恋に恋する女性ってどんな人?
「恋に恋する」とはよく耳にする表現ですが、実際に「恋に恋する」人とはどんな人なのでしょう。ここでは、特に女性に多くいるとされる「恋に恋する」意味と、そんな女性の心理や特徴、「恋に恋する」女性から脱却するための改善法についてなどについてお話ししていきます。
「恋に恋する」の意味とは
まず「恋に恋する」とはどのような意味なのでしょうか。まずはよく聞くその言葉の意味を解説いたします。また、恋に恋する女性の心理や、恋に恋することが恋愛でもたらす結果についてもお話ししていきましょう。
自分の中で完結している心理状態
「恋に恋する」とは、より正確にいうと「恋をしている自分に恋をする」という意味です。つまり恋をしてキラキラと輝いている自分が大好きなのであって、恋をしているはずの相手が好きという意味ではありません。
恋に恋する女性の心理では、「恋」という本来は相手ありきなものが自分の中だけで完結してしまっています。
恋に恋することのデメリットは?
恋に恋することがどうして問題なのか、そのデメリットをいくつかご説明いたします。「恋に恋する」という意味がわかっていればすぐに察しはつきますが、恋に恋している女性は指摘されるまで気がつかないでしょう。
相手に恋はしていない
恋に恋することで1番問題点となってしまうのはやはり、恋をしている自分が好きなのであって「相手に恋をしているわけではない」という特徴でしょう。
好きなつもりの相手、交際している相手は自分の理想をかぶせた幻であって、その人自身を見て好意を寄せているわけではないのです。勝手に理想を押し付けられ、別れるときには勝手に幻滅される。これでは現実に生きている相手がかわいそうです。
自分勝手な行動に
常に自己完結してしまっているという点も問題です。完全に自己完結してしまっていると相手の気持ちを考えることができません。その結果として、恋に恋する女性は自分勝手な行動ばかりしてしまいがちです。
さらに自分の内面ばかりに目がいってしまっているので、自分の気持ちを押しつけっぱなしになってしまいます。
相手の気持ちに気づかない
恋に恋する女性は、受ける好意にはとても敏感です。それはとても心地のよいものだからです。しかし自分の言動に振り回される相手の心理はわからない、という特徴があります。
自己完結した自分勝手な言動は多くの人にとって嫌気のさすものでしょう。同じように、自分勝手な言動で振り回される相手は大変困ってしまいます。しかし相手の気持ちを考えないのが恋に恋する女性の心理なので、困っている相手の心情をくむことができません。
反省できない
理想の高い恋に恋する女性はたとえ相手と別れたところで「わたしの理想の人ではなかった」と反省しません。また別れを繰り返して「どうして別れてしまうんだろう?」と思ったところで、自分の理想とは違う相手が悪いという結論になるので「自分自身を変える、改善する」という発想には至りません。
さらに、自己完結した恋で自分の気持ちを押し付けっぱなしにするので、相手の気持ちをないがしろにする過ちを繰り返してしまいます。フラれたとしても恋に恋している限りは同じような恋愛を繰り返すので、失敗から学ぶことができません。これも恋に恋する女性の心理の1つです。
恋に恋する女性の特徴
以下では恋に恋する女性の特徴を挙げていきます。自分が恋に恋する人になってしまっていないか、ぜひチェックしてみてください。もし当てはまる項目があれば、あとに述べる改善法も試してみましょう。
相手の気持ちは考えない
恋に恋する女性が求めるのはいわゆる「胸キュン」です。ドキドキして胸キュンする感覚と胸キュンしている自分が大好きだからです。なので「相手の行動で自分がどう感じたか」にはとても敏感ですが、「なぜ相手がそんな行動をしたのか」という「相手の気持ち」を考えることはありません。
相手の気持ちがわからなくても、手をつないだりキスをしたりする表面的な行為で胸キュンできる点も特徴的です。自分の理想的な状況であれば、相手の思いなど関係ありません。
自分が大好き
自分が大好きなのはとてもよいことですが、「恋をしている自分が大好き」という恋に恋する女性は少々問題でしょう。なぜなら恋をしていない間の自分のことは好きではないという意味になってしまうからです。
その上「自分を好きになるために」と新たな恋や上辺だけの彼氏、結婚というものを求めていってしまいがちになります。
経験を重ねると「こういう彼氏がほしい」「こんな家庭を築きたい」など願望が具体的になりますが、恋に恋する女性は「素敵な彼氏がほしい」「幸せな結婚をしたい」などと抽象的な未来像しか描けないことも特徴です。
