火災保険の上手な選び方紹介!賃貸・戸建で補償内容などチェックすべきは?

火災保険の上手な選び方紹介!賃貸・戸建で補償内容などチェックすべきは?

火災保険は賃貸や戸建に住むとなると加入しなくてはいけません。補償内容の選び方について悩んでいる人もいますが、自分のニーズに合わせて選ばなければいけません。今回は、火災保険の選び方や補償内容、通販型についてもご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.火災保険とは
  2. 2.火災保険・重要項目
  3. 3.火災保険・選び方のコツ
  4. 4.火災保険・戸建のチェックポイント
  5. 5.火災保険・賃貸のチェックポイント
  6. 6.火災保険・代理店と通販型の違い
  7. 7.火災保険の主な補償内容
  8. 8.火災保険の選び方は自宅に適した内容で選ぼう

火災保険とは

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賃貸や戸建などでは基本的に火災保険に加入します。火災保険に加入していない場合に、賃貸や戸建で何かトラブルが起きた場合には、全て自分で支払わなければいけなくなります。大きな被害だけでなく小さなことでも補償してくれます。ここでは、火災保険はどのような保険なのか詳しくご紹介していきます。

建物と家財を補償する保険

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アパートやマンションなどの賃貸だけでなく戸建の場合も必ず火災保険に加入します。火災保険にもいくつか種類がありますが、賃貸の場合は不動産会社が提携している保険会社に加入することがほとんどです。

火災保険の主な補償内容は、賃貸や戸建に何かあったときや建物の中の家財に何かあった時に補償してくれる保険です。火災保険と聞くと賃貸や戸建が火災にあった時に補償してくれる保険と思っている人も沢山います。

しかし、火災だけでなく落雷で家電がダメになってしまった場合や洪水により家が浸水してしまったなどという時も補償してくれます。自分が契約する補償内容によって異なりますが、火災や洪水、落雷だけでなく、風災や窃盗などによる人的被害の補償を受けれる火災保険もあります。

火災保険・重要項目

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賃貸に住んでいる人や戸建に住んでいる人などは基本的に火災保険に加入しています。家に住んでいると災害に遭ってしまう可能性もあります。自分は災害に遭わないから言い切る人もいますが、自然の災害は次々と襲ってきます。そんな時に安心を得られる保険が火災保険です。ここでは、火災保険の重要項目についてご紹介していきます。

①補償対象

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火災保険の選び方に悩んで居る人はいますが、契約内容によって補償内容が異なります。火災保険には、建物のみを補償してくれるのか家財のみを補償してくれるのか、両方を補償してくれるのかと選ぶことができます。

火災などに遭うと建物だけでなく家財もダメになってしまう可能性があります。念のために両方の補償が受けられる火災保険を選ぶことをおすすめします。ミニマリストのような最低限のものだけで暮らしている人以外は、家財が沢山あります。家財だけでも被害にあうと高額になってしまうので、自分にあった補償内容を選ぶようにしましょう。

②建物の構造階級の判別

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自分が住んでいる建物は賃貸なのか戸建なのか、木造かコンクリートかなどによって火災保険の保険料が異なります。構造階級には、M構造・T構造・H構造に分けられます。

建物の種類がコンクリート・コンクリートブロック・れんが・石造建物で共同住宅の場合はM構造、共同住宅以外の場合にはT構造に分けられます。共同住宅か共同住宅ではないかによっても構造階級がことなります。

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鉄骨造建物で共同住宅の耐火建築物の場合はM構造、耐火建築物以外の場合はT構造、共同住宅以外の場合にはT構造となります。

木造建物で共同住宅で耐火建築物の場合はM構造、準耐火建築物や省令準耐火建築物の場合はT構造、それ以外の場合にはH構造となります。共同住宅以外の場合は耐火建築物・準耐火建築物・省令準耐火建築物の場合はT構造、それ以外はH構造となります。

③補償内容の範囲

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火災保険は自然災害の他に自然災害以外の被害にも補償できるものがあります。自分で補償の範囲を決める事ができます。選び方によって補償内容や保険料が異なります。

「オートロックの賃貸ではないし、女性1人で住むから盗難が心配」「雪が多く、雪山に近いから自然災害の補償を付けたい」など自分の生活スタイルに合わせて補償内容を選ぶことができます。火災保険の選び方に悩んでいる人は、自分が心配なことを考えてみるようにしましょう。

