただメモリを付け加えればいいというわけではなく、自分が使っているMacのタイプに合うか容量はどうすればいいかなど考えることがいろいろあります。それらの点について詳しく説明しましょう。

交換したいメモリを購入する

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まずは交換したいメモリをいかに購入するかがポイントです。後程「Macのメモリ増設の際の注意点」というコーナーでも取り上げますが、自分のMacのメモリ最大積載量や型番、規格などを確認し、間違いのない製品選びをしなければいけません。もし規格などが違うと、メモリが機能しなくなり、無駄遣いとなってしまいます。

増設メモリは8Gを二枚がおすすめ

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メモリを増設する場合、どのくらいの容量にするかというのが問題になってきます。容量が大きければ大きいほど、Macの動作は快適になり、速度も速くなりますが、そのためには高価なものを購入しなければいけません。つまり、予算と利便性とのバランスになりますが、一番おすすめなのは8G2枚、つまり16G程度です。

2017年モデルiMacにおすすめ

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2017年製のiMacのメモリ規格をチェックしてみると、PC4-19200 (DDR4-2400MHz)となっています。この規格に合うメモリを増設しないと意味がないですが、おすすめなのはiRam社製のものです。価格については、8GBで10,800円、8GB×2(16GB)で21,200円、16GB1枚で20,800円になります。つまり16GB1枚に増設するのが一番お得です。

2019年モデルiMacにおすすめ

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2019年製のiMacのメモリ規格は変更され、PC4-21300 (DDR4-2666MHz)となっています。やはりiRam社の製品の価格を見てみると、8GBで12,400円、16GBで22,300円、32GBで51,200円、32GB(16GB×2)で42,600円となっています。2019年製の場合は、16GB×2が一番採算が取りやすいということになります。

メモリの価格帯について

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Mac用のメモリに限りませんが、価格帯については1万円以上のものから1万円未満のものまでいろいろあります。予算を考えた場合、できるだけ安い製品を購入したいでしょうが、そのような製品は相性保証が付いていないうえ、使えなくなる場合があります。したがって、少々価格が高くても、保証や質のいいものを買うほうがいいでしょう。

Appleでメモリ増設してもらうといくら掛かる?

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Macのメモリ増設は自分で購入して行うほうが安上がりです。しかし、それでは不安と言いう人のために、Appleに依頼した場合にいくら掛かるのかを見ておきましょう。まず、8GBのメモリのMacを16GBに増設すると約22,000円必要です。32GBにする場合はおよそ66,000円、64GBでは154,000円程度という高い金額になります。

Macのメモリ増設方法

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Macの増設するメモリの種類が決まったら、いよいよその方法を考えなければいけません。と言っても、方法自体はそれほど難しいわけではありませんが、Macのタイプによって多少やり方が違います。そこで、いくつかのタイプを選んで、増設方法を紹介するので、実際に行う場合はその説明を参考にしてください。

iMacの場合

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iMacのメモリの増設をする場合、まず注意したいのが本体の温度です。しばらくiMacを使った後では、内部コンポーネントに熱が蓄積されているので、かなり高温になっています。この状態でメモリの交換や増設を行うと、やけどの危険性があるので、少なくとも10分ほどiMacを停止させて、待ちましょう。

それから、メモリ増設にあたって電源ケーブルやその他のケーブルを抜いておきます。抜いておかないと、感電の恐れがあります。そして、画面を傷めないようにテーブルの上に柔らかい布やきれいなタオルを敷き、iMacを裏向きに置きます。

手順①メモリを取り出す

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iMacのメモリを増設する場合、取り外す方法を知らなければいけませんが、空きスロットにメモリを追加する場合はこの作業は必要ありません。取り外し方法ですが、まず蓋を開けます。どう開けるのかというと、電源コード挿し込み部分に近いところにあるボタンを棒のようなもので押します。これで開きます。

