「鋭意」の意味と使い方を徹底解説!例文や英語表現もまとめて紹介!

「鋭意」の意味と使い方を徹底解説!例文や英語表現もまとめて紹介!

ビジネスシーンで使われる「鋭意」という言葉の意味をご存知でしょうか。「鋭意努力します」と使われますが、正しく意味を理解していないと、裏に隠された感情を読み取ることが出来ない可能性があります。今回は鋭意について詳しく解説するので、本当の意味を理解してください。

記事の目次

  1. 1.「鋭意」の意味とは?
  2. 2.「鋭意」の類語・対義語
  3. 3.「鋭意」の使い方・例文
  4. 4.鋭意と誠意の違い
  5. 5.「鋭意」の注意点
  6. 6.「鋭意」の英語表記
  7. 7.「鋭意」は「一生懸命頑張る」という意味

「鋭意」の意味とは?

Photo byklimkin

ビジネスに携わっていると「鋭意」という言葉を聞くことがあります。自分でも「鋭意、努力します」などの使い方をすることがあるかもしれませんが、「鋭意」という言葉だけを取り出した時に、「鋭意」の意味を正しく説明することが出来るでしょうか。

「鋭意、努力します」という使い方をするときには、大抵が上司などに業務推進上の注意や指摘を受けた時が多いのではないでしょうか。ご自身がこの言葉を使った時のことを思い出してみてください。

今回は、稀に使うことのある「鋭意」という言葉について、その意味や使い方を正しく理解していただけるよう、類語や対義語、更には英語での使い方を交え、よく使う例文なども紹介しながら解説していきます。最後までしっかり読み進めてください。

Photo byTrixieliko

「鋭意」の意味や使い方を紹介する前に、まずは「鋭意」の読み方を確認しておきましょう。「鋭意」の読み方は「えいい」です。間違いなく読めていたのではないでしょうか。

感じを分解してみると、「鋭」は音読みで「えい」、訓読みでは「するどい」と読みます。この漢字は「するどい、とがっている」「強い・勢いがある」という意味を持っています。「意」は音読みで「い」と読み、「心、気持ち、考え」という意味があります

「鋭意」の意味

Photo byFree-Photos

では続いて、「鋭」と「意」がまとまった「鋭意」という言葉の意味を紹介しましょう。「鋭意」は「気持ちを集中して懸命に努力する」という意味です。

先ほど紹介したように「鋭」の「勢いがある」という意味と、「意」の「気持ち」という意味を合わせて「勢いがある気持ち」という意味になり、「一生懸命頑張る」という意味になるのです。

併せて「鋭意」には「専心」という意味もあり、これは「対象となる1つのことだけに気持ちを集中する」という意味になります。

Photo bystevepb

なお「鋭意」は、自分が現在進行形でやっていることに、ひたすら努力している状況を表しています。ビジネスで使うときには、「ちゃんとやっています」「頑張ります」という言葉に置き換えて使うと良いでしょう。

例えばよく聞く使い方である「鋭意努力します」という言葉は、「頑張って努力します」という意味での使い方になっていますが、厳密に言うと「鋭意」にはポジティブな気持ちが含まれているので、「きっと上手くやり遂げます」という様な意味になるのです。

「鋭意」の意味を正しく理解していないと、このポジティブな気持ちを伝えようとして使った相手に対し、その気持ちを汲み取ってあげられないという事になってしまいます。また、自分が使うときにもポジティブな意味を含めて上司に伝えると前向きさが伝わって良いでしょう。

「鋭意」の類語・対義語

Photo by torisan3500

「鋭意」の意味がわかったところで、同じような意味を持つ言葉(類語)を紹介していきましょう。類語を知ることで「鋭意」の意味をより深く理解することが出来ます。

類語とは似たような意味を持つ言葉を指しますが、中にはほとんど同じ意味で「鋭意」に置き換えられる言葉もあります。一方で、似た意味の言葉ではあるものの、微妙なニュアンスが違ったり、使える対象が違ったりといった言葉も含まれています。

類語を学ぶというのは、日常生活で同じ意味の、より簡便な言葉を選ぶときにも役に立ちますし、微妙なニュアンスの違いを知ることで「鋭意」本来の意味をより正確に知ることが出来ます。是非、鋭意の意味を正しく理解するのに役立ててください。

