ティーポットの選び方
ティータイムを楽しく彩ってくれるティーポット。美味しさももちろんですが、そのデザインや作りで見た目も香りも大きく違いがでます。しかし、同じティーポットとはいえおしゃれなもの、かわいいもの、いろいろと種類があり、選び方も迷ってしまいます。
そこで、どのような選び方があるのか。そのポイントと、おすすめのティーポットを24種類。さらにブランドなどの基本的な情報などをまとめてご紹介します。
素材での選び方、形での選び方、サイズでみる選び方など、ティーポットを選ぶうえで欠かせないポイントを踏襲しながら、さまざまなおすすめティーポットと、すばらしいブランドメーカーと、ティーポットの達人を目指しましょう。
素材
おすすめのティーポットの選び方として、素材の種類や特徴はしっかりと押さえておきたい項目です。後述しますが、それぞれの素材の特性によってお茶の出来上がりや温度維持、香りの在りようなどが変わります。
具体的には「ガラス」「陶器」「磁器」「金属」の素材で作られているティーポットについて説明します。それぞれにどのような特徴や特性があるのかをしっかりと理解したうえで、最適なティーポットを選びましょう。
形状
ティーポットの選び方で気を付けたい事として、紅茶の味にこだわりたい人におすすめの形状は「丸い形状のティーポット」です。茶葉が上手にティーポットの中で「ジャンピング」を行いやすくなる形状が丸い形状のティーポットなのです。
お湯を注いだ時に発生する対流が、茶葉の動きをほどよくジャンピングさせてくれるため、紅茶の香り、そして旨味を存分に引き出してくれるのです。他には「スクエア型」「筒形」日本茶でお馴染みの「急須」などが挙げられます。
サイズ
続いてのおすすめティーポット選び方ですが、次に気を付けたいのがティーポットのサイズです。自分だけが一人で楽しみたい。大勢と仲良くティータイムを楽しむ為に欲しい。といったように、何人で使用することを想定しているのかによってサイズは適正な物を選びましょう。
なぜなら、形状でも説明しましたが、茶葉は上手にジャンピングが行えるほど美味しいお茶が出来上がります。サイズの伴っていないティーポットではジャンピングが正しく行えないことがあり、味が落ちてしまうからです。
だいたい二人で丁度のサイズが300㏄を目安に、3人から4人であれば500㏄程度の大きさを目途に、最適なサイズのティーポットを選びましょう。
網の形
急須タイプに多い選び方のポイントですが、茶葉を直接入れるティーポットには網が付属しています。付属している網も「胴体に直接ついている」「胴体に小さな穴があいている」「取り外しできる網がある」といったタイプがあります。
胴体に小さな穴が空いたタイプは、茶葉の動きを阻害するものがないので、茶葉の旨味や香りが十分にティーポットの中で広がります。しかし、目詰まりを起こしやすくなるため、大きめの茶葉の方が使いやすいと言えます。
もっとも多いタイプの「取り外しできるカゴタイプ」ですが、茶葉のジャンプスペースが限られるので抽出できる量は弱めとなります。ですが、取り外せば、ティーバッグを使って抽出することもできるので使い勝手の良いタイプと言えます。
洗いやすさ
上手な選び方のポイントとして、ティーポットはどうしても茶葉の残りや茶渋が残ってしまいやすく、より洗いやすいものの方が使い勝手が良くなります。メンテナンス性の高さがより美味しいお茶を入れるための道具としての寿命を永らえさせてくれるからです。
陶器や磁器を使ったティーポットの場合であれば、漂白剤を使うことで表面上の茶渋をきれいに落とすことができます。しかしティーポットの材質によっては、漂白剤で表面が痛んだり変色してしまうことがあるので、よく確認しておくことが大切です。
ティーポットの種類と特徴
前述したティーポットの選び方で「素材」について触れましたが、ここからは素材ごとの違いについての説明を紹介します。それぞれの素材でどのようなって適正があり、どのような使い方に向いているのか。
選び方においてどうして素材というものが大切になってくるのか。そうしたことを踏まえて具体的にどのような特性なのかを見ながら参考にしてください。
ガラス
人気の高いガラス素材を使ったティーポットは、透明なので茶葉から生み出される お茶の色や動きを見極めやすいため、お茶の練習をする上でもわかりやすいことで人気の素材です。
香りがそうそうつきにくいという特性があるため、ガラスのティーポットひとつで色々なお茶を入れられることも人気の秘密といえます。ですが、ガラス製のティーポットは、他の素材のものと比べて少々冷めやすくなっているというデメリットがあります。
