レモングラスの育て方ガイド!ハーブの効果・特徴・おすすめの使い方も紹介!

レモングラスの育て方ガイド!ハーブの効果・特徴・おすすめの使い方も紹介!

レモングラスは、少し触れただけでほのかに甘酸っぱい、レモンの香りがする多年草のハーブです。レモングラスは、ハーブティーや料理の香りづけなどに幅広い使われ方がされています。そんなレモングラスの育て方やハーブの効果・特徴とおすすめの使い方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.レモングラスの育て方や使い方を紹介!
  2. 2.レモングラスの特徴
  3. 3.レモングラスの育て方
  4. 4.レモングラスの効果・効能
  5. 5.レモングラスのおすすめの使い方・レシピ
  6. 6.レモングラスのアロマオイルの使い方
  7. 7.レモングラスを育てて効果的に活用しよう!

レモングラスの育て方や使い方を紹介!

Photo bysarangib

少し触れただけでも、レモンのほんのり甘酸っぱい様な香りで人気の「レモングラス」は、イネ科の多年草ハーブです。レモングラスは、フレッシュハーブやドライハーブとして様々な使われ方をしています。

そんなレモングラスは、露地植えでも鉢植えでも育てることができます。レモングラスは大きくなるので植え場所を選びます。利用幅のあるハーブとして人気です。レモングラスの育て方や使い方を紹介します。

レモングラスの特徴

レモングラスは、レモンの香りと密接な関係にあることから、レモングラスという様に呼ばれるようになったと言われます。稀に、横に広がる物もありますが、すすきの様に細い葉が上に伸びる特徴があります。

そんなレモンの香りが特徴のレモングラスには、料理の香りづけから防虫作用まで幅広い用途性があります。しかし、熱帯地域が原産のため冬には5度以上の温かさがないと越冬できないと言われています。

レモンのような爽やかな香りのハーブ

レモングラスは多年草のハーブで、苗から一度育てることがおすすめです。そして、冬をしっかりと越すことができる様であれば、手入れ次第で植え替えなどの手間がいらないという植物です。

成長したレモングラスからは、少し触れるだけでレモンのような爽やかな香りが漂ってきます。多年草のハーブの一種で、レモンの香りが楽しめるというレモングラスは、癒しの効果も楽しめるハーブです。

レモングラスの見た目

細長い葉が、ほぼ真っすぐに上に伸びるレモングラスは、一見すすきによく似た姿があります。横に伸びるタイプのものもありますが、細長く真っすぐ上に伸びるタイプのレモングラスが一般的です。

その様にレモングラスはイネ科の多年草で、見た目は稲穂やすすきの様に細長い真っすぐ伸びた葉が特徴的で、露地で育つレモングラスは、草丈が1m近くなります。見た目、すすきによく似たレモングラスです。

代表的なレモングラスの種類

熱帯地域が原産のレモングラスは、インドが原産のイネ科の植物です。そして、レモンの香りがするというハーブの一種です。何度も同じことの繰り返しの様ですが、これがレモングラスなのです。

そんなレモングラスは、世界規模で見てくると十種類以上の種類がある様ですが、インド原産という事からすると、大きく分けて西インド種と東インド種の2種類が代表的レモングラスと言われています。

西インド種

Photo byrizans974

レモングラスの細長い葉が真っすぐ上に伸びる特徴と一般的に流通している西インド種です。成長すると草丈は1m近くまで伸びて、根本が肥大化して葉が茂るなど、露地に植えると収穫量は確実に増えます。

西インド種のレモングラスを指して、レモングラスと呼んでいるのが一般的です。ハーブティーなど食用に使われている西インド種です。因みに西インド種には「C.citratus」の表記がされています。

東インド種

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レモングラスの茎が赤茶色で、葉が横に伸びる特徴がある東インド種です。東インド種は、解熱や感染症の治療に役立つと言われていますが、一般的には流通が少ない品種とされています。

インドで数千年の歴史あるレモングラスですが、第二世界大戦後には、西インド諸島がメインになったという事もある様です。チューマナ・プールーなどと呼ばれていて、「C.flexuosus」という表記があります。

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レモングラスの育て方

レモングラスは、熱帯性の植物で冬に弱いという特徴がありますが、意外に丈夫な性質があり冬を越えさえすれば、初心者でもたやすく育てることができます。

レモングラスは、露地植でも鉢植えでも育てることができるのですが、基本5月頃から露地植えによる育て方が一般的です。そしてレモングラスは、多年草ですから一度植えると、植え替えなどの手間が省けます。

苗を入手

Photo byTambiraPhotography

レモングラスの育て方の最初は、苗を入手することから始めます。もちろん、その前には植え場所を決めておくことが必要です。ただ育てるからと言って、やみくもに苗を入手することはしない様にしましょう。

さてレモングラスの苗ですが、ホームセンターなどで5月頃から出回り始めますから、簡単に入手できます。但し、5月より前の時期に入手した苗は、5月の植え時まで待つことが上手な育て方です。