次のメモリ取り外し方法の手順は、両側にある2本のバーを手前に引き出します。これでメモリが取り外せるようになります。特に難しい作業ではありません。

手順②メモリを挿入する

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iMacのメモリを取り外したのと反対の方法で購入してあったメモリを挿入します。ここで注意したいのが金メッキ部分への対し方です。この部分に指が触れると、指紋が付いてしまいます。指紋は厄介なもので、時間が経つと腐食の原因となり、接触が悪くなります。したがって、この部分には触れずに取り外しや取り付け作業を行いましょう。

iMacのメモリ仕様

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iMacには4本のメモリを挿入できるようになっています。それぞれの規格はSO-DIMMで、デュアルチャンネル対応です。デュアルチャンネル対応と聞いてもなんだかお分かりにならない人もいるでしょうが、メモリをデュアル、つまり2枚一組で働かせる仕組みのことです。デュアルチャンネルだと、並行処理ができ、パソコンの動作がよりよくなります。

MacBook Proの場合

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MacBook Proの場合も、メモリ増設の基本的な注意点はiMacと同じです。まず、本体の温度が下がってから作業に入ること、接続されたケーブルはすべて抜くこと、テーブルの下に柔らかい布を敷くことなどです。それらの準備ができたら、いよいよメモリ増設方法となりますが、少しiMacとは手順が違います。

手順①背面のパネルを取り外す

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MacBook Proの場合は、ボタンを押すだけで蓋が開くというわけにはいきません。裏面の蓋を開けるには、ねじをドライバーで回さないといけないのですが、そのねじが10本もあります。しかもねじの長さが違います。そのために注意しておかないとまた蓋をはめる時にかなり苦労するので、ねじと印などをつけておくといいでしょう。

手順②メモリを取り外す

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MacBook Proの蓋が開いたら、メモリを取り外すのですが、その方法は少し大変です。と言うのは、メモリが固定されているからで、簡単には外れないようになっています。では、どう取り外すのかというと、両側のレバーを外側に押し出すことで可能となります。なお、追加スロットにメモリを増設する場合は、やはりこの作業は不要です。

手順③メモリを挿入する

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メモリの取り外しが終わったら、挿入する番ですが、その際、金色のコネクター部分には触らないようにしましょう。そして、新しいメモリは、親指と人差し指で端の部分だけを持ち、スロットにかちっと音がするまではめ込みます。一連の作業が終わったら、開けたのと逆の順で蓋をして終了です。

不安なときは業者に頼めば安心

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Macのメモリ増設方法は、この記事で紹介したようにすればいいので特に難しいというわけではありませんが、いくつか注意点もあり、自分でやるのが不安という人もいるでしょう。そのような場合は、業者にメモリ増設を依頼するといいでしょう。料金は自分でやるより掛かりますが、確実・安全に作業が行われます。

Macのメモリ増設のメリット

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Macのメモリ増設の方法はお分かりになったでしょうが、これにはどのようなメリットがあるのか考えてみましょう。簡単なメリットについてはご存知の方も多いでしょうが、より詳しく解説してみます。これらのメリットを見れば、さっそくMacのメモリを増設してみようという人も増えるでしょう。

Macの起動・PCの動作速度が速くなる

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Macのメモリ増設の一番のメリットは、起動速度の短縮、動作速度のスピードアップです。メモリが不足状態だと、データの処理に時間が掛かるので、起動速度も動作速度も遅くなりますが、それらがメモリ増設で大幅に改善されます。ついでに言うと、シャットダウンの速度も速くなり、パソコンを終了しやすくなります。

アプリ・書類が開きやすくなる

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Macのメモリ増設のメリットの一つに、アプリやword文書が開きやすくなることがあります。メモリ不足の状態だと、データ処理に時間を要するので、アプリや文書を開くのに手間が掛かるのですが、メモリが増えればその問題は解消します。アプリや文書を開く速度が上がれば、ますますMacは使いやすくなるでしょう。

フリーズしにくくなる

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パソコンを使っていて、一番困るものの一つにフリーズがあります。マウスもキーボード操作も何も受け付けなくなる現象ですが、このフリーズがメモリ不足で起きる場合があります。その場合は、メモリ増設で解決する場合が多いです。実際にメモリ増設でフリーズしなくなったという人も多く、大きなメリット受けられます。

