アプリが削除できないときの消し方・対処法って?
今回は、iPhoneなどスマートフォンで利用できるアプリの消し方について紹介します。iPhoneなどのスマートフォンでは、便利なアプリが利用できます。生活に欠かせないアプリもあれば、電車の移動中などに暇つぶしで利用することができるアプリなど様々な種類があります。
アプリは簡単にインストールして利用を開始することができますが、iPhoneなどのスマートフォンには容量の限界があるので、無駄なアプリは消していかないといけなくなる時もあります。
この時に困るのが、アプリの消し方です。一般的なアプリでは、通常のアンインストールをすれば消すことができますが、一部のアプリは簡単に削除できないようになっているものもあります。
機種の根幹にかかわるアプリなどは簡単に削除できないように設定されていることが多いですが、その原因と対処法を理解すれば、削除することが可能な場合もあります。ただ、アプリをアンインストールする際には本当に削除していい内容なのかどうかよく考えて実施しましょう。
今回は、OSごとに不要アプリの消し方を紹介していきます。うまく消すことができない原因で主に考えられる要件を紹介しながら、削除が難しいアプリの消し方、対処法を紹介していきます。
アプリはとても便利で多種多様な可能性があるツールですが、不要なアプリはスマートフォンのストレージ容量を無駄に消費してしまう原因になります。正しい削除方法をマスターして、快適なスマートフォンライフを楽しみましょう。
アプリが削除できない原因【Android】
続いて、スマートフォンのアプリが削除できない原因として多く見られるケースを紹介していきます。スマートフォンだと大体の操作手順や消し方は似ていますが、機種やOSによって消し方が異なる部分もあります。まずはAndroidのOSからアプリが削除できない原因を紹介します。
Androidは、iPhoneと並んでスマートフォンのOSの中でも最も有名で利用者が多い種類の一つです。機種によって多少の消し方の手順は異なりますが、AndroidのOSならほぼ共通したやり方が利用できます。不要なアプリを削除できない場合の原因としても同様のケースが考えられます。
消し方がわからない
AndroidのOSでアプリが削除できない原因で多くみられるケースの一つ目は、そもそも消し方が分からないというケースです。スマートフォン利用の初心者や、普段あまりスマートフォンの中身を整理することを考えていない方に多く見られる原因です。操作手順が分からないという根本的な原因ですが、意外に多くの方が該当します。
スマートフォンのデスクトップから削除することはできても、実はきちんとアンインストールすることができていなくて、ずっとスマートフォンの中にとどまっているというケースはよく見受けられます。
取扱説明書やインターネット上のオンラインマニュアル、スマートフォン内のヘルプ機能などを参考に、正しい消し方の手順をチェックしましょう。
他のアプリが邪魔をしている
AndroidのOSでアプリが削除できない原因で多くみられるケースの二つ目は、他のアプリが削除を邪魔しているケースです。アプリの中には、複数のアプリと関連して作動するタイプのものがあります。関連しているアプリが残っていると削除できない場合があります。
どのアプリ同士がどのように関連しているのかわかりにくくチェックしづらくなっています。普段からアプリを多数利用している方によく見られる原因で、対処することが難しい原因の一つとされています。
削除できないアプリである
AndroidのOSでアプリが削除できない原因で多くみられるケースの三つ目は、もともと削除できないアプリであることです。Androidのスマートフォンの中には、デフォルトで備わっているアプリがいくつかあります。
最初から標準で備わっているアプリは削除できないように制限されているケースが多いです。例えば、電話機能だとかドライブアプリなどは必須の機能として簡単に削除できないよう制限をかけられています。
削除できないアプリかどうかは、アプリをアンインストールする画面で、アンインストールの指示ができない表示になっているかどうかで判断することができます。もともと削除できないアプリの場合は、消し方はないので諦めましょう。
削除できないアプリの消し方【Android】
