iPhoneの便利機能使いこなしていますか?
iPhoneを長年使っていても、知らないことはいろいろあるでしょう。実はiPhoneには多くの人が使ったことがない便利機能がたくさんあります。その便利機能を使いこなせれば、仕事でもプライベートでもiPhoneの応用範囲が広がるでしょうから、主なものを紹介します。
iPhoneの便利機能とは?
シンプルな操作感で使いやすいと評判のiPhoneですが、そのシンプルさの裏に多くの便利機能が隠されています。ところが、多くの人はiPhoneの便利機能を知らないままでいます。それではもったいないので、まずiPhoneの便利機能にはどのような特徴があるのかから説明しましょう。
今よりちょっと便利に使えるお役立ち機能
iPhoneを普段どのように使っているでしょうか。通話やメール、ネットなどは当たり前としても、いろいろな用途に使えます。ところが、そのiPhoneの便利機能を使うだけで、ただでさえ便利なiPhoneがさらに便利になります。ますます使い勝手が良くなるということです。
半数以上の人が知らない
iPhoneの基本的な機能はユーザーならだれもが知っているでしょうが、便利機能となると半数以上の人が知らないと言われています。これは非常にもったいないことで、せっかくiPhoneを購入したら、できるだけ便利機能を使いこなしたいところです。
iPhoneを初めて購入した人は、基本的な使い方で満足してしまい、それ以上先に進まないかもしれません。そのために、半数以上の人が便利機能を知らないということになるのでしょうが、この際便利機能の使い方も覚えておき、もっとiPhoneの機能を追求してみましょう。
知っているのと知らないのとでは全然違う!
iPhoneの便利機能を知っているのと知らないのとでは全然違います。もちろん知らないでもiPhone自体は使いこなせますが、知っていればビジネスでもプライベートでも幅広く応用できます。それによって、活躍の範囲も広がっていくでしょう。
進化に応じて新しい便利機能が加わる
iPhoneの機能は年々進化しています。それに応じて、新しい便利機能が加わっています。したがって、古い情報だけしか知らないと、新しい便利機能に気づかないかもしれません。特に機種変更した場合は、最新の情報を入手して、便利機能をうまく使いこなしてください。
iPhoneの知られざる便利機能5選【基本の操作・設定編】
早速、iPhoneの知られざる便利機能を紹介しましょう。まずは「基本の操作・設定」についての便利機能からです。基本の操作や設定なら知っているという人もいるでしょうが、ここで紹介するのはその基本を少し応用したものです。
擬似ホームボタン
iPhoneXシリーズにはホームボタンがありません。ホーム画面に戻るためには、画面下部のホームインジケーターを上にスワイプしますが、面倒だとの声も上がっています。そこで利用したいiPhoneの便利機能が「疑似ホームボタン」です。
「疑似ホームボタン」は、別名を「仮想ホームボタン」「バーチャルホームボタン」と言い、正式名称を「Assistive Touch」と呼びます。この「Assistive Touch」がホームボタンの代わりになってくれます。
「Assistive Touch」の設定方法は、「設定」「一般」「アクセシビリティ」「Assistive Touch」の順にタップし、「Assistive Touch」をONにして下さい。これで画面上にアイコンが表示され、このアイコンをタップすると、ホーム画面になります。
「Assistive Touch」の操作は全部で6種類あります。「通知」「デバイス」「コントロールセンター」「ホーム」「Siri」「カスタム」です。それぞれのメニューを操作することで、いろいろな機能を使えるようになります。
「Assistive Touch」は、iPhoneのホームボタンが壊れた時にも活躍してくれるはずです。設定さえしておけば、ホームボタンが表示されなくても、代わりの機能とそれ以上の機能を果たしてくれます。
ただ、ホームボタンが表示されないということは、故障ということなので、早めに修理したほうがいいでしょう。それでも一時的にはこの設定と操作で大丈夫です。
3D Touchの文字入力
iPhoneには、「3D Touch」または「触覚タッチ」という便利機能が搭載されています。これは画面をタップ操作するのではなく、押し込む圧力によりさまざまな機能を使えるようにする設定です。
