家計簿ソフトとは?
なにか目標のためや、将来の備えに貯金をするのに効果的なのが「家計簿を付けること」である。しかし昔ながらの紙媒体だと、ついサボってしまったり、途中で面倒になって投げ出してしまいがいだ。そこでおすすめなのが「家計簿ソフト」または「家計簿アプリ」だ。
家計簿ソフト・アプリの基本設計は、お金を使った日、金額、項目を入力していくと、自動的に支出の合計や、項目の内訳が計算されるもので、様々なデバイスに対応する物も多く、パソコンやスマホでお手軽に扱え、煩わしい家計簿付けを簡単に行え、自分のライフスタイルに合わせて導入することができる。
家計を管理するソフト
家計簿ソフトは家庭で生まれる様々な出費を管理して、まとめてくれるソフト・アプリだ。紙で家計簿を付けるのとは比べものにならないくらい便利な機能も多く、自力で家計簿を付ける手間が省ける以上の効果を得ることができる。その機能の解説し、おすすめ製品も紹介するので参考にしてほしい。
パソコンで簡単管理
自作のノートや、市販の家計簿を用意して家計簿を付け始めても、毎年、あるいは年度で切り替える必要がある。仮に数年分を一冊でまかなえたとしても、限りがあるだろう。家計簿ソフトの多くは数年分のデータを管理でき、場所をとらず、過去データの洗い直しも簡単に行うことができる。
口座管理なども可能
自分で家計簿を付ける場合は通帳を確認しながら金額を記入しながら計算をしなければいけないが、銀行口座の入出金も連動させて管理することも可能なものもある。ローンなども管理してくれるものもあり、手元のお金だけではなく、一元して家計を管理することができるので決算が簡単に済む。
収支をグラフ化できる
自分の支出を数字で管理していても、どのくらい使っているのかいまいちピンとこないことも多い。家計簿ソフトは“何にどのくらい使ったか”をグラフにして示してくれるので、使い過ぎを抑制できる。残高管理や、目標の達成率なども表で分かりやすく表示し、家計のコントロールをサポートしてくれる。
データを元にアドバイス
過去の入出金や、支出の内容をしっかりと管理してくれ、比較検証して家計のやりくりについてもアドバイスをする機能も備えているものがある。自分でデータを洗いなおすのはかなりの手間がかかり、間違いや主観も入るが、客観的なデータとして家計簿を見直してくれ、修正が簡単に行える。
家計簿ソフトは無料で十分?
家計簿ソフトには有料のものと無料で使えるものとがある。無料のものもそれなりの機能を有しており、一見十分に見える。しかし、有料版には無料版にない機能など、より充実したパフォーマンスを発揮してくれる。まずはフリーソフトや体験版でテイスティングして、気に入ったものが見つかればより高機能の有料版に乗り換えるのをおすすめする。
人気家計簿ソフトのおすすめ11選!
以下に人気のある家計簿ソフト・アプリを紹介する。各自体験版や、フリーで使えるものなどあるので、まずは無料体験で自分にフィットするか使い方などを確認することをおすすめする。その上で機能を見比べて、有料化するか、無料のままでいるかも含め検討すると良いだろう。
11位:個人主義的小遣い帳
圧縮ファイルを無料でダウンロードして使える家計簿ソフト「個人主義的小遣い帳」をおすすめ家計簿ソフト11位とする。収支の一覧・カレンダー・入力項目のすべてを一画面内に収め、 機能を絞り込むことにより、手軽な使い方ができ、直感的に扱える使いやすさが特長のソフトだ。
おすすめ人気家計簿ソフト11位:個人主義的小遣い帳の概要
シンプルな使い方ができ、収入や支出を費目ごとに「日/曜日/費目/内訳/金額/備考」で情報を整理し、「集計」でまとめて計算をしてくれる。エクセルなどの他のアプリケーションでも簡単に閲覧・操作ができるので、利便性が高く使い勝手が良い。制作は岡田浩一、動作OSはWindows XP以上に対応する。
おすすめ人気家計簿ソフト11位:個人主義的小遣い帳のおすすめポイント
カレンダーをクリックすると、日付や曜日がセットされ、そこに費目と内訳を選び金額を入力していくシンプルな造りをしている。各項目はプリセット及び、オリジナルで加えたものから選ぶだけで簡単に入力することができ、キーワード検索もできる。
収支の集計期を月と年から選べ、金額の入力には電卓機能を利用でき、収支を記録すると自動で支出全体に占める割合が計算され、棒グラフで表示される。