鋭意の類語・対義語/類語①「熱心」の意味

Photo byRobinHiggins

「鋭意」の類語・対義語として最初に紹介するのは「熱心」です。「熱心」は類語にあたり、「ある事柄に心を込めて打ち込む」という意味をもっています。

「熱」には「打ち込む・夢中」という意味があり、「心」には「気持ち」という意味があります。この2つが合わさった言葉である「熱心」は「気持ちを打ち込む」という意味になり、「真剣に物事に取り組む姿勢」という意味で使われています。

「熱心」を用いた例文としては、「先生はいつも熱心に教鞭をとっていた」「酔いが回るといつも、仕事の展望について熱心に語り始める」「仕事に熱心になりすぎて体を壊してしまった」などの使い方をされます。

鋭意の類語・対義語/類語②「専心・専念」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

「鋭意」の類語・対義語として、次に紹介するのは「専心(せんしん)」です。「専心」も「鋭意」の類語にあたります。「専」には「専ら(もっぱら)」という意味があり、「心」は先ほど紹介した通り「気持ち」の意味があります。

この2つが合わさった言葉なので、「気持ちを1つのことのみに集中させる」という意味になります。1つのことに集中するという意味で、仕事では何らか1つのプロジェクト、学問では特定領域などに集中しているときなどに「専心」という使い方をする場合があります。

言い換えると「専念する」と同じ意味と解釈して良いでしょう。では「専心」を用いた例文を紹介しましょう。「受験が近づき学問に専心した」「専心しているだけあって、知識が豊富だ」などの例文がありますが、いずれも「専念」に置き換えることが可能です。

鋭意の類語・対義語/類語③「懸命」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

「鋭意」の類語・対義語、続いては「懸命(けんめい)」です。懸命も「鋭意」の類語になります。懸命は「自分自身が持っている力の全てを尽くす」という意味を持っています。「精一杯」と同じ様な意味になります。

「懸命」を用いた例文には、「懸命な努力が実り、第一志望に合格できた」「理想を実現するために懸命に動く姿に感動した」「懸命に走ってゴールした」というように、人の気持ちが入った頑張りを表現するときに使われることが多い言葉です。

鋭意の類語・対義語/類語④「精進」の意味

Photo byElisaRiva

「鋭意」の類語・対義語、続いても類語で「精進(しょうじん)」を紹介しましょう。意味は「1つのことに心を打ち込んで励むこと」。先ほど紹介した「専心」とほとんど同じ意味になりますので、こちらも類語という事になります。

「精進」には、「さらに進んでいく」という心情が含まれていて、この進む方向はポジティブな方向に進んでいくことを意味しています。

例文としては「決勝にむけ、さらに精進します」「合格にむけ学問に精進した」「日々精進してまいりますので、今後ともよろしくお願い致します」など、進んでいく方向に対してポジティブな印象がある言葉として使われているのが分かるのではないでしょうか。

鋭意の類語・対義語/類語⑤「精一杯」の意味

「鋭意」の類語・対義語として紹介する次の言葉は「精一杯(せいいっぱい)」です。意味は「力の限りを出す」ことです。「できるかぎり」という意味も含んでいます。

「精一杯」を用いた例文は、「精一杯やりきったので悔いはない」「仕事をこなすのに精一杯で、家庭がおろそかになってしまった」「精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」など、普段の生活でもよく使われる言葉なので、特に説明も不要かもしれません。

鋭意の類語・対義語/類語⑥「真摯」の意味

Photo byStockSnap

「鋭意」の類語・対義語、続いては「真摯(しんし)」という言葉になります。この言葉も類語であり、「真面目でひたむきな様子」 という意味を持っています。「真摯な姿勢」とよく使われていますが「真面目でひたむきな姿勢(態度)」という意味になります。

「真摯」を使った例文として、「いつでも、どこでも、誰にでも、真摯な態度で対応する紳士」「上司からの指摘を真摯に受け止める」「どのような意見にも、真摯に耳を傾けるべき」このように、まじめにしっかりと聞いたり動いたりという意味で使われています。

鋭意の類語・対義語/対義語がない

Photo byjohnhain

タイトルには「類語・対義語」と記載してきましたが、実は厳密に言うと「鋭意」という言葉には対義語がありません。「鋭意」が「一生懸命頑張る」という意味なので、反対の意味は「気持ちが散漫でダラダラしている」と解釈することができます。

