記事の目次
- 1.iPhone7のスペックの特徴・メモリ
- 2.iPhone7とiPhone7 Plusとの違いを徹底比較!
- 3.iPhone7とiPhone8のスペックの比較
- 4.iPhone7とiPhone8のデザイン・素材・サイズを比較
- 5.iPhone7とiPhone8のワイヤレス通信性能の比較
- 6.iPhone7とiPhone8のバッテリー容量と駆動時間比較
- 7.Apple Payと指紋認証は共通
- 8.iPhone8のメリット・デメリット
- 9.iPhone7のメリット・デメリット
- 10.iPhone6sのメリット・デメリット
- 11.番外編!iPhoneXRとiPhone7を比べてみた!
- 12.iPhone7の基本的な機能は十分!
iPhone7のスペックの特徴・メモリ
iPhone7のスペックの特徴やメモリについてご紹介します。まず、iPhone7について知っておくためにApple社から2016年9月に日本での販売が開始され、iPhone7の発売から現在まで新機種がいくつか発売されましたが、iPhone7は未だに根強い人気を誇っています。そのiPhone7を解体して紐解いていき、iPhone8との比較などを通してご説明します。
iPhone7ならではの特徴や中古品のiPhone7を購入するときの注意点なども細かくまとめてありますのでご参考ください。未だに衰えないiPhone7の現行機種としての人気の秘密を探っていきましょう。
iPhone7はPowerVR 7XT GT7600 Plusを使用
iPhone7のGPU(グラフィック)である「PowerVR 7XT GT7600 Plus」は基本的にはiPhone6sと同様のようです。ではどこか違いがあるのでしょうか。それは、iPhone7が搭載しているGPUは「PowerVR GT7600」のカスタム版でiPhone6s/6s Plusが搭載するGPUと同じアーキテクチャを基盤としているようです。
AppleはA10 FusionチップはA9よりもおよそ2倍高速で、GPUはおよそ50%高速だと説明しているようですが、GPUのパフォーマンスを上げたために長時間最大パフォーマンスを維持しようとするとオーバーヒートの危険性があるということです。
iPhone7で追加された機能
iPhone7で新たに追加された機能とはどのようなものがあるのでしょうか。まず、iPhoneシリーズでは初めて防水・耐水・防塵機能が備わったことが上げられ、水にも埃にも強いiPhoneが誕生です。耐水性ではテストでは最大水深1メートルで最大30分程度耐えられるように設計され、お風呂やトイレに間違って落としても壊れてしまうことはないでしょう。
さらにiPhone7の新機能としてFeliCaやSuicaの有効化により日本国内向けのApple Payの利用が可能となっています。そして、カメラ機能ではカメラやビデオ撮影の際に光学手振れ補正がついています。
さらにiPhone7 Plusだけの機能としてズーム機能のついた望遠レンズが付加されていてPlusと通常のiPhone7との差別化を行なっています。
iPhone7で変更された機能
ではiPhone7になって変更された機能とはどのようなものがあるのでしょうか。一番の特徴としては3.5mmイヤホンジャックが廃止された点でしょう。従来のアナログ出力からLightningイヤホンにしたことでデジタル出力が可能となり、高性能になった一方iPhone6s以前のイヤホンは使えなくなってしまいました。
3.5mmイヤホンジャックの廃止は賛否両論あり、従来のイヤホンが使えないということで意外なことにこの問題は今でも尾を引く展開となっています。無くさないで欲しかったとの声が非常に多いのです。
またLightningがイヤホンと充電コネクタを兼ねるため充電中にイヤホンを聴くには分配器を使うかBluetoothイヤホンなどを使用するしなく一部のゲームユーザーなどには音の遅延などからブーイングが上がっているのです。
iPhone7の新品価格
アップル製品は値段が下がらないことが特徴の一つですが、現在のiPhone7の新品価格はいくらなのでしょうか。iPhone7は現行品ですのでApple社の公式サイトでは32GBで50,800円(税別)、128GBが61,800円(税別)です。大きさサイズのiPhone7 Plusは32GBが64,800円(税別)で128GBが75,800円(税別)となっています。
フリマサイトの1つであるスママではiPhone7は新品の製品が32GBで32,000円で売っており、128GBでは33,800円とかなりお得に新品のiPhone7を入手できる。現在はiPhone7 Plusは販売されていないようです。
iPhone7の中古価格
中古品のiPhone7ならスママでiPhone7 Plusを購入することもできます。中古最安値の128GBのiPhone7 Plusは34,800円とかなりのお得感です。ちなみにiPhone7の32GBは新品の約半額の16,980円で購入できます。また中古品ならではで256GBモデルや珍しい色のiPhone7などもラインナップされています。
つまり、今ではApple公式サイトなどの新品では手に入らないものも入手できるチャンスがあるといことで、その当時や現在も購入したかったのにできなかった人にはおすすめです。
珍しいモデルや現在手に入らない容量のモデルを手にしたい時には利用してみる価値はあるのではないでしょうか。
iPhone7とiPhone7 Plusとの違いを徹底比較!
