iPhone7のホームボタンの仕組み
iPhone7に限らずiPhoneでは様々な故障やトラブルが発生しています。今回は数あるiPhone7関連のトラブルから、ホームボタンの故障に関するトラブルを挙げていますが、そもそもホームボタンがどのような仕組みになっているのかご存じでしょうか。
また、iPhone7のホームボタンには従来のiPhoneシリーズにはなかった新しい仕組みが搭載され始めました。それらも交え、ここではiPhone7のホームボタンがどのような仕組みとなっているのか、紹介していきます。
ボタンを押し込んだ感覚は疑似的
2015年以降のApple製品において、感圧式という技術が搭載されるようになったことで、タップなどの押す・スライドという従来のホームボタンの操作に「押し込む」という操作が新たに加わりました。
この「押し込む」という操作は、実際には押し込んでいないのですが、実際に動作をした際に起きる振動が疑似的な感覚となっており、本当に押し込んでいるように感じる機能となっています。
ちなみに、こちらはソフトウェア制御で実現されており、その弊害として電源が入っているときにしか動作しない為、電源を切っている状態ではいくら押し込みをしても振動することはありません。
ホームボタンの振動の強弱設定も可能
今となってはごく当たり前に浸透している、振動を利用した感圧式ホームボタンですが、この機能が搭載され始めたiPhone7購入者の中には慣れない振動の感覚に違和感を強く感じた方もいらっしゃいました。
こうした違和感への対策として、ホームボタンの振動の強さを調節できるようになりました。ホーム画面上に設置されている「設定」アプリから設定可能で、振動の強さは3段階用意されています。
iPhone7のホームボタンが反応しない原因
ホームボタンはiPhone7にとって中核的存在で、操作するには重要な役割を持っています。そんなホームボタンが反応しない・故障したという事態が起きてしまっては、利用するうえではかなり不便になってしまいます。
ですが、ホームボタンが反応しない、という故障が利用者の中で多発しているのも確かです。では何故ホームボタンが反応しないという故障が起きてしまうのでしょうか。
①ユーザー環境の問題
まず最初に考えられる原因は、ユーザー環境の問題です。手が濡れているままiPhone7を使う、ケースや保護フィルムなどを装着したまま、など、端末が指を感知しにくい環境のままiPhone7を操作している場合、感知されない場合があります。
このような場合は端末の故障ではない為、手をしっかり拭いたり、ケースや保護フィルムを剥がすことで、通常通り使えるようになることがほとんどです。また、スマホ対応でない手袋で操作した場合も、指を感知されずにiPhone7が操作できないです。
②端末故障
十分乾いた手で使い、邪魔になるようなケースやフィルムは全て剥がしたうえでもホームボタンが反応しない場合、端末そのものが故障しているのが原因の可能性が考えられます。
iPhone7を使用している最中に突然ホームボタンが故障してしまった、というケースも過去に数回発生しているユーザーもいらっしゃいます。ただし、この問題は場合によってはとくに何もせず待っていると解決されることもあるそうです。
iPhone7のホームボタンが反応しない時の対処法
ホームボタンが反応しなくなってしまってはiPhone7の操作もままなりません。一番の解決策は契約中の携帯キャリアの店舗に修理の依頼を出しに行くことです。ですが、ホームボタンが反応しない時に気軽にできる対処法も存在します。
次は、iPhone7のホームボタンが反応しない・使えなくなった時、即座に手間をかける必要なく対処できる方法を紹介していきます。
①強制再起動
まず最初は強制再起動です。様々な故障の対処法として知られる強制再起動ですが、iPhone7からはホームボタンが反応しない場合の対処法としても使えるようになりました。
iPhone7の電源を強制終了させる必要がありますが、強制終了の手順が従来と変更され、ホームボタンではなく電源ボタンと音量ボタンの下を同時に長押しすることで、強制的に電源を切ることができます。その為、ホームボタンを使う必要がなくなりました。
この仕様変更により、ホームボタンが反応しない・使えない事態になっても、強制再起動による対処ができるようになりました。
②画面上にホームボタンが出現