10位:てきぱき家計簿マム
サンワサプライ(テクニカルソフト)発売の「てきぱき家計簿マム」がおすすめ家計簿ソフト10位になった。3000円程度で購入できるが、30日間無料で使える体験版があるので、お手軽に試すことができる。直感的なインターフェイスが使いやすく、2000文字程度までの日記を書くことができる。
おすすめ人気家計簿ソフト10位:てきぱき家計簿マムの概要
「一般家庭」「一人暮らし」「年金暮らし」など7種類のテンプレートから選べ、よく使う“食費”などの費目があらかじめ設定おり、独自にカスタマイズもできる。「予算管理」で毎月の予算を設定し、家計診断を行え、使いすぎを防止してくれる。制作はテクニカルソフトで、動作OSはWindows XP以上が対象となる。
おすすめ人気家計簿ソフト10位:てきぱき家計簿マムのおすすめポイント
インターフェイスはカレンダー形式で一ヶ月分を表示し、各日別の集計も出るので、出費の多い日や入力忘れも気づきやすい。「新レシート入力」では、買った物の画像貼付が可能で、店舗ごとの集計もでき、電子マネー利用履歴も読み取れる(要別途専用リーダー)。
一定額を定期的に納めるのに有効な「月極め自動転記」は転記時には「お知らせ」も表示され、払い忘れ防止に役立つ。光熱費は項目ごとに使用量を管理し簡単に目視でき家計の状況を、前年比較・同月比較・年推移など多彩なグラフで可視化できわかりやすい。
9位:主婦の友デジタル家計簿4
主婦の情報誌として実績のある主婦の友社が推奨している「袋分け式家計簿」を採用した「主婦の友デジタル家計簿4」がおすすめ人気家計簿ソフト9位に入った。日記機能やスケジュール管理もでき、20年後のライフプラン設計までしてくれる、長く使えるあなどれないソフトだ。
おすすめ人気家計簿ソフト9位:主婦の友デジタル家計簿4の概要
毎月定額で引かれる分を引いた残りを生活費とする「袋分け式家計簿」で、残金がわかりやすく使いすぎを防ぐ。販売価格はパッケージ版が約3300円、ダウンロード版が2800円、一部機能を制限した60日間の無料体験版もある。制作は筆まめで、動作OSはWindows XP以上に対応する。
おすすめ人気家計簿ソフト9位:主婦の友デジタル家計簿4のおすすめポイント
支出の状況を週・月・年で集計し、予算全体と費目別での予算比・前月比・前年同月比をグラフで確認できる。光熱費は項目別に使用料を記録し、月別の推移や、前年同月の使用量との比較を見ることができる。自身の使いやすい形に袋分け項目も自由に設定可能。
自分で入力した品名・店名は自動登録される。費目ごとに、品名や店名はリスト表示されるので簡単に入力できる。「口座管理」と「カード管理」で、銀行の引き落とし分もカバーし、月途中や月末には予算達成度と前月実績比較でアドバイスが表示される。
8位:誰でもできる家計簿
おすすめ人気家計簿ソフト8位に登場するのは、その名前が示すように使い方が易しく“誰でも使えること”を目指して開発された家計簿ソフトの「誰でもできる家計簿」である。約3000円で、パッケージ版とダウンロード版が用意されているが、無料体験版は残念ながらないようだ。
おすすめ人気家計簿ソフト8位:誰でもできる家計簿の概要
入力したデータを自動で日付順に並び替えてくれるので、レシート等の日付順番を気にせず簡単にデータ入力ができ、初めて家計簿を付ける人におすすめされている。データ保存時に自動でバックアップしてくれるのも失敗しがちな初心者にも優しい。制作はIRTで、動作OS:Windows 7以上に対応する。
おすすめ人気家計簿ソフト8位:誰でもできる家計簿のおすすめポイント
現金・預金・ローンの3種類の帳簿で管理し、機能は、開始年・開始月・締め日を設定して、「毎日の収支入力」「かんたんなグラフで集計」「入力データの絞込み」「入力した家計簿データの印刷」だけと余計なものが無くシンプルな設計だ。
締日は「月末」か「指定した日」で設定できる。費目は予め26種類用意されているが、自分流に費目や、費目に対する摘要項目も追加可能だ。費目別の年間推移を折れ線グラフで1年間の推移状況を確認でき、「月別収支割合グラフ」で月毎の費目の割合を確認できる。
7位:うきうき家計簿Ver.5
