Suicaのチャージ上限金額はいくら?上限の理由や引き上げが可能か解説!

Suicaのチャージ上限金額はいくら?上限の理由や引き上げが可能か解説!

Suicaはタッチ&ゴーで便利に使えますが、チャージ金額の上限は2万円です。多くの電子マネーのようにチャージ金額上限を引き上げて欲しいという要望は多いことでしょう。今はiPhoneでSuicaが使える時代です。チャージ上限金額の変更は今後あるのでしょうか?

記事の目次

  1. 1.Suicaのチャージ上限金額は2万円
  2. 2.Suicaのチャージ上限金額がある理由
  3. 3.Suicaのチャージ上限は引き上げられない
  4. 4.Suicaへのチャージ方法
  5. 5.Suicaのオートチャージは便利?
  6. 6.Suicaの電子マネーの使い方
  7. 7.Suicaは上限金額2万円から変更できない

Suicaのチャージ上限金額は2万円

Photo by hazuijunpei

Suicaは電車やバスに乗る上で、今や欠かせないICカードとなっています。電車料金だけでなく、コンビニでちょっとした買い物をする時に、電子マネーとして使っている人も少なくないでしょう。

Suicaはチャージして使用するものですが、チャージ金額の上限が、たったの20000円である事実をご存じでしょうか?

Suicaにある程度チャージされた金額が残っていないと、電子マネーとして使うのも不便ですし、改札を抜けられなくなるといった危険性も出てきます。

iPhoneもiPhone7から、Suicaが利用できるようになりました。日々持ち歩くことが必須のiPhoneでSuicaが使えるようになり、便利に思っている人も多いことでしょう。iPhoneでのSuica利用は、専用アプリによって行われます。

iPhoneでは登録したクレジットカードによって、場所を選ばず、いつでもどこでもチャージができます。ではiPhoneなら、20000円の上限は引き上げられるのでしょうか?残念ながらiPhoneでのチャージも20000円が限度になっています。

1回のチャージ上限金額1万円

Photo by Kossy@FINEDAYS

Suicaのチャージ上限金額は20000円です。しかしSuicaの1回のチャージの上限金額は、その半分の10000円です。Suicaのチャージ上限の20000円をチャージするためには、2回チャージしなければなりません。

毎日使うSuicaのチャージ上限はなぜこんなに低いのでしょうか?Suicaチャージ金額の引き上げ変更を望む声は決して少なくないでしょう。では、Suicaチャージ引き上げ変更の予定はあるのでしょうか?また、引き上げ変更の運動は、どこかでなされているのでしょうか?

Suicaの履歴を確認&印字する方法!パソコンやiPhoneでチェック可能? | 副業・暮らし・キャリアに関するライフスタイルメディア
Suicaは、通勤や通学だけでなく、コンビニの支払いなど、生活の様々なシーンで活用しています。経費申請のために履歴を検索しますし、コンビニで買い物したらいくらかかったのか履歴をチェックします。今回は、Suicaの履歴をチェックする方法について紹介します。

Suicaのチャージ上限金額がある理由

Photo by 池田隆一

Suicaのチャージ上限が20000円であることはわかりました。しかも1回のチャージ上限額は10000円であることも先述しました。しかしなぜ、20000円といった額を上限にしているのでしょうか?

Suicaの他、交通系ICカードのPASMOも上限額は同じ20000円です。しかし、セブン&アイの「nanaco」やイオンの「WAON」の上限はもっと上で、多くの金額をチャージできます。なぜSuicaなど交通系ICカードは上限が20000円になっているのでしょうか?

電車賃としては十分な金額として設定された

Photo by bitmask

SuicaはJR東日本で利用できるICカードです。したがって首都圏だけでなく、仙台、新潟といった各エリアでは使うことができます。しかし、エリアをまたいでSuicaを使うことはできません。Suicaを使って東京から仙台に行くことはできません。

そうなると首都圏でSuicaを利用する場合、首都圏エリアの端から端へと行ってみたとしましょう。松本、いわき間を例にすると、7344円しかかかりません。

実際問題として、JRを利用する限り、1回の利用で運賃が20000円を超える移動というのは、ほぼ不可能と言っていいでしょう。もし近い将来にSuicaでJR東日本全エリアを乗り通せるようになったとします。

東京から新潟、秋田を経由して青森に行っても10800円にしかなりません。Suicaの現状のチャージ上限金額で間に合うという理屈になるのでしょう。

高額チャージは紛失時のリスクになる

Photo by othree

またJR東日本の説明では、Suicaのチャージ上限金額が20000円である理由がもう1つあります。それはSuicaが無記名のICカードであることから、紛失した場合、不正利用されるなど、セキュリティの問題が高くなるというものです。