ですから、ガラス素材のティーポットを使う場合は、ティーポットの温度を保温することができるポットカバーやティーコージーを使うことをおすすめされています。
陶器
陶器は吸水性と耐熱性、そして保温性に優れた使い勝手の良いティーポットが陶器の特性です。陶器は温かいお茶をできるだけ長く楽しみたいという人におすすめの素材と言えます。陶器は吸水性が高いので、柔らかな口当たりをお茶に与えることができるという効果もあります。
しかし、陶器は吸水性の高さは必ずしも飲むお茶に良い影響を与え続けるだけというわけではありません。陶器は香りや味がティーポットに染み込みやすく、どんなに上手く洗っても、違うお茶を入れると味や香りが混じってしまうことがあるのです。
陶器の使い込めば使い込むほど素晴らしい風合いと、独特な風味を醸し出すような陶器製のティーポットは、「育てる」という概念を生むほど奥深いティーポットなのです。
磁器
素材からのティーポットの選び方、続いては磁器を使ったティーポットについてです。最も素直で馴染みの深い磁器製のティーポットは、味や香りがティーポットに染み込んでしまうことがないので、毎回全く違う茶番を入れてもそれぞれ味を楽しむことができる素材です。
こだわりの強い、趣味趣向に非常に高い意識を持つ方には少々物足りない印象を受けるかもしれません。日本茶から紅茶、中国茶にいたるまで、茶葉の種類に関係なく楽しむことができることが人気のポイントです。
その日の気分や、雰囲気、感覚的なもので飲みたいお茶を選ぶような人には、磁器を使ったティーポットがおすすめの素材と言えます。
金属
ステンレス製のものや、シルバー製のもの、真鍮や鉄製品といった、金属製のおすすめティーポットの選び方のポイントです。茶番の様子が見えにくい、といったデメリットはあるもののおしゃれで味のある製品が多い金属製のティーポット。
上手においしいお茶を入れられるようになるまでは少々時間と技術が必要となるものの、湯切りの良さやおしゃれで可愛いデザイン性の高さに魅了される人は多いです。
金属製の素材によっては「錆びる」という危険性も持ち合わせていますが、ステンレスのようなさびにくい加工を施されたティーポットもあるので、金属製のティーポットを始めて使う人にもおすすめです。
ガラスティーポットのおすすめ5選
茶葉の状態がどのようになれば最高の状態のお茶を楽しむことができるのか。初心者にとってお茶を美味しく入れることのできる方法や、そのノウハウを習得することはとても難しいことです。
よく見えない茶葉の色合いや頃合いの風味を感じ取ろうにも、陶器や磁器製ではいまひとつつかみきれずに、どうしてもうまくお茶が煎れられない、といったこともあります。
しかしガラスの素材を用いたティーポットを使うことで、教えられた通りの茶葉の状態に持っていくことがより容易になります。値段が手頃なものも多いので、お茶の初心者の方にもお勧めできるガラス素材のティーポットを5種類ご紹介します。
必ずこれを選ぶべきであるというわけではありませんが、初心者からでも扱いやすいガラス素材のおしゃれで人気のティーポットをご用意しましたのでご覧ください。
おすすめ①ハリオ・CHJMN-45T
ガラス素材でおすすめの人気ティーポット。「ハリオ」は、日本国内で耐熱ガラスを製造しているブランドです。国内工場から生み出されるさまざまな調理器具や理化学用品に加えて、ティーポットを製造しています。
食器洗浄機や電子レンジでも使うことができる製品がラインナップされており、初心者でも安心して使うことのできるティーポットが用意されています。
形状は急須型となっています。しかし注ぎ口と口径が一体型なので洗いやすい構造になっています。サイズは300ml、450ml、700mlサイズで、それぞれ1.2人、2.3人、3.4人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網の形は脱着型です。
おすすめ➁ハリオ・CHC-45T
ガラス素材でおすすめの人気ティーポット。同じく「ハリオ」ブランドのティーポットです。底にむかってゆるやかなカーブを描くフォルムがかわいいおしゃれなティーポットになっています。とても大きな茶こしがジャンピングを効果的にします。
形状はぽってりとした丸型タイプです。。そのため洗いやすさは上々です。サイズは450mlと700mlが用意されており、1.2人用から3.4人用まで幅広くお茶を楽しめるサイズがあります。網の形は付けはずしできるタイプですので、状況に応じて変更できます。
おすすめ③ハリオ・JTS-35-OG