この場合、前者は目的を達成するためのパートナーを求めているのに対して、後者は彼氏や結婚、幸せという曖昧な単語ばかりを追い求めています。ただ、「幸せになりたい自分」は大好きです。
理想が高い
誰しもタイプの男性像はあるでしょう。しかしそれが「年収何千万で高身長でイケメンで優しくて包容力があって…」などのすべてを備えた二次元に出てくるような王子様風の男性像を理想としていると、いつまでも本物の恋はできません。
完璧な男性などいないことを理解する頭、そして、たとえそんな男性がいたとしても自分とつり合うかを考えられる現実的な頭がなければなりません。しかし恋に恋する女性にはそのような頭はありません。
嫌なところを見つけると冷める
恋に恋する女性が求めるのは恋愛に関係するドキドキやウキウキなどのポジティブな感情です。なので相手と仲良くなり嫌な面が見えると、一瞬で冷めてしまいます。
自分の理想に相手を当てはめて恋をしていると錯覚しているだけなので、自分の理想にはない「相手の欠点」を見つけると拒絶してしまうのです。
恋愛経験があまりない
恋愛経験があれば「完璧な人間などおらず、補い合ってこそ一緒に生きていける」のだとわかります。しかし恋愛経験が浅く少女マンガや小説といった媒体で恋愛の知識が止まってしまうと、夢見がちな「恋に恋する」女性になってしまいがちです。
恋に恋する女性に対する周りの反応
ここで恋に恋する女性へ周りはどう感じるのかをご紹介します。恋に恋する女性は周囲の人たちの目に、あまりにも痛々しく映っています。こんな目で見られてしまわないよう、恋に恋する女性にならないよう気をつけましょう。
痛々しくて呆れる
恋に恋する女性は周りから見ると「身の丈に合わない高すぎる理想」「現実的ではない幻想」の男性を追って、上から目線で男性を品定めしているイタい人にしか見えません。
たまに眼鏡にかなって付き合うことができたとしても嫌な面が1つあるだけで冷めて別れるので、男性をとっかえひっかえしているようにも見えてしまいます。誰とも長続きすることなく夢を追い続ける女性に、周りは呆れてしまってため息しか出ないでしょう。
いい大人が子供っぽい
恋に恋する女性は現実的ではない理想を掲げ、いつまでも少女のような胸キュンを期待します。そんな女性へ向けられる視線は「いい歳して子どもみたい」「いつまで少女のつもりでいるのかしら」「いい加減現実を見なさい」という否定的な意味をもつでしょう。
恋に恋することを改善するには?
恋に恋する女性から脱却するには、自己完結した恋愛をする癖をなくす必要があります。なので次は恋に恋している状態から自分を改善し、素敵な恋愛のできる女性になるための方法についてご説明いたします。
相手の気持を考える癖をつける
まず恋に恋する女性は「恋愛は2人で成り立つもの」だということを理解しなければなりません。わかっている人にとっては当然のことですが、これはとても重要なことです。
恋に恋する女性は自分の感情には敏感ですが相手の気持ちは考えないという特徴があります。なので逆に「自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先して考える」という練習をしましょう。
相手の気持ちが習慣的に考えられるようになった頃には、自分の気持ちも相手の気持ちもきちんとわかる素敵な女性へと自身の恋愛観が改善されているはずです。
簡単に嫌にならず恋愛を継続する
嫌な面を見ると冷めてしまうという特徴は、なかなか治るものではありません。しかし地道に「嫌な面も含めて」その人自身を見る努力をしてみましょう。要するに、すぐに別れるのではなく継続して付き合ってみることです。
それでもだめなら仕方ありませんが、「その面以外はうまくいって、その面は他よりも重要ではない」というのであれば今までの自分が浅はかだったということです。
その人が一生の相手となることもあります。短期間で相手を判断するのはやめて、その人の人となりをきちんと見極められる人になりましょう。
恋に恋するを卒業して本当の恋愛をしよう!
「恋に恋する」の意味からその改善法までご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。素敵な女性となるために、少女は卒業して恋に恋する女性とならないように気をつけましょう。今恋に恋する女性となっている人も改善する努力をしてみましょう。きっと現実の男性と素敵な恋ができるはずです。