浮気されたことを許す?許さない?
「一度浮気を許してしまえば、そのあともずるずると許してしまうことになるから」と、浮気を一度も許さない宣言をしている女性も多いでしょう。しかし一方で、浮気を許す女性も存在します。あなたはどちらでしょうか。
また、浮気をされて許すか許さないか今まさに悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。その方は、これからの「心の整理方法」を許すか許さないかを決めるひとつの指標にしてみてください。
浮気を許す人はどれくらいいるのか
実際に浮気を許す人と許さない人との割合はどれくらいなのでしょう。無条件に「許す」と答えるのは難しいかもしれませんが、知れば意外にもあなたは多数派である可能性もあります。「こんな思いは自分だけかな」と悩まないでください。
浮気を許す人は約半数
聞き取り調査によると、実は浮気されたことのある女性のうちなんと56.5%もの人が「浮気は許す」「許した経験がある」と回答しています。一方で浮気した彼氏を許したことがない人は43.5%と少数派です。ここには「自分が本命だと信じたい」という女性の心理がよく表れているでしょう。
理由によるという声も
男性のみなさん、この結果を見て「半分以上の女性は浮気を許してくれるんだ」と調子に乗ってはいけません。中には「浮気をした理由によって許すかどうかを決める」という厳しい意見も存在します。
これは裏を返せば「どうしても浮気をせざるを得ない状況でなければ浮気なんて許さない」という心理が強く表れているといえるでしょう。好き勝手に浮気をしても許すという意味合いではないのです。
浮気を許すときの条件
「浮気は許せないけれど別れたくないから仕方なく許す」という状況はきっと生まれることでしょう。そういった際に、これだけは絶対に約束させたいという条件をご紹介いたします。この条件を飲まないというのであれば、申し訳ありませんが別れを考えてみた方が良い可能性があるでしょう。
自分の心理的な不安を伝える
浮気がバレてビクビクしているのは浮気をした側でしょうが、そもそも浮気で精神的に不安定になってしまうのは「浮気をされた側」です。そのためまずは、相手の浮気によって自分がどれだけ心理的に不安定になったかをはっきりと伝えましょう。
ここで謝罪や慰めの言葉や態度が出てこない相手であれば、残念ながらその相手は、心理学的に浮気を繰り返すタイプである可能性が非常に高いです。
浮気の理由を聞いておく
これは非常に根本的なことですが、なかなか怖くて聞けないことも多々あるはずです。自分の不安定な心情を伝えた後なら少し心にも余裕ができているはずですから、このタイミングでどうして浮気をしたのかを聞いてみましょう。
相手も「自分の意見も聞いてくれるのか」と安心して本音を話してくれる可能性が高いです。お互いに向き合うことで、しっかりと本音をさらけ出すことができるでしょう。浮気を許す条件を決めて約束をする上でも、お互いに向き合うことは非常に重要です。
許すのは今回だけだと約束する
浮気を許すときに大切なのは、許すのは今回だけだと相手にはっきりと伝えることです。曖昧な言い方ではいけません。誤解や別の解釈のしようがないよう、「今回だけ」と伝えましょう。
そして2度と浮気をしないことを約束させましょう。そこで文句を言う相手であれば再犯の可能性が高く、早期に別れた方が賢明といえます。
お互いにもっと向き合う
やはりそもそもの浮気の原因としてお互いの理解不足があるわけですから、しっかりとお互いに向き合う気持ち、態度が重要です。
責めたくなる気持ちは浮気された側の心理として当然あるでしょう。ある程度は「傷ついたことを伝える」ことになり大丈夫なのですが、過剰に責めたててしまうと北風と太陽の話のように相手も心を閉ざしてしまいます。こちらの向き合う気持ちが大切です。
それが伝われば、相手も「許してほしい」という気持ちの程度次第ですが、向き合う態度を示してくれるでしょう。
浮気の許し方
「一度許したからって何度も繰り返されるのは怖いけど、あまり厳しく言い過ぎて別れ話になるのも怖い」という方がほとんどでしょう。そんな方へ、浮気の許し方について重要な点をアドバイスいたします。浮気を許そうと思うことができた気持ちの根源を見落とさないでください。
