パソコンがCDを読み込まない！原因や自分でできる対処法などを紹介！

モバイルノートパソコンなどではあまり見かけなくなったCDやDVDのドライブですが、まだまだメディアとしては健在の現役記録媒体として活躍している一線級の記録媒体です。そんなCDやDVDが突然読み込まない時がきたら、一体どのような故障原因が考えられるのでしょうか。

この項では、そんなCD/DVDドライブが突然読み込まない時の故障原因やその追及方法、そしてその対処法について、ひとつひとつまとめています。いままさにそのような事態を迎えているのであれば、以下の内容からひとつひとつ原因や対処法を実行し、ドライブの復旧を試してみましょう。

まずはCD/DVDドライブが読み込まない故障原因の切り分けから始めます。パソコンのパーツは多様で、その関連性も多岐にわたります。原因の追及は面倒ではありますが、ハッキリと突き止めればそれだけ改善への道も明確になります。

CD/DVDドライブが正しく読み込まない原因が、CD/DVDドライブに入れているメディアを読み込むためのソフトウェアに起因している場合があります。フォルダからCD/DVDドライブをエクスプローラーで確認できる状態であれば、そうした可能性があります。

ドライブそのものに故障などの異常がなく、正しく認識そのものが撮れているにもかかわらずメディアが再生できない場合はその対処法はソフトウェア的なものとしていくつかあります。

CD/DVDドライブにメディアが入れられない、入れてもすぐに出てくる、入れてエクスプローラーで確認しようとしても、CD/DVDドライブが出てこないといった場合は、ハードウェアに問題を抱えている可能性があります。

端的に言えば、CD/DVDドライブそのものが故障している、もしくは接続用のケーブルや内部の何かしらのパーツが故障している可能性が考えられるのでその対処法が必要となってきます。

読み込まない原因でもありがちな事として、CDなどのメディアそのものに原因がある場合も考えられます。ドライブには入るけれども一向に読み込まない。シーク（読み込み動作）はしていて、LEDも点滅しているが点滅が終わらない、異音がする、などがそれにあたります。

それでは、実際にCD/DVDドライブが正しく読み込まない場合の問題についてより細かく、チェックポイントを儲けながら確認を進めていきます。初歩的な事から少しずつ難しい内容に進んでいきますが、意外と簡単な理由であることが多いので、面倒がらず確認しましょう。

とても初歩的なミスに、CDなどのメディアを正しくセットできていないことがあります。例を挙げれば、CDの表と裏を間違えて入れている場合もあります。ほんの少しずれているだけでも、中でCDが噛んでしまって動かないので、トレーに収まっているか確認しましょう。

ディスクの読み取り部分がひどく汚れていたり傷だらけだった場合は、ドライブが正しくメディアを認識できず読み込めなくなる場合があります。軽い汚れであれば拭き取ってしまえば問題はありませんがひどい汚れの場合は洗剤などを使ってきれいに落とす必要があります。

CD/DVDドライブの読み取れない可能性として、ドライブのヘッドが汚れてしまっている可能性も考えられます。そうした汚れを除去する専用のレンズクリーナーが販売されていますので、そちらでドライブのヘッドを一度をきれいにするのもよいでしょう。

CD/DVDなどの光学メディアを専門にクリーニング＆研磨してもらえるサービスを利用するという方法もあります。CDであれば研磨料金はそれほど高くはないので、お財布と相談して考慮してみると良いでしょう。DVDの場合はやや割高になっています。

返送料金込みで郵送にて請け負ってもらえる業者もありますし、もしもあなたがお持ちの古いCDやDVDがあれば、摩耗して読めなくなってしまう前に一度研磨しておくとより長持ちするでしょう。

CD/DVDドライブにメディアを入れると、 Windows であれば自動的にドライブに適切なアプリケーションが起動して実行を始めます。

しかし何らかの原因で、本来搭載されているアプリケーションがなく、実行できるアプリケーションがない場合は読み込めないような症状を表す場合があります。汎用メディアプレイヤーでは対応できないメディア形式などの場合は「読み込めない形式のファイルです」とエラー表記が現れますのでそちらで確認しましょう。

厳密に言えばCDとはあまり関係のない例ですが、DVDの場合はメディアに規格があるので、例えばブルーレイディスクを全く読み込めないようなCD/DVDドライブも存在します。あなたが使っているドライブの企画をあらかじめ確認しておく必要があります。

ドライブのパネル部分に「ブルーレイ」の表記や「DVD」の表記がない機器では、当然ですがブルーレイもDVDも再生することは出来ません。

CD/DVDメディアに保存されているデータが、現在あなたのパソコンにインストールされているソフトウェアおよびアプリケーションでは読み込めない場合、読み込めるアプリケーションをインストールすれば問題は解決します。

ドライブからメディアの拡張子を確認し、対応したエンコーダーを持った再生可能なアプリケーションをインストールして使用しましょう。動画であれば比較的有名なプレイヤーが数多くあります。

パソコンが起動と共に一緒に自動的に立ち上がるソフトウェアアプリケーションのことを「常駐ソフト」と呼びます。常駐ソフトは増えれば増えるだけパソコンの動作を阻害するため、必要のない常駐ソフトの動作を停止させると改善する場合があります。

Windowsの常駐ソフトを停止させるには、画面右下にある「＾」マークから常駐しているソフトの一覧を表示させます。その場でカットできるものについては、各種常駐ソフトのアイコンを右クリックして「トレイの終了」などに類する項目を押下するだけです。