ガラス素材でおすすめの人気ティーポット。こちらも上記と同じく「ハリオ」ブランドを冠したティーポットとなります。ジャンピングを確認しやすい計上となっており、タイミングを見計らいやすいところが人気のポイントです。
形状は丸型となっています。そのため洗いやすさは非常によく、サイズは350mlサイズで、大体1.2人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網(茶こし)は上蓋の内側に付属しているタイプです。
おすすめ④ボダム・1921-16-6
ガラス素材でおすすめの人気ティーポット。続いては「ボダム」ブランドのティーポット「CHAMBORD」です。使い勝手に配慮されたつくりのおしゃれなティーポットで、スティール製の脚のお陰でコースターなどを必要としない点もポイントです。
形状は丸型となっています。そのため洗いやすさが非常に良く、サイズは1.0Lと1.3Lサイズで、最大で6.7人くらいまでお茶を楽しめる大きなサイズです。網の形は取り外し型ですので、自在に茶葉を選べます。
ジャンピングをしっかり確認できて、しかも大容量ですので、来客用やパーティ用として考えている方におすすめです。
おすすめ⑤ボダム・1875-01
ガラス素材でおすすめの人気ティーポット。こちらも同じく「ボダム」ブランドのラインアップで「BISTRO NOUVEAU」というおしゃれなティーポットです。シンプルですっきりとしたフォルムと、考えられた蓋の形状が使いやすさをさらにアップさせています。
形状は円筒状となっています。そのためとても洗いやすくなっています。サイズは1.0Lと1.5Lサイズがあり、最大で7.8人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網の形は円筒状の脱着型です。
陶器ティーポットのおすすめ5選
吸水性と保温性の高い陶器のティーポットには、急須タイプの形状をしたティーポットが散見されます。なかでも人気の陶器のおすすめティーポットを5種類ご紹介しますので、陶器のティーポットをお探しであれば参考にしてください。
おすすめ①ウェッジウッド・チャドウィック
陶器素材でおすすめの人気ティーポット。「ウェッジウッド」ブランドによる1995年から1998年の間に製造され、現在では廃版となっている陶器モデルの「チャックウッド」です。上品なフォルムにそっと色付けされた細やかな意匠がおしゃれです。
形状は陶器のランプ型となっています。そのため洗いやすさは少し難しくなっています。サイズは全高が12.5cmサイズで2.3人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網は付属していません。
おすすめ➁ウェッジウッド・インタグリオ
陶器素材でおすすめの人気ティーポット。「ウェッジウッド」ブランドから、真っ白な素材の美しさをそのまま表現したフォルムが美しい「インタグリオ」です。美麗といってもおかしくない陶器の芸術的なティーポットに仕上がっています。
形状は上部の大きな円筒となっています。そのため本体は洗いやすくなっていますが、注ぎ口には専用のブラシが必要です。サイズは1000mlサイズで、おおよそ5.6人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網は付属していません。
おすすめ③ル クルーゼ・Le Creuset
陶器素材でおすすめの人気ティーポット。まるくて愛らしいフォルムがおしゃれな、アメリカのブランド「ル・クルーゼ」から販売されている「Traditional Teapot」です。大づくりなので沢山の人と一緒にお茶を楽しみたい人におすすめです。
ただし、口径がすこし小さいので、洗浄時に難しさを感じる作りになっています。注ぎ口も細いため、専用のブラシを用意しておくべきでしょう。
形状は「急須型」となっています。そのため洗いやすさは少々むずかしい構造です。サイズは1.3Lサイズで、おおよそ7.8人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網は付属していません。
おすすめ④ル クルーゼ・Mediumgrand Teapot
陶器素材でおすすめの人気ティーポット。こちらも「ル・クルーゼ」ブランドのラインアップである「Mediumgrand Teapot」です。円筒状の大きなティーポットで、アメリカらしい形状をした温かみのあるデザインが人気です。
