漫画家アシスタントになりたい!仕事内容や給料・必要スキル・募集サイトまとめ

漫画家アシスタントになりたい!仕事内容や給料・必要スキル・募集サイトまとめ

漫画家アシスタントになるにはどのようなことをすればアシスタントになれるのでしょうか。また、漫画家の平均の給料はいくらぐらいなのか有名になると給料はどれぐらい稼ぐことが出来るのでしょうか。今回は漫画家アシスタントになる方法について書いていきます。

記事の目次

  1. 1.漫画家アシスタントとは?
  2. 2.漫画家アシスタントの仕事内容
  3. 3.漫画家アシスタントの気になる給料
  4. 4.漫画家アシスタントになる資格は?未経験でもなれる?
  5. 5.漫画家アシスタントになるメリット
  6. 6.漫画家アシスタントのおすすめ募集サイト
  7. 7.漫画家アシスタントの1日
  8. 8.漫画家を目指す人の最初のステップはアシスタントから!

漫画家アシスタントとは?

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売れている漫画家でもアシスタントなしでは締め切りには間に合いません。アシスタントとはいなくてはならない大切な存在です。それでは漫画家のアシスタントは主にどのような仕事の内容をしているのでしょうか。募集はどこで行っており新人のアシスタントの給料はいくらぐらいなのでしょうか。未経験でも可能なのかという疑問を紹介していきます。

漫画家アシスタントの仕事内容

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漫画家アシスタントの仕事内容は経験によっても変わってきます。まだ漫画アシスタントを始めたばかりの方はほとんど原稿には触れることは出来ず、掃除や買い出しといった雑用係です。漫画アシスタントの基本は背景や効果線を書けるようにならなければいつまでたっても雑用係ですので早めに習得する必要があります。

背景や効果線を入れる作業

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漫画家アシスタントには「漫画家アシスタント検定」というテストがあり、一番下の3級で背景や効果線を書けるようにならなければ2級には進めません。

漫画家アシスタント3級検定の内容は「予め描かれたキャラクターに髪や背景の影などに対するべた入れ」「スピード感を伝えるための速さを線で表現」「描かれたキャラクターなどに対してスクリーントーンのベタ貼りや重ね貼り」

「汚れやはみ出しに対する修正をし、線の整理等のホワイトかけ」「簡単な背景を見本にしてその背景を参考にして描く」といったものになってますので、画家アシスタントになるには最低このようなことが出来ないと難しいです。

買い物や掃除の雑用

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漫画家アシスタントをしてみたいと考えいざ未経験でアシスタントを行おうとした場合、未経験の方はほぼ原稿は触らせてもらえず雑用から始まる可能性が高いです。

未経験の漫画家アシスタントの方は雑用をしながら帰ってから練習する覚悟がないと漫画家アシスタントは挫折してしまうでしょう。忍耐力がある方なら未経験でも挑戦してみてください。

漫画家アシスタントの気になる給料

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漫画家アシスタントの給料は本人の能力によって変わってきます。売れない漫画家のアシスタントから始まり、有名な漫画家のアシスタントが出来るのはそんなに早く上がっていけません。何年も何十年も下積み経験が必要になりますので、この下積みの間きちんと給料がなければ生活が出来ませんのでいくらぐらい給料があるのか気になります。

年収はおよそ220万円

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20代~60代の漫画家アシスタントの平均的な年収はおよそ220万円となっています。平均年収が220万円といっても20代の年収は140万円~180万円ぐらいが平均になっていますので、給料で換算してみると月9万円~12万円ほどです。

漫画家アシスタントの給料はなかなか厳しい金額ですので1人暮らしの方であればなんとかなるかもしれませんが、家族がある方は他に何かアルバイトでもしないと正直辛いのが現状です。

人気漫画家のアシスタントになるほど給料アップ

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漫画家アシスタントの給料は一般のサラリーマンに比べるとかなり低いですが、有名な漫画家のアシスタントになると多い方では給料が40万円稼いでいる方もいます。

ここまで給料を稼ぐことが出来るようになると「プロアシスタント」と言われるようになり有名な漫画家から依頼が来るようになってきます。

有名な漫画家のアシスタントになるには長い年月と技術が必要になってきますが、有名になることで仕事が増えていきますので頑張りましょう。

漫画家アシスタントになる資格は?未経験でもなれる?

