むくみを解消するお茶&効果的な飲み方も紹介!
デスクワークや立ち仕事で同じ姿勢を続ける多くの女性が悩まされている「むくみ」。女性は男性よりも筋肉量が少ないことからむくみやすい傾向にありますが、日常的にケアすれば症状の緩和にもつながります。
そこで今回はむくみを解消するおすすめのお茶をはじめ、効果的な飲み方も合わせてご紹介します。おすすめの商品の中にはコンビニなどで手軽に購入できるものもありますので、ぜひ参考にして日常的に取り入れてむくみケアをしてみませんか?
むくみの原因とは
ここからはむくみの主な原因をご紹介します。むくみはデスクワークや立ち仕事、筋肉量の問題以外にも日常生活を少し変えるだけでも解消につながる原因もありますので、ぜひ参考にしてむくみ解消を目指してみませんか?
塩分の摂り過ぎ
塩分の摂り過ぎはむくみの原因の一つとして上げられます。現代はファーストフードや加工食品、外食などで食事を済ませる方も多く、そういった食事は味が濃く、塩分の高い食事が多くあるので、塩分の摂り過ぎに注意が必要です。
塩分を摂り過ぎてしまうと、体内に水分をたくさん抱え込むようになり、そうすると余分な水分をうまく排出できなくなり、体の中に水分が溜まってそれがむくみとなってしまいます。そのため、1日の塩分量は女性で7グラム、男性で8グラムほどに抑えることをおすすめします。
血流の低下
デスクワークや立ち仕事などで同じ姿勢とをり続けて仕事をしていると、全身の血流が悪くなり心臓に血液が戻らなくなる上に、重力の影響で水分が下半身に溜まってしまいます。また、きつい下着や洋服も体を圧迫し血流が悪くなってむくみやすなってしまいます。
そのため、休憩時間にふくらはぎや足を動かすストレッチを取り入れたり、適度に運動をして筋肉をつけると足の血液が心臓に戻りやすくなりむくみの解消につながります。特にふくらはぎ周辺の筋肉が大切なので、ウォーキングなどがおすすめです。
アルコール
お酒をたくさん飲むと利尿作用が高まってしまい体内は水分不足になってしまい、本来排出しなければならない老廃物が体内に残ってしまい、アルコールを摂取した次の日は顔や手足のむくみがひどくなってしまいます。
そのため、お酒を飲んでいる時でもお酒以外の水分を少しずつ摂取しておくことが大切です。また、アルコールを摂取している時は比較的濃い味のものや塩辛いものを欲しくなりますが、出来るだけあっさりしているおつまみがおすすめです。
女性ホルモンの影響
女性は妊娠や生理など、ホルモンバランスによってむくみやすくなってしまいます。特に生理前は黄体ホルモンが多く分泌され、この黄体ホルモンが多く分泌されると余分な水分が内蔵に溜まりやすくなってしまいます。
また、女性は妊娠により黄体ホルモンが多く分泌されるので更にむくみやすくなる上に、お腹にいる赤ちゃんに血液を送らなければいけないので血液量も減り、運動不足も重なりむくみが悪化しやすくなってしまいます。
むくみにお茶が良い理由
お茶がむくみに良いと言っても実際にどういう効果があるのかご存知ですか?ここからはむくみにお茶が効く理由をご紹介します。ぜひ参考にしてお茶の効果を利用してむくみ解消に役立ててみてはいかがですか?
