iPhoneが重い・遅い場合はメモリの解放が必要
毎年、新しい機種が出てくるスマートフォン業界ですが、iPhoneの人気は相変わらず衰える気配はありません。安くて性能がいいAndroid機が数多く発売されていても、やっぱりiPhoneが一番信頼がおけると考える日本人はとても多いようです。日本ではiPhoneがよく売れています。
iPhoneはApple社から出ているスマートフォンです。iPhoneが好まれる理由は、独特の使い勝手の良さでしょう。また、iPhoneを動かすiOSは古い機種のiPhoneであっても、さくさくと動かしてくれます。iPhoneは4年、5年と経過していても、iOSが対応してくれています。
最近のiPhoneはホームボタンがなくなったり、Qi充電ができたり、どんどん進化しています。いっぽうで、古い機種のiPhoneもまだ充分に使うことができます。そうした長く使っているiPhoneにはどういう問題が起きてくるのでしょうか?
たとえばsafariなどブラウザアプリを起動して、ネットを閲覧しようとしたとします。そのアプリの動きが異常に遅かったり、閲覧している最中に突然に落ちてしまったりする場合があります。問題はネット閲覧だけに限りません。よく使うLINEも遅くなります。
iPhoneと他のAndroid機の大きな違いは、microSDカードスロットがないことです。つまり、iPhoneは最初に購入した時点で、容量が決まってしまいます。たとえば32GBのiPhoneを購入したとします。そのiPhoneで写真や動画を撮ったとします。
そのファイルは全てiPhoneの中に保存されます。iPhoneに限らず最近のスマートフォンはコンデジ以上のカメラが搭載されています。カメラの性能がいいということは、写真1枚当たりのファイルが大きいことを意味しています。
大きなファイルの写真をたくさん撮ると、iPhoneの容量を消費します。32GBのiPhoneだと、すぐに容量はいっぱいになってしまいます。しかしiPhoneの容量は変えることができないので、iPhoneはパンパンになってしまい、他のデータなどの保存ができなくなってしまいます。
購入した当初は余裕があったかもしれません。しかし時間が経ってくると、iPhoneのメモリはどうしても重くなってきます。最初から余裕を持ったメモリ量のものを購入したつもりでも、使っているうちに容量が足りなくなってくるケースは少なくないでしょう。
メモリの増量もできないとなると、新しいiPhoneを買うしかないのでしょうか?iPhoneは毎年新作が発表されます。ここ数年のiPhoneの価格はかなり上がっています。そうしょっちゅう買い替えることができない場合も多いでしょう。また古いiPhoneもまだまだ使えます。
そんな場合、iPhoneのメモリを解放するという方法があります。iPhoneのメモリを解放するとはどういうことを言うのでしょうか?それにはまず、iPhoneが重いとはどういう状況を言うのか、iPhoneのメモリとはいったい何なのかを知る必要があります。
iPhoneを快適に使えるようにするため、設定から変えていく必要があります。設定から変えていくだけで、iPhoneはかなり使いやすくなります。また、要らないファイルやアプリを削除するとiPhoneの動きが重い状況は改善されます。しかし何でもかんでも削除すればいいというものではありません。
どういったファイルやアプリを削除すればいいのかも知る必要があります。さらには要らなくなったキャッシュの削除も効果的です。それにはまず、キャッシュとは何かを知る必要もあります。
iPhoneの動きが悪くなってきたのをきっかけに、iPhoneのメモリを解放する方法を覚えていきましょう。iPhoneのメモリを解放すれば、あなたのiPhoneはまだまだ使えます。せっかく長く使うことができるiPhoneを購入したのですから、賢く利用していきましょう。
iPhoneのメモリが重いとはどういう意味?