iPhone7とiPhone8の比較をいろいろと見ていく前に同じiPhone7の仲間であるiPhone7 Plusとの違いを徹底比較してみましょう。いくつかのテーマで様々な点を比較していきますので、参考にしてください。また、比較する上でそれぞれの特徴的なところもピックアップしていきます。
特にiPhone7についてはiPhone8とも比較していますのでiPhone7 Plusを中心に比較し、違いについて見ていきましょう。
Plusとの比較①ディスプレイ
iPhone7 PlusのディスプレイはiPhone7と比較すると大きいのはPlusというネーミングからも想像できますが、具体的にはiPhone7が4.7インチ(1,334×750ピクセル)なのに対しPlusは5.5インチ(1,920×1,080ピクセル)です。大きさを比較するとPlusの方がかなり大きいことがよくわかります。
Plusとの比較②バッテリー
iPhone7 PlusはiPhone6sとの比較ではバッテリーが最長で1時間程度長くなっていますが、iPhone7はiPhone6sよりも2時間ほど長くなっています。従ってPlusの方がバッテリーの持ちはiPhone7よりも早くなくなってしまうことになります。性能面なども詳しく見ていきましょう。
Plusとの比較③メモリ
Plusのメモリはどのように違うのでしょうか。正式な発表があったわけではないようなのですが、iPhone7のメモリは2GBでPlusのメモリは3GBであるということが様々な人が行ったベンチマークテストで実証されています。メモリもPlusの方が少し性能がアップしていることがわかります。
メモリとはCPUともGPUとも違い、PCなどでもメモリは非常にアプリを動かすときなどに重要なものです。メモリの詳しい説明は割愛しますが、メモリ自体の性能が上がれば筐体の性能が良いというくらい重要なものです。
iPhoneでのメモリについては後述して少し詳しく説明しますので、そちらを参照してください。
iPhoneにおける「メモリ」とはなんのこと?
iPhoneを含むスマートフォンやパソコンで「メモリ」とはなんのことなのでしょうか。メモリとはランダムアクセスメモリ(RAM)のことを表しています。メモリとはプログラム、つまりアプリの作業の一時領域を意味します。iPhoneはこのメモリが不足していまうとアプリを強制終了させる方法がとられることがあります。
限られたメモリを活用するための方法ですが、これを防ぐためにiPhoneでは新しくなるたびにメモリが増加する傾向があります。また、メモリはストレージと違って簡単に増やすことができないものなので初期メモリの容量が重要となるのです。
Plusとの比較④カメラ
見た目でもiPhone7とiPhone7 Plusのカメラは違うことがわかりますが、iPhone7ではメインカメラにiSightカメラが搭載され、最大5倍のデジタルズームに対応し、Plusはメインカメラに2基の1200万画素のカメラが搭載されており、広角カメラと望遠カメラを組み合わせることによって、2倍の光学ズームと最大10倍のデジタルズームに対応しています。
カメラ重視ならPlusを選ぶべき?