おすすめ人気家計簿ソフト7位にランクインしたのは「100万人以上のユーザーの声を反映した」と謳う「うきうき家計簿Ver.5」だ。ローンシュミレータ機能や、誕生日や表示日から自分のバイオリズムを診断できる「バイオリズム機能」など、“うきうき”できる機能が備わっているのが特徴だ。
おすすめ人気家計簿ソフト7位:うきうき家計簿Ver.5の概要
口座別に家計を入力、出納帳を表示し、公共料金等、月々決まった支払いを自動記入してくれる。クレジット支払日(引落し)も対応する。制作はイーズで、動作OSはWindows 2000以上に対応する。パッケージ版とダウンロード版が約3000円で購入できるほか、一部機能を制限したフリーソフト版も用意されている。
おすすめ人気家計簿ソフト7位:うきうき家計簿Ver.5のおすすめポイント
カレンダーに日記や予定を入力すると、当日・翌日分がソフトの起動時に表示される。日付、お店、項目の検索条件に合わせて、最安値を検索する「底値検索」を実装している。
月々の予算を、項目別、月別などを様々なグラフで表示し、予算と実績の比較表示も可能で、オリジナル項目や内訳の追加設定ができる。ローンシュミレータ機能では、借入金額、年利率等を設定し、ローンの計算が簡単にできる。
「うきうき家計簿インターネット版」を使えば、パソコンと携帯電話、スマホのデータを同期・連動ができ、インターネット経由していつでも家計入力が可能となる(要Internet Explorer6以降)。
6位:マスターマネー家計版6
「マスターマネー家計版6」が「シンプルでわかりやすい操作性」を武器に、おすすめ人気家計簿ソフト6位に入賞した。個人マネー管理ソフト「マスターマネー6」から投資管理機能だけを取った家計専用バージョンで、パッケージ版は約4000円、とダウンロード版が約3000円で販売されるほか、体験版もある。
おすすめ人気家計簿ソフト6位:マスターマネー家計版6の概要
財布の中の現金、預金、クレジットカード、投資、ローン、あらゆる出金を「マスターマネー」に登録してすべて一元管理することが可能となっている。口座や費目を自由自在に設計することができ、ストレスなく自分のイメージ通りにマネー管理が行える。制作はプラトで、動作OSはWindows XP以上に対応する。
おすすめ人気家計簿ソフト6位:マスターマネー家計版6のおすすめポイント
支出をした際に現金、クレジットカード、電子マネー、商品券ポイント、口座引落しから選べ、インターネットバンキングや、Edyの情報も取り込める。ガード払いの際には使用時に支出計上できることが特徴と言える。
複式簿記の原理に忠実に則って作ってあると言われ、「家計簿ソフト」ではなく「会計ソフト」と評されている。「シンプルでわかりやすい操作性」を謳っており、ストレスなく自分のイメージ通りの資産管理を行うことができる。
項目を最大8階層まで細かく作ることもでき、家計の貸借対照表が作れる。13種類の基本レポートと10種類のグラフで設定の組み合わせで、使い方によっては多様なレポートを作成することも可能だ。
5位:やさしく家計簿v.3.0
おすすめ人気家計簿ソフト5位は、レシートを認識させ、その結果を集計してくれるセミオート家計簿「やさしく家計簿v.3.0」だ。専用リーダー付は10000円を超す高額だが、ソフトのみなら3000円で購入でき、ダウンロード版もかつてはあったが、製品自体生産終了しているので、中古を頼ることとなる。
おすすめ人気家計簿ソフト5位:やさしく家計簿v.3.0の概要
レシートをスキャナ等で読み込み、品名や金額などを文字認識して、店舗名・品名・価格・合計金額などの支出明細に自動で振り分け、ほぼ自動で家計簿をつけてくれる。レシートを読み込むだけなので家計簿初心者の入門編としておすすめされている。制作はメディアドライブで、動作OSはWindows Vista以上に対応する。
おすすめ人気家計簿ソフト5位:やさしく家計簿v.3.0のおすすめポイント
従来の「家計簿モード」に対し「もっと手軽に!もっと身近に!」をコンセプトに少ない操作で家計簿をつけることができるシンプルモードを搭載。前月の残高を収入として繰越たり、月度区分は、締め日を境にして当月分にするか前月分にするかも設定できる。
ポイントカードや電子マネーも管理してくれるが、手書き文字は認識できず、その分は手入力となる。費目の追加・変更もできないので注意が必要だ。毎月の各費用も個別にグラフ化して、月ごとの変化も可視化される。