あえて対義語を挙げるとすると、「だらしがない」「ぼーっとする」「怠惰」といった言葉が「鋭意」の対義語と言えるかもしれません。

「鋭意」の使い方・例文

フリー写真素材ぱくたそ

いかがですか、鋭意の意味について理解は深まったでしょうか。鋭意は日常生活においては使用頻度の高い言葉ではないかもしれません。しかし、ビジネスシーンにおいてはそれなりの頻度で登場することのある言葉ですので、意味をしっかり理解して使うようにした方が良いでしょう。

ではここからは、ビジネスシーンで良く使われる「鋭意」の使い方を例文で紹介していきます。よく聞くフレーズが出てきますので、ご自身が捉えていた「鋭意」の意味と、ここで紹介する正しい意味が合っているかを確認しながら読むようにしてください。

例文①「鋭意努力」の意味

Photo byskeeze

「鋭意」を使った例文として「鋭意努力」を紹介します。この使い方が最も耳にするフレーズなのではないでしょうか。上司等に指摘を受けた改善点について「鋭意努力いたします」という風に返答する場合などです。

「鋭意努力します」の意味は「一生懸命努力します」といういみで、簡単に言うと「頑張ります」と伝えていることになります。ビジネスマンとしては「鋭意努力」という言葉を使った方が、大人としても、前向きな姿勢を伝えるという意味でも好ましいでしょう。

例文としては、「新規開拓について、鋭意努力いたします」「新商品の売上げ向上を実現する為、鋭意努力する所存です」このように、前向きに精一杯取り組むという姿勢、気持ちを表現するときに使うと良いでしょう。

例文②「鋭意検討中」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

次によく聞くフレーズが「鋭意検討中」ではないでしょうか。このフレーズを使うシーンとしては、上司や取引先から業務進捗を尋ねられた時などに「その件は、鋭意検討中でございます」などと返答することがあります。意味は「入念に検討している最中です」という意味になります。

「検討中です」「考えています」と返すよりも「鋭意」を加えることで、前向きな気持ちで検討しているというポジティブなスタンスを表現することができます。

「鋭意検討中」の例文は、「値引きの件は鋭意検討中でございますので、あと1週間お時間をいただきたく存じます」「私だけでは判断致しかねますので、上長と共に、鋭意検討いたします」などがあります。

検討中なのですぐに回答を出せないのですが、前向きにという気持ちを含めて伝えることで、好印象を与えることができます。

例文③「鋭意邁進」の意味

Photo byVenomousTBag

鋭意を使った例文として「鋭意邁進する」というフレーズを紹介します。このフレーズは、人事異動の挨拶や、力士の昇進時の所信表明などで使われる印象のあるフレーズではないでしょうか。「期待に応えられるように成長する」という意味で使われます。

「邁進」だけだと、「ひるまず突き進む」という意味になります。そこに「一生懸命に」という意味の「鋭意」が加わり、「期待に応えるべく一生懸命に取り組みます」という意味になります。

例文としては、「一日も早く仕事に慣れ、皆様の戦力になれるよう、鋭意邁進いたします」「ご期待に添うことができるよう、鋭意邁進して参ります」「来シーズンこそは優勝できるよう鋭意邁進する所存です」など、やはりポジティブな印象が強いフレーズになります。

例文④「鋭意調整中」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

続いては「鋭意調整中」という使い方を紹介しましょう。意味は「良い方向に向かって調整している」という意味になります。ちなみに「調整」は、「ある基準に合わせて折り合いをつける」という意味です。「鋭意」が加わり「良い方向へ調整している」という前向きな意味になります。

例文は、「会議スケジュールに関しては、鋭意調整中です」「新商品発売日は、鋭意調整中です」など、調整している案件については、あくまでも前向きに、より良い結果が得られるように調整しているというニュアンスが強く出せる言葉になります。

例文⑤「鋭意作成中」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

続いての例文は「鋭意作成中」です。作成中なのは間違いないのですが、ここに「前向きに」「一生懸命に」という意味を含めて「作成中」であることを伝えるシーンで使います。

例えば上司に「企画書はどうなっている?」と質問されて場合、「作成中です」と答えるよりも「鋭意作成中です」と答えることで、前向きな姿勢をやる気を伝える事ができます。