続いて、AndroidのOSの場合の、削除できないアプリの消し方について紹介します。アプリは前述のようにもともと削除できないタイプのものもありますが、自分でダウンロードなどをして入手したアプリは基本的には削除することができるようになっています。
アプリ削除する際に、削除の処理を邪魔する様々な要因が考えられます。対処法は用意されているので、順を追って一つ一つ試していくことが必要です。アプリが削除できない原因は様々考えられますので、対処法をすべて試していきましょう。
基本のアンインストール方法
まずは、アプリを削除する基本的な方法を理解する必要があります。アプリを削除するとは、アンインストールをするということと同義になります。まずはアンイストールの手順を理解しましょう。
アンインストールの方法は、機種によって多少異なりますが、「設定」キーから「アプリ」を選んでインストールされているアプリ一覧を表示し、削除したいアプリを選択して「アンインストール」のアイコンをタップするだけです。
また、機種によってはデスクトップ上で不要なアプリをドラッグして簡単にアンインストールすることができるものもあります。便利な方法が用意されているケースがあるので自分の機種の機能を確認してみましょう。
デバイス管理機能をオフする
正しいアンインストールの手順を行なってもアプリの削除ができない、あるいはアンインストールを選択することができなかった場合の対処法の一つ目は、デバイス管理機能をオフにすることです。
デバイス管理機能とは、機種の機能を一部制限して、不具合を未然に防止する機能のことで、セキュリティ面の機能の一つになっています。デバイス管理機能が作動し、特定のアプリに操作の制限がかかっていることがあります。
「設定」の「セキュリティ」から「デバイス管理機能」を開き、消したいアプリにチェックが入っていればこれをオフにして、再度アンインストールを試してみましょう。
セーフモードを使った消し方
デバイス管理機能のチェックを外してもうまくいかなかった場合の次の対処法は、セーフモードでアンインストールを実行することです。セーフモードとは、メーカーで製造された時点でインストールされたアプリ以外の機能をオフにして起動ができるモードです。
後からインストールしたアプリの制限や影響を受けることなく作業を行うことができる便利な機能です。アプリ同士が関連して削除できないケースが考えられるので、セーフモードなら他のアプリに関係なく削除などを行うことが可能です。
セーフモードの起動方法は機種によって異なりますが、たいていは「電源を切る」のアイコンを長押しします。すると「再起動してセーフモードに切り替え」の確認が表示されるので実行すればセーフモードが起動します。
アプリが削除できない原因【iPhone】
続いて、iPhoneのOSにおけるアプリが削除できない原因の多いケースを紹介します。iPhoneはAndroidと同様現在の日本で最も普及しているスマートフォンのOSの一つです。多くの方がiPhoneを利用しています。
Androidで紹介した原因も、iPhoneでも見られますが、ここではiPhone独特のアプリ削除不可の原因となりえる項目を紹介します。一般的に広くみられる原因を紹介しますが、同じiPhoneでも機種によって操作方法などは異なることもあります。
自分が使っているiPhoneの機種の取扱説明書やオンラインのマニュアルなどを参考にしてみることも根本的な対処法の一つですので、チェックしてみましょう。
iOSのバージョンに合った消し方をしていない
iPhoneのOSにおいてアプリがうまく削除できない原因でよく見られるケースの一つ目は、iOSのバージョンに合った消し方をしていないことです。iPhoneでのアプリの基本的なアンインストールの方法は、消したいアプリのアイコンを長押しすることです。
ただ、iOSのバージョンによって手順が少し変わっているので注意が必要です。2019年9月にリリースされたiOS13のバージョンと、それ以前のバージョンでは操作方法が異なりますので注意しましょう。
iOS13の場合は、アプリのアイコンを長押しすると「アプリを並べ替える」操作に切り替わります。その後「×」をタップし、アプリを削除することになります。iOS12以前だとアイコン長押し後、すぐに削除の確認画面が出る点に違いがあります。
機能制限がかかっている
iPhoneのOSにおいてアプリがうまく削除できない原因でよく見られるケースの二つ目は、スマートフォン自体に機能制限がかけられているケースです。誤操作による不具合発生を防ぐために、スマートフォン自体に機能を制限しておくことができます。