別売のスマートフォン用家計簿アプリ「レシートストック(for iPhone/for Android)」との家計簿データを連携でき、いつでもどこでも家計簿を付けることができる。
4位:Dr.Wallet
惜しくもTOP3入りを逃し、Beartail Xの運営するデジタルなスマホとアナログな人力との融合した家計簿アプリ「Dr.Wallet(ドクターウォレット)」がおすすめ人気家計簿ソフト4位となった。利用するにはDr.WalletのWebサイトに会員登録する必要がある(要メールアドレス)。
おすすめ人気家計簿ソフト4位:Dr.Walletの概要
スマホのカメラで撮影したレシートを、オペレータが目視で確認して、手作業で入力する「家計簿代行アプリ」サービスだ。レシートの合計額のみの入力は無料だが、明細の入力には600円/月の料金がかかる。提はBeartail Xで、 動作OSはAndroid・iPhone及び ガラケーにも対応するWeb版もある。
おすすめ人気家計簿ソフト4位:Dr.Walletのおすすめポイント
家計簿データは全て暗号化され、1枚のレシートは分割されて別々のオペレータにより処理されるので、個人情報にも配慮されている。レシート撮影から最低でも24時間以内にはアプリに反映され、月間500枚のレシートをカテゴリーの分類も自動で行ってくれる。
電話でのサポート機能もあり、自分で編集作業などはなく、手間はほぼかからないが、オペレータが振分け作業をするシステムの都合でオリジナル要素を追加するのは難しいようだ。ScanSnapCloudを使うことでより利便性を高めることもできる。
よく買う商品や、頻繁に行く店などで使えるクーポンやキャッシュバックなどもあり、家計簿以外で“使える”アプリでもある。
3位:Money Look
SBIホールディングスが無料で提供する金融機関サイトへの自動ログイン、自動記帳サービス「Money Look(マネーロック)」が、おすすめ人気家計簿ソフト3位に食い込んだ。利用にあたって会員登録の必要がある。提供はSBIホールディングスで、動作OSはWindows Vista以上に対応する。
おすすめ人気家計簿ソフト:3位「Money Look」の概要
専用アプリケーションをインストールして手元のパソコンで管理する“クライアント型”と、インストール不要の“ハイブリッド型”がある。ハイブリッド型は、クライアントとサーバー(企業側)の間を取ったものであり、情報のセキュリティとアクセスの利便性のバランスがいいのが特徴だ。
おすすめ人気家計簿ソフト:3位「Money Look」のおすすめポイント
貯蓄などの管理に必要なデータが1画面で閲覧でき、目的への達成状況や、月の収支が一目でわかる。口座の残高も折れ線グラフで一目瞭然だ。資産負債一覧で、資産と負債のバランスをグラフで分かりやすく表示してくれる。
家計簿ソフトというよりも、会計サービスであるとも言え「with Yahoo!」に代表されるように提携も豊富で、ポイントサイトの「ちょびリッチ」や「弥生会計」など、同サービスを提供している媒体は多いのも特徴だ。
当然SBIのネットバンクとも連携可能で、クレジット決済などもしっかりとケアしてくれる。
2位:マネーフォワードME
2600以上の銀行・クレジットカード・電子マネー・ポイントに対応する無料のオンライン家計簿、資産管理ツール「マネーフォワードME」がおすすめ人気家計簿ソフト2位に輝いた。電子マネーも、クレジットカードも、毎日のお金の出入りも銀行やカードの残高もみんな“見える化” だけでなく、家計の管理や改善をサポートしてくれる。
おすすめ人気家計簿ソフト:2位:「マネーフォワードME」の概要
銀行の入出金やクレジットカードの履歴を基に、食費や光熱費などのカテゴリーに自動で分類し、内訳をグラフ化し、一度口座を登録すると複数の口座情報も一括管理してくれる。基本的には無料で利用できるが、より機能の充実したプレミアム版(約500円/月)も利用できる。提供はマネーフォワードで、動作OSはWindows 7以上に対応する。
おすすめ人気家計簿ソフト:2位:「マネーフォワードME」のおすすめポイント