カメラ重視で製品を選ぶならばPlusの方がおすすめです。もちろんiPhone7のカメラでも十分綺麗に撮影できますが、画像撮影にほんとうにこだわるのであればデュアルカメラ、つまりカメラが2つついているPlusの方が断然おすすめです。またPlusの機能で特質すべきカメラ機能はポートレートモードです。
ポートレートモードは難しい用語では「被写界深度エフェクト」機能とも呼び、背景をぼかすことで被写体を際立たせることができるカメラ機能です。
カメラが一番重視される方はiPhone7ではなくiPhone7 Plusを選ぶ方がよりカメラ機能が上デュアルカメラ対応のPlusをおすすめします。
Plusとの比較⑤その他スペックの違い
iPhone7とiPhone7 Plusの大きな違いはそのディスプレイの大きさとカメラの機能以外には実はあまり変わらないのです。しかし細かなスペックも違っているところがあります。例えば、重量はiPhone7が138gなのに対し、Plusは188gで50g重くなっています。あとはカメラに関係しますが、ビデオ撮影も違いがありPlusの方が優れている点があります。
iPhone7とiPhone8のスペックの比較
iPhone7とiPhone8のスペックについて様々な比較を行っていきましょう。iPhone8の方が後から発売しているので当然スペックが高いことが予想されます。しかし、iPhone7も実用で使うのには全く今現在も遜色ないでしょう。そんな2つのiPhone7とiPhone8の比較を題目を出して見ていきましょう。
スペックの比較①ディスプレイ性能の違い
iPhone7とiPhone8のスペックの比較でまずはディスプレイ性能はどのくらい違うのでしょうか。解像度はどちらも同じで4.7インチ(1,334×750ピクセル)となっておりLCDディスプレイです。カラーもiPhone6sではフルsRGBだったのに対し、iPhone7及びiPhone8は広色域(P3)に対応しています。
この点まではiPhone7とiPhone8のディスプレイ性能は同等です。実はiPhone7とiPhone8のディスプレイ性能の違いは1つだけなのです。それはTrue Toneと呼ばれる周りの環境の光に合わせて色温度を自動調節する機能のことです。
iPhone8はこのTrue Toneに対応していますが、iPhone7は未対応です。例えば同じ環境光の元、iPhone7とiPhone8を置いてみるとTrure Toneディスプレイ対応のiPhone8は暖色系に色が変化したりします。この機能をOFFにすれば白い画面に戻すことも可能です。
スペックの比較②CPUプロセッサの違い
iPhone7とiPhone8の比較、次はCPUプロセッサの違いです。iPhoneのCPUプロセッサは世代を重ねるごとに進化しており、iPhone7では「A10 Fusion」というCPUプロセッサなのに対し、iPhone8は「A11 Bionic」というCPUプロセッサです。これだけではよくわかりませんのでスピードを比較してみましょう。
「A11 Bionic」のiPhone8がCPUベンチマークテスト(CPUの性能・スピードなどを示すテスト)でiPhone7よりも1.8倍速く、またiPhone6sよりは2.7倍も速い結果が出ています。スペックの差がベンチマークテストをするとよくわかります。
もちろん、ベンチマークを測るアプリはいろいろあるので一概には言えませんがiPhone8が一番スピードが出ているという結果です。
スペックの比較③第2世代パフォーマンスコントローラ搭載
iPhone7とiPhone8の比較ですがiPhone7は「A10 Fusion」というCPUプロセッサで4つのCPUコアを搭載しています。しかし高負荷時に高性能コア2つしか駆動できませんでしたが、iPhone8の「A11 Bionic」というCPUプロセッサは高負荷時に6つのCPUコアを同時に駆動することができます。
これはiPhone8の「A11 Bionic」が第2世代パフォーマンスコントローラを搭載しており、マルチコアCPUの性能が大幅にアップしているからです。低負荷時でも最小コア数で動作するために消費電力にも優れているという一挙両得の進化を遂げています。