④建物の保険金額

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保険金額は、被害に遭ったさいに支払われる限度額を決める事ができます。限度額によっても火災保険の保険料が異なります。

意外と損害保険金の限度額は重要となるので、正しい額を設定するようにしましょう。自分が住んでいる建物の価値を知っておくことで、保険料を無駄に支払ったり、災害に遭った際に十分な補償を受けられないというトラブルにならずに済みます。

⑤家財の保険料

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家財の保険料というのは、自分が持っている家財がいくらだったかではなく、家族構成や建物の面積によって決められます。

例えば世帯主が25歳で大人2人で住んでいる場合には490万円の家財保険料、大人2人で子供が1人の場合は580万円、独身の場合は300万円となります。年齢が50歳で大人が2人の場合は1,550万円、大人3人で子供が1人の場合は1,640万円、独身の場合は300万円となります。独身の場合は年齢に関係なく300万円となります。

⑥保険期間

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火災保険の期間は基本的に1年の物が多いですが、2年のものもあります。火災保険は10年まで契約することができ、長期で契約した方が割引してくれるので、同じ賃貸にずっと住む予定がある人や戸建の人は長期契約することをおすすめします。転勤などの場合でもすぐに転勤する予定がないという人は長期で契約した方がお得になるかもしれません。

⑦地震保険の有無

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地震災害は地震や火山噴火などによる災害に補償される保険です。地震保険は火災保険と違って5年しか最長で契約できないので、5年目で更新しなくてはいけません。地震による災害が起きた場合は、全損で保険金額の100%、大半損で保険料の60%、小半損で保険金額の30%、一部損で保険金額の5%が補償されます。

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火災保険・選び方のコツ

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賃貸でも戸建でも火災保険には加入しなければいけません。自分が住んでいる建物に何かあったときに補償してくれます。しかし、火災保険は1か所ではなくいくつかあり、それぞれ補償内容も異なり、保険料にも違いがあります。火災保険安心して生活できるために大切な保険です。ここでは、火災保険の選び方のコツについてご紹介していきます。

選び方①自分が求める補償内容か

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火災保険は1か所で決めるのではなく、いくつかのパンフレットを貰って補償内容を確認するようにしましょう。火災・地震の保険は基本的にどこの保険会社でも付いていますが、補償内容に違いがある場合があります。HPなどでも詳しく補償内容を確認することができます。自分が求めている補償内容なのかを確認するようにしましょう。

選び方②必要な補償がある保険会社を選ぶ

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火災や落雷、風災などは基本的にどこの保険会社でも補償される内容となります。しかし、それ以外の補償内容に関しては保険会社によって異なります。

例えば、誤って壊してしまった家具を補償してくれる保険会社もあれば、補償の対象とならない保険もあります。この場合は、「偶然な事故による損害」というところがポイントとなりますが、偶然な事故で遭っても補償の対象とならない会社もあるので、子供がいる家庭は補償の対象となる保険を選ぶことをおすすめします。

選び方③必要ない補償を外せるか

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火災保険の選び方のポイントとして必要のない補償が外せるかというのは重要なポイントとなります。必要のない補償でもセットになってしまっている場合もあります。

マンションに住んでいる人の場合で高層階に住んでいる人は水漏れなどの心配が低くなります。そのため、水害補償は外しても良いなど自分の生活に合わせた補償内容を選べるかはとても重要です。

選び方④付けたい補償と不要な補償を整理

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火災保険の選び方として保険会社の人がいる前で選べと言われても、自分には何が必要なのか分からないという人も少なくありません。事前に、パンフレットやHPの画面をコピーして、自分が付けたいと思う補償内容に丸を付けておくようにしましょう。この補償は本当に必要なのか考える時に分かりやすくなります。

火災保険・戸建のチェックポイント

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火災保険は賃貸だけでなく戸建の場合にも加入します。火災保険にも様々な補償内容があり、加入していない補償内容の災害に遭った場合には補償されないので、何かある前に加入していなければいけません。保険会社によっても補償内容が異なります。ここでは、戸建の火災保険のチェックポイントについてご紹介していきます。

①保険の対象

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賃貸でも戸建でも補償の対象となるのは建物と家財とに分かれます。建物のみの補償や家財のみの補償、両方の補償など自分で選ぶことができます。もし、建物を選ぶ際には、構造を確認しておく必要があります。建物の構造によっても補償内容が変わってきます。保険料も異なるので、自分が何を対象として保険を選ぶかを明確にしておきましょう。