ミネラル・カリウムの効能
身体の水分バランスはカリウムとナトリウムという2つのミネラルでバランスがとられています。この2つのミネラルバランスが細胞間の水分バランスを取っていますが、水分摂取が少なくなるとむくんでしまいます。
さらに、野菜や海藻類が不足するとカリウムも不足しがちになってしまいます。そのため、水分補給と栄養バランスの摂れた食事はむくみの予防にも役立つので、外食や加工食が多い方は普段から栄養バランスの摂れた食事を心がけるとむくみの予防になります。
お茶の利尿作用
お茶には種類によってさまざまな栄養成分が含まれています。中でも有名なのがカリウムとカフェインで、カリウムは体内に溜まった塩分などのナトリウムを尿と一緒に排出してくれて、カフェインは腎臓が活発に動くため利尿作用が高まります。
そのため、お茶の代表的な栄養素でもあるカリウムやカフェインは、利尿作用を高めてくれるため、むくみの解消に効果がありますが、カフェインは摂り過ぎてしまうと必要以上に水分が排出されて逆にむくみの原因にもなってしまうので注意が必要です。
むくみに効果のあるお茶の成分
同じお茶でも成分によってむくみ解消の効果が異なるので、お茶の力を借りてむくみを緩和したい方にはお茶に含まれる成分選びも大切になってきます。そこでここからはむくみに効果のあるお茶の成分4種類をご紹介します。
カリウム
ミネラルの一種でもあるカリウムは、体内にあるナトリウムなどの塩分を体の外に排出して体内の水分量を調節してくれる働きがあります。そのため、必要以上に水分や塩分が体内にあるとカリウムの働きで水分を体外に排出してくれるので、むくみの解消に効果があります。
亜鉛
人の体に必要とされる必須ミネラル16種類の一つでもある体内に欠かすことのできない亜鉛も実は、むくみ予防に欠かすことのできない成分です。特に女性は生理や妊娠などによってホルモンバランスが崩れやすくなり、このホルモンバランスによってむくみの症状も変わってきます。
女性は生理前や妊娠中は、プロゲステロンという女性ホルモンが活発になりますが、このプロゲステロンが体内に水分を溜め込む働きがあります。そこで必要なのが亜鉛で、亜鉛には女性ホルモンの分泌を促しつつもバランスを正常に整える働きがあるのでむくみの予防に効果があります。
イヌリン
水溶性の食物繊維の一種でもあるイヌリンは、体内の汚れた水分を吸収して排出してくれる働きがあります。また、腎臓の働きを助ける働きもあるので、体内に溜まった余分な水分を排出しむくみの解消に効果があります。
ヨクイニン
はと麦の果肉に含まれているヨクイニンは漢方で使われることでも知られていて、体内に溜まった余分な水分を体の外に排出してくれる働きがあります。ただし、子宮収縮の作用があるので妊娠中や妊娠の可能性がある方は避けることをおすすめします。
むくみ解消に良いお茶と注意点
ここからはむくみ解消に効果があるお茶やお茶を飲むときの注意点をご紹介します。ここでご紹介するお茶は自宅でも飲みやすいものばかりなので、ぜひ参考にしてお茶でむくみ改善を目指してみてはいかがですか?
緑茶
「緑茶」にはカフェインが含まれているので、高い利尿作用が期待できます。さらに、塩分などのナトリウムを排出するカリウムも多く含まれているので、緑茶でむくみを改善したい方におすすめの飲み方は食後がおすすめです。
ただし、緑茶にはカフェインが多く含まれているので冷えを引き起こしてしまったり、寝る前に飲んでしまうと寝られなくなってしまうこともあるので、緑茶を飲む際には飲むタイミングも大切になってきます。
ウーロン茶
「ウーロン茶」にもカフェインが含まれているので利尿作用によりむくみに効果があります。さらにウーロン茶には、ウーロン茶特有のポリフェノールが含まれているので血液をサラサラにする効果もあるので、よりむくみの改善に役立ちます。
ただし、ウーロン茶にもカフェインが入っているので摂り過ぎると血液の巡りが悪くなり冷えを引き起こしたり、夜飲んでしまうと寝られなくなることもあるので、ウーロン茶を飲む量やタイミングには注意が必要です。
杜仲茶
高い利尿作用があることでも知られている「杜仲茶」には、杜仲茶に含まれるピロレジノール・ジグルコサイドにより、体の中に溜まった毒素を排出しむくみの改善が期待できます。さらに杜仲茶には脂肪やコレステロールの吸収を抑制して、体脂肪を減らす効果も期待できます。
ただし、杜仲茶は飲み過ぎると高カリウム血症を引き起こしたり、高い利尿作用があるので腎機能が弱っている人は控えめにするなど、杜仲茶を飲む際には飲み方や飲む量に注意して飲むようにしてください。
とうもろこし茶
女性に嬉しい成分がある「とうもろこし茶」は、鉄分や水溶性の食物繊維、カリウムが豊富に含まれています。中でも塩分などのナトリウムを排出するカリウムは、体内に溜まった水分を排出し体内の水分量を調節してくれるのでむくみにの改善にも効果が期待できます。
また、とうもろこし茶にはカフェインが含まれていないので、冷え性に悩んでいる方も安心して飲むことができます。ただし、体内に溜まった水分を排出してくれるので飲み過ぎるとトイレが近くなることもあるので注意してください。
ルイボス茶
南アフリカ原産の「ルイボス茶」は、美肌や代謝アップ、リラックス効果、便秘解消、ダイエット効果など様々な嬉しい効果がある上に、血液の流れを促進し塩分などのナトリウムを排出するカリウムも豊富に含まれているのでむくみの改善にも効果があります。