確かに無記名のSuicaを無くしたり、不正利用されたりした時の損失を考えたら、チャージ上限金額の引き上げはリスクが高いように見えるでしょう。

一度に高額のチャージができるようになれば、頻繁にチャージをする必要がなく便利かもしれません。しかし、この点に関しては、後述するオートチャージという手もあります。

Suicaのチャージ上限は引き上げられない

Photo by くーさん

最近になって、次々に新しい電子マネーが発表され、多くの人が使っている実情があります。電子マネーの利用額や利用頻度が増えている現実を踏まえた時、Suicaも上限の引き上げ変更を検討してもいいのではないかと考える人は少なくないでしょう。

電子マネーの競争が激化する中、Suicaが生き残るためにも、チャージ上限の引き上げ変更はできないのでしょうか?

上限アップの声は多い

Photo by ume-y

実際、Suicaのチャージ上限金額の引き上げ変更を求める声は上がっているようです。JR東日本も「上限額の引き上げ変更を希望する意見はもらっている」と認めています。

ただ、現時点での上限額引き上げ変更の予定はなく、今後、利用状況を見ながら検討していくという考えであるのは確かなようです。Suicaのチャージ上限引き上げ変更は、技術的に可能なのでしょうか?

ICカードの技術方式であるFeliCaを開発したソニーの話では、上限額はいくらでも設定できるそうです。大袈裟な話、100万でも1000万でもそれ以上でも技術的には問題がないということです。

ほかの電子マネーに合わせてアップする可能性はある

Photo by Pengdo-oing

Suicaのチャージ上限引き上げ変更に関して、技術的に問題がないことはわかりました。それならば、今後上限額引き上げ変更の可能性はあるのではないでしょうか?100万だなどという大袈裟な話ではなくても、電子マネーの世界は競争世界と言えるでしょう。

他の電子マネーが50000円上限であることから、それに合わせて増額変更されていくことは、大いに考えられるでしょう。

Suicaの発行枚数は、2018年3月末で7000万枚近くになっており、今後も電子マネーとしての役割が強くなることを考えれば、近い将来に上限額が引き上げ変更されてもおかしくないと考えられるのではないでしょうか?

Suicaへのチャージ方法

Photo by Hiroyuki Tsuruno

あなたはSuicaをどうやって購入しますか?Suicaもそもそもカードがなければ始まりません。Suicaカードは駅の券売機、みどりの窓口、コンビニで購入できます。さらにネット購入も可能です。一番一般的な購入方法は、券売機での購入でしょう。

「Suicaの購入」のボタンを押すと、記名式のSuicaか無記名のSuicaかを選択します。次に最初にチャージされる金額が出てきます。

1000円、2000円、3000円、4000円、5000円、10000円の中から選ぶことができます。そのうちの500円はデポジットになるので、実際にチャージされる金額は、表示額から500円をマイナスした金額になります。

券売機の利用

Photo by h_okumura

いざ、Suicaを購入し、使っているうちに残金がなくなって、チャージをするとします。Suicaのチャージはどこでできるのでしょうか?まず、駅の構内にある自動販売機や多機能券売機でチャージをするのが一般的なチャージ方法でしょう。チャージ単位は500円からで、1000円、2000円、3000円、5000円、10000円の単位から選ぶことができます。

ビューカードATMの利用

Photo byjarmoluk

ビューカードATMの存在を知っていますか?JR東日本エリアの駅構内には、ビューカード利用者のためのATMである「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」があります。ここでもSuicaのチャージができます。

ビューカードを持っていれば、簡単にクレジットチャージをすることができます。チャージ単価は1000円からで、2000円、3000円、4000円、5000円、10000円のチャージができます。

コンビニの利用

Photo by Yuya Tamai

Suicaはコンビニでもチャージができます。セブンイレブンやローソンといった主要コンビニだけでなく、店舗数が多くないデイリーヤマザキのようなコンビニでもチャージができます。

チャージ可能なコンビニは、先に挙げたセブンイレブン、ローソンの他、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクス、NEWDAYS、セイコーマートなどです。チャージ単位はコンビニによって変わりますが、上限が20000円の点は同じです。

iPhone・Androidでの利用

Photo by shokai

機種にもよりますが、iPhoneやAndroidスマホでもSuicaが利用できます。iPhoneの場合、専用アプリでSuicaにチャージするのですが、この時クレジットカードが必要になります。

クレジットカードをiPhoneに登録すれば、いつでもどこでもチャージをすることができます。500円単位で限度額が20000円である点は変わりません。Android端末の場合は、GooglePayアプリからSuicaを発行することができます。

モバイルSuicaを利用している場合も追加することができます。チャージは1円単位で可能です。指定した残額を下回った時に「リマインダー機能」によって知らせてくれる点もうれしいところです。

Suicaのオートチャージは便利?