パソコンの寿命が延びる

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メモリ不足のパソコンの場合、その不足分をHDDやSSDの仮想メモリという部分を使ってカバーするのですが、その場合HDDやSSDの負荷が大きくなります。そのために、これらのパーツの寿命が短くなることもあるのですが、メモリを大きく増設したパソコンの場合は、そのようなことがないので寿命が延びるメリットがあります。

複数のアプリ使用が快適に

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Macに限りませんが、複数のアプリを同時に利用している場合は、メモリ不足になって、動作や速度が著しく落ちる場合があります。そのような場合は、メモリ増設でスピードアップが可能となるメリットがあります。パソコンを使う場合に複数アプリを同時利用する人は多いので、最初から容量が大きいものを買うか、途中でメモリ増設をするかするといいです。

Macのメモリが少ない場合は効果を感じやすい

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Macのメモリ容量が少ない機種を購入した場合、増設による効果を感じやすいでしょう。たとえば、2GBや4GBのメモリ容量のMacの場合、どうしても不足しがちになり、いろいろと不便を感じることも多くなりますが、メモリ増設による効果を実感できます。この程度のメモリ容量の人は早速増設によるメリットを享受したほうがいいでしょう。

大容量ソフトが使いやすくなる

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動画編集ソフトなどの場合、かなりのメモリ容量が必要となってきますが、メモリ増設したMacなら快適に使えます。動画編集ソフト以外にもメモリを多く消費するものはあるものの、メモリ容量が大きければ、動作も速度も快適そのものです。大容量ソフトを普段使う人は、ぜひ増設をしておき、メリットを感じてください。

メモリ増設の効果は?作業の仕方や速度の測定方法もご紹介! | 副業・暮らし・キャリアに関するライフスタイルメディア
パソコンのメモリが不足すると、様々な不具合が生じます。その不具合は、メモリ増設で解決します。そこで、メモリの確認方法や増設方法、増設した場合の効果などについて解説します。また、効果が本当に出たかどうかの確認方法も見てみましょう。

Macのメモリ増設のデメリット

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Macのメモリ増設にはいくつかメリットがあり、しないよりするほうが断然おすすめなのですが、いくつかデメリットもあります。そのデメリットも考えたうえ実施する必要があります。と言っても、デメリットはそれほど大きくはないので、それほど気しなくてもいいでしょうが、念のため触れておきましょう。

手間と費用がかかる

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Macのメモリ増設のメリットが分かったので、早速作業を開始しようという人も多いでしょうが、それには手間と費用が掛かることを忘れてはいけません。まず費用の問題ですが、安いものから高いものまでピンからキリまであります。しかし、安いものでは製品保証や性能の点で満足できな場合も多いので、それなりの価格のものを選ぶ必要があるでしょう。

次にメモリ増設の手間ですが、それ自体はそれほど大変なわけではありません。とはいえ、メモリの扱い方法や作業自体に細かい注意点があり、慎重な作業が求められます。したがって、それが可能な時間帯を用意しておく必要があるでしょう。

業者にMacのメモリ増設を依頼できますが、その場合は費用が高くなります。手間自体はパソコンを送ったり、受け取ったりするだけですが、その送料も考えておかなければいけません。そういう意味では、自分で増設作業をしたほうが節約になるでしょう。

すでに16GBならば効果を感じにくい

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メモリ増設のメリットを一番感じることができるのは、メモリ搭載量の小さいパソコンです。たとえば、2GBや4GB程度のメモリ搭載量のMacなら、8GBや16GBに増設する効果は非常に大きくなります。しかし、すでに16GBものメモリが搭載されている機種の場合は、増設によるメリットを実感できないかもしれません。

メモリが増えると消費電力が上がる

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メモリを2枚にしただけでは1枚と大きな違いは見られませんが、4枚に増設した場合は、消費電力がやや高くなります。と言ってもそれほどの値ではないですが、少しだけ気になる点です。また、消費電力と同時に熱の発生も大きくなります。その結果、メモリの不具合という事態になる可能性が0とは言えません。

