「多角的」の意味は?使い方・類語・「多面的」との違いも解説!

「多角的」の意味は?使い方・類語・「多面的」との違いも解説!

「多角的」の意味をご存知でしょうか?「数学で習った専門用語」ではなく、普段の日常で頻繁に使うことができる言葉です。今回はそんな「多角的」を徹底解剖。その意味から由来、特徴、例文を交えた使い方、注意点を紹介し、「多角的」を多角的に分析していきます。

記事の目次

  1. 1.多角的の意味とは?
  2. 2.多角的の由来
  3. 3.多角的の特徴
  4. 4.多角的の類語
  5. 5.多角的の使い方
  6. 6.多角的を使う際の注意点
  7. 7.多角的は多くの方面にわたってという意味

多角的の意味とは?

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「多角的」という言葉の意味をご存知ですか?「テレビのコメンテーターのコメントで聞いたことがある」「多角形の角度のこと?」など本来の意味までは詳しく知らないケースが多いです。

「多角的」は、政治や経済、企業などの様々なシーンの他にも日常生活においても教育やビジネスシーンなどでもよく使われる言葉です。「多角的」という言葉を用いた書籍も多く散見されます。

「多角的」とは、「多くの方面にわたって」という意味です。そんな意味合いの言葉なので、考え方、在り方など当てはまるシーンが多く、よく使われるのです。

意味が分かれば、「多角的」の名前がついた出版物やコメントを見聞きすれば、自ずと先々の内容の流れが読めるので、聞き手としても知っていて損はない言葉です。

今回はそんな「多角的」を徹底紹介。「多角的」の由来から、特徴、類語、使い方、注意点について順に紹介していき、「多角的」を多角的に分析していきます。

多角的の由来

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「多角的」の意味がわかったところで、「多角的」の由来はどこにあるのでしょうか?「多角的」を「多角」「的」に分けて、語の由来を紐解いていきます。

まずは「多角」の意味。この語は読んで字の如くで、「角」が「多」から「かどがおおいこと」という意味がまずはじめに存在します。読み方は「たかく」です。

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つぎに「的」。この語は「まと」という弾丸や矢が発射する時の目当てという意味ではなく、接尾語の品詞の意味で「てき」と読みます。「的」はその性質に近いという意味を表現する語で「〜のような」と訳すことができます。

よって「多角」「的」と組み合わせると「角が多いような」となり、転じて「多方面にわたるような」、「多くの方面にわたって」という意味として知れ渡っていったと見られています。

「多角的な」の語の由来が理解できたところで、「多角的な」は日本でどのくらいの前から使われていたのでしょうか?次はその使用時期の由来を辿ってみます。

上記の点を辿る資料として「多角的な」は過去の文献でも確認することができます。その1つ目は坪谷善四郎が編集主幹の博文館の雑誌「太陽」に1896年(明治29年)に発表記事の中の一文を紹介します。

「多角的教有教育は置調なるべからす、教育學は諸學混化の科學ならきる可らす、多角的注意を養ふべしぎ云ひ、多方の興味を養ふべし邁説く、書これ教育の多角的ならさるべからざるを云ふ袖のなり」今から120年以上前には「多角的」は使われていたことが確認できます。

日清戦争の勝利が目前で、第一次世界大戦の少し前この時代、当時日本が、侵略国家として世界と覇権争いに乗り出そうとしていた矢先の貴重な文献です。

「多角的」の使用時期の由来を辿るその2つ目は巌本善治が編集主幹の万春堂、女学雑誌社の日本初の女性誌「女学雑誌」に1896年(明治29年)に発表記事の中の一文を紹介します。

「面して多趣多様多角的は共中庸しよラみちを生ずるの道をす。」当時の女性の社会的地位の向上、権力伸長、幸福増進」が「女学」という言葉の意味であると解釈されています。こちらも今から120年以上前の文献として確認することができます。

このように「先般」は少なくても昭和初期には使われていたことが上記2人の過去の作品によって確認することができます。

多角的の特徴

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「多角的」の意味、古くから使われていたという由来を理解してきましたが、「多角的」という言葉には使用するにあたってどんな特徴を持った言葉なのでしょうか?

「多角的」の意味は「多くの方面にわたって」という意味になると先述しましたが、その意味から察すると「多角的」の言葉には使われるジャンルは絞られていないという点に気づきます。

また、「多角的」はその漢字から「角度」というイメージを想起させる語です。そしてこの「角度」は文字通りの「角度」ではなく、人の考え方に因んだ意味であるということです。

以上のことから、「多角的」はどんな特徴のある言葉なのか?以下に「多角的」の言葉が持つ2つの特徴をご紹介していきます。

意味の広さから汎用性がある語である

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「多角的」はその意味の広さから汎用性が特徴的な語です。政治、経済という国民的な利益に資する意味合いで使うこともできるし、ある1企業の分析に使うこともできます。また、1人1人の個人の行動についても当てはめることができます。

ある特定の事象を意味する言葉ではなく、広く世の中にある抽象的な事象から具体的な事象まで包括的にフォローすることができる言葉、それが「多角的」という語です。

親和性がある言葉が存在する

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「多角的」という言葉は、「角度」という漢字から、親和性がある言葉が存在します。その1つに「視点」という言葉は「多角的」と親和性があることが挙げられます。

意味の語源となる「角が多い」多角形の角度は様々な角度になります。その角度を文字通りに解釈せずに、考え方という観点に立つと、「視点」という言葉が当てはまりやすいケースが多いです。

具体的な使い方は後述する例文に譲りますが、「多角的な視点で分析すると」「多角的視点からアプローチ」などその使い方にはバリエーション豊かに存在します。

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もう1つ親和性のある言葉に「分析」「検証」があります。「多角的」は角度をイメージすることから「さまざまな(多角的)角度(視点)から」分析(検証)するという言葉が表現として続きやすいです。

このように「多角的」は物事の本質に迫るための手段である「視点」「分析」「検証」などの言葉と親和性が高い言葉です。

多角的の類語

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「多角的」の意味、由来、特徴が理解できたところで、「多角的」の類語にはどんな類語が存在するのでしょうか?類語を理解することで、より深く「多角的」という言葉を意味付けることができます。

「多角的」はビジネスシーンなどでも頻繁に使われている言葉ですが、文章的なつながりから他の類語も「多角的」に代用して時として使うことができる言葉です。しかし、全く同じ意味ではないので、使う際はご留意ください。

多様はいろいろなものがあるという意味

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「多角的」の類語の1つとして上げられる類語は「多様」という言葉です。類語「多様」は「いろいろなものがあり、変化に富む」という意味があります。「多角的な視点」を類語を使って言い換えると「多様な見方」でと本来の意味を損わずに言い換えることができます。

類語「多様」は「多種多様」という四字熟語から「多様な視点で分析していく」「多様な価値を併せ持つ」など、様々な表現で言い表せることができる現役の言葉です。

外来語マルチも似た意味合い

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