高負荷時にも低負荷時にもパフォーマンスを発揮するiPhone8のスペックは目を見張りますが、iPhone7でも充分な性能があることもわかります。あくまでも「比較してみれば」ということです。スペックにもそれがよく表れているのです。
スペックの比較④GPU(グラフィック)の性能
iPhone7とiPhone8の比較ですがGPU(グラフィック)の性能はどうでしょうか。iPhone7と6sではImaginetion Technologiesのコア(iPhone7はPowerVR 7XT GT7600 Plus、iPhone6sはPowerVR 7XT GT7600)を採用している一方、iPhone8はAppleが独自に開発したGPUコアを採用しています。性能の差はどの程度なのでしょうか。
こちらもGPUの性能を計測してみるとiPhone8はiPhone7よりも1.2倍速く、iPhone6sよりも1.5倍速くなっています。実はコア数をみるとiPhone7及びiPhone6sの6コアからiPhone8は3コアに減っているにもかかわらずスピードが上がっているのです。
GPUは一昔前はPCのグラフィックボードなどの比較が多かったのですが、iPhoneを含むスマートフォンもGPU性能が非常によくなりリアルなゲームや動画にも対応しました。スペックもよくなりiPhone8はコア数が減っていてスピードが上がっている技術力には驚く人も多いでしょう。
スペックの比較⑤各チップの総合性能
iPhone7とiPhone8のスペックの比較ではやはりiPhone8のスペックの方が優れている点が多いことがわかります。それもそのはず、iPhone8の方が後から発売された後継機なので当然といえば当然です。実際にどの程度各チップの総合性能を比べると違いがあるのでしょうか。
iPhone6sも加えてみてみると3機種とも2GBのメインメモリですが新モデルの方がデータ転送速度が向上していて性能があがっています。iPhone8はiPhone6sよりも2倍速く、iPhone7よりも1.4倍速いです。
ただし、iPhone7からiPhone8へと機種編してもそんなに変わった印象を受けないのはiPhone7が充分実用的だからです。結論としてインターネットやLINE・InstagramなどのSNSなどを使うくらいならiPhone7で充分であるということです。
iPhone7とiPhone8のデザイン・素材・サイズを比較
iPhone7とiPhone8のスペックをいろいろな角度から比較してみましたが、次にデザインや素材・サイズなどを比較してみましょう。一見するとiPhone6s、iPhone7、iPhone8は違いがないような外見に見えるかもしれませんがいろいろな点で違いがあるので検証していきましょう。
素材の比較
iPhone7とiPhone8の比較、まずは素材です。iPhone7はアルミ素材なのでスベスベしており間違って落としてしまうことが多かった一方、iPhone8はガラス素材なのでケースを付けていなくても滑りにくく落とすことが少なくなりました。しかし、iPhone8を万が一落としてしまうとガラス素材故に粉々に割れてしまう危険性もあるのです。
また、iPhone7のアルミ素材の方が優れている点がもう1つあります。それはiPhone8のガラス素材のものに比べて指紋がつきにくいのです。指紋で汚れることが少ないということはかなりウエイトの大きなメリットではないでしょうか。
防水スペック・防塵スペックの比較
防水スペックや防塵スペックはiPhone7とiPhone8で比較してみると実はほとんど明確な差はありません。どちらも耐水防塵仕様となっており、iPhone7で水道でわざと水をかけて濡らしても濡れている部分の誤動作はするものの、濡れてしまって壊れてしまうようなことはありませんでした。iPhone8にも同様のことが言えます。
また防塵についてですが、粉塵が内部に侵入しないようにしっかりとした設計になっておりこれはiPhone7もiPhone8も対応しているようです。
ヘッドフォンジャックの比較
iPhone7とiPhone8のヘッドフォンジャックの違いを比較します。以前まであった3.5mmヘッドフォンジャックがなくなっており、その代わりにLightningコネクタにヘッドフォンを繋ぐ方式に変わっています。しかし、充電する部分との併用になり賛否両論を巻き起こしていて現在も他機種でも3.5mmヘッドフォンジャックの復活を望む声があるくらいです。