パーツやコネクターを破損させる恐れがある

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メモリを自分で増設する一番のデメリットが、パーツやコネクターを破損させる恐れがあることです。Macの種類によってはかなり慎重な作業を求められるものがあり、もし操作方法を誤れば、故障の原因にもなります。そうなれば、修理代を支払うことになり、自分でメモリ増設をするメリットが一部消えてしまいます。

Macのメモリを増設しないデメリット①パソコンの動作が重くなる

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Macのメモリ増設によるメリットとデメリットを見てきましたが、ここからはメモリを増設しない場合のデメリットを確認しておきましょう。まず、パソコンの動作が重くなる場合があります。起動でも読み込みでも速度が遅くなり、Macが使いにくくなります。やはり、速度が遅いと感じたら、メモリ増設も一つの選択肢です。

Macのメモリを増設しないデメリット②複数アプリの起動に支障が

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複数のアプリを同時に利用している場合、かなりメモリを消費します。そのために、メモリ不足のパソコンでは、かなり速度が遅いと感じるようになるでしょう。それでもメモリの増設を行わないと、非常に使いづらくなります。複数アプリを同時利用するなら、メモリが多ければ多いほどいいです。

Macのメモリを増設しないデメリット③フリーズの危険性が高くなる

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メモリ不足のパソコン自体はそのまま使えます。速度が遅くなる点を除けば、ある程度は我慢の範囲でしょう。しかし、一つ厄介な問題があって、メモリ不足だとフリーズの危険が高まるのです。フリーズすれば、入力したデータが消えてしまったり、それ以上Macが使えなくなったりと面倒なことが多いので、非常に困ります。

Macのメモリを増設しないデメリット④応答なしが出る

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Macを使っていると、フリーズと言うほどではなくても応答なしになる場合があります。その場合は、レインボーカーソルというものが出現するのですが、これもメモリ不足で起こることがあります。Windowsでもこの現象はよくあり、使いにくい原因となっていますが。その場合はメモリを増設するのが一番です。

Macのメモリ増設の際の注意点

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Macのメモリ増設方法の注意点についてはこれまでも簡単に触れてありますが、改めて詳しく解説しましょう。注意点に関しては知っておかないと困ることもあるし、実際に増設する場合に支障となることもあります。したがって、それぞれの注意点をよく頭に入れておき、間違いのないメモリ増設を行わなければいけません。

アップルメニューの確認が必要

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Macのメモリを増設する際は、積載可能容量や型番を知っておかなければいけませんが、それは「アップルメニュー」というページから行います。「アップルメニュー」から「このMacについて」「システムレポート」「ハードウェア」「メモリ」へと進んでいきます。

すると、現在インストール済みのメモリ容量とスロット、空きスロットなどの確認ができます。確認ができたら、型番についてもチェックしておきましょう。この確認作業は、Macのメモリ増設時に絶対に必要です。

慎重に取り外す

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Macのメモリを取り外す際は、メモリだけでなく他のスロットやパーツを慎重に扱いましょう。これは最も重要な注意点であり、この注意点を守らないと、メモリだけでなくMacそのもの故障につながる場合があります。そうなれば、メモリ増設によるメリットが一つ減ることになるので、気を付けましょう。

静電気に注意する

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メモリの大敵の一つが静電気です。静電気を帯びた手でメモリに触れると、故障して使い物にならなくなります。これも重要な注意点で、メモリの増設作業をする場合は、静電気を体からなくすことが大切です。その方法ですが、ドアノブに触れる、金属製品を触るなどです。せっかく購入したメモリが使用できなくなると大損ですから、よく注意しましょう。

型番による操作の違いを確認する

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一口にMacと言っても、その型番はいろいろあります。型番によってメモリ増設方法は違います。したがって、その違いを知っておく必要があるのですが、どこで確認すればいいのかというと、Macのサポートページです。サポートページを見れば、型番ごとの増設方法が詳しく載っています。

精密機器であることを忘れない

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メモリの購入も増設作業も簡単にできます。そのために、Macやメモリが精密機器であることを忘れてしまう人がいますが、それではいけません。どちらもわずかな衝撃で故障してしまうことも考えられます。したがって、大事に扱い、メモリ増設のメリットを最大限活かすようにしましょう。