CD/DVDドライブを正しく動かすためには、デバイスドライバ―と呼ばれるソフトウェアが正しく機能している必要があります。もしも中古で購入したといった事情でドライバ―が古い、合致していないといった場合は、CD/DVDが正しく動かせないことがあります。

デバイスドライバ―を更新するもっとも簡単な方法は、左下の Windows マークを「右クリック→デバイスマネージャー」の順に開いていき、「CD/DVDドライブ」をダブルクリックしてウインドウを開けば、「ドライバ―の更新」が行えます。

音楽CDにありがちなパターンですが、再生用のアプリケーションへの関連付けが正しく行われていない場合があります。このような場合は、関連付けアプリケーションを指定しなおすことで改善する場合もあります。音楽CDに対応した正しいアプリケーションに関連付けましょう。

どのような手段をとってもCD/DVDドライブでメディアを認識できない、しない場合の最終手段として、ドライブ回りの初期化やOSそのものの初期化を行う方法があります。

ソフトウェアとしてもPCとしても最終手段に近いので、後述するハードウェアの対策も行ったうえで改善しない場合として考慮してください。

UFEIというのはパソコンの内部機器や周辺機器の管理をしているソフトウェアを指します。Windows 10では、高速スタートアップ機能の影響で、内部機器や周辺機器の管理をしているソフトウェアに簡単にはアクセスできないようになっています。

そこで、「スタートメニュー → 設定」から「更新とセキュリティ」を選び、「回復」の項目にある「今すぐ PC を再起動する」のボタンをクリックし再起動させます。起動直後の画面に表示されている「オプションの選択」から「UFEIファームウェアの設定」をクリックして画面を表示させます。

設定画面が表示されたらキーボードの「F9」を押すことで初期化が実行されます。初期化完了後に「F10」を押して保存に関し「OK」をクリックして画面を閉じます。ASUS の BIOS の場合は初期化キーがF5となりますので注意しましょう。

Windowsに備え付けられている機能としてシステムの復元機能というものがあります。こちらを使用することで何らかの理由で壊れてしまったドライブの制御機能を復元する方法があります。

画面左下の検索バーから「復元ポイント」を検索し、ごく初期に作成した復元ポイントへとデータの復旧を画面の案内に従って行います。

データの復旧作業を行った場合、これまでに蓄積されてきたデータはほぼ消去される可能性がありますので、バックアップは必ずとっておきましょう。

パソコンがCDメディアを読み込まない場合に考えられる原因として、ハードウェアに原因を抱えている場合の対処法です。原因の切り分けを行う確認の方法として、パソコンを起動している状態で、CD/DVDドライブを認識していない場合は明らかにハードウェアに問題があります。

そのような場合に確認していく対処法について、一つ一つ説明を行っていきますので、順番に実施してください。

デスクトップタイプのパソコンの場合、何らかの原因でCD/DVDドライブへの接続ケーブルが外れかかっている可能性が考えられます。デスクトップパソコンの本体カバーを外して、CD/DVDドライブに差し込まれているケーブルが外れかかっていないかを確認しましょう。

CD/DVDドライブには、基本的にケーブルが二つ差し込まれています。電源ケーブルと、シリアルケーブルと呼ばれる赤もしくは黒色のケーブルです。その二つが正しく差し込まれていれば問題はありません。

しかし、CD/DVDドライブが故障している場合、もしくはケーブルそのものが破損もしくは故障している場合、加えてケーブルからマザーボードへの接続先が故障している場合なども考えられますのでその辺りも確認が必要です。

明らかにCD/DVDドライブから異音がする、ケーブルや接続が正しく行われているのに動く気配が全くない、認識も取れない、開閉ボタンを押しても開かない、というような場合は、パソコンの専門店に修理を依頼しましょう。

ドライブそのものが明らかに故障しているのであればそうした対処の方法もありますが、どこにも異常が全く見られないのにCD/DVDドライブの認識が取れない、というような場合であれば原因の切り分けがハードウェア内のどこか判断ができなくなります。

最終的にパソコンそのものが立ち上がらなくなる可能性にもつながってくるので、早めに修理や診断をお願いする対処方が賢い選択と言えます。

読み込んでもらえない原因について、現在付いているドライブに問題があるかどうかを確認する方法として以下の方法とその対処法をまとめています。ドライブそのものに原因がある場合はどのような判断方法が考えられるのでしょうか。

対処法とはいうものの応急処置に近い方法ではありますが、外付けのCD/DVDドライブを接続して確認する方法もあります。外付けのCD/DVDドライブでメディアの再生が可能かどうかを確認し、問題がどこにあるのかをはっきりさせます。

外付けのCD/DVDドライブで視聴が確認できるのであれば、問題は元々ついているCD/DVDドライブにあると考えられます。

外付けドライブが故障しているのであれば、故障したCD/DVDドライブそのものを交換すれば基本的に解決します。故障していない新しい外付けCD/DVDドライブを接続した時に、相変わらず動くことがない、読み込むことができない、と言うのであれば、またさらに問題は変わってきます。

その場合は前述した、ドライバーの設定が正しいかどうかなど、ソフトウェア的な問題についてや、接続しているUSBケーブルなどをもう一度確認する必要があります。

パソコンがメディアを正しく読み込んでくれない場合は、まずはその原因を確かなものにしていくことが必要になります。

その判断基準として、ドライブは動くのか？ OS がドライブを正しく認識しているのか？変な音がしていないか？メディアは正しく入っているか？などを一つ一つもれなく確認していくことが大切です。

ごくごく初歩的な事でトラブルにつながることはパソコンには非常に多い症例がありますので、慌てず騒がず確実に確認する習慣をつけましょう。