また、ルイボス茶はノンカフェインなので、妊娠中のむくみに悩まされている方でも安心して飲むことができます。ただし、栄養満点なルイボス茶ですが、飲み過ぎるとトイレが近くなる、お腹が緩くなる、胃が痛くなる、冷えを引き起こすなどもあるので、飲み過ぎに注意してください。
タンポポ茶
タンポポの根や葉、茎を焙煎した「タンポポ茶」は、利尿作用があるので体に溜まった毒素を排出してくれるため、むくみの改善に効果があります。また、ホルモンバランスを整える効果もあるので生理前や妊娠中のむくみに悩んでいる方も安心して飲むことができます。
また、タンポポ茶には血流を改善する効果もあるので冷えの改善にも効果があります。ただし、タンポポ茶には血圧を下げる効果もあるので、血圧が低い方は飲み過ぎてしまうとさらに血圧が下がってしまうので注意が必要です。
コンビニでも買えるむくみにおすすめのお茶
むくみに悩んでいてもお茶を淹れたりするのは面倒に思う方も多いかと思いますが、意外とコンビニでも購入することができます。ここからは、コンビニでも買えるむくみにおすすめのお茶をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
黒豆茶
黒豆を原料としている「黒豆茶」は、黒豆に含まれるアントシアニン系のクロスミンやクロサンテミンは、血流を促し腎機能を高め、体内にある不要な水分の排出を促すため、むくみの改善に効果が期待できます。
さらに、黒豆茶には冷え性の改善や血行促進効果、アンチエイジング効果、血糖値の改善などの効果も期待できます。最近はどこのコンビニでも黒豆茶が手軽に購入できるようになったので、むくみを改善したい方はぜひ積極的に取り入れてみてください。
ドクダミ茶
強い利尿作用がある「ドクダミ茶」は、昔から十薬と呼ばれ万能な薬草として重宝されていました。そんなドクダミ茶には、血行促進効果や利尿作用を促すデトックス効果、整腸作用、冷え性の改善などの効果があります。
その中でも特に、体内に溜まった毒素を排出するデトックス効果や血行促進作用でむくみの改善に期待できるといわれています。コンビニではまだまだドクダミ茶を見ることは少ないですが、ドクダミ茶入りのお茶はたくさんあるので、コンビニではぜひ表示をチェックしてください。
とうもろこしのヒゲ茶
コンビニでも見かけるようになった「とうもろこしのヒゲ茶」は、その名の通りとうもろこしのヒゲの部分を使ったお茶で、カリウムや食物繊維、鉄分、ビタミンKなどの栄養が豊富が含まれているので、むくみや血圧を下げる効果、便秘解消、美容効果が期待できます。
香ばしさの中に甘みも感じられるとうもろこしのヒゲ茶に含まれるカリウムは、塩分などのナトリウムを排出しながら体内の水分バランスを取りながらむくみの解消を促してくれるので、美味しいお茶でむくみを解消したい方におすすめです。
ハトムギ茶
はと麦の実を焙煎して作る「ハトムギ茶」は、お肌にいいヨクイニンが原料になっているので美肌に効果がありますが、ハトムギ茶のヨクイニンには、体内に溜まった余分な水分を体の外に排出してくれ、さらに塩分などのナトリウムをを排出するカリウムも豊富に含まれています。
さらに、ビタミンB2や鉄分、食物繊維も豊富に含まれているのでダイエット中の方やデトックス効果を得たい方にもおすすめです。コンビニには100パーセントのハトムギ茶やハトムギ茶入りのお茶などもあるので、ぜひ表示もチェックしてみてください。
むくみを解消するお茶の飲み方
ここからはむくみを解消するお茶の飲み方をご紹介します。いくらむくみに効くといっても飲み方次第で効果が変わってきますので、ぜひ参考にしてむくみの改善に効果のある飲み方でむくみを解消しませんか?
常温か温めて飲む
むくみ改善を目指してお茶を飲むおすすめの飲み方は、出来るだけ常温もしくは温かいものがおすすめです。キンキンに冷やしたお茶は特に暑い日はのど越しがいいですが、体を内部から冷やしてしまい血行が悪くなって冷えを引き起こしてしまいます。
その点、温かい飲み物はゆっくり体に吸収されて胃に負担をかけることなく体が温まり、血行も良くなります。そのため、むくみ解消を目的としてお茶を飲む飲み方は、出来るだけ常温もしくは温かいもので飲むようにしてください。
こまめに飲む
お茶は一気に飲むのではなくこまめに飲む飲み方がおすすめです。それは、一気に飲んでしまうと腎臓で余分な水分を処理しきれず、余計むくんでしまいます。そのため、お茶を飲むときは一気に飲まずにできるだけ味わって飲むようにしてください。
寝る前にたくさん飲むのはNG
寝ている時は身体が眠っているため、水分を排出させる腎臓も働きは低下しています。そのため、いくらむくみに効くお茶と言っても寝る前に飲んでしまうと翌朝むくみを引き起こしてしまいます。そのため、寝る前のお茶は摂り過ぎないように注意してください。
お茶を飲んで気になるむくみを解消しよう!
今回はむくみに効果があるお茶をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?むくみに効くお茶はコンビニなどで気軽に購入できるものもありますので、むくみに悩んでいる方はぜひ参考にして、むくみの解消を目指してみませんか?