メモリの蓋以外のねじをいじらない

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Macにはメモリの蓋以外にもねじが付いていて、取り外せるようになっている部分がありますが、メモリ増設をする場合は、関係のないねじはいじらないようにしましょう。ほかのねじを外すと、ケガや故障につながる場合があり、いいことはありません。それから、メモリ増設時に取り外したねじをMacの中に落とさないように注意しましょう。

Mac内部に金属やコーヒーなどを入れない

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Macのメモリ増設時にはメモリ部分を露出させますが、その際にステープル、クリップなどの金属部品を落としたり、コーヒー、お茶などの飲み物をこぼしたりしないようにしましょう。つまり、余計な金属や飲料などをそばに置かないで作業をする必要があるということであり、もしその注意点が守られないと、故障、火災などの危険もあります。

小さな子供の手の届かないところへ

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Macのメモリ増設時に取り外した蓋、ねじ、メモリなどは小さな子供の手の届かないところに置いて、保管しましょう。子供というものはいろいろなものに興味を示し、パソコンの部品でもいじくって、おもちゃにしてしまう場合があります。そうなれば、部品がなくなってしまうケースもあるし、間違って子供が飲み込んでしまう恐れもあるでしょう。

メモリ表面上の突起物には触れない

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メモリを見ればわかるように、表面には突起物があります。この突起物には触れないように、両側を持って扱うように注意しましょう。突起物に触れたからと言ってすぐに壊れるというわけではありませんが、故障の原因になる場合はあります。また、指をケガする場合もあるので、触らぬ神に祟りなしと行きましょう。

メモリの挿し込み方に注意

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メモリをMacに挿し込む場合は、方向に注意しましょう。逆方向に入れたり、不十分な挿し込み方だったりすると、パソコンが動作しなくなります。だからと言って無理やり挿し込もうとするとメモリが壊れる原因となります。増設時には方向、挿し込み方などには十分に気を使うようにしましょう。

何度も抜き差ししない

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Macのメモリを取り外し、新しいメモリを付ける時は、できる限り1回で済ませましょう。どうしてもうまく行かない時は、1回取り外してもう一度付け直しますが、それでも2回程度には収めてください。さもないと、故障の原因となる場合もあります。メモリは精密機器だという説明をしましたが、取り付け回数にも注意しましょう。

取り外したメモリはどうする?

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Macのメモリ増設で取り外したメモリの保管方法ですが、購入したメモリが入っていた袋に入れておくといいでしょう。この袋は普通帯電防止素材でできているので、安全で、メモリが傷みません。万一メモリを再利用する場合には、これなら安心して使えます。

使い古しのメモリを他人に譲る場合、相手のパソコンに合ったものか確認してからにすべきですが、仮に合っていてもトラブルが生じないという保証はありません。そういう意味では、一度使ったメモリを他人に譲渡するのはよしたほうがいいのですが、どうしても譲ってほしいという人がいた場合は、自己責任でお願いしますと一言添えておきましょう。

メモリを捨てる場合は、燃えないゴミや燃やさないごみに分別します。メモリは精密機器ではありますが、危険物ではありません。他のごみと一緒にして爆発したり、火事になったりということはありません。したがって、安心して通常のごみとして出すことができます。

メモリにデータは残らない

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メモリを捨てる時にデータが残っているのではと心配する人もいますが、メモリはハードディスクと違ってデータは残りません。ハードディスクの場合は、破棄する場合にデータ消去という作業が必要になってきますが、メモリには要らない作業です。メモリは電気が流れていないとデータを保持できない仕組みになっているからです。

Macのメモリが増設されているかの確認方法

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Macのメモリの増設方法を理解して、作業が終わったら、実際にメモリ増設が行われたかの確認をする必要性が出てきます。せっかく自分でメモリ増設をしたつもりになっていても、それが結果に反映されていないのでは意味がありません。Macにはそのような場合の簡単な確認方法があるので、紹介しましょう。