この「3D Touch」や「触覚タッチ」の設定方法ですが、「設定」「アクセシビリティ」「タッチ」の順でタップしていきます。次に、「3D Touch および触覚タッチ」かいずれか片方の表示をタップします。あとは有効にすればいいのですが、スライダー操作で感度変更が可能です。
この「3D Touch」または「感触タッチ」で文字入力を簡単にすることができます。それはカーソル移動の仕方に現れるのですが、キーボードを押し込むことにより、キーボードがトラックパックモードになります。あとは指を滑らせるだけで、カーソル移動が可能です。
3D Touchのショートカット
「3D Touch」や「感触タッチ」には、「クイックアクション」という機能が搭載されています。これは、ホーム画面のアイコンからショートカットメニューで特定の機能やアプリに素早くアクセスする設定です。
iPhoneの便利機能の中でも、「クイックアクション」はかなり便利なので、使ってみましょう。操作方法は簡単で、アプリアイコンをロングタップするだけでメニューが表示されます。
いくつか例がありますが、「設定アプリ」の場合は、BluetoothやWi-Fi設定に素早くアクセスでき、接続やペアリングがしやすくなります。「時計アプリ」の場合は、アラーム、ストップウォッチ、タイマーなどのアクセスが可能です。
3D Touchの通知消去
「3D Touch」には、通知センターに届いているすべての通知を消去するという機能も備わっています。一つ一つの通知を消去するのが面倒な時は、とても役立つ機能です。その操作方法は難しくなく、通知センターを表示し、×ボタンを強押し、「すべての通知を消去」をタップします。
予測変換
iPhoneで、年月日、時刻、住所などを入力する時は、かなキーボードと数字キーボードを交互に使わなければならず、面倒くさいです。もう少し簡単に入力する方法はないのかと思っている人におすすめの便利機能があります。それは「予測変換」です。
iPhoneの「予測変換」では、「ことし」と入力すると、その年が表示されます。「きょう」と打つと、対象の日付が出てきます。「いま」なら、時刻表示が正確に行われます。それもいくつかの表示形式で示されるので、とても便利です。
住所も郵便番号入力で、番地の前までの表記がされます。年月日や住所、住所などの入力が大変だと感じている人は、ぜひこの操作方法を使ってください。
iPhoneの知られざる便利機能4選【画面表示編】
続いて、画面表示におけるiPhoneの便利機能をチェックしてみましょう。iPhoneを使う場合、画面表示に一工夫ができると、とても使いやすく見やすくなります。これまで以上にiPhoneを使うのが楽しくなるかもしれません。
ダークモード
iPhoneの画面は白を基調にし、明るさが特徴になっています。それはそれで美しくていいのですが、暗い所や夜中などは画面がまぶしく感じるものです。特に夜中に急に通知があり、目を覚ましてiPhoneを見た時などは、その感じが強くなるでしょう。
そのような時には便利機能の画面の「ダークモード」を使ってみましょう。「ダークモード」の設定方法は、「設定アプリ」「アクセシビリティ」「ディスプレイ調整」「色を反転」へと進み、「反転」をONにします。
これで画面の色の明るさが軽減され、暗いところでも見やすくなります。画面の背景は白から黒に代わり、ほかの色は優しい感じになります。この画面設定を夜だけにしておけば、目がまぶしくて困るということはなくなるでしょう。
なお、ON/OFF設定が面倒だという人もいるでしょうから、簡単な方法を紹介します。それはショートカットを追加するというもので、「設定アプリ」「コントロールセンター」「コントロールをカスタマイズ」へと進み、「アクセシビリティのショートカット」を追加します。
次に、「設定アプリ」「一般」「アクセシビリティ」「ショートカット」から「色を反転」にチェックマークを入れると、コントロールセンターから簡単にON/OFFができるようになります。最初の設定は面倒かもしれませんが、あとは楽です。
カレンダーの切り替え
iPhoneにはカレンダーアプリが搭載されていますが、これを便利に切り替えられます。まず、年、月、週、日にちと切り替えたい場合は、画面をタップするだけです。広い範囲で期間チェックしたい場合は、左上の年や月をタップしてください。
このカレンダーをスケジュール帳としても利用可能です。下部にある「カレンダー」「カレンダーを追加」から、予定を追加できます。予定ごとの色分け表示もできるので、スケジュール管理がしやすくなるでしょう。