②補償内容

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基本的にどこの保険会社でも火災保険は付いてきます。その他に、風災や水災、落雷などの補償も付けるかを選ぶことができます。自分の住んでいる地域によって火災以外の保険も付けた方がいい場合もあります。火災保険に他の保険を付けることによって保険料も変わりますが、自分の生活にあわせて補償内容を選ぶようにしましょう。

③地震保険の加入の検討

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地震による被害にあった場合に補償される保険です。地震保険は、国と保険会社が共同して運営しているため、どこの保険会社も地震保険の補償内容は同じです。

戸建でも賃貸でも地震による災害を受ける場合があります。そのような場合に、地震保険に加入していれば補償してくれます。日本でも地震による被害は大きくなっているので不安と感じる人は加入することをおすすめします。

火災保険・賃貸のチェックポイント

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火災保険は、自然災害によるものや自然災害以外による被害を受けた場合に補償される保険です。建物に対する補償と家具に対しての補償がありますが、自分に合った補償内容を選ばなければいけません。家具に対する保険に入っていないのに、家具の被害を受けた場合には補償されません。賃貸の火災保険のチェックポイントについてご紹介していきます。

①家財保険

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家財保険は建物の補償とは違います。落雷のせいでテレビが壊れてしまったり、台風や暴風で物が飛ばされ窓が割れてしまったなどという場合に補償される保険です。家具の中にはブランドものや高額のものを保管している人もいるかもしれません。補償額も選べるので、高めの家具にも補償できるくらいの保険に加入することをおすすめします。

②借家人賠償責保険

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借家人賠償責任補償は自分と大家のためにあるものです。火災でも他人の過失がある場合には、法律で決められている通り損害賠償を求めることが可能となります。しかし、重大な過失による場合でないと損害賠償を求める事ができません。

そのため、他人の家事に巻き込まれたとしてもすべて自分が修復代を持たなければいけなくなります。そこで借家人賠償責任補償があることで、被害にあった賃貸の修復費用を補償してくれます。

③個人賠償責任保険

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個人賠償責任保険は賃貸で起きたトラブルにだけ補償されるものではありません。日常生活の中で、子供が車にキズをつけてしまったり、デパートで高級な商品を壊してしまった、ペットが他人にかみついてしまったなど暮らしの中で起きたトラブルに対して補償してくれる保険です。

火災保険・代理店と通販型の違い

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火災保険の契約には代理店型と通販型があります。基本的には代理店型ですが、通販型の方がお得に契約することができます。通販型をまだまだ知らない人もいますが、通販型でも簡単に契約することができます。今は通販型を扱う保険会社も増えています。ここでは、代理店と通販型の違いについてご紹介していきます。

①代理店型

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火災保険を取り扱っている会社は東京海上や損保ジャパン、三井住友など沢山ありますが、今までは代理店型が一般的でした。そのため、保険料も高くなってしまい負担に感じてしまう人も沢山います。

代理店は仲介手数料がかかってしまうため、賃貸を借りるときと同じ様に手数料の分が高くなってしまいます。最近では、通販型が出てきたので、通販型についてもご紹介していきます。

②通販型

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保険に通販型というサービスがあることを知っている人は少ないかもしれません。通販型はダイレクト型ともいい、自動車保険では通販型が一般的となっています。通販型で自動車保険に加入することで保険料を安くできるなどのメリットがあります。

基本的に保険を契約する際には、契約者と保険会社の間に代理店がはいります。そのため、代理店仲介料がかかってしまうので高くなってしまいます。しかし、通販型の場合は、代理店が間に入らない分保険料が安くなります。

火災保険の主な補償内容

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火災保険は賃貸の場合は基本的に加入することになります。戸建を購入したり建てたりという場合には、自分で火災保険を選ぶことになります。保険会社によって保険料や補償内容が異なるので、失敗しないように選ばなければいけません。ここでは、火災保険の主な補償内容についてご紹介していきます。

自然災害による補償内容

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自然災害によって建物が倒壊したり、家の中にある家具が壊れてしまったり、衣類がダメになってしまったりなど様々な被害があります。今は、地震による津波や家が倒壊するなどの被害が多発しています。自然災害であっても小規模の被害や大規模の被害がありますが、大きい小さい関係なく火災保険の補償対象となります。