メモリの総容量を確認する

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Macのメモリ増設が済んだら、総容量がどれくらいになっているか確認しましょう。その方法は、増設前の準備と同じく、「アップルメニュー」から行います。そして、「このMacについて」を選び、メモリタブから確認をします。それでメモリ増設前より容量が増えていれば、作業が成功したことになります。

メモリ増設後に起動しない場合の対処法

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Macのメモリ増設後にそのメモリを認識しない場合や起動しないなどのトラブルが発生している場合は、取り付けたメモリと自分のMacの相性を調べてください。もし相性に大きな問題がなければ、メモリをもう一度付け直してみましょう。それで解決する場合があります。しかし、それでもうまく行かない時は、アップルサポートに相談してみてください。

Macのメモリは何GBが適切?

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Macのメモリを増設すると言っても、どのくらいの容量にすればいいのかは人それぞれ違います。少しだけ増量すればいい人もいれば、大容量メモリが必要な人もいます。そこで。メモリの容量ごとにどんなことができるのかを解説しましょう。この情報を見れば、どの程度のメモリに増設すればいいのか、大体の目安が分かるでしょう。

8GBでできること

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Macのメモリ容量が8GBだと、インターネットや動画の閲覧、メールやSNSのやり取り、ワードやエクセルの利用、ブログ執筆などがスムーズにできます。速度もそこそこよく、利用がしやすいです。また、簡単な画像処理や動画処理なら大きな支障はありません。特に複雑な作業をするのでもなく、速度も普通であればいいという人なら8GBで十分でしょう。

画像処理や動画処理、HTML・CSSのコーディングなどの作業の場合は、8GBのメモリだと少し時間が掛かる場合があります。ただ、そんなに速度が速くなくても大丈夫と言う人は、無理に8GB以上のメモリに増設する必要はないでしょう。

16GBでできること

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画像や動画処理の速度を速くしたいというのなら、16GBのメモリに増設することをおすすめします。特にIllustratorやPhotoshopなどのソフトで徹底的に処理をしたいという人は、データ容量が大きくなるので、16GBくらいの容量がないと作業が快適に進みません。

また、さまざまな作業を同時進行で行いたいという人も必要メモリ数が増えます。したがって、8GBよりも16GBのほうが速度という点でも快適さという点でも大きく上回ります。

32GBでできること

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32GBのメモリとなるとかなり容量が大きくなり、普通にMacを使っている分にはあまり必要がない場合も多いですが、動画編集やデザイン制作などを仕事で行う人にはあってもいい容量です。なお、iMac上でWindowsを起動するための仮想化ソフトを利用する場合は、それぞれにメモリが分割されるので、32GBでも大きすぎるということはありません。

SSDとHDDの違い

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パソコンのデータ保存には、これまでHDD(ハードディスクドライブ)が使われてきました。しかし、最近はSDD(ソリッドステートドライブ)というものが登場し、注目を浴びています。SDDはHDDに比べて、衝撃に強く、発熱量や消費電力が少ないというメリットがあります。ほかにもメリットがあり、動作速度がとても速いのです。

動作速度や転送速度が速いSSDなら、Macのメモリ容量が8GBくらいでもかなりスムーズに使えます。SSD搭載のMacを購入した人は、それほど大きな容量のメモリを増設しないでも、快適な速度や動作を楽しめるでしょう。

Macのメモリを増設すれば作業がしやすくなる

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ここまで、Macのメモリ増設の準備、増設方法、増設のメリットやデメリットなどについてお伝えしました。Macのメモリを増設すると、いろいろなメリットがありますが、その中に動作速度が速くなることがあります。起動もアプリの立ち上げもスムーズになり、これまでにない体感を味わえるでしょう。

milky
ライター

milky

WEBライターを長年続けています。書くことと調べることはなによりも好きで、1日中パソコンにかじりついている私です。これからも皆さんのお役に立てる記事を書くべく、最大限の努力をします。パソコン以外では、コーヒーを淹れたり飲んだりするのが大好きです。好きなコーヒーを飲みながら楽しくWEBライティングをしています。

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