Photo by psd

ここまでSuicaのチャージ方法について見てきました。Suicaのチャージ上限が20000円なので、しょっちゅうチャージをしなければならない不満を持つ人もいるでしょう。そのような場合、Suicaのオートチャージを利用してはいかがでしょうか?オートチャージはSuicaの他、交通系ICカードのPASMOにも同じ機能があります。

オートチャージ機能とは

Photo by 持続可能な地域交通を考える会 (SLTc)

Suicaのオートチャージ機能とはどういったものなのでしょうか?オートチャージ機能を利用するには、あらかじめクレジットカードを登録しておく必要があります。

残高を設定し、設定値以下になった場合、自動的にあらかじめ設定した金額をチャージするという機能です。

Photo by Jon Åslund

まず「オートチャージ判定金額」を2000円、「自動的にチャージする金額」を3000円としましょう。Suicaの残高が2000円以下になると、クレジットカードから3000円が自動的にチャージされます。

これにより、券売機やコンビニでわざわざチャージをする必要がなくなります。一番のメリットと言えば、残金不足のために改札で引っ掛かるというケースがなくなることでしょう。通勤や通学で頻繁に改札を通るという人にはおすすめの機能と言えるでしょう。

オートチャージSuicaを作ろう

Photo by theducks

オートチャージSuicaは駅のATM「ビューアルッテ」で申し込みと設定ができます。まず10種類あるカードから好みのものを選びます。ルミネカードやビックカメラスイカカードなどありますがビュースイカカードが一番オーソドックスと言えるでしょう。

オートチャージの他、定期券、クレジット機能がつきます。さらにオプションですが、国内海外旅行傷害保険、ETC機能なども無料で付けることができます。各種カードによって、年会費が異なるので、チェックした上で選びましょう。

カードを作成していく途中で、支払い口座の設定ができます。お好みの口座を選択しましょう。あとは通帳かECO通帳の情報を用意し、手続きを進めます。この2つの手順でOKなので15分もあれば手続きが完了します。

Photo bygeralt

ではもし、オートチャージSuicaを紛失した場合、どうすればいいのでしょうか?これもクレジットカードの補償やSuicaへの入金残額までしっかり補償されます。

紛失や盗難に遭った場合はすみやかにクレジットカード会社とJR東日本に電話をすると、その日の前日から起算して60日前にさかのぼってその日以降に不正使用された分は、JR東日本が負担をするので安心です。

Suicaの電子マネーの使い方

Photo by giovanniscanavino

Suicaは切符代わりに使われるだけではありません。交通系ICカードであるSuicaは、電子マネーとしても便利に使用することができます。ICカードの特徴である、スムーズな決済が、特別に電子マネーを持たなくても、いつも切符代わりに利用しているSuicaでできるわけなので、このシステムを使わない手はないでしょう。

全国の対応店舗で支払い可能

Photo bygeralt

最近ではさまざまな電子マネーが登場しています。セブン&アイグループで使える「nanaco」や、イオングループで使える「WAON」が代表的なところでしょう。これらの電子マネーは、事前にお金をチャージして使います。

これと同じ使い方をSuicaもすることができます。お札や小銭をわざわざ出す必要はありません。Suicaをレジの端末にタッチするだけで、決済が完了します。通勤途中にちょっとしたものを買いたいと考える時、Suicaはとても便利です。

さらにはネットショッピングの決済にもSuicaを使うことができます。Suicaで決済をするので、クレジットカードが不要となります。決済方法を一本化することで、ショッピングがますます便利になることでしょう。

1ポイント1円として利用可能

Photo by youhei.nitta

Suicaを電子マネーとして利用することのメリットとして、ポイントが貯まるということが挙げられます。Suicaで買い物をした場合の還元率は、0.5パーセントから1.0パーセントで、決して低いとは言えないでしょう。普段の買い物にSuicaを利用し、たくさんポイントを貯めることをおすすめします。ポイントは1ポイント1円で利用できます。

Suicaは上限金額2万円から変更できない

Photo by くーさん

単なる切符の代替物から、日々の買い物にも使うことができるSuicaの活用法は、ますます広がっていくことでしょう。それにつれ、チャージ上限金額の20000円がネックになってくる場面も増えてくることでしょう。しかし今のところ、Suicaのチャージ上限金額が変更される予定はなさそうです。上限の20000円の中で、賢くSuicaを利用していきましょう。

橘亜月
ライター

橘亜月

家族にも呆れられる人形オタクです。見る側の気持ちによって表情を変える人形の写真を撮って人形劇ブログを作成するのが何よりの楽しみです。日々の忙しさにブログは休止中ですが、人形への愛は変わりません。

関連するまとめ

人気の記事

記事はありません。