プレミアム版では、他の家計簿アプリとは一線を画す多機能さを誇り、銀行の残高不足や、クレカの使いすぎなどもケアしてくれ、出金や引き落としがあるとメールでのお知らせ機能もある。スマホ版では、レシートを撮影するだけで、内容が自動で反映される。
「予算管理」で月収や家族形態を入力することで、「自分と似たユーザー」の予算を算出し、目安に合わせた予算金額や、毎月の貯蓄額目標を設定し、自分の家計が理想形に近いかを「家計診断」で診断してくれる。
基本自動で入力され家計簿が作成されるが、後で入出金履歴を修正することも可能だ。家計簿画面では、支出をカテゴリーごとに色分けしてグラフ化してくれ月別にいくら使ったか推移を確認できる。
1位:Zaim
家計簿に挫折した84%が続けられると答えた家計簿アプリ「Zaim」がおすすめ人気家計簿ソフトの1位に君臨した。無料家計簿アプリの中では突出したダウンロード数を誇っている。痒いところに手が届きすぎるくらい多機能で、十分な満足感が得られる家計簿アプリの決定版と言える逸品だ。
おすすめ人気家計簿ソフト:1位:Zaimの概要
デザイン・操作性ともにシンプルな日本最大級の家計簿アプリだ。レシート読取り機能のほかにも、銀行口座やクレジットカードとの連携もできる。利用には、Googleアカウントか、メールアドレスが必要となる。提供はZaimで、 対応OSはAndroid・iPhoneに対応し、Web版もある。
おすすめ人気家計簿ソフト:1位:Zaimのおすすめポイント
レシートの写真読み込みや、口座情報の自動所得のほか、よく行くお店の特売情報まで配信してくれる、至れり尽せりな家計簿アプリだ。金額や費目だけではなく画像も保存でき、映像で過去データを確認でき、日記感覚でお手軽に使える。
カレンダーを月、または週で表示し履歴が確認しやすい。月の開始日・年の開始月・週の開始曜日を変更可能だから、締日を自由に設定できる。年収や家賃などから無理のない支出をおすすめするバランス診断をしてくれる。
カテゴリーの設定は支出や収入などの区分ごとに設定をカスタマイズすることも可能だ。医療費控除や、地方自治体の給付金も自動で対応する。Amazonの注文履歴を取り込むこともできる
家計簿ソフトのメリット
紙媒体の家計簿で慣れている人にとってはわざわざパソコンやスマホでアプリなどを立ち上げ家計簿付けをすること自体が面倒と思うかもしれないが、紙媒体に対して家計簿ソフトを使うことで様々なメリットが生まれる。主な物をピックアップして紹介するので敬遠していた人も参考にしてほしい。
家計の収支を可視化できる
家計簿を付けていて、どの項目がどこにあるのかわからなくなることもあるが、検索機能や月別・週別または一日単位など細かく確認できるので「いつ」「どこで」「何に」使ったかを簡単に調べて確認できる。グラフや表でわかりやすくまとめてくれるので一目で家計を見直すことが可能だ。
手計算が不要
ほとんどのソフトに計算機機能や、自動集計があるので、いちいち手計算で合計する必要がない。それにより、入力忘れ以外では計算が合わないという凡ミスを減らすことができる。また、自動入力やレシートを撮影するだけで良い物のあるのでそれらを活用すると入力忘れすら気にしなくてよくなる。
無駄遣いを抑止できる
何にどのくらいの予算を使ったのかをグラフで示すので“使い過ぎ”が一目瞭然となるので家計の参考にすることができる。また、家計についてアドバイスをしてくれるものもあり、それらを活用することで客観的に家計を見直す助けになるのでとても効率的に収支のバランスをとることができる。
家計簿ソフトのデメリット
ここまで家計簿ソフト・アプリを使用する事で、紙媒体で家計簿を付けるよりも、様々な利点がある事を説明してきたが、メリットがあれば当然デメリットも発生する。ここからは家計簿ソフトを導入するにあたって気になる点をいくつか挙げ、それの対処方も併せて記載しておく。
そもそもパソコンに弱い
あまりパソコンを使わない人は、パソコンソフトというだけで手を出すのを躊躇するかもしれない。しかし、多くのソフトは使い方に配慮がしてあり、家計簿だけでなくパソコンの初心者にもやさしい設計になっている。スマホでも扱えるものもあるので、そこから始めるという手段もある。
多機能すぎて使いこなせない
