棚や本棚になるディアウォールって知ってる?
棚や本棚をDIYできる「ディアウォール」をご存じでしょうか?ディアウォールは、壁を傷つけられない賃貸でも簡単に壁面収納を作れる便利なDIYグッズです。
キッチンなど収納の足りない場所に棚を作ったり、リビングにインテリアを兼ねた本棚を作ったり。壁一面を本棚にすることだって可能です。
自由自在に収納を作れるディアウォールは、DIYの強い味方。この記事では、そんなディアウォールを使った棚・本棚の作り方や、インテリアの例をご紹介していきます。
棚や本棚をDIYできるディアウォールの特徴をチェック
ディアウォールとは、いったいどんな製品なのでしょうか。「聞いたことはあるし、何となくイメージでは分かるけど」という方もいらっしゃることでしょう。
作り方についてご紹介する前に、ディアウォールがどんなものなのか、改めてお話ししていきます。便利な壁面DIYグッズ・ディアウォールの特徴についてまとめました。
賃貸でも使える後付けの柱
ディアウォールとは、賃貸でも使える後付けの柱を作ることで、そこを自由にDIYでアレンジできるようにする、というコンセプトの商品。
これまで釘などを打てなかった賃貸でも、ディアウォールの登場でDIYの幅が大きく広がった、画期的なアイデア商品です。
ホームセンターなどで購入できる2×4(ツーバイフォー)材という細長い木材にぴったりのサイズで作られており、その両端にはめ込むことでツーバイフォー材を柱として使えるようにしてくれます。
天井と床を突っ張ることで柱を固定するのですが、スペーサーという器具が付いていて、これをディアウォールに足したり引いたりすることで柱の長さを調節します。
床も天井も傷つけない
この突っ張り式という設置方法のため、ディアウォールは正しく使えば壁や天井を傷つけることがありません。壁に釘などを打てない賃貸には、特に相性の良いDIYグッズです。
そして、下から持ち上げるようにして突っ張るため、背の低い女性でも一人で設置が可能なのも嬉しいポイント。小さな脚立がひとつあれば十分に作業ができるでしょう。
費用を抑えて棚を作れる
また、ディアウォールを使って棚や本棚を作るメリットとして、費用を抑えられるという点があります。ディアウォールは、上下セットで1,000円前後。ツーバイフォー材も数百円で買えるので、棚をひとつ作って3~5,000円程度です。
販売店によって多少上下するとはいえ、この費用で棚や本棚を購入できると思えばコスパは十分に良いと言えるでしょう。
あとはDIYそのものにかかる手間ですが、こんな記事を読んでいる方は、モノづくりが好きだったり、そうでなくてもいくらかは興味のある方が多いのではないでしょうか。
もしあなたがDIYに興味があり、モノづくりが好きなら、ディアウォールを使ってDIYする時間はきっとプライスレスな楽しい思い出になるでしょう。
全4カラーでお部屋の雰囲気に合う
ディアウォールのカラーは全4色。ホワイト・ライトブラウン・ダークブラウン・ブラックと、使いやすいカラーが揃っています。お部屋のインテリアに合わせて馴染むカラーを選択できるのは嬉しいところ。
また、あえてポイントになる色を選択し、インテリアのアクセントカラーにしても素敵です。馴染ませカラーならホワイト、かっこいい系インテリアのアクセントにするならブラックがおすすめ。インテリアに合うものを選びましょう。
ディアウォールを用いた棚や本棚の作り方
後付けの柱を作ることで、自由自在に棚や本棚をDIYできるディアウォール。とても便利でコスパも良いことが分かりましたが、「作り方が難しそう」と不安な方もいらっしゃるでしょうか。
全く知らないことは不安なもの。でも、ふたを開けてみれば「なんだ、そのくらいの作業なのか」と分かってハードルが下がることもあります。
ここでは、そんな方のためにディアウォールを使って実際にDIYする際の棚や本棚の作り方についてまとめました。実際に自分で作っているところをイメージしながら読み進めてみましょう。
①何が欲しいかイメージを膨らませる