形状は円筒状となっています。そのため注ぎ口を除いて洗いやすくなっています。サイズは1.3Lサイズで、こちらも7.8人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網は付属していません。
おすすめ⑤マリメッコ・OIVA TEAPOT
陶器素材でおすすめの人気ティーポット。北欧のおしゃれなブランド「マリメッコ」から「OIVA TEAPOT」というティーポットです。陶器と質感と純朴なデザインが、日本家屋の調度品とみごとなマッチングを見せるデザインとなっています。
形状は高さの低めな円筒状となっています。そのため非常に洗いやすく出来ています。サイズは700mlサイズで、おおむね4人らいでお茶を楽しめるサイズです。網は脱着型の陶器製となっています。
金属ティーポットのおすすめ5選
続いてはおすすめの金属素材で人気の高いティーポットを5種類ご紹介します。独特なフォルムや金属製の製品らしい無機質なおしゃれ感や、機能性に注視した美的感覚を刺激するティーポットが魅力の品々です。
おすすめ①Asixx・ティーポット
金属素材でおすすめの人気ティーポット。「Asixx」という中国のブランドによる非常にリーズナブルなティーポットです。とてもシンプルで形状は玉子型をしており、独特なフォルムとステンレス製の頑強さが人気のティーポットとなっています。
素材は高品質ステンレススティールで出来ており、形状は玉子型となっています。そのため注ぎ口を除き洗いやすく、サイズは1Lサイズと1.5Lサイズが選択可能。7人から12人くらいまでお茶を楽しめるサイズです。網は付属していません。
おすすめ➁新光金属・S-2508
金属素材でおすすめの人気ティーポット。続いてはブランド「新光金属」が製造、販売している「鎚目入れティーポット S-2508」です。新光金属は昭和34年から続く銅物製造の老舗ブランドで、超一流と呼び声の高い品々が取り揃えられています。
素材は銅で出来ており、形状はヤカン型となっています。そのため注ぎ口以外は洗いやすく幅広い口径が魅力です。サイズは1.1Lサイズで、6.7人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網の形は内蔵型です。
おすすめ③三宝産業・B-TYPE
金属素材でおすすめの人気ティーポット。シンプルなたたずまいながらしっかりとした作りのティーポットで、蝶番のついた蓋と時として無骨にもみえるシャープなフォルムがおしゃれな商品です。
素材はステンレスで出来ており、形状はヤカン型となっています。しかし、注ぎ口、口径ともに洗いやすい形状をしています。容量サイズは300mlで、1~2人くらいからお茶を楽しめるサイズです。茶こしは付属していません。YUKIWAブランドより販売されています。
おすすめ④アレッシィ・SAN01
金属素材でおすすめの人気ティーポット。キュートでかわいくておしゃれなこちらのティーポットは「アレッシィ」ブランドの「FRUIT BASKET」です。横から見るとヒヨコと見まがう愛らしさが、金属製のフォルムと相まってとてもおしゃれです。
素材はステンレスで出来ており、形状は玉子型となっています。注ぎ口は短いながらも細いので少し洗いづらいです。サイズは1.4Lサイズで、8.9人くらいでお茶を楽しめるサイズです。茶こしはついていません。
おすすめ⑤和田助製作所・2112-0207
金属素材でおすすめの人気ティーポット。「和田助製作所」ブランドを冠したこの金属製のティーポットは、無骨さの中にも洋風でエレガントな印象が楽しいデザインの「菊渕ティーポット 2112-0207」というラインアップです。
素材はステンレスで出来ており、形状はヤカン型となっています。そのため注ぎ口以外は洗いやすく幅広い口径が魅力です。サイズは2人くらいでお茶を楽しめるサイズです。茶こしはありません。
磁器ティーポットのおすすめ5選
シンプルなうつくしさとおしゃれなデザインが混在する、伝統的な老舗ブランドからも数多くの出品がみられる磁器製ティーポット。こちらも人気でおすすめの5種類のティーポットをご紹介します。磁器製ならでは風合いをお楽しみください。
おすすめ①ミントン・アラバスター&ゴールド
磁器素材でおすすめの人気ティーポット。いまはもう存在しないブランド「ミントン」が生み出した人気シリーズの一つ「アラバスター&ゴールド」のティーポットです。1793年に誕生して数々の陶磁器の名品を生み出してきたミントンですが、すでに暖簾を下ろしています。
形状は円筒状となっています。洗いやすさは小ぶりのため難しい作りとなっています。サイズは高さが11.5cmサイズで、2.3人くらいでお茶を楽しめるサイズです。茶こしは付属していません。