まず、音楽を聴くくらいであれば逆にLightningコネクタの方がデジタル出力となり、アップル製品ならAirPodsなどのワイヤレスイヤホンが非常におすすめです。そしてBluetoothのバージョンもあがったために音飛びなども「少なく」なってきているようです。
しかし、一部かもしれませんが3.5mmヘッドフォンジャックや有線イヤホンを使っている人にも理由があります。「音」が大切なゲームのプレイ時に「音飛び」は命取りだからです。それを除けばデジタル出力に対応したことはメリットが大きいです。
ステレオスピーカーの比較
iPhone7とiPhone8のステレオスピーカーを比較してみましょう。iPhone7ではレシーバーという受話器の音を聞き取る部分がステレオ再生に対応したものの音圧が弱くて非常にバランスも悪いものでしたが、iPhone8ではステレオ再生が強化され、同レベルの音圧で聴きやすくなっています。iPhone8のスピーカーは再設計され25%も大きく音が出せます。
Apple MusicなどでiPhoneでも音楽を聴いたり、動画の視聴で良い音質で音も楽しみたいのであればiPhone7よりもiPhone8が望ましいです。
しかし、iPhone7でもステレオ再生には対応しているのでモノラル再生だったそれ以前のiPhoneよりは断然良い音質で音楽を聴くことができます。
カメラのスペックの比較
iPhone7とiPhone8のカメラのスペックを比較してみましょう。カメラの性能はiPhone7もiPhone8も1200万画素のイメージセンサー搭載ですが、iPhone8は4K60fpsでの高いフレームレートでの撮影にも対応しており、iPhone7でも4K撮影自体は可能ですがより滑らかに4K画像を撮ることができます。
またiPhone7と比較してiPhone8は明るさが増し色合いが深くなっているようです。iPhone7もiPhone8もリアカメラのレンズにF/1.8のレンズを使用していて夜間の撮影ではそれ以前のiPhoneに比べて夜間撮影でも綺麗に写真を撮ることができます。
大事な恋人・家族・お子様の写真などを綺麗に撮りたいという時はiPhone8を選んだほうがいいでしょう。しかし、ちょっと脇道にそれますが現行の最新機種では更に綺麗な画像を撮ることができるので、iPhoneXSやiPhoneXRにするのも1つです。
iPhone7とiPhone8のワイヤレス通信性能の比較
iPhone7とiPhone8のワイヤレス通信の性能はどの程度違いがあるのか比較してみましょう。ワイヤレス通信とはLTEやWi-Fi、Bluetoothなどのことです。LTEでの通信速度の比較やBluetoothのバージョンの比較を中心に見ていきなにが違うのか詳しく見ていきましょう。
LTEの通信速度の比較
iPhone7とiPhone8のLTE通信の速度を比較してみましょう。iPhone8はLTE Cat.15に対応していて最大で受信800Mbps/送信150MbpsのLTE通信に対応している一方、iPhone7はLTE Cat.9に対応で最大で受信450Mbps/送信50MbpsのLTE通信対応です。どのくらい実際に速度が出ているのか試してみましょう。
SPEED計測してみるとiPhone7は受信45.71Mbps、送信12.69MbpsでiPhone8は受信142.87Mbps、送信13.73Mbpsという結果でした。LTE通信を最大限の速度で活用したいのであればiPhone8に分があるのがわかります。
Bluetoothのバージョンの比較
iPhone7とiPhone8のBluetoothのバージョンを比較してみましょう。iPhone7はBluetooth4.2というバージョンなのに対し、iPhone8はBluetooth5.0に対応しています。具体的にはBluetooth5.0はBluetooth4.2よりも通信速度でおよそ2倍高速になり、通信可能距離がおよそ4倍長くなっていてIoT向けに強化されたものになっているのです。