苗の植え付け

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レモングラスの苗を入手した次は、苗の植え付けになります。レモングラスの植え付け場所は、日当たりが良くて風が当たらない、水はけの良い土のある場所がベストです。土質にはあまりこだわりません。

水はけを良くするには、土を盛り上げて畝をこしらえて植える育て方もあります。そしてレモングラスの苗を植えるには、草丈が1mを超えることの対策と植え幅を50cm以上の広いスペースを確保することです。

水やり

Photo byannawaldl

レモングラスの育て方は、水やりも大切な仕事です。レモングラスは、高温多湿を好みますから乾燥は大敵です。夏場には、しっかり水やりをするようにすることで、葉に勢いをつけることができます。

乾燥を防ぐ育て方のコツは、水をやりすぎない様に注意するととです。そして株元には、腐葉土や藁などで覆い乾燥を防ぐ方法が育て方のコツです。但し、水やりはやりすぎには注意することです。

肥料

Photo byJing

レモングラスの育て方で、肥料を施すことも大切です。しかしレモングラスは、肥料をそれ程必要としない植物ですから、やりすぎると虫を呼ぶ原因になることや、枯れたりという事がありますから要注意です。

基本、露地植えの場合は堆肥を鋤き込んでから植え付けると良いです。そして、育成期には追肥を行う程度で良いです。但しレモングラスは、食用にもしますから有機肥料やハーブに適した肥料を選びましょう。

収穫時期・収穫方法

Photo byFelixMittermeier

レモングラスの育て方をひととおりこなしてくると、当然に生育して収穫の時期を迎える様になります。この頃には、葉も1mくらいの高さになり、細く伸びた葉の両脇は鋭くなっていて、手を切りやすい状態になっています。

レモングラスの収穫には、手を切らない様に注意が必要です。収穫の量は全部でなくて使いたいときに必要量の収穫で良いでしょう。根元から切り取ったレモングラスは、水につけておくだけで4・5日は持ちます。

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レモングラスの効果・効能

レモングラスはインドで数千年の歴史があり、その効果・効能は、解熱や感染症の予防に役立つという特徴があると伝えられてきています。

実際、その効果・効能は様々な使い方がありアロマとしての使い方やメンタルや身体の強壮的使い方や皮膚に張りを与える使い方などが言われています。更に、防虫や殺菌などの使い方もあるとも言われています。

殺菌効果

Photo byrenateko

レモングラスの効果・効能で、殺菌効果が期待できる使い方があります。具体的には、不快な臭いを発する雑菌の繁殖や臭い成分を抑えたりする殺菌消臭などに効果・効能があると言われています。

腹痛や下痢・頭痛・発熱などの症状緩和に効果・効能があることや、更にインフルエンザの症状緩和などの殺菌効果・効能があるとも言われています。また、水虫の原因となる白癬菌の殺菌に効果・効能があるとも言われます。

消化促進効果

フリー写真素材ぱくたそ

レモングラスの効果・効能は、身体の様々な機能を強壮するという使い方もあります。そんな中でも食欲増進や消化促進に効果・効能があると言われます。

レモングラスには、内分泌と消化にかかわる筋肉を刺激するなどの働きがあり、胃を刺激して活発化して食欲を増進させる効果と、消化を促進するという効果・効能があるなどと言われています。

抗酸化作用

Photo byJillWellington

レモングラスの効果・効能には、抗酸化作用を助けるという効能があると言われています。抗酸化作用は、もともと備わってるもので、体内で抗酸化酵素がつくられて活性酸素の抑制に働いているというものです。

そんな抗酸化作用は、加齢とともに衰弱してくと言うもののようです。そこでレモングラスに含まれる成分がアンチエイジングや生活習慣病などの予防に効果・効能があると言われています。

レモングラスのおすすめの使い方・レシピ

レモングラスのおすすめの使い方は、様々あります。レモンの甘酸っぱい香りが楽しめるレモングラスには、美味しいレシピが揃っています。お茶で香りを楽しむレシピや、料理の香りづけを楽しむレシピなどたくさんあります。

この様に、香りを楽しみながら癒されて、健康にまで効果・効能があるというレモングラスを使った料理は、一品一品に特徴があり楽しいメニューに変身します。レモングラスのおすすめのレシピを紹介します。

ハーブティー

Photo byscym

レモングラスのおすすめのレシピに、ハーブティーがあります。多年草のハーブとしての育て方から、生育して収穫されたレモングラスは、飲みやすいハーブティーになります。そのレシピは、次の様です。

収穫したレモングラスを2から3cmくらいにカットします。そして、適量のレモングラスをポットに入れて、熱湯を注いで5分くらい蒸しで完成です。それだけでも爽やかな香りが楽しめますが、ミントなどとのブレンドもおすすめです。

レモンジンジャーエール

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レモングラスのおすすめのレシピに、レモンジンジャーエールがあります。レモングラスの香りとショウガのピリ辛感が、爽やかな飲み物にしてくれます。そのレシピは、次の様です。