そもそもiPhoneが重くなったというのは、どういう状況なのでしょうか?iPhoneのメモリが重いとは、iPhoneのメモリの空き容量が少なくなっている可能性が高いことを意味します。iPhoneはmicroSDカードスロットがないので、メモリを増やすことができません。
この場合、どうすればいいのでしょうか?microSDカードスロットがなくてメモリを増加できない場合、メモリを解放するという方法があります。この場合、メモリを解放するというのはどういうことなのでしょうか?それにはまずメモリの意味を知る必要があります。
メモリとは記憶のこと
そもそも「メモリ」とは何なのでしょうか?iPhoneを含めたスマホやパソコンでいう「メモリ」とは、「記憶装置」という意味です。iPhoneのメモリとは、iPhoneのデータを記憶する装置のことを指します。メモリにはRAMやROMといった種類があります。
iPhoneのメモリとはRAM(Random Access Memory)のことを言います。iPhoneのメモリを解放するという時、対象となる「メモリ」とは、iPhoneのRAMのことを指しています。メモリは記憶できる量が決まっています。それがメモリの「容量」です。
メモリの容量が大きいというのを、具体的な物に例えましょう。メモリは作業机の大きさを表します。容量が多いということは、作業机が大きいということです。つまりたくさんの物を置くことができます。
つまり、メモリの容量が大きい状態はiPhoneの動作が軽くなって、作業がしやすいということです。作業机に空きがあるため、空き部分には電気を通さないで済みます。そのためバッテリーの消費も抑えられます。
iPhoneのメモリがどのぐらいいっぱいになっているとメモリ不足と言えるのでしょうか?一般にストレージの容量が1GB程度しか空いていない場合、iPhoneの動作は重くなります。メモリが作業机ならストレージは棚に当たります。
作業スペースが確保されていると、作業は楽になります。また、棚から作業に必要な物を出す場合も、棚に物が詰まり過ぎていると取り出しにくくなります。こうしたメモリとストレージの空き容量が不足すると、iPhoneの動作は重くなります。
iPhoneのメモリ解放が必要かもしれない時の症状
iPhoneを使っていて、なんだか動作が遅いと感じた経験はありませんか?たとえばアプリを起動させようとしたら、アプリが立ち上がらないといった場合があります。また、突然アプリが停止したり、落ちたりする場合があります。
iPhoneのメモリがいっぱいの状態になっていると、このような状況に陥ります。そうなると、iPhoneのメモリ解放が必要になってきます。具体的にどのような状況の時に、iPhoneが遅くなるのでしょうか?その原因を見ていきましょう。
ネットワークが遅い
メモリ解放が必要かもしれない症状の1つ目が、ネットワークが遅いというものです。iPhoneのアプリの中には、ネットを経由して情報を取得するものがあります。表示するのに必要な画像情報といったものをネットから取得するアプリも数多くあります。
さらにSafariなどのブラウザでの検索も、ネットに接続して使うものです。使っているネットワークが遅いと、動作が重いと感じるようになるでしょう。
容量の残高が少ない・不足している
メモリ解放が必要かもしれない症状の2つ目が、容量の残高が少ないか不足している場合です。どのぐらいの容量の空きがないと、残高が少ないということになるのでしょうか?ストレージの容量が1GB以上空いていないと、iPhoneの動作は遅いと感じることでしょう。
バッテリーの減りが早い
メモリ解放が必要かもしれない症状の3つ目が、バッテリーの減りが早いというものです。iPhoneのバッテリーはリチウムイオンバッテリーです。これは経年劣化します。俗に「電池がへたる」という状況です。
iPhoneは電池がへたると、動作の不安定さを解消するために、パフォーマンス管理というシステムが働きます。このパフォーマンス管理のおかげで、iPhoneは電池がへたっても動かすことができます。
ただし機能が制限されるため、iPhoneの動作が重いと感じます。電池残量がすぐなくなるiPhoneはバッテリーが劣化していると考えられます。
iPhoneのメモリを無料で解放する方法
iPhoneの動作が遅くなる原因として、真っ先に思いつくのがメモリ不足です。メモリが不足している場合、どのようにメモリ不足を解消すればいいのでしょうか?