友達に話を聞いてもらう
はじめから本人と直接話し合いをしようとすれば、浮気されて傷ついた心が優先して一方的に感情をぶつけてしまい話し合いにならないことも少なくありません。
そのような事態を防ぐために、先に友達に話を聞いてもらう、愚痴を聞いてもらうなどを行うのがおすすめです。友達の許し方を聞いて参考にするのもいいでしょう。
交際相手や結婚相手に浮気されると、自分の他人への信頼感が一気に薄れてしまいます。そのためここで話相手となってもらうべきは、自分が普段から心底信頼している人です。人選を誤ると他人への不信感を強めてしまい、浮気を許すどころか別れにつながってしまうことに注意しなければなりません。
また他人の愚痴を聞いて気持ちのいい人間もいませんので、相談相手となってくれた人には最後にきちんと感謝を伝えましょう。これは浮気で恋人や伴侶と同時に友人まで失ってしまわないためのポイントです。
相手に愛情を伝える
条件を出して約束させるだけではお互いに不満が残るので、上手な許し方とはいえません。上手な許し方とは、相手との関係を再びきっちりと結び直せる許し方のことを指します。
浮気をされて怒る気持ち、悲しむ気持ちの根底には必ず相手への愛情があるはずです。愛していない相手に浮気されても、人は傷つきません。あなたが傷つき、許し方について悩んでいるということ自体も相手への愛情の深さを表しているのです。
したがって相手に伝えるべきは「浮気されて悲しい」ではなく「あなたを愛しているから」浮気をされて悲しいという、自分の奥深くに眠る本当の心理となります。
悲しいと伝えれば愛情は伝わりそうな気がしますが、そもそも浮気に発展してしまうほどにすれ違いのあった関係ですから、逐一言葉にして向き合う姿勢がとても大切になるのです。
次やったら別れると決意する
浮気の許し方において一番の懸念となるのが、「また浮気されたらどうしよう」という不安感です。この不安は相手からの愛情でしか拭えないものですが、相手が一度でも浮気をしてしまうとその後の愛情表現も疑ってしまいます。心のどこかで相手への不信感を抱きながら付き合うことになるのです。
だからこそ不信感をこれ以上大きくしないために必要な「浮気を許すための条件」のひとつは、許すのは今回だけと伝えることとなります。
その際には、次に浮気したら別れると決意しておくこと、場合によってはその決意を伝えることも必要です。不信感に蓋をした関係は長くもちませんし、綱渡りのような恐怖とストレスを常に抱えることになってしまいます。
そうなると常に相手を疑ってしまい、ストーカー行為に走ってしまったり相手を束縛しすぎてまた浮気をされたりする関係に陥ってしまうのです。お互いのためにも別れる選択肢と覚悟はときに必要とされます。
気持ちを書き出して整理する
これは誰かに話す前に自分だけでやってもかまいませんし、話し合ったあと2人でやってもかまいません。当然2回行ってもかまいません。自分の納得のいくまで何度もやりましょう。
自分1人でする際には、まず自分がつらくて仕方がないことを書くのがポイントです。つらい気持ちを吐き出してしまいましょう。そこから、なぜつらいと感じているのかや相手に対して思うことを書き出していきます。
2人でする際には、紙の両端に自分の思いと相手の思いとを両方書き出し、お互いが相手の気持ちに向き合うことが大切です。それから紙の中間に浮気を許した条件と、今後の約束事を書いておきましょう。
この紙はどこかへ貼ってもいいですし写真にとってスマホに保存しておいてもかまいません。こうすることで、次回の浮気を防止する役目と、万が一再び浮気をしてしまったときに相手の心情を理解しまた向き合うことが容易になります。
傷つく関係に次はないので「次に浮気したら別れる」と決意したのなら別れることが正解ですし、「浮気をしても許す」と決めた場合には自分の心の整理にも役立つでしょう。
浮気を許すときは慎重になろう
簡単に浮気を許してしまうことは、相手がまた浮気する可能性を高める以上に、自分が相手を信じられなくなる可能性を大幅に高めます。浮気を許すことは心理的な寛大さとは別物です。自分の心は自分しか守れないのです。浮気を許す際には慎重になりましょう。よく相手と向き合うことが重要なのです。