ディアウォールで作りたいのは、どんな棚・本棚でしょうか?作り方を知る前に、まずはこのイメージングがとても大切です。作りたいものの方針がはっきりしないと、具体的に何をするか決められません。
「キッチンのカウンター下に棚がほしい」「リビングに手ごろなサイズの本棚を作りたい」「壁一面使った大きなディスプレイ棚にしたい」などなど、自由にイメージしてみましょう。
イメージしにくい場合は、インテリア雑誌やインスタグラムなど画像投稿サイトで、理想の棚や本棚を探してみるのがおすすめです。自分の部屋のインテリアを見ながら、「これなら合いそう」と思えるものを見つけてみましょう。
作りたいものをイメージするには、「どこに」「どのくらいの大きさの」「何を入れる」「どんな風に使う」棚なのかを考えてみるのがおすすめです。
例えば同じキッチン収納棚でも、中に収納するのが小ぶりなスパイス瓶なのか、ポットやマグカップなのかでは大きさも配置も変わってきます。また使うのが自分だけなのか、子どもや他の家族が使うのかも考えてみると良いでしょう。
②取り付け場所の採寸をする
ディアウォールを用いた棚や本棚の作り方、イメージングの次にすることは採寸です。どんな棚を作るか決めたら、ディアウォールを取り付ける場所の採寸をしましょう。幅、高さ、奥行きをしっかり測っておきます。
この数値はあとで柱をカットする際参考にするので、買い物に行くとき見られるように、わかりやすくメモやスマホなどに残しておくと良いでしょう。
③材料と工具を揃える
作り方の次のステップは材料と工具の調達です。ディアウォールで棚や本棚を設置する場所の採寸が終わったら、材料と工具を揃えましょう。
家にある工具箱に足りないものは何でしょうか?材料も工具も、一通りホームセンターで揃えることができます。リストアップして買い出しに行きましょう。
木材とディアウォールの選び方
作り方の次のステップは、木材とディアウォールの選び方について。ディアウォールにはいくつか製品の種類があります。
まずデザイン面では、丸みのあるレギュラータイプ、すっきりした直線デザインのシンプルタイプとあります。好みの方を選びましょう。
サイズ面では、棚柱に使う木材を何にするかでいくつか種類が変わります。ベーシックなツーバイフォー材用に始まり、その半分の厚みの1×4(ワンバイフォー)材用、大きめの棚にしたいなら2×6(ツーバイシックス)材用などもあります。
作る棚や本棚をどのくらいの大きさにしたいのかによって、棚柱のサイズを決め、そこからディアウォールを選んでいきましょう。
木材の選び方としては、先ほどのサイズの選び方のほか、木材そのものが曲がったり、ねじれていないものを選ぶことも大切です。その他、ひび割れたり欠けたりしていないか。樹液が出ているものも、カビの原因になることがあるので避けましょう。
また年輪が詰まっているものは丈夫な柱になる可能性が高い木材です。家具にするものなので、なるべく表面のきれいな、丈夫そうなものを選びましょう。
棚柱も忘れずに
木材は、棚板になるものと別に、棚柱になるものも忘れず購入しましょう。棚柱はディアウォールをはめ込むことになる、ツーバイフォー材やワンバイフォー材です。作りたい棚の大きさに合わせて、柱のサイズを決めましょう。
こちらも、反りや曲がり、ねじれが無いか、ヒビ割れたり欠けていないか、樹液が出ていないかチェックして購入すると良いでしょう。
短いものを何本か買うよりも、長いものを1本購入し、工作室やカットサービスを利用して短くすると安上がりなのでおすすめです。
ディアウォールの便利な追加パーツ
ディアウォールには、専用の棚受けパーツもあります。木材の幅に合わせて作ってあるので、すっきりと収まります。頭部を同じ色で着色したネジがついているのも嬉しいポイント。
ころんとして丸みのある、素朴なデザインも素敵です。棚や本棚全体のデザインを統一して作りたい場合におすすめのパーツです。
また、ディアウォールにある便利な追加パーツには「中間ジョイント」というものもあります。こちらは、2本のツーバイフォー材の切れ目をがっちりつかんで固定するグッズ。