メモリを解放するアプリなどもありますが、アプリなしでメモリを解放する方法を紹介します。設定を変更したり、アプリやキャッシュを削除することで事態が改善する場合があります。「設定」アプリで簡単に設定を変更できるので参考にしてみてください。
解放法①再起動する
iPhoneのメモリを解放する方法の1つ目は、再起動することです。再起動すると全てのアプリが終了します。そのためメモリなしの状態を回復させることができます。まずiPhoneの右上側面か右上上部のスリープボタンを長押しします。すると「スライドで電源オフ」の画面になります。
画面の指示通り、電源ボタンをスライドさせ、電源をオフにします。再びスリープボタンを長押しして、iPhoneを起動させます。これがiPhoneの再起動です。メモリが解放されるので、iPhoneの動作が軽快になる可能性があります。
解放法②「バックグラウンド更新」をオフにする
iPhoneのメモリを解放する方法の2つ目は、「バックグラウンド更新」をオフにするというものです。バックグラウンドとは背景のことです。バックグラウンド更新とは、アプリを最新の状態に保つために裏でアップデートがないか常にチェックしているということです。
これによりメモリが使用されます。これは「設定」アプリから簡単に操作できます。使っていないアプリのバックグラウンド更新をオフにしておきましょう。「設定」アプリから「一般」を選択し、「Appバックグラウンド更新」の項を選択します。
全てのバックグラウンド更新をオフにするためには1番上の「Appバックグラウンド更新」をオフにします。使っていないアプリを個別でオフにする場合は、アプリごとに設定をオフにしていきます。
解放法③アプリを消去する
iPhoneのメモリを解放する方法の3つ目は、アプリを削除するというものです。常駐しているアプリを削除することも効果的です。地図アプリはGPSを使用します。
歩数計アプリは傾きや振動を計測しています。バックグラウンドで動くアプリを使っていない場合は、削除しましょう。常駐していたアプリが削除されると、動作が軽くなります。
解放法④写真・動画を削除する
iPhoneのメモリを解放する方法の4つ目は、写真や動画を削除するというものです。写真や動画を撮影すると、iPhone内にたまる一方です。アプリの中にはGoogleフォトのように自動的にクラウド上に保存されるアプリをいれておけば、iPhoneでは削除してもファイルは残ります。
写真や動画はクラウド上に残し、iPhoneの中に保存してある画像や動画といったファイルは削除しましょう。「写真」アプリを開き、「アルバム」から不要なファイルを削除しましょう。
解放法⑤透明度を下げる
iPhoneのメモリを解放する方法の5つ目は、透明度を下げるというものです。これも「設定」アプリから簡単に操作することができます。「設定」アプリを開き、「一般」から「アクセシビリティ」を開きます。「ディスプレイ調整」をタップします。
「透明度を下げる」をオンにします。こうすることで、ドックの透過や通知バーの透過がなくなりますが、使っていてほとんど気にならないものは、どんどんカットしていきましょう。
解放法⑥Wi-FiやBluetoothを切る
iPhoneのメモリを解放する方法の6つ目は、Wi-FiやBluetoothを切るというものです。パケットの節約のためにWi-Fiをつなげたり、ワイヤレスイヤホンを使うためにBluetoothを接続する場合もあるでしょう。
しかし外ではWi-Fiを使わないことも多く、さらには有線イヤホンを利用することでBluetoothを接続する必要がなくなります。家を出る前に設定を切り替えることは有効と言えます。
待ち受け画面の下から上にスワイプします。iPhoneX以降のものは画面右上隅からスワイプします。コントロールセンターが表示されるので、Wi-FiとBluetoothのオンオフの切り替えができます。
解放法⑦Spotlightの検索機能をオフにする
iPhoneのメモリを解放する方法の7つ目は、Spotlightの検索機能をオフにするというものです。Spotlight機能とはユーザーが指定したキーワードを元にiPhone内やweb上で検索を行い、求めるものを表示する機能です。
しかしアプリはアイコンから起動する人が多いので、この機能を使っていない人も多いのではないでしょうか?使わない場合はオフにしておきましょう。これも「設定」から簡単にできます。
「設定」アプリから「Siriと検索」を選択し、「検索の候補」と「”調べる”の候補」をオフにします。その下にあるアプリごとの「Siriおよび検索」もオフにしておきましょう。
解放法⑧アプリを強制終了する
iPhoneのメモリを解放する方法の8つ目は、アプリを強制終了するというものです。アプリを使い終わったら、ホームボタンを押すとアプリは見えなくなります。しかしこれは終了したわけではなく、まだアプリは動いています。