機能制限をすることでアプリの削除が妨げられているケースが考えられます。自分で機能制限の設定をしていなくても、機種によっては制限している状態がデフォルトになっている場合もあります。
アプリがうまく削除できない場合は、まずは機能制限の有無を確認してみましょう。機能制限をオフにすればアプリが削除できるようになる場合があります。
3D Touchが機能する
iPhoneのOSにおいてアプリがうまく削除できない原因でよく見られるケースの三つ目は、3D Touchが機能しているケースが考えられます。3D Touchとは、最新のiPhone機種に搭載されている最新機能です。アイコンのタップ時に、さらに押し込む強さなどで各種便利な機能を活用することができるものです。
3D Touchの機能を起動させている場合には、通常のアプリ削除の操作が行えず、代わりに3D Touchの機能が起動されてしまいます。3D Touchの機能について知らない方は、最初は戸惑う方も多いかもしれません。押し込む強さにより操作結果が異なります。
削除できないアプリの消し方【iPhone】
最後に、iPhoneでアプリを削除できない場合の対処法を紹介します。一般的な対処法になるので、すべてのケースにおいてうまくいくとは限りませんが、基本的な内容になっているので、まずは試してみることをお勧めします。
スマートフォンなどの電子機器は、知らない間に様々な使用上の制限が付加されているケースが多いです。設定されている制限を解除することで、アプリの削除も含めて想定した処理が可能になるケースも結構あるので、一通り試してみてください。
基本の消し方
まず、iPhoneのOSにおける基本的なアプリの消し方を紹介します。機種によって細かい方法が異なる部分もありますが、だいたいの要領は同じ設定になっています。削除をしたいアプリを長押しすることから開始します。
前述のように、iOSのバージョンによって操作方法と表示される画面が若干異なるので注意が必要です。iOS13の場合は長押し後「アプリを並べ替える」と「×」をタップする必要があります。iOS12以前だと、長押しの後すぐに削除の選択ができます。
3D Touchをオフにする
基本の動作によってアプリが削除できない場合の第一の対処法は、3D Touchの機能をオフにすることが挙げられます。3D Touchの機能を持った機種限定の対処法になります。前述のように、3D Touchでは長押し及び押し込みの強さによって動作の内容が変わってきます。
慣れないうちは、押し込みの強さの加減が分からずうまく機能を使いこなせないケースが多いので、慣れるまで3D Touchの機能をオフにしてしまうと、通常の機能が作動しやすくなるのでおすすめです。
機能制限設定を見直す
3D Touchのオフでもうまくアプリが削除できなかった場合は、機能制限設定を見直してみる必要があります。機能制限設定は、アプリの削除も含めて誤った操作によって不具合が発生しないように、機能に制限をかける設定のことです。
機能制限設定の解除については、iOSのバージョンによって対処法が若干異なります。iOS12以降の場合は、「設定」、「スクリーンタイム」、「コンテンツとプライバシーの制限」、「iTunes及びAppstoreでの購入」、「Appの削除」、「許可」の順になります。
iOS11以前の場合は、「設定」、「一般」、「機能制限」、「機能制限専用パスコード入力」、「Appの削除」で、設定をONにすることで設定可能になります。
機種ごとの取扱説明書を確認
iPhoneでのアプリ削除がうまくいかない場合の対処法を紹介しましたが、まずは取扱説明書を見てみることも有効な手段です。操作方法がすべて掲載されているので、じょうほうがえられるかもしれません。ほしい情報がどこに載っているのか判断しづらい面があるのがネックです。
以上の対処法を試しても削除できないアプリは、もともと削除できないように設定されているアプリの可能性もあります。十分チェックしてみましょう。
削除できないアプリの消し方を知ってホーム画面を整理しよう
以上、スマートフォンでのアプリの消し方を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。今回紹介した対処法を試してみて、ホーム画面に不要なアプリがなくなるように画面を整理してみましょう。使いやすい画面設定にして快適なスマホライフを楽しみましょう。