用意する物は、レモングラスの他にショウガ・砂糖・水・ハチミツに氷と炭酸水です。作り方は、カットしたレモングラスをポットに入れて熱湯を注ぎ、香りが出始めたらハチミツとすりおろしたショウガを入れます。

レモングラスとハチミツ(大さじ1)とショウガを良く混ぜ合わせます。この後に、炭酸水を入れてかき混ぜて氷を入れて、レモンスライス(輪切り)を浮かせると、爽やかな風味のレモンジンジャエールができます。

牛肉とレモングラスのヤム

Photo byHuahom

レモングラスのおすすめのレシピに、牛肉とレモングラスのヤムがあります。タイ料理のサラダを、ヤムと言います。カットしたレモングラスは、根元近くの柔らかい部分の皮をむいた柔らかい部分を使います。

牛肉はモモ肉・ステーキ用をおすすめします。この他には、トマトや玉ねぎ・キュウリなどの野菜とおろしにんにくや塩・しょうゆやサラネー・ナンプラーなどの香辛料などを用意します。

牛肉のすじ切りして包丁の背で軽くたたいて、塩・コショウ・おろしにんにくを塗り付けて、5分ほど置いて両面を焼きます。しょうゆでさっと味付けをして、そぎ切りします。あとは野菜と和えてサラネーの葉を散らします。

骨付きチキンと野菜のレモングラス煮

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レモングラスのおすすめのレシピに、骨付きチキンと野菜のレモングラス煮があります。香りづけに使うレモングラスとレモンの風味が特徴の煮込みです。作り方のレシピは、次の様です。

骨付き鶏肉の他に大根・にんじん・セロリなどの野菜を用意します。そして、にんにく・塩・コショウや白ワイン・オリーブオイルなどの調味料を用意するなどして、レシピに沿った準備をします。

鶏肉は一口大に切り、レモン汁・ディル・塩・コショウを塗り込み、1時間ほど置きます。大根・ニンジンなどの野菜類をカットして、厚手の鍋を使って調理します。レモングラスの風味が楽しめるレシピです。

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レモングラスのアロマオイルの使い方

レモングラスのアロマオイルの使い方も、様々あります。そもそもアロマオイルとは、レモングラスを蒸留して得られる精油(アロマオイル)のことを言います。

このアロマオイルには、レモンと同じ「シトラール」という芳香成分が含まれています。そんなアロマオイルの使い方には、ストレス解消などのメンタル面や虫除け・消臭・感染予防などに効果のある使い方があります。

部屋の芳香剤として

Photo bypasja1000

レモングラスのアロマオイルの使い方で、部屋の芳香剤としての使い方があります。先ほども触れましたが、アロマオイルにはレモンの香りと同じ成分があります。

このレモンの爽やかな香りは、精神を落ち着かせてくれる効果があり、ストレス解消・リラックス・リフレッシュなどのメンタルに効果があり、部屋の芳香剤としてのアロマオイルの使い方があります。

虫除けに

Photo by jetalone

レモングラスのアロマオイルの使い方で、虫除けに使う使い方があります。レモンに似た香り成分のシトラールは、蚊や虫が嫌う香りとしても効果的に使えます。

そんなこともあり、レモングラスのアロマオイルは蚊・ハエ・ノミ・ダニなどの虫除けにも効果があることで効果的に活用されています。最近では、市販の防除スプレーなどの成分として利用されたりしています。

虫除けスプレーの作り方

Photo bymosquito1

レモングラスのアロマオイルは、虫除けに効果があることが言われています。又、市販の防除スプレーの成分としても利用されるなどしています。そんなアロマオイルで虫除けスプレーの作り方があります。

市販のスプレー容器に無水エタノール5ミリリットル入れて、アロマオイル10滴加えて軽く混ぜます。そこに精製水を45ミリリットル入れて完成です。内容量50ミリリットルの虫除けスプレーの作り方です。

水虫対策に

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レモングラスのアロマオイルは、水虫対策にも効果があります。もともとレモングラスは、細菌や真菌に効果があると言われています。とりわけ水虫の原因とも言われる白癬菌の殺菌に効果があると言われています。

実際レモングラスのアロマオイルを、ガーゼやティッシュペーパーに1滴たらして、靴の中に入れて香りが漏れない様にすると、翌日には除菌・消臭ができます。但し、アロマ成分は肌に直接つけない様にします。

レモングラスを育てて効果的に活用しよう!

Photo bycongerdesign

レモングラスは、熱帯性の多年草で冬に弱いと紹介しました。しかしこのレモングラスは、冬を越しさえすれば育てるには手間いらずという特徴があります。意外に育てやすいハーブの一種です。

そんなレモングラスのレモンに似た香りが、料理や防虫・防除などに様々な効果・効能があることで、使い勝手の良いハーブとして人気です。レモングラスを育てて、効果的に活用しましょう。

柄目木036
ライター

柄目木036

長い人生で培った経験を活かして、様々な側面から様々なジャンルのレポートを紹介しています。齢70のフリーランサーです。

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