Appleで購入したアプリの返金方法は？申請方法や条件などまとめてご紹介！

主にはiPhoneやMacユーザーになりますが、Apple Storeでアプリを購入したりアプリ内課金をした際、何かの事情があって後で購入をキャンセルして返金を受けたい場合があります。

もちろん単に使ってみてアプリが気に入らないとか、飽きたからといって購入をキャンセルできるわけではありませんが、場合によっては代金の返金を受けられます。

といっても、いざAppleから返金を受けるとなると結構手続きが面倒ではないかと思われがちですが、やってみると意外に簡単に返金が受けられます。

それでは具体的にAppleから購入したアプリの購入やアプリ内課金をキャンセルし返金を受ける手順を見ていきましょう。

Apple Storeなどのバージョンによっては若干メニュー展開が変わる場合もありますが、基本的な流れは同じですので心配いりません。

購入したアプリの返金はApple Storeから申請することになりますので、まずはApple Storeにログインする必要があります。

もっともアプリを購入したりアプリ内課金をした時点でApple Storeにはログインしたはずですから、通常であればログイン履歴をiPhoneが記憶していますので、普通にApple Storeにアクセスすればログインできています。

もし、何らかの理由でログインできていなければ、Apple Storeのログイン画面からIDとパスワードを入力してログインしましょう。

まずは「アカウント」から「アカウント情報」のページを開きます。するとページの中に「購入履歴」の項目がありますので、これをタップします。

「購入履歴」をタップするとこれまで購入したAppleのアプリ一覧が表示されます。ここであわてて返金を希望するアプリをタップしても何も起こりません。

タップするのはリストの一番下にある「請求合計」の金額部分です。ここをタップすると、またAppleのアプリ一覧が表示されますが、今度は該当のアプリをタップすることができます。

返金を希望するアプリの金額部分をタップしましょう。そうするとアプリの詳細が表示されます。下部に「問題を報告する」というボタンがありますので、これをタップします。

その後問題の原因選択をする画面とメッセージ欄が表れますので、メニューの中から最も近いと思われる原因を選択するとともに、メッセージ欄に返金して欲しい詳しい理由を記述し送信します。

「アカウント情報」から「購入履歴」に進んで返金申請する流れを見ましたが、Apple Storeの「問題を報告する」から直接返金申請することもできます。

Apple Storeの「問題を報告する」にアクセスしログインすることによって、購入したアプリのリストに直接進むことができます。

ここで返金したいアプリの右側にある「報告」をタップすれば出てくるプルダウンメニューから「返金を希望する」を選び、下に理由を記述して送信すればOKです。

Apple Storeの購入履歴から正しく返金処理が行われていると5～7以内にApple Storeから返金処理完了のメールが届きます。

正しく申請できたか心配になって、念のため再度返金申請をしようとすると、「この購入は返金の対象になりません」というメッセージが出て、2度の返金申請はできないことになっています。

ここまで具体的なApple Storeで購入したアプリやアプリ内課金の返金を受ける方法を見てきましたが、Apple Storeからの返金はどのような場合でも受けられるわけではありません。

どのような場合に返金を受けることができ、どのような場合には返金されないのか、しっかりポイントを押さえておかないと無駄な手続きをしてしまいます。

まず押さえておかないと行けないのは、我々がApple Storeでアプリを購入したということは「Appleの利用規約を承諾している」ということです。

Appleの利用規約には「購入の取り消しはできない」と記載されています。つまり、原則的にはApple Storeで購入したアプリは返金されないのです。

返金されるのはあくまでも特別な事情があるケースであることをしっかり理解しておくことが重要です。

Apple Storeから返金を受けられるかどうかの基本的な考え方は、購入したアプリの購入が意図に反したものだったかどうかです。

不可抗力で間違ってタップしてしまったケースなどが代表的です。ポケットにスマホを入れていて、何かの拍子にタップしてしまうことはままあることです。

また、実際に購入しようとしたアプリと非常に似たアプリがあって、間違って意図しない方のアプリを購入した場合なども意図しない購入にあたります。

よくありがちなiPhone用のアプリと勘違いしてiPad用のアプリを購入した場合なども返金対象になると考えてよいでしょう。

一方で、返金の対象にならないのはどのようなケースでしょうか。考え方としては、やはりそのアプリの購入にあたって、その購入が意図したものだったかどうかです。購入時点の意図が重要なのです。

アプリ内の課金をやり過ぎたので返金して欲しいだとか、買ったアプリがその後値下げになったので差額を返金して欲しいとかの場合は返金の対象になりません。買ったり課金した時点では購入の意図が明らかだからです。

アプリに飽きてしまったから返金して欲しいとか、月末の解約を忘れてしまったのでその分返金して欲しいなども当然理由として認められません。

どのような場合に、どのような手続きで意図に反しいて購入してしまったアプリの返金処理を受けられるのか理解できたところで、次に支払いケースごとの返金方法を見てみましょう。

通常Apple Storeでアプリを購入する手段にはクレジットカード、Apple Storeギフトカード、銀行振込み、コンビニ支払い、代引きがあります。

Apple Storeへの支払いで最も一般的なのがクレジットカード払いです。クレジットカードで支払ったアプリの返金はクレジットカード会社経由で行われます。Appleからの直接返金ではありません。

たとえタイミング的にクレジットカード会社から請求が来る前に返金申請をしたとしても、購入したアプリの代金は一度クレジットカード会社の請求が発生します。その後返金分がマイナスで請求されます。

クレジットカード会社からの請求を見て、返金手続きが正常に処理されていないのではないかと慌てないようにしましょう。なお返金は返金申請の翌月又は翌々月にクレジットカード会社経由で行われるのが一般的です。

Apple Storeギフトカードはいわゆるプリペイドカードです。オンラインのApple Storeや街のApple直営店などで購入できます。

プリペイドカードですから、これで現金代わりにAppleのハードウェアやアプリを購入することが可能です。

オンラインのApple Storeで購入したやApple StoreギフトカードはEーメールタイプで、街のApple直営店で購入したでApple Storeギフトカードはギフトカードタイプです。

Apple Storeギフトカードで購入したアプリの返金はEーメールで届けられます。通常であれば返金申請から3営業日でEーメールが送られてきます。スピード感が魅力です。

最後に銀行振込み・コンビニ支払・代金引換の場合の返金を見てみましょう。これらの場合の返金は銀行振込みになります。

このため、銀行名、支店名（カナ）、支店番号、口座種別（普通／当座）、口座番号、口座名義（カナ）をAppleに連絡する必要が生じます。

気をつけたいのは返金を受ける口座や名義はアプリを購入した際に利用したものと同一である必要があるということです。別の口座に振り込んでもらうことはできません。

通常であれば返金申請をしてから返金が指定の口座に振り込まれるまで2～3週間を要します。時間が掛かるのが難点です。

操作ミスなどの意図しない購入であれば、Apple Storeで購入したアプリの返金を受けることは十分可能です。諦めることはありません。

もちろん飽きてしまったとか使いすぎたからといった手前勝手な理由での返金には当然ながら応じてもらえません。

手続きはApple Storeの購入履歴から簡単にできます。ただ、返金方法はアプリを購入した手段によって異なり、返金されるタイミングもかなり違いますので気をつけましょう。