あなたの身の回りにもきっといる!性格が細かい人
学校や仕事、プライベートで、必ず一人か二人は性格が細かいなと思う人っていませんか。今回は、性格が細かい人に対しなるべくストレスを感じないよう、完璧主義な細かい人の特徴・心理を学びましょう。細かい人の心理が分かれば、ストレスがたまりにくくなるかもしれません。
性格が細かい人の特徴
まずは、性格が細かい人の特徴を見ていきましょう。一般的に「細かい人」と呼ばれるのはどのような特徴があるのか確認し、自分自身、もしくはあなたの周りの人がそれらに該当するのかチェックしてみてください。
完璧主義者
性格が細かい人の特徴は「完璧主義者」ということです。どんなことに対しても完璧を求めてしまうため、細かい人本人も、苦しい思いをしていることがあります。完璧主義の性格は、幼少より生育環境が大きく影響しています。
親から厳しく育てられた場合、少しでも間違えると自分を否定されてしまう、といった恐怖感を抱いてしまうようです。ありのままの自分を認められず育ってきてしまったため、細かい人は完璧主義な特徴が大きく出ているのです。
あなたの周りに細かい人がいて、完璧主義な部分があると感じた場合には「大丈夫だよ」と声をかけてあげると良いでしょう。結果ではなく、経過を認めてあげると相手の気持ちが解れていきやすいと言われています。
相手に対しても細かい
性格が細かい人の特徴は「相手に対しても細かい」ことです。完璧主義で自分に厳しい細かい人は、他人にも同じことを求めてしまいます。特に仕事上では細か過ぎて煙たがられてしまうこともあります。
細かい人は仕事を完璧に行ってくれるので、周りから重宝される一方、相手に対しても度を過ぎる程細かく指摘する傾向があり、人間関係が悪くなってしまうことがあります。
プライドが高い
性格が細かい人は「プライドが高い」ことが多いです。自分が正しいと思っていることを指摘・批判されたりすると、プライドが傷つき、怒りの感情が出てしまいます。ミスをしたことよりも、プライドが傷ついたことで頭がいっぱいになってしまうのです。
細かい人が怒りっぽい理由は、プライドが高く自分の思い通りにならないことが許せないからと言えるでしょう。自分を客観的に見ることが出来れば良いのですが、なかなか出来ずに周りの人にストレスを与えてしまうことがあります。
怒りっぽい性格が治らない場合、次第に「触らぬ神に祟りなし」と周りの人が離れていってしまう傾向があります。プライドが高いのは悪いことではないのですが、細かい人は自分のミスをそう簡単に認めることが難しいのです。
性格が細かい人の心理
細かい人と上手に付き合っていくためには、細かい相手の心理を理解することが大切です。相手の気持ちが分かれば、幾分かは、ストレスも抑えられるのではないでしょうか。性格が細かい人の心理の一部は、下記の通りです。
神経質
性格が細かい人の心理1つ目は「神経質」ということです。細かい人は自分に対して厳しいため、悩み事も多いです。不安や心配を紛らわすため、些細な問題でも解決しようという心理状態にあります。
仕事上でも、誰も悩まないような些細な事を気にして細かいなと思う人、いませんか。もしかしたらその相手は不安を抱え、普通の人よりも神経質になっているのかもしれません。
弱みを見せたくない
細かい人の心理2つ目は「弱みを見せたくない」という事です。失敗しているところを他人に見られたくない、人目が気になるという理由から、細かい人になっていることがあります。
細かい人は失敗をしたくないからこそ、細心の注意を払って仕事をしているため、時間配分が悪かったり、一つのことに対しこだわり過ぎてしまう傾向があります。
認められたい
細かい人の心理3つ目は「認められたい」ということです。これは細かい人によくある傾向ですが、承認欲求が強すぎて周りから一定の評価を得て自己を保っているのです。従って細かい人は周りから認められていないと不安な心理状態に陥りがちです。
誰も気が付かないことをやたらと指摘してくることは、自分のことを認められたい行動の1つと言えます。誰からも褒められず、逆に否定されてしまうと、自分の価値まで否定されたようで一気に不安と怒りという感情が湧き出てくる傾向があります。