ただし、上司に聞かれている時点で上司は不安に思っているのでしょうから、進捗報告としてその時点での企画書を見せておいた方が良いかもしれません。

例文としては「改善点を集約した資料を鋭意作成中でございます」「企画書は只今、鋭意作成中でございます」などと使うことが多くなります。

例文⑥「鋭意作業中」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

続いての例文は「鋭意作業中」です。先ほどの「鋭意作成中」と似た使い方ではありますが、「集中して作業している真っ最中」という意味になります。

鋭意作成中とほぼ同じ様な意味になりますが、こちらの方が「作業をしている途中」であるというニュアンスが強く出る言葉になります。

例文としては、「鋭意作業中でございますので、いましばらくお待ちください」「大変申し訳ございませんが、こちらは只今、鋭意作業中でございます」などの使い方になります。「鋭意作成中」「鋭意作業中」どちらでも好みの方をお使いいただければ問題ありません。

例文⑦「鋭意務めさせていただきます」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

続いての例文は「鋭意務めさせていただきます」という使い方です。こちらの意味も「一生懸命努めます」という意味で使われています。どちらかというと「力の限りを発揮して努力します」という意気込みを伝えたいときに丁寧に表現するときに使うことが多いフレーズです。

例文は「この機会を契機に、鋭意努めさせていただきます。引き続きよろしくお願いいたします」「少しでも早く仕事に慣れるよう、鋭意努めさせていただきます」など、所信表明で使われることが多い印象のフレーズになります。

例文⑧「鋭意フォローします」の意味

Photo bytruthseeker08

「鋭意」を使った例文最後の1つは「鋭意フォローします」というフレーズです。これは「力を尽くしてフォロー(支援)します」という意味になります。

「フォロー」は、「失敗しないように補助する」「失敗したところを補う」という意味で使われる言葉です。部下や後輩が失敗しないように並走しながら補助するときなど、ビジネスシーンではよく使われる言葉です。

例文としては、「鋭意フォローするので、失敗を怖がらずにやりたいように進めてください」など、前向きに挑戦させるためのフレーズとして使うのが良いのではないでしょうか。

鋭意と誠意の違い

Photo bysuju

「鋭意」と似た音でありつつ、意味も少しだけ似ている言葉に「誠意」という言葉があります。「誠意」という言葉はよく使われる言葉なので、ご存知の方が多いかもしれませんが、ここまで読み進めていただいたので豆知識として読んでください。「誠意が感じられない」と怒られた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

「誠意」は「真面目な心」という意味

Photo bykaboompics

「誠意」は「ごまかしのない・真面目な心」という意味で、私利私欲を捨て、正直かつ真摯に物事に取り組む気持ちを「誠意」といいます。「誠意を見せる」という使い方をよく耳にすることがあります。

一応例文を紹介しておくと、「誠意ある態度を見せれば、きっと解決するはずだ」「信頼してもらうため、とにかく誠意を尽くして行動した」「謝罪されたが、誠意が感じられないので許さなかった」この様な使い方になります。

「鋭意」の注意点

フリー写真素材ぱくたそ

「鋭意」には「一生懸命頑張る」という意味があることを解説しました。ただし、単に「一生懸命頑張る」というだけではなく、前向きなポジティブな気持ちを含んでの「頑張る」という意味になる点は覚えておきましょう。この部分については意外に知らなかった方も多いのではないでしょうか。

さて、意味がわかったところで「鋭意」の使い方で注意しておくべき点を理解しておくことです。意味がわかったとしても、使い方が正しくないと意味がありません。よく覚えておきましょう。

「鋭意」の注意点①「自分か身内にだけ使う」

フリー写真素材ぱくたそ

「鋭意」という言葉の使い方で注意したいのが、「鋭意」を使うときの対象が「自分自身」か「身内」の言動のみに限られるという事です。「鋭意」はどちらかというと「謙遜」に近い言葉であり、相手の行動に対して使うことは無いのです。

上司が部下に対して「鋭意検討してください」という使い方をする場合は、「一生懸命考えてください」というニュアンスで、上から「一生懸命頑張って」と言っていることになります。上司の場合はまだ良いのですが、基本的には相手に言うときは失礼になるので注意してください。

相手に対して同じような意味の使い方ができる言葉には「尽力」という言葉があります。「鋭意」ではなく、「尽力」に置き換えて使うと良いでしょう。例えば、先ほどと同じ意味での使い方として「尽力してください」と言い換えることができます。依頼している印象が強くなります。