しかもバックグラウンドで動いているため、メモリを消費してしまいます。そのため、アプリの強制終了が必要です。
ホームボタンをダブルタップし、マルチタスク画面が出てきたところで、終了させたいアプリを上にスワイプします。全てのアプリが終了すると、マルチタスク画面は閉じます。動作が軽くなったかどうかを確認してみてください。
解放法⑨iPhoneをアップデートする
iPhoneのメモリを解放する方法の9つ目は、iPhoneをアップデートするというものです。iPhoneはバグ対応や機能改善のため、常にバージョンアップされています。バージョンアップして常に最新の状態に更新しておくと、メモリの解放に繋がります。これも「設定」から行います。
「設定」アプリから「一般」に移動し、「ソフトウェア・アップデート」を選択します。アップデートの確認画面が出てくるので、「ダウンロードとインストール」を選択し、アップデートを行いましょう。
解放法⑩「視覚効果」の設定をオフにする
iPhoneのメモリを解放する方法の10個目は、「視覚効果」の設定をオフにするというものです。視覚効果とは、アプリを起動する時、ホーム画面に戻る時、アプリのアイコンが拡大あるいは縮小しているように見せるアニメーションです。
直感的にアプリが開いているとわかるメリットもありますが、この機能もメモリを消費します。メモリが不足している場合はこれもオフにしておきましょう。これも設定から簡単にできます。
「設定」アプリから「一般」に、さらに「アクセシビリティ」に進みます。「視覚効果を減らす」を選択します。これだけで動作が軽くなることがあります。
iPhoneのメモリ解放で一番効果的なのは「キャッシュクリア」
iPhoneの動作が何だか遅いとか、重いとか感じる場合は、キャッシュが原因の場合もあります。キャッシュは「一時ファイル」とも呼ばれます。iPhoneのアプリの表示を早くするために、iPhone上にあるデータのことを言います。
アプリを長期間使用していると、キャッシュが蓄積されていきます。こうしたキャッシュが原因でiPhoneが遅くなる場合があるので、定期的に削除してしまいましょう。キャッシュを削除することで、アプリが快適に使用できるようになります。
アプリのキャッシュ量を確認する方法
まず、アプリ内のキャッシュの量を確認しましょう。「設定」アプリから「iPhoneストレージ」の項目を選択します。iPhoneストレージをスクロールしていくと、それぞれのアプリのデータ量がわかります。ここを見ると、どのアプリがストレージを圧迫しているのかがわかります。
iPhoneのキャッシュをクリアする方法
iPhoneのキャッシュとは、「Appのサイズ」と「書類とデータ」の合計です。ではどのようにiPhoneのキャッシュを削除していけばいいのでしょうか?iPhoneでよく使われている「GoogleMap」「LINE」「Twitter」「Facebook」「Safari」のキャッシュの削除方法を紹介します。
①「GoogleMap」のキャッシュクリア方法
「GoogleMap」のキャッシュの削除の仕方です。まずGoogleMapのアプリを開き、検索欄の左にある三本線をタップします。メニューが開くので歯車のアイコンをタップし、設定を開きます。「概要、利用規約、プライバシー」から「アプリのデータを消去」に進み「OK」を選択します。
②「LINE」のキャッシュクリア方法
「LINE」のキャッシュの削除方法です。まずLINEアプリを開き、歯車をタップします。設定画面が出てくるので、「トーク」から「データの削除」に進み、「キャッシュデータ」にチェックを入れ、「選択したデータを削除」をタップします。「データを削除」をタップします。
③「Twitter」のキャッシュクリア方法
「Twitter」のキャッシュの削除方法です。Twitterにはメディアストレージとウェブストレージの2種類のキャッシュがあります。まずTwitterのアプリを開き、メディアストレージを削除していきます。「ユーザーアイコン」から「設定とプライバシー」を選択します。
「データの利用設定」、「メディアストレージ」と進んでいきます。「メディアストレージを削除」から「メディアストレージの削除」を選択します。次にウェブサイトストレージを削除します。「ユーザーアイコン」から「設定とプライバシー」を選択します。
「データ利用の設定」、「ウェブサイトストレージ」に進みます。「すべてのウェブサイトストレージを削除」を選び、「すべてのウェブサイトストレージを削除」にして削除します。
④「Facebook」のキャッシュクリア方法
「Facebook」のキャッシュは、Facebookをアンインストールすることで削除できます。まず「設定」アプリから「一般」、「iPhoneストレージ」、「Facebook」と進みます。