大きな棚をDIYする場合、木材の調達が大変になります。そんなときにはこの中間ジョイントを使えば、ホームセンターで短めに切ってもらった木材をつなげて使うことが可能。引っ越しなどの際に解体しやすいというメリットもあるでしょう。
必要になる工具一覧
ディアウォールを使ったDIYは簡単ですが、工具はやはり必須です。最低限のものは必ず揃えて作業に臨みましょう。
必要になるのは、メジャーなど採寸用品、のこぎりなど切断用品、ボンドやネジ類、ハンマー、電動インパクトドライバーなどの接着・接合用品、仕上げのやすり掛け用品となります。
特に電動インパクトドライバーやドリルドライバーは、ひとつあるとDIYが格段に速くなるので、ぜひ用意しておきましょう。なければキリなどで穴をあける作業が必要になります。
ドリルドライバーとインパクトドライバーの違いは、ネジを押し込む力があるかどうか。ドリルドライバーは繊細な作業に向き、インパクトドライバーは固い木材や大きな家具を作る際に向いています。作りたいものによって選択すると良いでしょう。
④組み立てる
作り方の最後のステップです。ここまで用意ができたら、いよいよ組み立て。まずは棚柱にするツーバイフォー材などにディアウォールをセットしましょう。そのうえで棚板にする長さ分を計算して柱を設置します。
次に棚にする場所に棚受けを取り付け。ここでゆがむと棚が斜めになってしまうので、水平器があると便利です。
そして取り付けした棚受けに棚板を載せ、下側からまた固定。これだけで、ディアウォールを使った壁面収納棚の完成です。
ご紹介したのは最低限のシンプルな棚の作り方例ですが、この基本の作り方を踏まえて、自由に思い通りの棚をアレンジしてみましょう。例えば奥行きのある棚を作るなら、柱を4本に増やすとしっかりした造りになります。
ディアウォール公式サイトにも、製品を使ったDIY例がたくさん紹介されているので、見てみると参考になるでしょう。
ディアウォールを用いた棚や本棚の実例
ディアウォールを使ったDIYには、どんな例があるのでしょうか。ディアウォールは、キッチンやリビング、寝室、洗面所など、家の中のどんな場所にも使うことができます。
作りたい棚をイメージするためには、たくさんのアイデアに触れることが大切です。色々なDIY実例を見て、作りたい棚・本棚のイメージをより膨らませていきましょう。
壁一面を本棚に
ディアウォールで作りたい壁面収納といえば、壁一面の本棚!という方も少なくないのではないでしょうか。壁一面の本棚と読書スペースは、本好きさんには憧れの空間です。ディアウォールなら、こんな大物もDIY可能。
作り方は、天井までディアウォールを突っ張り、そこへ棚を作れば完成なのですが、ポイントとして柱を多めに立てること。
壁一面に本棚を作る場合は強度をしっかり確保できるように設計するのがおすすめです。棚柱はツーバイシックス材など厚みのあるものを選びましょう。
デッドスペースに本棚を
キッチンカウンターの下は、デッドスペースになりやすい場所。ここへインテリアを兼ねた本棚を、ディアウォールでDIYしてみるという例はいかがでしょうか。
キッチンカウンター下は、家族みんなが使うリビングの、手に取りやすく見えやすい場所。ここに本棚ができれば、とても便利に使えます。
収納するものの例としては、リビングのソファで読みたい本のほか、子どものおもちゃを入れたり、お出かけ用品をしまっても使い勝手の良い場所です。
カフェ風の飾り棚でインテリアに
キッチンの空いたスペースを利用してディアウォールを立てれば、そこへカフェ風の飾り棚を作ることもできます。普段使いのマグカップやポットなど、デザインのおしゃれなキッチングッズを飾れば、実用性も兼ねたインテリアになるでしょう。
キッチン収納棚をよりカフェ風の雰囲気に近づけるなら、例えば黒板などを設置してメニューボードを作るのも素敵なアイデア。また、観葉植物やハーブを一緒に飾るとナチュラルなインテリアになるのでおすすめです。
キッチンの収納棚に