①火災

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賃貸や戸建に住んでいてもどこから火災が起きるかは分かりません。ガスコンロから火災が発生することもあれば、延長コードの線やタバコの吸い殻から火が出る可能性もあります。しかし、自然発火が原因で火災が起きるという訳ではありません。

隣の家から火災が発生し自分の家にまで燃え移る可能性もあります。さらに、放火で火災が発生する場合もあります。このような火災すべてに火災保険は補償されます。もし、自然発火しガスコンロの周りだけが燃えてしまったという場合も小規模ではありますが、補償されるので安心しましょう。

②水災

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最近では、地震の影響で津波がきて家が浸水してしまったという家も少なくありません。さらに、洪水や土砂崩れ、台風、豪雨などによる被害は大きいです。

自然災害はとても大きな被害をもたらしますが、このような被害の場合も火災保険の補償対象となります。洪水などの影響で起こる水災だけでなく、地震により下水が噴き出す可能性があります。川が近くになくてもこのような災害も考えられます。

③落雷

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山に住んでいる人などは落雷を受ける可能性も高くなります。近くの山に落雷が起きる場合もあれば、もしかしたら家に落ちる可能性も少なくありません。

落雷に遭えば家の屋根に穴があく可能性もあります。屋根を直すだけでもかなりの費用がかかってしまいます。さらに落雷によって電化製品が壊れてしまう可能性もあります。落雷で被害にあったもの全てが火災保険の補償対象となります。

④風災、雪災など

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海外では暴風による災害が多いですが、日本でも少なくありません。暴風によって屋根が吹き飛んでしまったり、物が飛んできて窓ガラスが割れてしまったり、雪崩で家が倒壊してしまうこのもあります。

自然災害は他人事ではなく、自分にも襲い掛かるかもしれません。そんな時に火災保険に入っていないと全て実費で直さなければいけなくなります。安心して生活できるようにするためにも、火災保険には加入しておくことをおすすめします。

自然災害以外による補償内容

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火災保険の勘違いしやすい所は、自然災害にしか適用されないという事です。自然災害以外には補償されないと思っている人も沢山います。火災保険の補償内容によっても保険料が異なるので、全ての内容を付けようとすると結構高くなってしまいます。それでも自然災害の補償と自然災害以外の補償内容を全て含めて契約する事で安心して生活する事ができます。

⑤水漏れ

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自分の部屋の水道が壊れてしまい水が漏れてしまうなどといったトラブルもあります。テレビの中での話のようにも思えますが、実際に水道管トラブルはあります。トイレが詰まって水があふれてしまうといったこともあります。これは、自分の部屋で起きた場合にも補償されますし、上階の水漏れで被害にあった場合も補償の対象となります。

⑥盗難

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自分の家には誰も侵入出来ないし盗難に遭うことはないと言う人も居ますが、何が起きるかわかりません。盗難に遭うということは窓を割って侵入してくる可能性もあります。窓を新しくするにもお金がかかってしまいます。盗まれたものに対しての補償も勿論のこと、窓ガラスなどが破損している場合には窓ガラスも補償されます。

⑦汚損や破損

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賃貸に住んでいると部屋を汚さないようにと気を付けながら過ごしている人も沢山います。しかし、子供がいる家庭は気を付けていても壁に落書きをしてしまったり、扉を壊してしまうなどということもあるかもしれません。

戸建でも掃除していたら高い家具を壊してしまったなどという場合にも補償されます。火災保険は自宅で起きたことに対しては補償されるので、自分たちのニーズに合わせて補償内容を組み合わせることをおすすめします。補償内容によっても保険料が異なるので、保険料が高くて大変という場合には補償内容を見直してみましょう。

火災保険の選び方は自宅に適した内容で選ぼう

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今回は、火災保険の選び方などについてご紹介しました。火災保険は賃貸でも戸建にも必要な保険です。火災保険は、基本的な補償内容に自分がプラスしたい補償を選択することかできます。要らない補償は外して、自分の住まいに合う火災保険を見つけるようにしましょう。

チェリー@
ライター

チェリー@

転勤族で育児に奮闘中の29歳です。元々内気な性格ということもあり、なかなか友達が出来ません。子供と向き合う毎日なので、時間が空いたらハンドメイドをして楽しんでいます。

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