なお、iPhoneのカレンダーは横向き表示もできます。そうすることで、当日前後のスケジュールの確認がしやすくなります。
サムネイル変更
iPhoneでは、サムネイルの変更もできます。サムネイルとは、視認性を高めるために加工・縮小した画像のことですが、他人に見られたくないプライベート写真などはサムネイル変更でどうにでも加工ができます。
その操作方法ですが、対象の写真を選び、「編集」を選択します。すると、写真の加工画面に移行します。人に見られたくない写真の場合は、トリミング機能でズームしてぼかすことが可能です。元に戻したければ、「編集」で簡単に解除できます。
ブラウザの見やすさ変更
iPhoneのようなスマホでもブラウザを利用することはできますが、スマホ用の表示だと見にくいことがあります。そのような場合は、パソコン版ブラウザの表示を利用したくもなるでしょうが、その変更がiPhoneで簡単設定可能です。
やり方は、画面上部の四本線マークをタップします。そうすると、リーダー表示機能が利用できるようになるので、ONにして下さい。これだけでパソコン版ブラウザが開きます。OFFにすれば、元に戻ります。その時その時の状況で使い分けるといいでしょう。
iPhoneの知られざる便利機能5選【機能編】
今度は、iPhoneの機能についての便利機能を取り上げてみましょう。iPhoneにいろいろな機能があることは分かっているでしょうが、具体的ににどんな便利機能があるのか知らないという人も多いです。そこで、おすすめ便利機能を5種類紹介します。
動画キャプチャ
iPhoneなどの画像を撮影したものをスクリーンショットと呼びますが、その方法をご存じの人も多いでしょう。iPhoneの場合は、スリープボタンとホームボタンを一緒に押すかサイドボタンと音量アップボタンの同時押しで可能になります。
スクリーンショットは便利な機能ではありますが、内容によっては画像だけでは十分につかみにくいことがあります。そのような場合は、動画として撮影したものが必要になってくるでしょう。それを動画キャプチャーと言いますが、iPhoneでもできます。
iPhoneの動画キャプチャーの利用方法は、「設定アプリ」から「コントロールセンター」「コントロールをカスタマイズ」へと進み、画面収録を追加します。すると、「コントロールセンター」に動画表示ができるボタンが表示されるようになるはずです。
このボタンをタップすると、動画の保存が3秒後から始まります。保存が完了したと思った時は、もう一度このボタンをタップしてもいいし、画面上部の時刻表示のタップでも終了します。
保存先は、他の画像や動画と同じカメラロールで、簡単にチェックが可能です。気に入った動画があれば、この動画キャプチャー機能を使って保存しておき、あとでどこでも再生できます。自宅で保存した動画をネットにつながりにくい飛行機内や地下で見るのも楽しいでしょう。
3D Touchでトーク確認
LINEのトークを確認したいけれど、既読にはしたくないという時があるでしょう。そのような時に便利な機能がiPhoneにあります。今すぐ返信はできないものの、内容だけはチェックしておきたという時に役立つ機能でしょう。
その操作方法は、まずトーク一覧を表示させます。次に対象のトークを軽く押し込みます。あくまでも軽くで、強く押し込むと内容が開いてしまいます。確認ができたら、下へスワイプして完了です。これで既読を付けずにトーク内容が分かります。
ただ、相手にこの機能を使っていることが伝わってしまう場合もあるので、使い方には注意も必要です。なお、既読を付けずにトーク内容を確認する方法は、LINE以外ではFacebook Messengerなどの他のチャットアプリにも適用できます。
Siri
iPhoneには「Siri」という有名な機能が備わっています。「Siri」とは、話しかけるだけでいろいろな操作をしてくれる機能のことです。車の運転中や両手が離せない時などは、とても便利な機能で、タッチ操作が不要になります。
まず「Siri」の起動方法ですが、ホームボタンかサイドボタンを長押しします。次に、「Hey Siri」とiPhoneに呼び掛けてください。それでマイクが使えるようになるので、頼みごとをします。
なお、このように作業をしても、「Siri」が反応しないことがあります。その場合は、設定のON/OFFを確認してみましょう。確認方法は、「設定」から「Siriと検索」を選べばいいです。