キッチンの収納棚を作るのも、おすすめのディアウォールDIY例です。キッチンはものが多く、収納が足りない、またはあっても使いにくいことが多い場所。
ディアウォールを使えば、キッチンのデッドスペースになっている場所に自由なサイズで収納棚を設置することができます。
例として、よく使う調味料類を瓶などに詰め替えて棚へしまえば、使い勝手よく、おしゃれなインテリアも兼ねた収納になるでしょう。転がり落ちないように、手前にガードをつけておくのがおすすめの作り方です。
トイレの収納棚に
収納の少ないトイレに収納棚を作るのも、おすすめのディアウォールの使い方です。トイレットペーパーやタオルも、バスケットに入れて棚に並べれば見た目もすっきり。空いたスペースに小さな雑貨や観葉植物を飾れば、素敵なインテリアの居心地よいトイレになります。
ワインラックとして
ディアウォールにグラスをかけられるアイアンバーを取り付け、ワインボトルを収納できる棚を作れば簡単にワインラックを作ることもできます。お酒が趣味の人には魅力的なアイデア。キッチン付近に作ると使い勝手が良いのでおすすめです。
出かけなくても素敵なワインラックが自宅にあり、好きな種類のお酒が揃っていれば、ついつい増えがちだった夜の飲み代も減るかもしれません。このDIYをきっかけに、お酒の趣味が合う友人を招いても良いでしょう。
CDコンポや間接照明を近くに置いて、夜のお酒の時間を楽しむための収納にするのもおすすめのアイデアです。ワインボトルなどお酒のボトルはおしゃれなデザインのものも多いので、インテリアとしても優秀なコーナーに。
アイアンバーの使い方
市販されているアイアンバーは、とても汎用性の高い便利なDIYパーツです。前述のようにグラスラックとして使ったり、S字フックと合わせてマグカップやミトンなどを掛ける収納にしたり。また、横倒しにして棚の前面のガードにする使い方も。
アイアンの細いバーは木製の家具とよく合い、インテリアにぴりっと辛口のアクセントを加えてくれます。一か所取り付けるだけでおしゃれになるので、飾りを兼ねた収納としておすすめのグッズです。
洗面所の棚に
ディアウォールは、洗面所収納のDIYにもおすすめです。洗面所はスペースが狭く、収納するものの多い、整理整頓に困りがちな場所。
洗面台や洗濯機の上など、高い場所のスペースをディアウォールで有効活用し、収納を増やすのがおすすめです。
また、ディアウォールなら左右の長さを変えられるので、難しい洗濯機回りの棚づくりにも有効。片方の柱を洗濯機受けの上に載せなければならない、なんて状況にも対応可能です。
ディアウォールは棚や本棚以外にも使える
ディアウォールの用途は、棚や本棚のDIYだけではありません。柱を立て、壁を利用して作れるものならどんなものでも作れると言っても過言ではないでしょう。
ここでは、棚・本棚以外のディアウォールDIY実例を集めました。ユニークなアイデアは、想像力を刺激します。DIY作品のアイデアをもっと増やすためにも、どんなものがあるのか、見ていきましょう。
壁収納付きのデスクに
汎用性が高くおすすめのアイデア例が、ディアウォールを使って壁収納付きのデスクをDIYすること。書斎が欲しいけれどスペースがない、そんな悩みを解決してくれるアイデアです。
特にパソコン周りはプリンターやルーターなど物が多い場所。ディアウォールを使って収納付きのデスクをDIYすれば、それらのPC周辺機器にも専用のスペースを作ることも可能です。悩みの種になりがちな配線も、アイデア次第ですっきりさせられます。
またこのアイデアは、寝室に小さなドレッサーを作る場合にもおすすめの作り方です。メイク用品やコットンの入った瓶など、雑多なメイク道具は瓶に入れて壁掛け棚に。デスク正面に大きめの鏡を設置すれば機能的なドレッサーとして使用できます。
キャットタワーに
突っ張って柱を立てるディアウォールの特徴を活かせば、キャットタワーをDIYすることも可能です。必要なだけ柱を立て、その間に板を渡したり、足場を作ってあげれば猫ちゃんも大満足のキャットタワーが完成。