人間誰もが人に認められたいと思っているかと思いますが、その気持ちが強過ぎるのが細かい人の心理です。例え指摘をされたとしても、自分の価値は下がることはないのですが、それを受け入れられない特徴があります。
性格が細かい人にストレスを感じたときの対処法
最後に、性格が細かい人にストレスを感じた時の対処法をお伝えします。身近に細かい人がいる場合、どういう風に接したら良いのかストレスを抱えていることがあるのではないでしょうか。少しでも緩和できるよう、下記を参考にしてください。
意見を聞き入れる
細かい人にストレスを感じた時の対処方法は「意見を聞き入れる」ことです。自分とは違う人間なのだから、意見が異なる部分があって当然です。多少納得がいかないことがあったとしても、自分の中で「細かい人だから」と割り切りましょう。
細かい人と意見が合わなくてストレスを感じた場合、割り切るのと同時に、自分が少し大人になり「こういう考え方もあるのだな」と考えれば楽になれるかもしれません。意見を聞き入れることにより新たな発見が出来る可能性があります。
また細かい人が述べる意見に対し反対であっても、聞き入れるフリをすることも、上手く付き合う方法の1つと言えます。表面だけでも賛同していれば、細かい人はあなたに対して敵意を感じることはないでしょう。
相手に合わせて細かく報告する
細かい人にストレスを感じた時の対処法は「相手に合わせて細かく報告する」ことです。細かい人は、仕事に対しての意識が高いことが多いため、その姿勢に合わせて、自分も細かく報告してあげることで、細かい人を安心させることができます。
細かい人は、周りの人に対し何故もっと慎重に仕事をしないのだろう、細かいところまで確認しないのだろうと思っている節があります。従って自分も細かく仕事をこないしているところをアピールしてみてください。
細かい人のペースに合わせてみると、意外と今まで気付くことが出来なかった仕事の改善点などが見つかる可能性があり、自分のスキルがアップすることもあります。相手と上手く付き合いたいと思ったら相手のペースに合わせてみる努力をしてみましょう。
否定しない
細かい人にストレスを感じた時の対処方法は、細かいことに対して「否定しない」ことです。細かい人は、自分が悪いと思っていない傾向があります。そのため、指摘をすると大変不快な思いをさせてしまう恐れがあるので、注意が必要です。
しかし細か過ぎることが周りに迷惑が掛かっている場合、面倒であってもまずは寄り添ってからプライドを傷つけないように柔らかく伝えてみましょう。決して否定はせず、相手を肯定する言葉から話してみてください。
細かい人の言い分を全て聞き入れ、それから「あなたの言っていることは正しい。でも細か過ぎると疲れてしまうよ」等、相手の気持ちを汲んだ上で意見をすると、認めてくれたと思い、細かい人も聞き入れてくれる可能性が高いです。
誰かに愚痴を聞いてもらう
細かい人にストレスを感じた時の対処方法は「誰かに愚痴を聞いてもらう」ことです。悪口を言い過ぎることは良くないことではありますが、多少であれば友達や信頼の出来る同僚などに話してみることで、ストレスが緩和できるでしょう。
細かい人は、悪気があって細かく指摘しているのではなく、仕事に対して熱意があるからこそ、普通よりも神経質になり細かくなっている可能性があります。そのため細かい人本人に言うよりも、共通の知り合いなどに間接的に話してみてはいかがでしょうか。
そうすることで、細かい人の良い部分を聞けたり、付き合い方のアドバイスをもらえるかもしれません。共通の知り合いではない場合でも、その人が今まで関わったことのある似たような人との付き合い方のアドバイスなどを聞けて参考になるでしょう。
性格が細かい人は完璧主義者!
いかがでしたか。今回は、性格が細かい人の特徴、心理や付き合い方、対処法をお伝えいたしました。細かい人が身近にいる場合、周りの人は疲れてしまうかもしれませんが、細かい人本人も、苦しい思いをしている場合があります。少しでも理解しお互いストレスを減らしましょう。