おすすめ➁ノリタケ・シェールブラン
磁器素材でおすすめの人気ティーポット。日本の食器ブランド「ノリタケ食器」から「シェールブラン」のご紹介です。透き通るような磁器独特の白さが、繊細でおしゃれなデザインをより高みへと導いています。
形状は5角形となっています。洗いやすさは本体がかなり小ぶりなので難しい構造です。サイズは215mlサイズで、おおむね1.2くらいでお茶を楽しめるサイズです。茶こしは分離型です。
おすすめ③ノリタケ・アルマンド
磁器素材でおすすめの人気ティーポット。おなじく日本の食器ブランド「ノリタケ食器」から「アルマンド」のご紹介です。あでやかな金色の花を割かせながら、薄く広がる蒼が上品でおしゃれなティーポットです。品の良い美しいフォルムが目を引きます。
形状は楕円となっています。洗いやすさは、注ぎ口を除いて本体比較的大きいので洗いやすくなっています。サイズは1090mlサイズで、おおむね6.7人くらいでお茶を楽しめるサイズです。茶こしは付属していません。
おすすめ④イッタラ・ティーマ
磁器素材でおすすめの人気ティーポット。北欧のブランド「イッタラ」からラインアップされているおしゃれなティーポット「ティーマ」をご紹介します。真っ白で大きなボディにワンポイントのイッタラのマークがおしゃれで、木目の家具にとてもよく合う商品です。
形状は円筒状となっています。洗いやすさ口径が広いので良いですが、注ぎ口は別途ブラシが必要です。サイズは1000mlサイズで、だいたい5.6人くらいでお茶を楽しめるサイズです。茶こしは付属していません。
おすすめ⑤マイセン・波の戯れ
磁器素材でおすすめの人気ティーポット。ドイツの名窯として知られるブランド「マイセン」から販売されている「波の戯れ(たわむれ)」です。円を強烈にイメージさせる動きのあるデザインが特徴的で、蓋の取っ手がまるで水しぶきのようなデザインがおしゃれです。
形状は円形となっています。そのため洗うときに誤って滑ってしまいそうなので気を付けましょう。サイズは1050mlサイズで、5.6人くらいでお茶を楽しめるサイズです。茶こしは付属しません。
おしゃれで可愛いティーポットおすすめ5選
つづいては、お茶が美味しく飲めることはもちろん大切ですが、見た目にもこだわりたいと思う人のために選ばれた「おしゃれでかわいいおすすめのティーポット」を5種類ご紹介します。どれも高い人気をもつ商品ばかりですので、是非参考にしてください。
おすすめ①曙産業・CH-3717
おしゃれでかわいい人気のティーポット。透き通るような透明感とキュートなカップ状のボディがおしゃれなこちらのティーポットは、なんと耐熱処理がされたプラスティックで出来ています。そのため頑丈で、あらゆる場面でかわいく活躍してくれる存在になります。
素材は耐熱強化プラスチックで、形状はカップ状となっています。そのためとても洗いやすくなっています。サイズは480mlサイズで、2.3人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網の形は脱着型です。製造ブランドは曙産業より販売されています。
おすすめ➁ZERO JAPAN・BBN-03 GVA
おしゃれでかわいい人気のティーポット。見た目が小鳥のようなかわいらしいデザインのティーポット「BBN-03 GVA」です。とてもリーズナブルで日本国内で製造されている商品で、豊富なカラーのバリエーションも人気の秘密です。
素材は陶器で、形状は卵型となっています。注ぎ口が短くコンパクトにまとまっているので、比較的洗いやすくなっています。サイズは450mlサイズで、おおむね2.3人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網の形は脱着型です。ブランドはZERO JAPANです。
おすすめ③Nature park・GST036
おしゃれでかわいい人気のティーポット。こんなにもエレガントでゴージャス。絵にかいたようなラグジュアリーなティーポットですが、とってもリーズナブルな「ティーフォーツー ウェーブ ティーポット」です。中国茶にぜひ使ってみたいモデルです。
素材は耐熱ガラスで、形状は複雑な形状となっています。そのため洗いやすさは難度が高く、経口も狭いので苦労します。サイズは600mlサイズで、おおむね3.4人くらいでお茶を楽しめるサイズです。網の形は脱着型です。製造ブランドはNature parkです。
おすすめ④KINTO・BRIM 22385