またワイヤレスイヤホンの精度もBluetooth5.0の方が優れており、2018年に入ってからBluetooth5.0対応のワイヤレスイヤホンの発売が相次いでいることからもiPhone8の方が安定した通信でワイヤレスイヤホンなどBluetooth機器への接続が可能でしょう。
iPhone7とiPhone8のバッテリー容量と駆動時間比較
iPhone7とiPhone8のバッテリー容量と駆動時間を比較してみましょう。まず、バッテリー容量ですがiPhone7が1,960mAhなのに対し、iPhone8は1,821mAhとなっておりiPhone8の方がバッテリー容量が少ないことがわかります。それを補っているのが「A11 Bionic」で高効率のためほぼ同じバッテリー容量を保つことができるのです。
低電力モードのCPU性能の比較
低電力モードのときCPUの性能はどうなっているのでしょうか。実際に低電力モードにしてそれぞれCPUの性能をベンチマークテストで測ってみました。すると驚くべきことにiPhone8の低電力モードならばiPhone6sとほぼ変わらない性能を引き出せていることがわかりました。
つまり、低電力モードで電池を節約したいときなどでもiPhone8ならiPhone6sほどの性能を常にキープして出すことができるということになります。これはかなりの技術力です。
Apple Payと指紋認証は共通
話題のApple Payは決済時に指紋認証をすることで簡単に使用することができます。Apple Payとはアプリ内やWeb上での決済、そして交通サービスや実店舗などでも利用することができる便利な決済システムです。iPhone7でもiPhone8でも基本的にはApple Payを問題なく使用することが可能です。
iPhone6sとは違う
Apple Payを使用するうえでiPhone7やiPhone8とは違う点がiPhone6sにあるので簡単にご説明します。端的に言うとiPhone6sはSuicaやiD、QUICPayといった電子マネーに対応していないのです。つまり、FeliCaに対応していないためApple Payを使えるのはアプリ内やWeb上などに限られます。
iPhone7からはFeliCaに対応しているため飛躍的にApple Payが便利に幅広く使用できるようになりました。交通サービスのSuicaやiDまたはQUICPayに対応したことでコンビニや様々な店舗での利用も可能になったのです。
Apple Payで便利になったこと
Apple PayはiPhone6sではアプリ内やWeb上に限定されていましたが、電子マネーにも対応したiPhone7やiPhone8ではコンビニなどの実店舗はもちろん、交通サービスにも使えるようになりました。また最新のiPhoneでは12枚までクレジットカードを登録することができ、Apple Payとして利用できます。
Apple Payは海外では使えるの?
現在の電子マネーの規格では残念ながら海外ではApple Payは使うことができません。しかし、アプリ内やWeb上では海外のサイトでもApple Payを使うことができます。現在、海外の実店舗や交通サービスでもApple Payを使えるようにする規格も開発されているようです。
iPhone8のメリット・デメリット
iPhone8は歴代のiPhoneの中でも非常に完成度が高く性能面でもiPhoneXと比較しても引けを取らないくらい優れています。ホームボタンがあるiPhoneの中では最も性能が高く、iPhoneXになってからホームボタンがなくなってしまったのが嫌だというユーザーはiPhone8がおすすめです。
そんなiPhone8のメリットとデメリットをいくつかあげていきながら検証していきましょう。メリットはどのようなものがあるのか、デメリットはなにか詳しく見ていきます。
iPhone8のメリット
iPhone8のメリットをいままでiPhone7と比較したことを踏まえて検証しましょう。まずはiPhone8はシンプルなデザインが評価されています。また、CPUプロセッサ「A11 Bionic」により快適な操作性で、iPhone7に比べてカメラの性能も人肌が綺麗に撮ることができ画質も向上しています。更にカメラの性能では4K60fpsに対応しています。