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漫画アシスタントには「漫画アシスタント検定」がありますが、アシスタントに資格はあるのでしょうか。未経験でも漫画アシスタントになることは出来るのでしょうか。基本的な知識があれば漫画アシスタントとして未経験でも働くことが出来るのかを詳しく紹介していきますので参考にしてください。

背景や効果線はできて当たり前

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結論から言いますと漫画アシスタントは未経験の方でも出来ます。しかし、未経験で漫画アシスタントになろうとした場合、背景や効果線が書けるのが大前提となります。

背景とはその名の通り主人公などの後ろのになる部分を描くことですが、背景1つ描くのにも同じ絵が描けなければ読者がおかしいと感じてしまいますので未経験の漫画アシスタントになるには確実に同じ絵が描けるようになりましょう。

効果線ですが、未経験の方にはなかなか難しく、まっすぐ線を描く必要があります。そしてそのキャラクターを目立たせるようにする必要がありなかなか難しいです。

集中線・カケアミ・ベタフラッシュ

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続いて集中線という描き方がありますが、集中線は効果線と似ていますが、内容が少し違い画面の一点に向かって線を描くことで動きが感じられたり驚愕するシーンなどに使われる描き方です。

カケアミとは線だけで正方形を描く技法です。内容は「三」このように横の線を描いたり縦の線を描いたり斜めの線を組み合わせた描き方をして表現していきます。

ベタフラッシュという内容はまず中心に円を描きその円に沿って定規を使い、中心から外へ向かって黒く塗りつぶしていく技法です。

自動車や部屋などの実用性

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漫画家アシスタントの作業内容は自動車だったら走っているように上記の技法を使い、部屋であれば細かい部分まで表現する必要があります。

作業内容は覚える技術をたくさん覚える必要がありますが、作業内容を覚えてしまえば自身も出ますし依頼も増えていきますので、しっかりと作業内容を把握しましょう。

イラスト作成ソフトの基礎知識

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漫画家アシスタントになるにはペイントツールの基礎知識が必要になってきます。ペイントツールにも色々種類がありますので、各ペイントツールで使い方も変わってきます。

使い方は違っても基礎知識があれば大体のペイントツールを使いこなすことが出来ますので、有名なペイントツールの特徴を紹介していきます。

クリップスタジオ

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クリップスタジオはプロも使っている有名なソフトです。ダウンロードの値段は2万3000円となっています。ブラシなどの種類が豊富で、気に入ったトーンなどの素材購入することが出来ます。

特徴は、レイヤーを複数一度に選択した場合、同時に処理が出来ることと、クリップスタジオ1つあればすべての作業が出来てしまうという点です。

sai

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saiはどちらかというと初心者向けのペイントツールで、シンプルで使いやすくなっています。値段も5250円で購入できますのでおすすめです。

saiの最も特徴的なところは、線画に特化しておりイラストレーターやフォトショップよりも綺麗に仕上がります。saiで線画を描き、着色は他のツールで描くという方法を使う方が多いです。

saiは初心者からプロまでも愛用している有名なツールですので、漫画家アシスタントを目指すならこのツールから始めてみてはいかがでしょうか。

firealpaca

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firealpacaは使いやすいのに無料でダウンロードすることが出来ます。しかし、とても使いやすく、無料とは思えないほど便利になっています。

特徴は線が綺麗で水彩ブラシの機能もついています。3Dパース機能もありますので、空間の物体に対してスナップ出来ます。他にも漫画原稿テンプレートの機能も付いていますので、自分で枠を描く手間がはぶけます。

photoshop

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漫画アシスタント以外にも絵を描いている方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ペイントツールの中では一番有名です。

そんな有名なphotoshopの値段は2480円と安く購入することが出来ます。photoshopはイラスト以外にもデザイナー向けであったり写真愛好家向けであったりと幅広く使われています。

コミュニケーション能力

Photo byTumisu

漫画アシスタントになるには技術は必ず必要になってきますが、コミュニケーション能力も大切になってきます。挨拶は勿論のこと質問されても答えない、指示されても返事をしないなんてことはアシスタントとして失格です。

漫画アシスタントは漫画家のサポートをする側であり時間に追われているからアシスタントが必要になるわけですので、そんな緊張感のある場所で自分勝手で相手のことを考えていない漫画アシスタントはトラブルの原因となります。

漫画アシスタントは気を使えてその場の対応が出来る方が向いていますので、しっかりとコミュニケーション能力を身につけましょう。

漫画家アシスタントになるメリット

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漫画家のアシスタントになる理由はアシスタントとして働くことで、漫画家の技術を盗んだり自分の腕を上げていくことで自分自身が漫画家になるチャンスが増えていきます。漫画家になれば自分の腕次第で有名になれるかもしれませんのでアシスタントは必ず必要になってきます。

有名漫画家の感性を得ることが出来る

Photo bymirceaianc

アシスタントとしてベテランになってきたら自分が漫画家として生活していきたいと誰もが考えます。運がよく有名な漫画家のアシスタントにつけた場合、有名な漫画家の特徴や感性を得ることが出来ます。

アシスタントとは漫画家の指示を聞いているだけではなく、漫画家の技術を吸収する必要がありますのでアシスタントとして働いてしっかりと漫画家の特徴を覚えましょう。

デビューのチャンスが増える

Photo bygeralt

漫画家のアシスタントをしなくていきなり漫画家になろうと思った場合、ずば抜けた感性がなければ漫画家になるのは難しいでしょう。

漫画家になるにはしっかりとアシスタントとして下積み経験をし、自信をつけてから漫画家として挑戦することをおすすめします。

漫画家アシスタントのおすすめ募集サイト

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アシスタントになりたいけどどこで探せば良いのでしょうか。募集しているサイトや検索方法などはあるのでしょうか。こちらでは漫画家のアシスタントとして働きたいけど働ける募集方法が分からないといった方に知っていただきたいので、こちらで紹介していきますので参考にしてください。