おしゃれでかわいい人気のティーポット。円筒状のボディとシンプルなガラス製の「ワンタッチ ティーポット」です。とてもリーズナブルなティーポットで、見た目通りにメンテナンスのしやすい素直な構造とかわいらしさのバランスが程よいティーポットです。
素材はガラスで、形状は円筒状となっています。そのため洗いやすくお手入れも簡単です。サイズは250mlから620mlサイズまでで、2~4人くらいでお茶を楽しめるサイズです。茶こしは蓋に付属しています。ブランドはKINTO(キント)です。
おすすめ⑤ウェッジウッド・ワイルドストロベリー
おしゃれでかわいい人気のティーポット。続いては「幸せをよぶ」とされているワイルドベリー柄がかわいい、その名も「ワイルドスロベリーティーポット」です。英国御用達ブランドでもある「ウェッジウッド」が手がけた、優雅で知的な意匠の中に清楚なかわいらしさをもったティーポットです。
素材は陶磁器で、形状は玉子型となっています。サイズも小ぶりなので洗いやすさはあまり高いとは言えません。容量は600mlサイズで、だいたい3.4人くらいでお茶を楽しめるサイズです。茶こしは付属しません。
ティーポットの人気ブランド
ティーポットにはそれぞれ独特な形状を持ったラインアップがたくさんあります。そしてそうした形状の違いは、人々の好みによってデザインとして認められ数多くのメーカーやブランドが生まれていきました。
今ではもうすでにのれんをたたんでしまったブランドもありますが、今なお高い人気を保ち続けているブランドもたくさんあります。そんな中でも特に人気の高い三つのブランドをご紹介します。
もしもあなたが、この三つのブランドの商品を目にすることがあったとすれば、是非それぞれのブランドが持つデザインの特徴を見て楽しんでください。そしてあなたがティーポットを選ぶ上での参考になれば幸いです。
ル・クルーゼ
ホーロー加工製品を製造し販売展開している「LE CREUSET(ル・クルーゼ)」は、北フランスにその創業の歴史を持っています。エーヌ県のフレノワ・ル・グランという小さな町にル・クルーゼの本社がひっそりと建っています。
創業は1925年で、フランス語で「るつぼ」を意味する「クルーゼ」に定冠詞の「ル」をつけることで社名が誕生しました。高熱でドロドロに溶かした鋳鉄を型に流し込む製法をそのまま社名としたと記されています。
特殊な複数層ホーロー加工の鍋を中心とした食器家具が特徴的で、熱が逃げにくくさらに焦げにくい、材料を入れても温度が下がりにくいといった長所を持たせた製品が人気のブランドとして知られています。
ハリオ
東京都中央区日本橋富沢町に本社を置く「HARIO(ハリオ)」は、国内で唯一の耐熱ガラス工場を持っているメーカーとして知られています。社名の由来は、ガラスのことを玻璃(ハリ)と読んでいたことから、ガラスの王様こ意味する「玻璃王」を元につけられました。
創業されたのは1921年の10月で、以来ガラスを用いた多くの製品を世界に生み出してきました。コーヒーサーバーやガラスの急須など、ガラス食器を数多く世に生み出しておりグッドデザイン賞を多数受賞するなどの高い評価を受け続けています。
コーヒー用ドリッパーとして2007年にグッドデザイン賞を受賞した「HARIO V60」によって、世界の定番としてインターネットを通じて爆発的な人気を得たことで世界的な企業として認知されるに至りました。
ボダム
1944年にデンマークはコペンハーゲンで設立されたブランドが「bodum(ボダム)」です。初めはデンマークの家庭用品の卸売業によって社会的なインフラを少しでも改善させようとする意志から始まりました。
戦後はデンマークのキッチン製品を販売していましたが、やがて東ヨーロッパのガラス製の商品の輸入ライセンスを入手し、輸入販売を開始。1950年代には独自の商品開発を始めるに至ります。その頃から独特なインダストリアルデザインの商品の基礎が生まれました。
やがて、「毎日の生活に美しいシンプルなデザインと最高の素材」という新しいデザイン理念をもとに進めてゆき、今のような美しいデザインや生活になじむような自然なデザインへと変化していきました。
ティーポットは素材や形状で味わいが異なる!
ティーポットや素材や形状で味わいが変わることはご理解いただけたことと思います。さらに人々とお茶が紡ぎ出してきた数々の歴史の流れ、そして、そうした歴史が生み出してきた数多くのデザイン等が私たちの生活には密接に絡んでいます。
お茶は嗜好品ですが、同時に私たちの生活には欠かせないものでもあります。私たちの体を構成するお茶という存在をより美しく、より美味しく、そしてより楽しくするためにも、新しいティーポットの選び方には慎重に。