LTE通信速度が速い点もメリットの1つですし、iPhone7も同様ですが電子マネーの決済にも対応しています。更に今広がっているワイヤレス充電(Qi)にも対応しており急速充電もできます。更に低電力モードでも快適な使用感があり、耐水防塵に対応しています。
iPhone8のメリットはこれ以外にも多くありますが、前述したとおりワイヤレス充電ができ尚且つ、ホームボタンがついているモデルでの最高峰のiPhoneにあたるので現在も第一線で活躍できる機種ということが言えるのではないでしょうか。
iPhone8のデメリット
iPhone8にもデメリットはあります。いくつかあげていきましょう。まず、iPhone8は筐体のガラス面なので割れてしまうリスクがある点、そしてガラス面なので指紋が付着しやすく指紋による汚れが目立つ点など素材面でのデメリットがあります。ガラス素材を使っていて綺麗で頑丈になりましたが、落下などで割れるリスクもあがったのです。
また、iPhone7にも言えますがそれ以前のiPhoneにあった3.5mmイヤホンジャックをなくした点をデメリットにあげる人も多いはずです。
iPhone7のメリット・デメリット
iPhone7はそれまでのiPhoneより格段に様々な性能が向上し、基本機能が完成したのはiPhone7だと言っても過言ではないでしょう。iPhone7はコストパフォーマンスも高く、iPhoneとして電子マネーにも対応し、Apple Payなどの活用を広げるなどiPhoneの金字塔というと大げさかもしれませんが、それくらい良い機種だということが言えます。
iPhone7のメリット
iPhone7の様々なメリットをあげてみましょう。先ほどもチラッと触れましたがコストパフォーマンスが高く本体価格が抑えられているのに優れた性能を持っています。アルミ素材のiPhoneの完成形でiPhone8のガラス素材が優れている点もあるものの、指紋の吸着があまりない点や割れにくい点などiPhone8のデメリットを浮き彫りにする優れた素材です。
また、アルミ素材のためiPhone8のガラス素材よりも軽い点もメリットです。CPUプロセッサ(A10 Fusion)の性能も現役でまだまだ通用しますし、やはり初の電子マネー対応のiPhoneという点が大きなメリットです。カメラの画質もiPhone8とほぼ同等です。
防水・防塵にも対応しており、防水ではiPhone8の耐水と比べて遜色ないほどの耐水機能に近い、防水機能を持っています。iPhone7は今、かなりお手軽に買えるiPhoneとしてセカンド機としても人気があります。
iPhone7のデメリット
iPhone7のデメリットはなんでしょうか。実はそんなにデメリットはないのが特徴なのですが強いて言えば、iPhone8と同様に3.5mmヘッドフォンジャックがなくなったことと、iPhone8はワイヤレス充電に対応しこれが非常に便利なのですが、残念ながらiPhone7はワイヤレス充電には対応していない点くらいではないでしょうか。
iPhone6sのメリット・デメリット
ここで度々登場していたiPhone6sのメリットとデメリットをご紹介しましょう。安く4.7インチのiPhoneを選びたい人はiPhone6sも選択肢に入るのではないでしょうか。iPhone7やiPhone8と比べると機能面では見劣りする部分も多いですがとにかく4.7インチのiPhoneを使ってみたい人にはおすすめです。
iPhone6sのメリット
iPhone6sのメリットはその本体価格の安さや、iPhone7やiPhone8で廃止されてしまった3.5mmヘッドフォンジャックが使えるという点です。この3.5mmヘッドフォンジャックが使いたいがためにiPhone6sを選ぶ人も未だに多くいます。また最近ではUQ mobileやY!mobileで購入もできるようです。
iPhone6sのデメリット
iPhone6sのデメリットとしてはFeliCaに対応していないため、Suica・iD・QUICPayが使えず実店舗でのApple Payの利用や交通サービスで使えないことが最もiPhone7とiPhone8との違う点です。更に発売してだいぶ経っているので新OSのアップデートがいつまで適応されるかという不安要素があります。
番外編!iPhoneXRとiPhone7を比べてみた!