「鋭意」の注意点②「鋭意を養う」は誤り

Photo bySanta3

音が似ていることから、たまに間違った使い方をされているのが「鋭意を養う」という使い方です。正しくは「鋭気を養う」です。

「鋭気を養う」は、「何らかの目標に対し、意気込みや勢い気力や体力を作り上げる」ことを意味しています。解りやすく言い換えると「モチベーションを高めておく」という意味と捉えられます。

余談になりますが「鋭気を養う」の例文としては、『しばらく実家に帰り鋭気を養おうと考えている」「明日の本番に備え、今晩はみんな鋭気を養っておこう」などの使い方があります。

「鋭意」の英語表記

Photo bylibellule789

鋭意を使った例文を紹介してきました。何度か使ったことのあるフレーズもあったでしょうし、初めて見る使い方もあったのではないでしょうか。そこまで使用頻度の高い言葉ではありませんが、覚えておいて損はない言葉なので、これを機に記憶しておいてください。

さて、その「鋭意」の意味をより深く理解していただくために、英語ではどのような表現をされるのかを確認してみましょう。英語は日本語と違って意味がよりはっきりしている傾向がありますので、英語で鋭意がどのように使われるのかを確認するとより理解が深まります。

鋭意の英語表現①「earnestly」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

鋭意を英語で表現しようとした場合、まず挙げられる英語は「earnestly」です。この英語の意味は「まじめに、真剣に、熱心に」という意味になります。

例えば「to desire something earnestly」という例文では、「desire」という英語が「望む、願う」という意味なので、直訳すると「何かを熱心に願う」。つまり「強く願う」という意味になります。また、「work earnestly」という英語は「まじめに働く」という意味になります。

鋭意の英語表現②「wholeheartedly」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

「earnestly」の他に、英語で置き換えられる単語は「wholeheartedly」が挙げられます。この英語の意味は「心を込めて、心から、誠心誠意」といった意味になります。

例文として「I want to be in love wholeheartedly.」という英語は、「be in love」という英語は「恋をする」という意味なので、「私はwholeheartedlyな恋をしたい」となり、「心からの恋をしたい」つまり「一途な恋をしたい」という意味になります。

鋭意の英語表現③「do my best」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

他に「鋭意」を英語で表現したいときに使えるのは「do my best(全力を尽くす)」が挙げられます。「I’ll do my best for succeeding this party.」という例文で確認してみましょう。

「I'll do my best for」で「for以下のことに全力を尽くす」となり、「succeeding this party」は「パーディーの成功」なので、この英語の意味は「今回のパーティが成功するよう全力を尽くす(鋭意努力する)」となります。

鋭意の英語表現④「hard」「concentrate」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

他の英語表現では、「hard(懸命に)」「concentrate(集中する)」といった単語も鋭意と同じ意味として使うことができる英語です。

例文で確認しましょう。「I am creating the next application very hard.」という例文は、日本語に訳すと「次のアプリを鋭意制作中です(懸命に作っています)。」となります。

また「I will concentrate on your requests.」。この例文は「リクエストに鋭意対応させていただきます。」と訳せます。リクエストに集中します、と前向きな気持ちがあるので「専念します」と解釈することもできます。

「鋭意」は「一生懸命頑張る」という意味

Photo byaitoff

いかがでしたか。普段そこまで使用頻度の高い言葉ではない「鋭意」という言葉ですが、意味については正しく理解していただくことが出来たでしょうか。覚えておいていただきたいのは、この言葉にはポジティブな感情が含まれているという事です。

部下や後輩がこのことを知っていて「鋭意〇〇中です」と言ってきているのであれば、そこにはポジティブな感情が含まれているという事です。その様なときは温かく見守ってあげなければいけません。

言葉の意味を正しく理解しておくことは、コミュニケーションにおいても非常に大切なことになります。他の言葉の意味も調べて、正しい理解を広げてみてはいかがでしょうか。

Randkin
ライター

Randkin

世の中の様々な事に興味を持ち、自分から積極的に情報収集を行っています。読者の皆さんが、知っているようで知らない言葉や知識。今の生活がもっと便利になるアイデアをたくさん紹介していきます。

関連するまとめ

人気の記事