「Appを削除」を選択します。こうすることでFacebookのアプリがキャッシュごと削除されます。App Storeから再度Facebookをインストールしましょう。今まで通りFacebookを使用することができます。
⑤「safari」のキャッシュクリア方法
「Safari」のキャッシュの削除方法です。「設定」アプリから「Safari」に進みます。「履歴とWebサイトデータを消去」を選び、「履歴とデータを消去」を選択します。これでキャッシュの削除は完了です。実際にアプリが軽くなったか調べてみてください。
iPhoneのメモリを解放できるアプリ
ここまでアプリを使わずに、メモリの解放をする方法を見てきました。iPhoneのメモリ解放にはApp Storeからダウンロードできるメモリ解放アプリを使うのも1つの手です。いくつかのメモリ解放アプリを紹介します。
ただし、メモリ解放アプリの効果は一時的なものです。これを使っても改善が見られない場合は、ストレージを増やしたり、買い替えを検討しなければならないかもしれません。
節電バッテリーマニア
メモリ解放アプリの1つ目は、「節電バッテリーマニア」です。このアプリはiPhoneのバッテリーとシステムの状態をモニターしてくれるものです。
メモリやディスクの使用状況をモニターできるだけでなく、節電に役に立つ小技も付いてきます。充電が長持ちするようになったというレビューもあります。
Dr. Memory
メモリ解放アプリの2つ目は、「Dr. Memory」です。このアプリは操作方法が簡単です。メモリをリフレッシュするのにも、ボタン1つで行うことができます。ホームボタンを2回押すだけで、アプリをクローズして、メモリを解放することができます。
iChecker
メモリを解放の3つ目は、「サクサクチェッカーfor iPhone-iChecker」です。このアプリは現在の通信速度と通信量をひと目でチェックすることができます。通信速度はリアルタイムで変わることがあるので、このアプリでチェックできます。さらに電池残量も知らせてくれます。
iPhoneのメモリを解放する方法を試してもダメな場合
iPhoneのメモリを解放する試みを全て試した結果、それでも重さが解消されなかったらどうすればいいのでしょうか?iPhone本体でできることはほぼすべて行ったということになります。
そうすると、あとはあなたのiPhone本体以外の問題から解決をしていくしかなくなります。どんなに様々な試みを行っても改善されない場合、どうすればいいのでしょうか?
ストレージ容量を増やす
メモリを解放する方法を試してもダメな場合の対処法の1つ目は、iCloudストレージ量を増やすという方法があります。iCloudは、iPhoneを購入したら自動的に無料で5GBの容量が利用できる、Appleのクラウドストレージです。
このiCloudストレージをアップグレードすることで、iPhone内の容量不足を解消するという方法があります。「設定」から「名前、AppleID、iCloud、iTunes」と記された箇所をタップし「iCloud」に進みます。
「ストレージを管理」をタップし、「ストレージプランを変更」をタップします。「50GB」で月130円、「200GB」で月額400円でアップグレードできます。今まで無料だったので抵抗はあるかもしれませんが、既存の他のストレージと比べて安価だとは言えるでしょう。
買い替える
メモリを解放する方法を試してもダメな場合の対処法の2つ目は、買い替えです。iPhoneは毎年、バージョンアップされた新作が発表されています。新製品を購入すると金額はかかります。
しかし、その後当分はメモリの解放とは無縁の生活を送ることができます。また、新作が発表されると1年前に発表されたいわゆる型落ちの品は安くなることがほとんどです。新作でなく1年前に発表された製品を選ぶのも1つの手です。
バッテリーを交換する
メモリを解放する方法を試してもダメな場合の対処法の3つ目は、バッテリーを交換することです。Appleストアに直接持ち込まなくても、郵送すればバッテリーを交換して発送してくれます。この場合、液晶に貼ったガラスやケース、SIMカードを外しておきましょう。
iPhoneのメモリを解放して快適にしよう!
iPhoneが重たいと感じたら、メモリを解放してみましょう。iPhoneが軽くなり、操作がしやすくなります。キャッシュや不要なアプリを削除しただけでも軽快に動くようになることもあります。
もしこの解消法で解決しない場合は、iCloudのストレージ量を引き上げたり、バッテリーの交換を試してみましょう。また、買い替えるいい機会だと捉えるのも悪くないでしょう。iPhoneの動作を軽くして、快適なネットライフを送りましょう。