例えば画像のようにハンモックを作ってあげるのは素晴らしいアイデアです。グリーンを一緒に飾ればインテリアになじむおしゃれなキャットタワーに。飾りの雑貨類は、猫ちゃんが足をひっかけたり、叩き落したりしないように気を配って配置を。
窓際のディスプレイに
ディアウォールは、壁面のディスプレイ用としても大いに実力を発揮します。出窓に憧れがあるなら、ディアウォールで窓の周りにディスプレイスペースをDIYするのはいかがでしょうか。
例えば窓の周りに観葉植物をたくさん飾ったり、お気に入りのアートを飾ればすてきなインテリアになります。陽の光がたっぷり入る窓なら、サンキャッチャーを吊るしたり、ドライフラワーづくりのためにスペースを使ってみるのもおすすめです。
シンプルに1本だけ柱を立ててみる
棚にするほど収納が必要無いなら、シンプルな柱にしてみるアイデアはいかがでしょうか。木材をオイルステインなどで塗装すれば、味わいある良い雰囲気の柱になります。スペースが足りないキッチンに作るものとしてもおすすめ。
飾るものの例としては時計やカレンダー、小さな鏡、アートボードや観葉植物がおすすめ。キッチンならマグカップや、よく使う調理器具を引っ掛けておくと便利です。お部屋の壁のアクセントとしておしゃれなインテリアにもなるアイデア例です。
壁のインテリアボードとして
カフェみたいに壁を飾り付けたいけれど、賃貸だからと躊躇していたことはありませんか?ディアウォールなら壁にインテリアボードを設置し、ディスプレイスペースを作るのも思いのままです。
有効ボードや木材で壁を作れば、自由に釘を打てる壁になります。そこへ雑貨や観葉植物を飾れば、とてもおしゃれなインテリアに。
ディアウォールを用いた棚や本棚で失敗しないためのポイント
アイデア次第で自由自在に棚をDIYできるディアウォール。せっかく作るなら、できれば失敗せずに完成させたいところです。ディアウォールを使った棚や本棚のDIYを成功させるために、気を付けたいポイントについてまとめました。
木材の長さは正確に測る
ディアウォールを使ったDIYの注意点として、まず、「基本の基本」のポイントです。木材を正確に測りましょう!「そんな事は分かっているよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、木材の長さをきちんと測るのは実は難しいものです。
木材の長さを決める前に、床から天井までの長さの測定を気を付けて行うようにしましょう。床から天井の高さは、測ってみると部屋の左右で微妙に違ったりする場合が多々あります。
柱を立てる場所の一か所だけを測って安心せず、柱を立てる位置全てをきっちり図るようにしましょう。
ディアウォール公式サイトの情報は守る
それから、ディアウォール公式サイトの情報はきちんと守るようにしましょう。ディアウォールは人気のある製品です。公式サイト以外でも、様々なサイトで作り方の例が掲載されています。
各サイトで作り方が違うなど、あちこち見ていると混乱することがあります。DIY計画を立てる際は公式サイトをまず確認し、その情報をベースにプランを練ることをおすすめします。
ディアウォール公式サイトには、ツーバイ材より薄いワンバイ材には高さ制限があること、棚板を手前に出して設置する場合の長さなど、実際的なガイドがQ&Aコーナーに表記されています。必ず一度は目を通しておきましょう。
無理な負荷をかけないようにする
ディアウォール公式サイトには、ディアウォールにかけられる負荷について具体的な記述がありません。使用状況によって大きく異なるため、ホームページの施工例をもとに自己判断をということのようです。
設置の際にはしっかりディアウォールが止まっているか、少し手で押して確認もしつつ、あまり無理な負荷をかけないように棚を配置していきましょう。柱が緩いようならスペーサーの追加を。
ディアウォールの棚や本棚をおしゃれにする一工夫
ここまでディアウォールの特徴、作り方、アイデアや注意点と見てきましたが、ディアウォールで作りたい棚は決まりましたか?