また、iPhone7ではホームボタンが無反応になったのを感知した際に仮のソフトウェアボタンが画面上に出現するようになりました。
この際、同時に「ホームボタンは修理が必要です。その間画面下のボタンが使えます」という英文が出てきます。このメッセージが画面上に出てきた場合は完全に故障してしまっている為、私達で解決できる策は何もありません。
ソフトウェアボタンが画面上に現れるようになりましたら、契約している携帯キャリアのお店に持って行ってホームボタンの修理を依頼しましょう。
iPhone7のホームボタンの故障予防法
iPhone7のホームボタンは、iPhone7のボタンの中でも利用頻度がとても高い為消耗しやすい部分となっています。事前にホームボタンを利用するうえでの注意点を知っておき、故障という事態が起きないよう、ユーザー側による故障予防をしておくのも大事です。
では、ホームボタンの故障を防ぐために私たちができることは何があるでしょうか。次は、ホームボタン故障の予防法について、2つ紹介していきます。
①iPhoneを落とさない
まずホームボタン故障の予防法として、iPhoneを落とさないことが挙げられます。iPhone7を落としてしまっては、画面上にヒビが入るなどの危険性が考えられますが、落下の衝撃でホームボタンが壊れてしまうことも考えられます。
常にカバンなどの安全な場所で保管しておく、または頑丈なカバーケースに入れておく、バンカーリングを付けるなどすれば、落下する可能性は低くなります。
②暑い場所に放置しない
また、物理的な衝撃ではなく自然環境にも注意が必要です。iPhone7を暖房機器の近くに置いたり直射日光が当たりそうな場所など、温度の高い熱い場所に放置していると、熱でホームボタンの基盤が壊れてしまうことがあります。
iPhone7を使用する際には、適度な温度の場所で利用するように心がけるのも、故障予防の1つです。
ホームボタン以外にも?iPhone7のよくあるトラブル
今や全世界で人気のiPhoneですが、利用者が多い分、トラブルの声も多発しています。今回紹介したホームボタン以外にはどのようなトラブルが起こっているのでしょうか。有名な例を3つ紹介していきます。
①画面上にヒビが入る
まず1つ目が「画面上にヒビが入る」です。主に落下などの物理的な衝撃が原因です。こうなってしまってはiPhoneのガラス画面を取り換える必要がある為、一般人では到底修理は不可能です。すぐに修理に出すことをおすすめします。
②充電ができない
続いて2つ目が「充電ができない」です。こちらは端末故障が問題の場合もありますが、線が中で断線しているなどの充電コード側に問題がある場合もあります。特に純正ではない価格が安めのコードを利用した際に起こることが多いです。
③すぐに充電切れする
「充電ができない」と類似したトラブルとして「すぐに充電切れする」というトラブルも多発しています。ただし、バッテリー自体が消耗品なので、長期間使っているうちにバッテリーの減りが早くなるのは、仕方ないことです。
ですが、購入して間もないのに充電切れが多発してしまう場合、日常的に動画やゲームなどで一時的なバッテリー使用が膨大であるのが原因である可能性があります。iPhone7の長時間使用を控えるのも、トラブル防止の1つです。
③水に落とした
最後は一番深刻な「水に落とした」です。いわゆる水没と言われています。仮に水没してしまった場合、通電によるショートで内部のデータが全て失われてしまう可能性がある為、絶対に電源を入れないようにしましょう。
iPhone7のホームボタンが反応しない時は再起動をしてみよう!
今回、数あるiPhone関連のトラブルの中から、iPhone7のホームボタンの仕組みや故障の原因・予防法などについて紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回紹介したように、ホームボタンはiPhone7を使用するうえでとても重要な役割であるうえに非常にデリケートな部位となっています。快適なスマホライフを過ごす為にも、ホームボタンの仕組みに注意を払いながらiPhone7を利用しましょう。
また、ホームボタンが振動しなくなった、と感じたらまずは再起動してみましょう。ほとんどの故障の場合、修理に出さずまず初めに再起動をしてみたら直った、というケースがとても多いです。