「Siri」にはいろいろな機能があり、そのすべてを紹介することはできませんが、代表的なものをいくつか取り上げてみましょう。まず、アラーム設定ができます。「Hey Siri、6時に起こして」とか「15分後に起こして」と頼むと、その時間にアラームが鳴ります。
次の機能は、予定の登録です。「Hey Siri、金曜日の15時に面接を登録」「水曜日の19時にデートを登録」と話しかけると、その通りの予定がカレンダーに登録されます。指を使って入力するよりも簡単な方法なので、ぜひやってみてください。
リマインダー機能も利用できます。リマインダーとは思い出させるということですが、「Hey Siri、5月15日の13時に電話をかけるとリマインド」とすれば、その時間に忘れないようにさせてくれるでしょう。
まだまだ「Siri」の機能はあります。Apple Musicとの連携で、聴きたい曲を聴けるようにすることも可能です。その曲に関する情報も教えてくれます。こと音楽に関することでは、かなりいろいろな頼みごとを聞いてくれるでしょう。
スマート家電のコントロールやチェックもできます。まとめていくつか操作を頼むことも可能です。たとえば、ドアの解錠、ブラインドを開ける、照明を点けるなどの操作を「ただいま」の一声で反応させることもできます。
さらに、情報チェック、計算、翻訳などもしてくれるし、イベント、最新情報、提案などの表示もします。ほかにも機能がありますが、「Siri」を使うと、iPhoneの世界が大きく広がるでしょう。
手書き入力
読み方が分からない漢字、難しい漢字などをiPhoneに入力する場合に困ったことはないでしょうか。そのような場合、手書き入力ができればいいのだがと思うこともあるでしょう。でもできないのではと考えているかもしれません。
ところができます。その設定は中国語キーボードの追加という方法で行います。手順は、「設定」「一般」「キーボード」「キーボード」「新しいキーボードを追加」へと進み、下にスクロースロールして、「中国語」を選びます。ここで「手書き」を選択すれば、完了です。
写真検索
カメラロールにたくさんの画像や写真を保存すると、あとで目的の1枚を取り出す時に苦労するでしょう。そのような場合にどうすればいいかですが、文字入力で検索するという手があります。画面右下の「検索」から、キーワードを入力すると、該当の写真が表示されます。
iPhoneの画像や写真はカテゴリー分けがされていて、キーワードと合致するものがあると、「検索」で出てきます。特に複数のキーワードで「検索」すると、目的の1枚が探しやすくなるでしょう。その際には、人物、場所、風景、撮影日時などをキーワードにするといいです。
iPhoneの知られざる便利機能3選【アプリ編】
最後にアプリに関するiPhoneの便利機能を紹介しましょう。すでにiPhoneのいろいろなアプリを使っているでしょうが、さらなる使い方の工夫で一段と便利になるものがあります。そんなアプリを3種類だけ取り上げるので、良さそうなものがあれば導入してください。
ボイスメモ
iPhoneには「ボイスメモ」アプリが標準搭載されているので、音声を録音したことがある人もいるでしょう。ところが、使い方次第でこのアプリはさらに便利になります。
役所や薬局での難しい説明の録音、語学スクールでの発音の指導を入れる、セミナーの講義を記録、さりげない日常会話を記念に残す、思いついたことを音声にするなどいろいろな使い方ができます。ほかにも使用方法はあるし、機能もいろいろあるアプリです。
AR機能
iOS12以上なら、AR計測アプリが利用できます。ARは拡張現実とも言い、カメラを通して見た現実世界にデジタル情報を加える技術のことです。難しいことはさておき、AR計測アプリでは、地点間の距離や面積、角度などを計測できます。
電卓機能
iPhoneの電卓アプリには、市販されている電卓と同じような機能が備わっていますが、そのほかに横向きでも使えます。横向きにするメリットは、関数やルート計算ができることです。また、表示桁数も増えます。専門的な職業に就いている人や大きな数字を扱う人には便利な機能です。
便利機能を知ってiPhoneを最大限に使おう
ここまで、iPhoneのいろいろな便利機能を紹介しました。iPhoneを使い慣れている人でも知らない便利機能がありますが、その機能を使えるようになると、ただでさえ便利なiPhoneがさらに便利になりますから、ぜひ取り入れてiPhoneを最大限使ってください。