シンプルに作るのも良いですが、せっかくDIYするなら、ぜひおしゃれで素敵な棚を作りましょう。ここではディアウォールで作る棚をおしゃれにする工夫についてまとめました。
木材と雰囲気を揃える
おしゃれな棚にするには、周りのインテリアと木材の雰囲気を合わせることが大切です。特に家の広い面積を占める床の雰囲気と合わせるのがおすすめ。
床以外でも、カウンターやダイニングテーブルなど、面積の広い部分に使っている木材とディアウォールに使用する木材の雰囲気を合わせると、全体に統一感が出ておしゃれな棚になるでしょう。
リメイクシートでおしゃれに見せる
リメイクシートを使うのも、おしゃれな棚づくりにはおすすめの方法です。リメイクシートは、木目調やレンガ風、大理石風などおしゃれな柄がたくさん。失敗してもはがせるので簡単です。
100均でも購入できるので、コスパも非常に良いおしゃれDIYアイデアです。サイズを測ってカットする手間はかかりますが、手軽に模様替えしたい方におすすめの方法と言えるでしょう。
ペンキで木材の色を変える手も
ペンキで色を塗るのも、おしゃれな棚にするためにおすすめの作り方です。壁に合わせて白くペイントしたり、くすんだブルーやイエローなどおしゃれなカラーでアクセントにするのも良いでしょう。
ペンキも100均でも取り扱いがあるので、作りたい棚が小さめサイズならそちらで探すと費用が抑えられます。リメイクシート同様、手軽に取り入れられるおしゃれな一工夫の方法です。
棚に扉を取り付ける
「おしゃれなインテリアにしたいけれど、作った棚に収納したいものが多くてごちゃごちゃしそう!」そんな状態なら、棚に扉をDIYでつけてみるのがおすすめです。
板の扉で中が見えないようにすれば、少々生活感のあるものをしまっても大丈夫。キッチン周りなどで、棚に家電を置く場合は配線を隠すのにも役立ちます。
もちろん、棚の中がおしゃれにできそうならガラス扉などで中を見せる扉にしても素敵。また地震などの対策としても役に立つアイデアです。
収納ボックスを置く
収納するものを隠す目的なら、収納ボックスを棚に置くのもおすすめです。視覚的にすっきりするので、中身を隠しつつおしゃれに見せてくれるのでとても便利。
生活感が出やすく物の多いキッチンや洗面所のDIYにおすすめのアイデアです。キッチンならバスケットを使用するのも素敵。使いたい収納ボックスがあるなら、はじめからそれに合わせて設計するのも良いでしょう。
ディアウォールの棚で効率的に収納しよう
いかがでしたか?ディアウォールは、キッチンやリビングにインテリアを兼ねた壁収納の作れる、画期的なDIYグッズです。ここで見たもののほかにも公式サイトなどでたくさんのアイデアに触れて、「こんなの欲しかった」をぜひ形にしてみましょう。