多くの機能があるということは、できることが豊富で、その分煩雑になりやすいとも言える。各ソフト使い方には気を使っているが、使わない機能も出てしまい“無駄に高機能”な事態にならないとも言えない。しかし、無料で最低限の機能のものもあり、ある程度パソコンが使えるのなら導入に損はないと言える。
データ移行が面倒
パソコンの買い替えや、ソフトの更新、または変更で過去データを移行しないといけないこともある。パソコンに取り込んだり、外部ツールに落としたりと何かと煩わしい作業だ。これらの作業も簡単にできるようにエクセルでも使えるようになっていたり、サーバー保存されているものもあるので、それらを活用する方法もある。
故障などでデータが消える
パソコンでデータを管理するため、その保存場所であるパソコンにトラブルが生じた場合データが消えてしまうことも考えられる。これに備えるには何らかの方法でバックアップを自分で取っておくしかない。だが、紙媒体であっても損失の危険は伴っている。
自分に合う家計簿ソフトを選ぶ方法
比較サイトや、各々家計簿ソフトの公式サイトを見てもわからないことも多い。また、それぞれのアプリ、ソフトにも独自性や細かな違いもあるので、過去に使ってみて「合わない」と判断したとしても、それは相性の問題だった可能性もある。以下に選び方のポイントを記載する。
体験版で試してみる
元々無料で提供しているものもあるが、本製品が有料だとしても一部機能を落とした無料版がある事も多い。低価格で提供されていても自分に合わなかったり、続けられなかったりもするので、いきなり購入するよりもまずは使い方になれる意味でも無料でスタートすることをおすすめする。
いくつかのソフトを試してみる
家計簿ソフトはどれも使いやすさを独自に研究し、使い方もそれぞれ異なる部分が多々ある。一つの製品を体験してみて判断するのではなくいくつかの家計簿ソフトの使用をおすすめする。その方が自身の使い方にあった物を見つけやすく、後々公開することが少ないからだ。
レビューをチェック
自分で体験するにしても、まったくの手探りでは不安もある。そんなときは先人の言葉に目を向けるのが早い。家計簿ソフトやアプリについてレビューをしているサイトはかなりあるので、そのような場所をはしごして回って情報を集めれば、自ずと自分の使い方に近い物を見つけ出すこともできるはずだ。
家計簿ソフトにあると便利な機能
家計簿ソフトは簡易的なものから本格派まで玉石混淆な状況である。どれも最低限の機能はあるが、場合によってはノートの家計簿に付けているのと変わらない程度のものもあるかもしれない。せっかく導入するのだから家計簿ソフトに搭載されていたら役に立つ機能をまとめておく。
銀行口座・クレジットカードと連携
各種口座や、カードの使用に自動で対応してくれる機能があると、いちいち自分で入力する手間が省けるので便利だ。そして、口座の引き落としは公共料金などによく利用されるので、毎月のことなのでうっかり記載漏れになりやすいが、それもケアしてくれるのはとても助かる機能だろう。
収支を自動計算
紙の家計簿では当然自分で電卓をたたく必要があるが、キーの打ち間違いや、項目飛ばしなど、ヒューマンエラーも起きやすい。毎日項目をしっかりと入れていけば、あとは月ごとや週ごとに自動で集計してくれるのであれば、日々の入力にさえ気を付ければいいので負担がかなり減るので楽になる。
資産を一括管理
口座やカードだけではなく、ローンや光熱費の使用状況などもしっかりと管理してくれ、よく行くお店などまで覚えてくれる。すべてのお金にまつわるものは一元して管理されるので手元のお金から将来に向けた預貯金まで、家計簿アプリを見るだけでどのような状態か確認できるものを選ぶととても便利だ。
家計簿ソフトは無料のものから使い方に慣れてみよう!
実際に家計簿は付けてみると意外と難しい。どうつければいいかもわからないし、途中で面倒で投げ出す人も多い。しかし、自分の大切な資産を守るためにも、家計簿付けは強くおすすめする
自分でつけるのが難しくとも、家計簿ソフトやアプリを使えば、比較的楽に始められるはずだ。使い方も初心者にも簡単に扱えるようになっているので、不安ならまずは無料のものからスタートして、使い方に慣れたら自分によりあったものを探すと良い。
そうすれば楽に日々の家計の管理と、将来への貯蓄ができ、また毎日の生活にも潤いができるかもしれない。そんな家計簿ライフを送ってみては如何だろうか。