J.A.C.(Japan Assistants Club)ジャパンアシスタントクラブ

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ジャパンアシスタントクラブは3人のアシスタントが設立しており、アシスタント不足の漫画家に対してアシスタントを紹介するという募集内容となっています。

募集の方法は利用料は無料でボランティアでアシスタントを探してくれる良心的な募集サイトです。漫画家が利用する募集サイトの中ではジャパンアシスタントクラブが一番使われています。

GANMO(がんも)

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GANMOは掲示板型の募集方法で、漫画家が多数募集していますので、自分に合った漫画家のアシスタントになることが出来ます。

GANMOの募集内容の中には在宅でアシスタント出来る場合もあります。しかし在宅でのアシスタントは漫画家のそばで描くわけではありませんので上達は難しいですので、アルバイト感覚の仕事になってしまいます。

mixiで個人的に連絡する

Photo by S_e_i

こちらのmixiで募集する場合は、漫画家に関するコミュニティーを検索して登録するという自分自身で探す方法になっています。

アシスタントとして認めてもらうには技術や作品を投稿することで認めてもらうしかないため、技術を磨いていくことが必要となってきます。

Twitterで募集を探す

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Twitterで漫画家のアシスタントを探す場合も同様で、漫画家のカテゴリーを探しそこに登録することでアシスタントとして働ける可能性が出てきます。

Twitterは今登録者がとても多いので自分の技術や作品を見てもらうには最適です。投稿することで登録したグループに見てもらうことが出来ますので、同じようなカテゴリーをどんどん登録していけば漫画家に見てもらう可能性がありますのでおすすめです。

編集部のホームページ

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最終手段になるかもしれませんが、直接編集部のホームページにアピールしてみましょう。求められている技術が高いかもしれませんが一度連絡してみましょう。

この場合嘘はつかず、自分が出来る本当の技術を伝えましょう。採用後話が違うとなって二度とそこの編集部に相手にされなくなってしまう可能性があります。

漫画家アシスタントの1日

Photo byFree-Photos

漫画家アシスタントの1日はどのように生活しているのでしょうか。作業時間はどのくらい働いてご飯はどうしているのか、睡眠時間はどれぐらいなのか、漫画家のアシスタントの1日がどのように生活しているのかが気になりますので紹介していきますので参考にしてください。

週刊連載を担当した場合

Photo byFree-Photos

週刊連載を担当した場合どのような生活を送っているのでしょうか。ちゃんと睡眠や食事はとれるのでしょうか。

ここでは平均的な生活の流れを紹介しています。決してすべての漫画家のアシスタントがそのような生活しているわけで注意してください。

起床

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9時ごろ起床しますが、起床というよりは仮眠に近いです。朝の5時まで仕事していることが多いので実際には数時間しか寝ていません。

そして、起床後はすぐに仕事を再開するので、しばらくは仮眠することが出来ません。漫画家の世界は睡眠時間が少ないようです。

昼食

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13時頃昼食をとりますが、あまり昼食をとる時間はないようで、早い時には5分ぐらいしか昼食の時間はありません。

昼食をする際はパンやおにぎりといった簡単な食べ物が多く、早く仕事を再開するように昼食をとっています。

資料探し

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14時頃インターネットや書籍などで資料探しをします。いかに良い作品にするかが大切なので念入りに資料探しをします。

資料探しはネタ作りには欠かせないことですので、じっくりと構成などを考えていきます。そのおかげで楽しい漫画を読むことが出来ます。

打合せ

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19時頃担当者と一緒に打合せを始めます。内容は次のストーリーの内容について打ち合わせしていきます。

ここで貴重な意見が見つかると次の作業の効率がはかどりますので、打合せはみんなの意見が必要になります。

ネーム作り

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21時頃ネーム作りを開始します。この時間からが最も集中できるため、本格的にペン入れを始めていきます。

ここから0時ぐらいまで作業をし、30分ほど仮眠したら軽く食事をとり、また朝方まで仕事をしていくという流れです。漫画家の世界は休む暇がないことが分かります。

漫画家を目指す人の最初のステップはアシスタントから!

Photo byathree23

漫画家になるには自力で漫画家になるのではなく、漫画家のアシスタントとなり漫画家の元で修業しましょう。漫画家の良い所や感性を盗み、自分の技術にプラスしていき、運よく売れている漫画家に出会えた時はアシスタントとして働きつつ何故この作品が売れているのかというところをしっかり勉強し、立派な漫画家を目指しましょう。

iyasino777night
ライター

iyasino777night

様々な情報を記事で提供していきますのでよろしくお願いいたします

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