iPhone7はiPhone7 PlusやiPhone8、もしくはiPhone6sと比較されることは多いのですが、ここではiPhoneXRとの比較にスポットを当てましょう。まず持ちやすさですがこれはiPhone7に分がありそうです。iPhone7はiPhoneXRと比べて小さく女性でも片手で扱うことができるなど利便性に優れています。
iPhoneXRとiPhone7の重量を比較すると
iPhoneXRは194g、そしてiPhone7は138gですからiPhone7の方が筐体が軽いことになります。軽いということは持ち運ぶときの手の負荷が軽くするということです。そこで、軽さだけを見るのであればiPhone7の方が優れていることがわかります。先の筐体の大きさに加え軽ければ使い勝手も良いでしょう。
iPhoneXRとiPhone7のディスプレイを比較すると
iPhoneXRとiPhone7のディスプレイの違いをまとめてみましょう。iPhoneXRの方が画面が大きいため見やすさや操作性は優れています。また、ゲームや動画も大迫力で楽しめるでしょう。iPhoneXRのディスプレイは6.1インチです。iPhone7の4.7インチよりも大きいので目が疲れにくい点も利点です。よってディスプレイはiPhoneXRの方がおすすめです。
iPhoneXRとiPhone7の電池もちは?
iPhoneXRの方が後発機種ということでバッテリー容量は2800mAhですが、iPhone7は1960mAhなので単純にバッテリー容量の差が840mAh程度あります。推測するとiPhoneXRの方がバッテリーの持ちは良いと考えられます。iPhone7は大分以前に発売されているので、それを考慮すると多少バッテリー容量が少なくても許容できそうです。
iPhoneXRとiPhone7のCPUプロセッサの性能の差は?
やはりiPhoneXRの方が新しい機種であるためCPUの性能はiPhoneXRが2.49GHzのヘキサコアつまり6コアで、iPhone7は2.33GHzのクアッドコアで4コアのためiPhoneXRの方が性能の面で優っています。ゲームなどをサクサク快適にやるにはiPhoneXRの方が向いています。
iPhoneXRとiPhone7のメモリの違いは?
iPhone7のメモリは2GBと前述しましたが、iPhoneXRはどうなのでしょうか。iPhoneXRのメモリはiPhone7 Plusと同じく3GBのようです。3DゲームやVRで遊ぶならばiPhoneXRの方がより適しているといえるでしょう。メモリの詳細については前述しておりますので割愛します。
iPhoneXRのいいところも多いがiPhone7だって十分使える!
上の解説を見ているとやはり後継機種であるiPhoneXRの優れている部分が多くて目が行きがちですが、iPhone7は発売してから今まで現役で使えているというロングセラー商品なのです。実際、コアなゲームファンや常に綺麗な動画をみたい人には向かないかもしれませんが、普段使いでは十分です。
iPhoneXRは機能的にも魅力的ですがiPhone7のコストパフォーマンスも考えて今の自分にはどちらを選択したほうがよいかの参考にしてみてください。
iPhone7の基本的な機能は十分!
iPhone7は電子マネーにも対応し、Apple Payの性能も最大限活用することができますし素材もアルミ素材の有利さがiPhone8のガラス素材より、逆にプラスの面が大きいことや更に基本的な機能は全て網羅しているiPhoneなため十分現在でも現役の機種として使用することができます。
また、1つ最新のiPhoneXSやiPhoneXRなどを持っているユーザーでもセカンド機としてiPhone7を持っている人も多くいますし、Androidのハイエンドモデルをメインで使っているがセカンド機としてiPhoneも使いたい人にiPhone7は人気があります。
このようにiPhone7の機能は十分なのでメインでもサブでも使えます。更にコストパフォーマンスも良いために購入もしやすいので人気の秘訣はそこにもあるのかもしれません。iPhone7は基本機能が備わったお手軽なiPhoneで便利さはNo.1かもしれません。